平成 28 年度神奈川県障害者就職促進委託訓練事業「トライ!」 実施業務委託(10 月生、1 月生、ラーニングほか)に係る公募型プロポーザル募集要項 平成 28 年5月 26 日 発注者 神奈川障害者職業能力開発校 校長 平野 康一 1 委託業務の内容 平成 28 年度神奈川県障害者就職促進委託訓練事業「トライ!」実施業務委託(10 月生、1 月 生、e ラーニング) 2 事業の趣旨 神奈川障害者職業能力開発校(以下、 「障害者校」という)が実施する障害者向けの委託訓練は、 企業、社会福祉法人、特定非営利活動法人、民間教育訓練機関等、地域の多様な委託先を活用し て障害者の能力、適性及び地域の障害者雇用ニーズに対応した委託訓練を機動的に実施し、就職 に必要な知識・技能の習得を図り、障害者の就職を促進することを目的としています。 3 訓練の種類 障害者校は、職業能力開発促進法施行規則(昭和 44 年労働省令第 24 号)第9条に規定する普 通職業訓練(e-ラーニングにより行う訓練を含み、その他の通信の方法によって行う訓練を除 く。 )の短期課程として、障害者を対象に委託訓練を実施します。 (1) 訓練コースの種類 ア 知識・技能習得訓練コース 専門学校、各種学校等の民間教育訓練機関、障害者に対する支援実績のある社会福祉法人 等、障害者を支援する目的で設立された特定非営利活動法人等を委託先として、障害者の就 職の推進に資する知識・技能の習得を目的として、座学及び実技による集合訓練を実施する ものとする。 訓練期間は、原則として3ヵ月以内とするが、個々の障害特性への配慮及び地域の企業ニ ーズに即した効果的な訓練を実施するため、必要に応じて最長6ヵ月までの訓練を実施可能 とする。 訓練時間は、月当たり 100 時間を標準に、原則として下限の時間を 80 時間として、受講者 の障害の程度及び訓練職種に応じて定めるものとする。 精神障害者等、その障害特性により、短時間の訓練から始めて訓練時間を段階的に延長す ることが効果的である障害者については、総訓練時間 600 時間・訓練期間 12 ヵ月以内で弾 力化前の訓練期間を2倍まで延長し弾力化して実施することも可能とする。訓練期間を弾力 化した場合は、訓練時間について月当たりの下限は設けず、総訓練時間の下限は、弾力化す る前の訓練月数に 80 を乗じた時間数とする。 イ 障害者向け日本版デュアルシステムによる知識・技能習得訓練コース 障害者向け日本版デュアルシステムによる知識・技能習得訓練コース(以下、「日本版デュ アルシステムコース」という。 )は、集合訓練で習得した知識・技能の応用、定着を図るため の職場実習を効果的に組み合わせて実施することとし、訓練期間は、原則として集合訓練と 職場実習を通算して6ヵ月以内とする。ただし、集合訓練は1ヵ月以上5ヵ月以内とし、職 場実習は1ヵ月以上3ヵ月以内とする。 訓練時間は、月当たり 100 時間を標準とし、下限の時間を 80 時間として、受講者の障害の 1 程度及び訓練職種に応じて定めるものとする。また、職場実習部分が月の過半数を占める場 合においては、当該月に係る下限の訓練時間を 60 時間とする。 働くことの意義や目的の理解、基礎的なビジネスマナー等の習得が不十分であるために、 直ちに就職することが困難と見込まれる受講者については、概ね4日間の職業能力講座を実 施するものとする。なお、職業能力講座は、当該委託先機関が行うこととする。 日本版デュアルシステムコースの実施にあたっては、原則として、あらかじめ集合訓練と 職場実習を組み合わせた期間を設定した上で行うこととする。 職場実習については、当該委託先機関が開拓し、企業に再委託して実施することを原則と する。なお、当該委託先機関は、職場実習先に障害者の訓練ノウハウを提供するなどの支援 をするものとする。 精神障害者等、その障害特性により、短時間の訓練から始めて訓練時間を段階的に延長す ることが効果的である障害者については、総訓練時間 600 時間・訓練期間 12 ヵ月以内で弾 力化前の訓練期間を2倍まで延長し弾力化して実施することも可能とする。訓練期間を弾力 化した場合は、訓練時間について月当たりの下限は設けず、総訓練時間の下限は、弾力化す る前の訓練月数に 80 を乗じた時間数とする。 (例)標準訓練期間 職業能力講座4日 集合訓練3ヵ月 職場実習1ヵ月 委託料 (1日3時間、総訓練時間 12 時間、契約金額 8,640 円) (月 20 日、月 100 時間、総訓練時間 300 時間、契約金額 194,400 円) (月 20 日、月 100 時間、総訓練時間 100 時間、契約金額 97,200 円) 4日 3ヵ月 1ヵ月 職業能力講座 集合訓練(座学) 職場実習 (8,640) (194,400) (97,200)合計 300,240 円 留意点 ・ 職業能力講座の内容について 職業意識の啓発、コミュニケーションスキル、ビジネスマナー、キャリアカウンセリング 等の就職に必要な職業能力の付与を行うものとする。 ・ 職業能力講座、集合訓練、職場実習の順番について 順番を入れ替え、最も訓練効果の高い順番で実施することも可能とする。 ウ 実践能力習得訓練コース 企業、社会福祉法人、特定非営利活動法人等あらゆる機関を委託先として、障害者の実践 的な職業能力の開発・向上となる事業所現場等を活用した実践的な訓練コースで、訓練期間 は原則として3ヵ月以内、訓練時間は月当たり 100 時間を標準に、下限の時間を 60 時間とす る。 精神障害者等、その障害特性により、短時間の訓練から始めて訓練時間を段階的に延長す ることが効果的である障害者については、総訓練時間 300 時間・訓練期間6ヵ月以内で弾力 化前の訓練期間を2倍まで延長し弾力化して実施することも可能とする。訓練期間を弾力化 した場合は、訓練時間について月当たりの下限は設けず、総訓練時間の下限は、弾力化する 前の訓練月数に 60 を乗じた時間数とする。 エ e-ラーニングコース インターネットを利用して、教材の配信、受講状況の管理、技能取得指導等を行うe-ラ ーニングのノウハウがある在宅就業支援団体(障害者雇用促進法第 74 条の2に定める法人) 等の機関を委託先とし、障害者の雇用・就業の促進に資するIT技能等の習得を図ることを 目的として実施するものとする。 訓練期間は、原則として3ヵ月以上とし、上限は6ヵ月とする。訓練時間(受講者の自習 を含んだ時間)は、月当たり 100 時間を標準に、下限の時間を 80 時間として、受講者の障害 2 の程度及び訓練時間に応じて定めるものとする。 訓練の対象者は、職業能力開発施設への通所が困難な重度障害者等であって、自宅に必要 な情報通信環境を有しているとともにパソコンの基本操作及びe-メールでの通信方法を習 得しており、e-ラーニングでの受講が可能な状態にある者とする。 受託機関は、適切な方法により受講者の個人認証(本人確認)を行うとともに、受講者の カリキュラム進捗状況、理解度を一定期間ごとに把握し、適切な方法による添削指導や面接 指導を実施し、その後の効果的な訓練の実施を図るものとする。また、訓練修了生の雇用・ 就業機会の確保に努めるものとする。 (2) モデルカリキュラム 障害者の訓練受講ニーズと求人ニーズを踏まえ、就職の促進を図るために必要な職業訓練 として別紙のとおりモデルカリキュラムを設定した。 ア モデルカリキュラムのあるものについて モデルカリキュラムの基本条件を変えずに、その訓練目標を達成するために最も適切と思 われるようにモデルカリキュラムを変更し、申請することもできる。 イ モデルカリキュラムのないものについて 県が作成する募集パンフレットにより定員が確保できると予想され、受講した障害者を就 職に導くことができる訓練カリキュラムを独自に作成し、申請することができる。 なお、履歴書の書き方や面接の受け方などの就職支援に関するカリキュラムを組み込むこ とや企業見学(座学、実習、発表等)の機会を設けること。 4 平成28年度障害者就職促進委託訓練計画(10 月生、1 月生、e ラーニング) 別表1「神奈川県障害者就職促進委託訓練コース設定(10 月生、1 月生、e ラーニング)一覧」 のとおり 5 委託訓練実施機関の要件 申請ができる機関は、申請しようとする訓練科に類似した認定学科もしくは人材育成に関する 研修・講座・事業の実施実績があり、申請しようとする学科等について、安定した事業運営が可 能で、障害者を就職に導くことができるものに限る。 