日本有機農業学会 社会科学系・自然科学系テーマ研究会 Organic 3.0(IFOAM)から今後の有機農業・有機農業研究を展望する 日時: 2016 年 6 月 4 日(土)17:00-19:30 場所: 立教大学 池袋キャンパス 本館 1202 教室 http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/ http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/ 内容: 2015 年,IFOAM(国際有機農業運動連盟)は「Organic 3.0」という文書を公表しま した。有機農業のこれまでを発展段階的にふりかえり,世界の有機農業関係者からひ ろく意見を求めて,現在および今後の有機農業の方向性を展望しようとするものでし た。 Organic 1.0 とは,19 世紀おわりから 20 世紀にかけて進展した近代農業に対して, 有機農業の先駆者たちが抜本的な変革を唱えた有機農業の創生期にあたります。 Organic 2.0 は,1970 年代から始まる有機農業のコード化の時期ということになります。 有機基準が策定され,後に法制化がすすみました。そして Organic 3.0 は,現在および 今後の有機農業です。有機農業は,ニッチからメインストリームの表舞台に出て,世 界が直面する環境や生物多様性などの課題を解決する手法として,そこに位置づけら れるものと構想しています。 本研究会では,以上のような国際動向を概観し,学会として今後の有機農業・有機 農業研究の課題と方向性について展望してみたいと思います。 報告: (1)IFOAM/Organic 3.0 の背景と論点 大山利男(立教大学) (2)”Beyond Organic” 時代における社会科学研究 谷口葉子(宮城大学) (3)”Sustainability” の向上と有機農業技術 小松崎将一(茨城大学) 参考:IFOAM ホームページ ORGANIC 3.0 - THE NEXT PHASE OF ORGANIC DEVELOPMENT http://www.ifoam.bio/en/organic-policy-guarantee/organic-30-next-phase-organic-development
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