「幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準(案 - 茨城県

「幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準(案)」に対する意見の内容及び意見に対する県の考え方
No.
1
意見の内容
国の基準では,園長については幼保両方の資格を有し,かつ 5 年以上
意見に対する県の考え方
園長の資格については,条例ではなく国において法律施行規則で規定する
の経験が必要とされています。しかしながら,現在の幼稚園には,理事 こととしております。
長兼務の園長が多く存在しています。資格に関する特例や経過措置期間
等茨城県独自の基準を定め具体的に示してもらいたい。
園長の資格に係る特例措置や経過措置等につきましては,国において,幼
稚園等の長として適切に運営してきた者や,園長研修等を受講し園長となる
ための識見を身につけた者などが該当すると定められており,本県において
も適用いたします。
2
教育と保育を区分することは,子どもたちに保育を平等に保障する観
点から問題である。教育・保育時間と統一すること。
幼保連携型認定こども園における教育・保育の内容については,幼稚園教
育要領及び保育所保育指針と整合を図り策定された幼保連携型認定こども
園教育・保育要領に基づき行うことで平等に保育を提供できると考えている
ことから,表記については国の省令どおりとしております。
3
職員の配置基準を 1,2 歳児 5:1,3 歳児 15:1,4,5 歳児 25:1 にする
こと。
1 学級 3 歳児は 20 人以下(予算措置により 15 人以下)
,4,5
歳児は 25 人以下にすること。
4
地震,火災などの際に容易に避難できることが必要であることから,
満 3 歳未満児に限り 3 階以上も可能とするのはやめること。
今回制定しようとする条例の趣旨は,幼保連携型認定こども園としての必
要最低限の基準を定めるものですので,国の省令に基づき制定させていただ
きますが,今後とも教育・保育の質の向上が図られるよう事業者に対し働き
かけてまいります。
設置階の基準については,国の省令において「従うべき基準」とされてい
ることから,省令の規定どおり定めております。
ただし,幼保連携型認定こども園を新たに設置する場合は,2 階建以下で
乳児室や保育室等は 1 階に設置することが原則と考えておりますので,特別
な事情がある場合を除き保育室等は 1 階に設置するよう事業者に対し働き
かけてまいります。
5
給食は自園調理を原則とし,調理員と調理室の設置を義務づけて欲し
い。給食の外部委託は例外規定とすること。
幼保連携型認定こども園においては自園調理が基本であると考えており
ますが,国の省令に記載の要件が満たされるのであれば,特例として満 3 歳
以上の児童に対する食事の提供については外部搬入を行っても差し支えな
いと考えております。
調理業務の委託業務については,国の省令でも認められております。県と
しては,今後とも給食の質の低下を招かぬよう事業者に対し働きかけてまい
ります。