その他、次の要件を具備していること。 (1) 基 準 ア 障害者校が指定する訓練期間において、教室、講師、実習先が確保でき、受託申請書に沿 った訓練カリキュラム、訓練内容、就職支援が実施でき、また、訓練に必要な設備、機器が 全て揃えられること。 イ 教室で実施する場合は、障害者が訓練実施可能な施設で、1人当たりのスペース(1.6 5㎡)を確保すること。 ウ 訓練を指導する者は、職業訓練指導員免許を有する者又は職業能力開発促進法第30条の 2第2項に規定する者もしくは、当該訓練等に関する経験が1年以上あり、なおかつ障害者 に対する支援経験を有し、障害に配慮した訓練ができること。なお、委託訓練実施機関が障 害者総合支援法に基づく事業対象または補助金対象施設の場合、施設等の指定基準、最低基 準内の職員による兼務でないこと。 エ 訓練実施場所は障害者を理解、配慮した施設、設備を有し、訓練に関係のない作業に従事 させないこと。安全、衛生、その他作業条件について労働基準法及び労働安全衛生法の規定 3 に準ずる取り扱いを行うこと。また、訓練中の事故等には十分留意して行うこと。 オ IT機器を使用する場合 (ア) パソコンは1人1台の割合で設置すること。 (イ) ソフトウェアについては、使用許諾契約に基づき、適正に使用できるものであること。 (ウ) パソコン及びソフトウェアは、技術革新の進展に適切に対応している十分に新しいもの を使用すること。 (エ) 訓練指導者は、情報通信関連訓練と関係の深い内容についての指導経験、IT機器導入 の支援の業務等、日常的にIT機器の利用方法等についてユーザーに説明する業務に従事 した経験が1年以上あること。 (2) 就職への支援体制 委託訓練実施機関は、訓練期間中及び訓練修了後を通じ、訓練受講者の就職促進に努めるこ ととする。具体的な就職支援の内容は、職務経歴書・履歴書の作成指導、面接指導、キャリア コンサルティング、職業相談、求人開拓、求人情報提供、訓練見学会の開催・ハローワークへ の同行・合同面接会への同行、職業紹介等訓練受講者を就職に導くための各種取組とする。 なお、職業紹介を行う場合には、必ず無料職業紹介又は有料職業紹介の許可(又は届出)の 手続きを行った上で実施すること。 また、知識・技能習得コースおよび障害者向け日本版デュアルシステムによる知識・技能習 得コースは、就職支援機能を強化するため、必ず就職支援責任者を配置すること。 (3) その他 ア 原則として法人格を有し、概ね1年以上、委託訓練事業以外の事業で安定した運営実績が あり、委託訓練事業の実施に支障がないと認められること。 イ 委託訓練事業を適正かつ円滑に実施するために、必要な事務能力及び事業の安定的運営に 必要な財政基盤を有すること。 ウ 委託訓練事業の財務処理が、他の事業と明確に区分され、会計帳簿、決算書類等委託訓練 事業の収支の状況を明らかにする書類を整備すること。 エ 委託訓練事業を法令及び県の定めるところにより適切に実施し、県から必要な指示、指導 を受けた場合は、速やかに従うこと。 オ 受講者の訓練に係わる書類等委託訓練事業に係わる書類を整備し、その管理が確実に行わ れること。 カ 神奈川県建設工事暴力団対策協議会設置要綱に基づく指名除外期間中の者でないこと。 キ 地方自治法施行令第 167 条の4の規定に該当する者でないこと。 ク 事業税並びに消費税又は地方消費税を滞納している者でないこと。 6 申 請 (1) 申請するカリキュラムの種類 申請の種類は、次の2種類に分けられる。 ア 障害者校が提示した分野で、訓練科を設定しカリキュラムを作成したもの。 イ 障害者校が提示した分野以外で、訓練科を提案しカリキュラムを作成したもの。 (2) 申請コース数等の制限 申請可能な申請本数は各受託希望機関につき、全体で2本までとし、同一コースで実施時期 を変えて複数回受託したい場合には、1本と数える。なお、複数の訓練科を受託希望する場合 4 には、様式第8号により訓練科ごとに受託希望順位をつけて提出すること。また、次のコース の申請については、原則として認めない。 