開催要領 「人と自然を繋ぐまちづくり」 シンポジウム 1 趣旨 飛騨市は、面積の93%を森林が占めさらにその7割が広葉樹林です。いわば「広葉樹のま ち」であり、貴重な地域資源です。 「広葉樹の森」は、木材資源というだけではなく、山地災害 の防止や水源涵養、あるいは貴重な動植物や山菜の宝庫でもあり、多様な恩恵をもたらしてく れます。そうしたことを踏まえ、各方面と連携・協働した広葉樹を活用したまちづくりが進め られています。 今回のシンポジウムは、豊かに生き延びるための知恵「近自然」の考え方をもとに、森と生 活を繋ぐまちづくりについて紹介しますので、ぜひご参加ください。 2 主催者 後 援 飛騨市森林組合 飛騨市 3 日時 平成 28 年 5 月 28 日(土) 4 場所 吉城広域農業管理センター 会議室 13:30~16:00 (岐阜県飛騨市古川町上野 571-1) 5 講演 近自然のまちづくり 山脇正俊氏(スイス近自然学研究所 代表) 環境と林業経営の繋がり ロルフ・シュトリッカー氏(スイスフォレスター) 6 対象 森林・林業関係者、飛騨市関係者、一般市民等 合計 100 名程度 7 事務局 飛騨市森林組合 参事 井戸坂雄一 TEL 0577-74-2030(直通) FAX 0577-74-2025 E-mail [email protected] 開催スケジュール 平成28年5月28日 吉城広域農業管理センター 時 間 13:30~13:40 研 修 項 開会 あいさつ 目 講 飛騨市森林組合 師 等 組合長 洞口 博 講演 13:40~15:55 近自然のまちづくり 環境と林業経営の繋がり 15:55~16:00 閉会 やまわきまさとし 近自然学研究所代表 山脇正俊氏 スイスフォレスター 飛騨市森林組合 ロ ル フ シュトリッカー Rolf Stricker氏 講師等プロフィール(敬称略) ◆講師 やまわきまさとし ◯山脇正俊(スイス近自然学研究所 代表) スイス連邦チューリッヒ州に 36年在住。北海道工業大学客員教授、スイ ス連邦工科大学・チューリッヒ州立総合大学講師、近自然森づくり研究会 特別顧問、環境・オーディオコンサルティング。スイスとドイツで 1970 年代に始まった環境と人間の豊かさの両立を追求する「近自然川づくり」 に出会い、以降その思想を体系化した「近自然学」を確立。近自然学は川 づくりのほか、道づくり、まちづくり、エネルギー利用、農業、林業、教 育、ビジネス、社会システムなどの分野にも応用されている。2010 年に はシュトリッカー氏と「近自然森づくり」の考え方を日本に紹介し、その 普及を進めている。 ◆講師 ◯ロルフ・シュトリッカー(チューリッヒ州 ヴィラ村/シュテルネンベルグ村 フォレスター) チューリッヒ州の2つの村の森林管理を担当する村の公務員。担当区は 850ha で、 そのほとんどは 300 人以上の小規模所有者からなる私有林。 彼の許可なく樹木を伐採することは、たとえ森林所有者であっても違法で ある。フォレスターの仕事は、経営計画の立案から選木、所有者との交渉、 作業員と機械の発注、製材所との交渉・売却と多岐にわたる。木材価格が 低迷を続ける現在も彼の担当区は黒字経営を続け、地域住民の厚い信頼を 得ている。林業にいち早くエコロジーの思想を持ち込み、環境貢献と林業 経営の両立に 20 年以上にわたり取り組んでおり、フォレスター仲間は彼 を「グリーン・フォレスター」と呼んでいる。
© Copyright 2024 ExpyDoc