平成 27 年度 福生市立学校評価書総括表 学校自己評価総括 改善策 (1)生徒の学力における基礎・基本 (1)生徒の学力における基 の定着を図る。 礎・基本の定着を図る。 福 生 第 二 中 学 校 ①1 学期末に実施した生徒による授 業アンケート結果によると、 「意欲的 に学習に取り組めたか」の質問に対 し、 「そう思う」が 53.6%、 「ややそ う思う」が 37.2%という回答結果が 出た。また、2 学期末に実施した生 徒による授業アンケート結果による と、 「意欲的に学習に取り組めたか」 の質問に対し、 「そう思う」が 59.9%、 「ややそう思う」が 33.6%という回 答結果が出た。肯定評価が 2.7 ポイ ント増加した。全国学力調査の国語 においては、1.4 ポイント平均を上回 ることができた。 ①生徒の授業に対する取り組 み姿勢は、おおむね良好だと 言える。生徒による授業アン ケートの結果を踏まえ、授業 改善推進プランに十分反映さ せていく。 ②放課後の補習を実施したが、時 期によって参加生徒数のばらつきが あるため、生徒に対して啓発を図っ てきた、また、学習ボランティアを 募集するなど対応力を高め、きめ細 かい指導も進めていきた。学習支援 は、数学授業で週 9 時間を実施した。 放課後の補習や学習支援は計画通り 進めることができたが参加生徒が固 定化されてきている。 ②③参加生徒が固定化されて きているため、支援員を増や し、パソコン室において e ラ イブラリ・アドバンス、英語 検定学習ソフト(スタディギ ア)を活用した放課後学習を 実施している。今後、家庭学 習の定着の状況を見取りなが ら、生徒・保護者に啓発しな がら基礎学力、英語力の向上 をめざしていきたい。 学校関係者評価総括 (1)生徒の学力におけ る基礎・基本の定 着を図る。 ・様々な環境にいる 生徒に行き届かせ るのは、非常に困 難である。 ・日本にルーツのな い生徒への支援を 今後も続けてほし い。 評価 A 66% B 33% C 0% D 0% 改善策 総括評価 (1)生徒の学力における基 (1)生徒の学力における 礎・基本の定着を図る。 基礎・基本の定着を図る。 ・教科担任だけでなく、他 ・全国学力調査結果では、 の教員も授業観察をす 全国基準と東京都基準の る上で特別支援教育の 平均において、国語、数 視点を持って行うよう 学、理科の関心の値は大 にする。特に、個別支 きく上回っている。また、 援委員会学年担当や通 言語活動を取り入れた授 級指導学級の教員の見 業についても大きく上回 取りを積極的に活用す っており、生徒の授業に る。 対する取り組み姿勢は好 ・次年度開級予定の日本 ましい状況にあると言え 語学級の指導を充実さ る。一方、各教科の正答 せ、教室指導だけでな 率は国語以外、全国や都 く授業中の観察や学習 の平均値に達していな 補助も取り入れてい い。授業に対する意欲が く。 学力に結びついていない 状況がある。引き続き授 業改善を進めると共に、 課題である学習習慣の定 着について、放課後の学 習教室を活用し課題解決 を図っていく。 ③輪番で担当教員を配置し、併せて 支援員を増やして、パソコン室にお いて e ライブラリ・アドバンス、英 語検定学習ソフト(スタディギア)を 活用した放課後学習を実施すること ができた。 ④各教科共に言語活動を取り入れた 授業を意図的に計画した。習熟度別 学習では、英語が効果の兆しを見せ ているが数学においては効果が現れ ていない。研究授業を計画して、教 員間の学び合いの場を設定し、課題 解決に向けて意欲を高めているとこ ろである。生徒の肯定的評価は、 93.5%(学習への意欲 A 59.9% B 33.6%)となった。 ④今後、数学における全学年 の習熟度別学習を考えていき たい。 (2) 生徒の規範意識を高め、規律あ る学校生活を身に付けさせる。 (2) 生徒の規範意識を高め、 規律ある学校生活を身に付け させる。 ①教員組織、生徒集団共に 50 周年を 意識した活動を積極的に進め士気が 高まった。教員の所属意識、生徒の 愛校心を十分高めることができた。 教職員、生徒が当事者意識を持って 学校を発展させようとする意識を高 める良い機会となった。 ①今後も教職員、生徒が当事 者意識を持って学校を発展さ せようとする意識を自己肯定 感と共に高める教育活動をす すめていく。 ②生徒委員会の活動が定着し、校内 の自治的活動のみならず、校外での 活動にも積極的に参加する姿勢が見 ②挨拶運動や美化活動の取組 で、ボランティアで参加する 生徒が徐々に増えてきた。他 (2) 生徒の規範意識を 高め、規律ある学 校生活を身に付け させる。 ・あいさつについて はここ数年定着し ている。定評が外 部からも聞こえて くる。 ・あいさつができる ことは規律の基本 で、大変良い見通 しである。 評価 A 100% B 0% C 0% D 0% (2) 生徒の規範意識を高 め、規律ある学校生活 を身に付けさせる。 (2) 生徒の規範意識を高 め、規律ある学校生活を 身に付けさせる。 ・あいさつについては、生 徒自身が自校の良さと して自覚しており、あ いさつの励行は定着し ている。「ふっさっ子 いじめ防止サミット」 で採択された「いじめ を許さないまち、ふっ さっ子宣言」の取組の 一つとして生徒会活動 の一貫としても更に推 ・あいさつの励行や自治 活動の充実など、好まし い方向に向かっている。 全国学力調査のデータも 規範意識が高い結果とし て現れており、生徒の学 校生活に対する前向きな 姿勢がうかがえる。今後 も生徒の頑張りを評価 し、自己肯定感を高める ことによりプラスのサイ られた。特に社会を明るくする運動 には、40 名を超える生徒が自主的に 参加した。生徒の自治意識が更に高 まり、取組の質が高まってきた。 の活動でも自発的に加わって いこうとする行動力をつけさ せるために、多くの機会を計 画していく。 ③陸上部、ハンドボール部において 全国大会に出場する生徒が出た。一 部、部活集団になじめない生徒も出 ており課題が残っており、顧問も個 に応じた丁寧な指導を行っている。 全体的に生徒の部活動への取組み意 識は高いものになっている。 ③複数顧問制を維持しつつ顧 問が各分掌や学年とも連携 し、課題に対して校内組織を 活かして対応、解決できるよ う校内体制を整えていく。 ④あいさつが飛び交う学校をめざし た。外来者からも評価をいただいて いる。生徒自身が自校の誇れるもの の一つとして、挨拶の良さをあげて いる。地域、来校者からも高い評価 をいただいている。 ④「あいさつが響き合う学校」 を更に推進させるため、生徒 の自治活動として定着させた い。また、いじめ防止の活動 として位置づけ、生徒の自発 的活動を活発化させていく。 (3) 学校不適応における課題を改善 する。 (3) 学校不適応における課題 を改善する。 ①資料を学級経営に活用している。 特に、臨床尺度によるデータは校内 で共有し、配慮を要する生徒への好 ましい接し方をめざした。集団不適 応や発達障害の傾向のある生徒に対 して、本人や保護者との面談、家庭 訪問などをきめ細かく実施した。特 に言葉かけや集団での配慮を重点に 生徒の自己肯定感を高める指導を行 った。 ①引き続き、KJQ マトリック スや個別支援カルテ、不登校 状況調査の結果を十分活用し て集団不適応や不登校の予防 を第一と考えて対応に当た る。 ②不適応傾向を示す生徒の見 逃しがないように徹底した情 報共有と、それぞれの課題へ 関係機関との連携を密にして 進したい。 (3) 学校不適応におけ る課題を改善す る。 ・保護者の不理解に対 する教員の苦労が 理解できる。 評価 A 66% B 33% C 0% D 0% クルを構築したい。 (3) 学校不適応における課 題を改善する。 (3) 学校不適応における 課題を改善する。 ・生徒や保護者との良好な コミュニケーションを 構築し、困り感に寄り 添った指導、支援をめ ざしている。今後も継 続していく。 ・不登校、集団不適応の 状態を示す生徒が依然と 減少しない。学校との繋 がりを切らないことを第 一と考え、見逃しがない ように校内委員会におい て情報の把握と改善策を たて対応を図ってきた。 情緒の不安定、環境によ る自尊感情の低下、コミ ュニケーション能力の不 ②見逃しがないよう、担任、学年、 管理職が確認しながら、個別支援委 員会や学年での対応を図った。学年 会、生活指導部会、個別支援委員会、 運営委員会の議題に、いじめの情報 について明記し細かな状況把握と対 応を継続してきた。 取り組む。 ③特別支援教育コーディネ ーターのみならず、各学年の 個別支援担当が積極的に対 応、連絡、調整を行うよう校 内組織に周知し、更に組織的 な対応力を高めていく。 足等に起因するものが多 い。校内での細かな観察 と見取り、関係機関との 密接な連携を今後も継続 していく。スマイルライ フ等の担任と生徒のコミ ュニケーションツールの 活用も定着し、効果を上 げている。 ③心の課題を抱える生徒への対応に ついて、関係機関、専門機関と繋が りながら対応することが定着しつつ あるが、現在不登校傾向を示す生徒 の割合が増えてきた。集団不適応を 示す生徒への対応に苦慮したが、特 別支援教育コーディネーターを中心 に組織的な対応を継続した。12 月末 調査では、30 日以上欠席 5.7% (そ よかぜ教室等、関係機関での支援を 受けている生徒を含む)となった。 (4) 特 別 支 援 教 育 を 更 に 充 実 さ せ る。 (4) 特別支援教育を更に充実 させる。 ①本年度 2 回の悉皆研修や都の研修 参加および校内での研修により、合 理的配慮についての理解が深まって きた。また、合理的配慮の一環とし て、定期テストにおいて該当生との 使用する問題用紙にルビ振りをし、 困り感の解消を図った。また、羽村 特別支援学校のコーディネーターに よる研修を実施し、合理的配慮を要 する生徒のケース会議を行い、理解 を深めた。 ①合理的配慮について、校内 で取り組める環境作りと教職 員の意識啓発を図る。 ②次年度から設置される「日 本語教室」の効果的な経営を 構築していく。他地区、他校 の実践事例を収集し研修を重 ねながら、本校の実態に即し た教育実践を模索していく。 (4) 特別支援教育を更 に充実させる。 ・細かい指導をされて いるようにうかが える。 ・次年度の新入生に関 わる課題にも主任 児童委員、民生児 童委員との連携で 対応したい。 ・特別な支援を要する 生徒の社会自立に 繋がる教育をすす (4) 特別支援教育を更に充 実させる。 ・特別支援教育の内容は、 学習指導や生活指導、 不適応、いじめの課題 にも関連するものであ り、こどもの人権課題 に直結したものと考え る。教職員が更に人権 意識を高め、個に応じ た教育を進める。 (4) 特別支援教育を更に 充実させる。 ・特別支援教育に対する 教職員の理解が一層進み 特別支援教育の視点を持 って生徒指導にあたる場 面が多くなり、良好な方 向に進んでいるといえ る。合理的配慮に関する 取組もみられ、担当教員 の講師を招聘した研修会 を実施するなど、より丁 寧な実践がなされるよう ③配慮を要する生徒への支援 が継続的に行われ組織力が低 下しないよう、特別支援教育 コーディネーターの職務を複 数体制で行うと共に、併せて 人材育成もすすめていく。 めてほしい。 評価 A 66% B 33% C 0% D 0% (5) 校内研修の充実と人材の育成を 推進する。 (5) 校内研修の充実と人材の 育成を推進する。 ①計画的な研修会の実施により、適 切な評価・評定に向けて、教員の意 識が高まっている。特に、研究主任 がリーダーシップを十分発揮してい る。信頼される「評価・評定」にむ けて校内研究を行い、教員自身の課 題意識を明らかにすることができ た。 ①次年度も継続して、信頼さ れる「評価・評定」について 研究を進めていく。課題解決 に対しての研究仮説と構想図 を練り、自校としての評価・ 評定の在り方を形として残 す。 (5) 校内研修の充実と 人材の育成を推進 する。 評価 A 100% ②日本語の理解のみならず、学習に ついての指導や授業内支援ができて いる。定例で情報交換や確認が行わ れ、子ども日本語教室との連携も適 切に進められている。日本語指導教 員を中心に、関係機関との連携を図 りながら生徒の支援を行った。 になってきた。また、生 徒の状況に応じて弾力的 な指導を導入するなど、 指導効果を精査しながら 指導する傾向に進んでい る。 ③特別支援教育の理解が一層進 み、関係機関との連携も積極的に進 められるようになってきた。2 名の 特別支援教育コーディネーターが意 欲を高めている。校内体制において も、特別支援教育への理解と対応力 が高まってきている。学校との繋が り、関係機関とのつながりを持たな い生徒はいない。 ②ライン機能の意義について理解不 足の若手教員もいる。更に指導、周 知し対応力を高めている。 ②事案決定についての流れを 再度確認し、組織力を十分発 揮させながら学校経営を進め ていく。 (5) 校内研修の充実と人材 の育成を推進する。 (5) 校内研修の充実と人 材の育成を推進する。 ・教育の場で人が人を育て ることの重みを常に感じ、 教員としての使命を理解し て持ち続ける事を第一と考 え、併せて、組織人である ことを自覚し、学校の教育 目標を達成するために同じ 方向に向けて力を尽くせる ように環境を整えながら指 導していく。 ・授業力を高め、授業で 勝負できる力を伸ばすこ とは、教員の使命である ことを肝に銘じ教師力を 高めている。校内研究で は、生徒が意欲を持って 学習し、学力を高められ る授業をめざし、適正で 信頼される「評価・評定」 を研究主題として、年間 を通じて研究を行ってき た。本年度は、教員自身 ③本年度、主任教諭選考を 5 名受験 した。受験者の全員が主任教諭選考 に合格した。選考試験に対する所属 職員の意識は高まってきている。 ④服務事故防止に向けて、日常的に 指導を繰り返している。運営委員会 においても意図的に話題にあげ、リ ーダー層の意識啓発を図っている。 体罰はもとより、生徒への不適切な 発言についても、より一層、服務事 故防止に対する啓発及び指導をすす める。 ③今後も、教員が自己のスキ ルやキャリアを伸ばせるよう にするため、選考資格を得た 教員が積極的に選考試験を受 けられる土壌をつくってい く。 ④服務に関する定期的な研修 を充実させることはもとよ り、面談の機会を増やして教 員個々の状況の把握と指導を 細やかに行っていく。 が課題を明らかにし、課 題意識を高めることを今 年度の到達点とし、次年 度は研究成果を形として 創りあげる。また、校内 の研修のみならず、研究 開発員、教育研究員、教 師道場等の都の研究、研 修にも多数参加した。積 極的に学ぼうとする土壌 を今後も絶やさないよう にする。
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