ア 障害者校で実施しているものと同一のコース イ 特別の法律に基づかない医療類似行為に係る能力習得を目的とし、訓練実施上、身体への 接触が不可避なもの ウ 訓練内容が障害者の就職促進に役立つと思われないもの。 (3) 訓練科毎に受託希望機関が提出する書類は次のとおりとする。 ア 障害者就職促進委託訓練受託申請書(様式第1号) イ 委託訓練カリキュラム(様式第2号)※開講式・閉講式は訓練時間から除くものとする。 ウ 委託訓練実施機関の概要(様式第3号)※法人の場合は定款または寄付行為の写しを添付 エ 委託訓練実施経費見積書(様式第4-1号) (但し、日本版デュアルシステムコースについては、様式第4-2号) オ 委託訓練使用教材一覧表(様式第5号) カ 委託訓練運営・就職支援体制(様式第6-1) ※組織図(任意様式:部署、氏名入り)を添付 キ 就職支援詳細(様式第6-2号) ク 委託訓練講師台帳(様式第6-3号) ケ 委託訓練使用教室等の概要(様式第7号)※建物平面図、写真等を添付 コ 計画表、日課時限表(任意様式) サ 受託希望順位申告書(様式第8号)<複数の訓練科に受託申請を出す機関のみ> シ 実習先一覧表(実践能力習得訓練コースで訓練実施機関以外の場所で実習を行う場合のみ。 任意様式) ス 訓練実施場所の略図(最寄り駅から訓練実施場所までの地図、訓練実施場所名、住所、最 寄り駅からの徒歩時間) 、地図データ セ その他審査等に必要な書類 7 委託訓練実施機関の選定 (1) 審査基準 審査会を設置し、受託申請書の内容を次の基準に基づいて審査を行い、原則として得点順に 選定します。 審査項目 就職実績評価 審査内容 委託訓練実績(就職率) アンケート結果 コース評価 コース内容評価 コース需要度 カリキュラム評価 教育訓練実績 講師の資格 施設・バリアフリー評価 交通の便 利用可能な設備・施設 就職支援体制評価 就職支援体制・内容 事務処理評価 実施状況・修了の報告 5 (2) 委託訓練実施機関の選定については、訓練の目的を理解し、確実な事業実績を期待できる機 関を選定します。 具体的には次の各要件を基準として委託訓練実施機関を選定します。なお、申請書類に記載 されている内容について、現地調査を行う場合があります。 ア 「5 委託訓練実施機関の要件」を満たしていること。特に就職支援体制が強化されており 障害者が確実に就職できる訓練を実施できる機関を優先的に選定します。 イ 「8 受託機関の主な業務」など委託訓練実施機関が行う事務処理を円滑に遂行できること。 ウ 新規申請機関については、これまでの実績についても審査対象とします。 エ 選定に当たっては、過去の応募状況、就職状況、コースの種類、地域性のほか、身体障害 者対象訓練については施設・設備のバリアフリー状況を考慮します。 また、訓練コースの実施月、人数については協議の上、調整させていただくことがありま す。 オ 別添の「個人情報取扱注意事項」が遵守できる、個人情報保護法に基づく体制が整備され ていること。 カ 次の各項目に該当する場合は、委託訓練実施機関として選定しません。 (ア) 教材等の著作権法違反等、関係法令に違反し処罰の対象又は損害賠償等の重大な法令違 反行為がなされた事実がある場合 (イ) 税法違反等公序良俗に違反し、社会通念上、委託先機関とすることが相応しくないと判 断された場合 (ウ) 就職状況調査等において虚偽の報告をしたことが明らかになった場合 (エ) その他公共職業訓練の委託先として明らかに適性を欠く場合 (3) 新規参入優先枠 新規参入優先枠を設定し、その運用については次のとおりとする。 ア 総得点での選定 まず、全ての申請機関について評価総得点で評価を行う。 その結果、新規参入機関が選定される場合は、新規参入優先枠の対象外とする。 イ 新規参入優先枠の適用 新規参入優先枠は、計画全体定員の 20%の範囲とする。 新規参入優先枠内の選定評価にあたってはコース内容評価、施設・バリアフリー評価、就 職支援体制評価の割合を相対的に高くするものとする。 8 受託機関の主な業務 (1) 訓練受講希望者向け事前説明会での説明※、委託元である障害者校との打ち合わせ、訓練申 込者の面接、選考の実施、開講時オリエンテーション。※事前説明会は必ず受託機関担当者が 出席して説明すること。 (2) 委託訓練生の出欠席の管理及び指導 (3) 委託訓練生の住所、氏名等変更に係る事務処理 (4) 委託訓練生の中途退校に係る事務処理 (5) 事故・災害発生時の連絡及び職業訓練生総合保険に関する事務 (6) 訓練実施状況の把握及び報告 (7) 委託訓練生の能力習得状況の把握 (8) 委託訓練生に対する就職支援(履歴書等作成指導、面接指導、キャリアコンサルティング、 6 職業相談、求人開拓、求人情報の提供、職業安定所及び委託元の障害者校と連携した職業紹介 の実施等) (9) 委託訓練修了時の修了報告、修了3ヵ月後及び6ヵ月後における委託訓練生の就職状況の把 握及び報告 (10) 職業訓練受講給付金の支給申請者に係る事務 (11) 雇用保険受給者に係る事務 (12) その他、障害者校が必要と認める事項 9 委託費 (1) 訓練コースの委託費の単価は受講者1人1ヵ月当たり、個々の経費の積み上げによる実費と し、原則として、下記の価格を上限とする。 64,800 円(税込) ア 知識・技能習得訓練コース 但し日本版デュアルシステムコースについては次のとおりとする。 8,640 円(税込) 職業能力講座 集合訓練 64,800 円(税込) 職場実習 97,200 円(税込) イ 実践能力習得訓練コース 受託機関が中小企業である場合 97,200 円(税込) 受託機関が中小企業以外の場合 64,800 円(税込) 中小企業の範囲は「中小企業における労働力の確保及び良好な雇用の機会の創出のための 雇用管理の改善の促進に関する法律」及び「中小企業における労働力の確保及び良好な雇用 の機会の創出のための雇用管理の改善の促進に関する法律施行令」に定める中小企業者であ り、具体的には以下のとおりとする(企業組合は中小企業に該当) 。なお、社会福祉法人、特 定非営利活動法人についても、その事業内容により以下に照らして判断する。 業種 小売業(飲食店を含む) サービス業 卸売業 ゴム製品製造業 資本金の額・出資の総額 5,000 万円以下 5,000 万円以下 1億円以下 3億円以下 ソフトウェア業または情 報処理サービス業 旅館業 その他の業種 3億円以下 ま た は 常時雇用する労働者の数 50 人以下 100 人以下 100 人以下 900 人以下 5,000 万円以下 3億円以下 300 人以下 200 人以下 300 人以下 なお、ア、イのコースで精神障害者等を対象に3ヵ月の訓練を6ヵ月以内に弾力化した場 合は、1人当たり 194,400 円(税込)/総訓練期間(イのコースで中小企業である場合は、 291,600 円(税込)/総訓練期間)とする。 また、訓練受講者が中途退校した場合、又は委託契約を解除した場合の委託費の額は、訓 練が行われた日について日割計算によって得た額とする。 (2) 委託契約金の基礎となる受講者数は開講日において確定する。(合格者が受講開始までの間 に就職などの事由により受講をキャンセルすることがあるため。 ) (3) 委託費は、訓練修了後、委託訓練実施機関からの請求により、訓練の行われた期間について 7 委託元校より支払われる。 (4) 委託訓練実施機関が委託契約の内容又はこれに付した条件に違反した場合は、委託費の額の 全部又は一部を県に返還するものとする。 (5) 就職支援経費の支給 ア 支給対象コースは、知識・技能習得訓練コース、日本版デュアルシステムコースとする。 イ 就職支援経費は、アのコースの就職中退者及び修了者のうち訓練修了後 90 日以内の就職 者について、1人当たり 21,600 円(税込)を乗じて算出する。 ウ 対象となる就職者とは、雇用保険の被保険者(日雇労働被保険者は除く)として内定を受 けた者(定める様式により就職予定日が確認できる場合に限る)若しくは雇用された者又は 雇用保険適用事業主となった者をいう。ただし、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に 支援するための法律(平成 17 年法律第 123 号)における障害者福祉サービス(就労継続支 援事業A型等)により雇用される者は除く。 10 受託上の留意点 (1) 公共職業訓練の受講料は無料であるため、教科書、教材等委託訓練生個人の所有となるもの 以外の経費の徴収は認められないので、実習経費等が発生する場合はすべて委託費で賄うこと。 (2) 受講者に対し、訓練によって習得できる内容(目標、できるようになる事柄)、自己負担の 金額・内容(教材費等)をあらかじめ具体的に明示すること。 (3) 訓練時間は、原則として1日4~6時間で設定すること。1時間は1時限(45 分以上 60 分 以内)とし、訓練時間帯は、概ね午前9時から午後4時までの間とすること。 (4) 事故、台風上陸その他天災等による場合を除き、休校、自習、自宅学習等は認めないこと。 (5) 訓練運営の事務局体制について ア 訓練実施に伴う事務処理等、管理全般を訓練実施とともに委託するため、適正に運営でき る組織体制を整え、必要な関係職員を配置すること。 イ 日常の出欠管理は厳格に行うこと。 ウ 訓練出席状況、受講態度、能力習得状況を把握すること。 (6) その他 ア 教材費は、受講者の自己負担となることから、必要最小限かつ、低廉な価格設定に努める こと。その際、10,000 円(税込)を上限とし、これを超える場合は、障害者校と協議すること。 なお、自作のテキスト等販売価格の無い教材は、無償配布を原則とするが、やむを得ない 場合は、客観的に見て妥当と思われる金額を設定すること。 イ パンフレット等に記載されている金額以上の受講者負担は一切行わないこと。 ウ 教材費に消耗品等は含めないこと。 エ 教科書の明細、領収証を作成し、開校時オリエンテーションで説明すること。 オ 就職支援、就職状況把握、アンケート調査に係る費用については、全て委託費の中で賄う こと。 カ 決定にあたって、訓練科名及びカリキュラムの一部を障害者校で修正する場合があること。 キ 決定後の訓練実施場所の変更は原則として認めないこと。 ク 障害者校が予定する訓練コースに対して受託申請がなかった場合及び予定数に達しない 場合は、訓練可能と思われる機関に個別に調整することがあること。 8 11 委託募集要項等の交付場所等 (1)事務を担当する所属(障害者就職促進委託訓練受託申請書等の提出先です。) 〒252-0315 相模原市南区桜台 13-1 神奈川障害者職業能力開発校 教務課 あいはら 委託訓練担当 海老原、粟飯原、杉浦、宮川、松倉、相原 電 話 042-744-5558(直通)、042-744-1243(代表) ファクシミリ 042-740-1497 (2)委託募集要項等の配布期間 ア 配布期間 平成 28 年5月 26 日(木)から平成 28 年6月9日(木)まで イ 配布方法 ・ 「かながわ電子入札共同システム」からダウンロード ・ 神奈川障害者職業能力開発校の窓口で受領(配布期間中の平日8時 30 分 から 17 時 15 分まで) (3)質問受付期間 次の期間に、質問書(任意様式)により質問を受付けます。質問書は、ファクシミリ(042 -740-1497)で神奈川障害者職業能力開発校へお送りください。なお、ファクシミリで送信の 後、必ず、電話連絡(042-744-5558)をお願いします。 期間 平成28年5月26日(木)から平成28年5月30日(月)17時まで (5)質問に対する回答日 平成28年6月2日(木)に、「かながわ電子入札共同システム」により回答します。 12 受託申請書等の提出 (1)平成 28 年6月9日(木)17 時 15 分までに、持参または郵送(必着)により神奈川障害者職 業能力開発校に提出してください。 なお、持参する場合は、事前に日時の連絡をお願いします。 (2)提出書類 別添「平成 28 年度神奈川県障害者就職促進委託訓練事業「トライ!」実施業務委託(10 月生、1 月生、e ラーニング)に係る公募型プロポーザル募集要項」の「6 申請」のとおり。 (3)委託訓練実施機関の決定通知 委託訓練の委託元となる障害者校から、受託申請書を提出した全機関あて通知します。 通知日 平成 28 年6月28日(火)(予定) 9
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