かんとう 保全ニュース 51 - 国土交通省 関東地方整備局

か ん と う 保 全 ニ ュ ー ス 51
2016. 5
KANTO maintenance and management of government buildings News
http://www.ktr.mlit.go.jp/eizen/gijyutu/eizen_gijyutu00000008.html
TOPICS ○ 保全実態調査とBIMMS-N操作説明会
○ 災害に関する情報
○ お知らせ
保全実態調査とBIMMS-N操作説明会
今年度もスタートを切り、新しく保全業務に携わる職員の方も多いかと思います。
新年度の保全に関する依頼として、国土交通省では、毎年保全実態調査を行ってい
ます。この報告についてはインターネットを活用した官庁施設情報管理システム
(BIMMS -N)を利用して提出して頂いています。
国営保第52号H26.3.28
保全実態調査実施要領≪抜粋≫
(定義)
第2「保全実態調査」とは、国家機関の建築物及びその附帯施設(以下「官
庁施設」という。)の適正な保全に資するため、官公庁施設の建設等に関す
る法律(昭和26年法律第181号)第13条第2項に基づき、官庁施設の
保全の実態を把握し、その結果を営繕工事及び保全指導に関する事務に使用
することを目的として実施する調査をいう。
関東地方整備局では、毎年施設保全責任者の皆様にBIMMS-N操作説明会を開催し
ております。
実際にパソコンを用いて入力の説明を行うと共に、BIMMS -Nを活用した保全台
帳・中長期保全計画の作成方法、法令に基づく定期点検の改定など情報提供も併せて
行う予定です。
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BIMMS -N入力説明会の担当営繕事務所等
担当事務所等
ご案内の管轄
備考
(開催決定の日時場所)
営繕部
保全指導・監督室
東京都の一部機関
茨城県つくば市
5/16~17開催
With You さいたま(さいたま市)
東京第一営繕事務所
東京都 練馬区、新宿区、渋谷区、港
区、板橋区、豊島区、文京区、千代田
区、埼玉県全域
5/26~27開催
足立区生涯学習センター(足立区)
東京第二営繕事務所
東京都 荒川区、台東区、足立区、葛
飾区、墨田区、江東区、中央区、江戸
川区、千葉県全域
5/24~25開催
関東技術事務所(松戸市)
甲武営繕事務所
東京都 中野区、杉並区、世田谷区、
目黒区、品川区、大田区、特別区以外
の地域、山梨県全域
5/23開催
5/26開催
宇都宮営繕事務所
栃木県全域
茨城県つくば市以外の地域
6/1開催
6/7開催
山梨県庁(山梨市)
国土交通大学校 小平本校
(小平市)
茨城県高度情報化推進協議会
(水戸市)
とちぎ建設技術センター
(宇都宮市)
横浜営繕事務所
神奈川県全域
5/30・6/6・6/8開催
川崎市生涯学習プラザ(川崎市)
長野営繕事務所
長野県全域
群馬県全域
6/1開催
6/3開催
千曲市ふれあい情報館(千曲市)
群馬県生涯学習センター
(前橋市)
災害に関する情報
4月16日に熊本県で大規模な地震が発生しました。被災された皆様にはお見舞い申
し上げます。
日本は、過去にも東日本大震災など数々の震災に見舞われました。国等の施設にお
いても地震に対する備えや対策のため様々な基準により整備されています。整備され
た施設を災害時に機能させるためにも日頃の点検は重要な要素の1つです。
■官庁施設の安全性能の設定について
国等の建築物は、「国家機関の建築物及びその付帯施設の位置、規模及び構造の
基準」<H6.12.15 建設省告示第2379号>によりその施設用途に応じた安全性能
を決めて整備を行っています。
大まかには構造・非構造・建築設備の安全性で、重要度が高い順に3段階に分類され
ています。
①災害時に防災拠点になる施設
②不特定多数の利用者がある施設若しくは危険物を扱う施設 など
③その他の施設
①の施設は地震などの災害にあっても防災拠点として機能するだけの建物性能を有
する施設です。一般庁舎(③施設)より付加された性能が整備されています。
また、②については、一般庁舎より被災による2次被害防止に配慮すべき施設(例え
ば病院施設や危険物を扱う研究所など)になりますので、避難や安全確保については
より配慮されています。
詳しくは本省HP 耐震化の推進
http://www.mlit.go.jp/gobuild/sesaku_taisin_taisin.htm
http://www.mlit.go.jp/common/001050232.pdf
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■災害に関する主な施設の設備と機能
・建物利用者が安全に避難するために必要なもの
警報設備
異常が発生したときに注意を促すための非常ベル、非常用放送な
ど
防火設備
扉、シャッター、防炎壁、防火ダンパーなどの火災の危険区域を
区画して避難経路を確保し火災拡大を防ぐ
排煙設備
火災時に発生した煙が避難方向に行かないようにするため、垂れ
壁による遮断・窓の自動開放や機械による強制換気を行う
誘導灯・標識
避難経路を示すための電灯・標識
非常用照明
避難経路の誘導と安全確保のための電灯
避難器具
有事の際に避難を行うための補助器具(避難はしご、救助袋)
・被害の拡大を防ぐ
消火設備
火災時に水やガスなどで消火を行う設備
非常用エレベー
タ
消防隊員が消火活動をするために使用されるエレベータ
耐震、免震装置
地震の力を吸収又は減衰させることにより建物の被災を少なくす
るための装置
・災害時の対応のためのもの(※は日常も利用するもの)
自家発電設備
商用電力の供給が災害時等に止まった場合、電源を共有するための設備。
被災直後の電源確保から復旧までの当面の供給まで施設の役割に応じて
設定。
雨水・排水再利
用システム※
中水利用によりインフラが寸断されても生活用水として継続利用
が可能
防火水槽※
火災時に消火用の水として確保されるために設置された水槽(プ
ール、池などの一定水量が確保されるものは防火水槽として利用
可能)
防災井戸※
インフラが寸断された場合にも利用可能
広場(空地)※
一時避難場所や災害復旧活動場所として利用する
マンホールトイ
レ
下水管や汚水槽に直接接続して使用するトイレ
■有事に使用される設備の点検
避難に必要な機能や災害を食い止めるための機能は大半が、法定点検の点検対象
(上記で紹介した赤字の設備)です。点検を怠り未然に危険予知ができなかったケー
スで大きな被害を出してしまった場合は、施設保全行う責任者に大きな社会的な責任
が課せられます。日頃から決められた点検を行うことも重要な防災の備えとなります。
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お知らせ
○H28年度
関東地方局保全関係のスケジュールについて
【保全実態調査及び官庁建物実態調査のBIMMS-N入力期間】
第1グループ入力期間 5/30~7/29
第2グループ入力期間 6/13~8/10
9/9~10/7 確定処理前作業期間
10/7 H28年度報告データ確定
【会議予定】
地区官庁施設保全連絡会議:6月中旬~7月下旬ごろ
施設点検講習会:10月~11月ごろ
いずれも関東地方整備局保全指導・監督室及び各営繕事務所主催にて開催予定
※一部営繕事務所は地区連と施設点検講習会は同時開催
編集事務局
国土交通省 関東地方整備局営繕部 保全指導・監督室 保全企画係
〒330-9724 さいたま市中央区新都心2-1 Tel048-600-1357
ご案内
保全に関して
不明な点、要望等がありましたら、管轄の営繕事務所に、お尋ねください。
関東地方整備局営繕部
保全指導・監督室
http://www.ktr.mlit.go.jp/eizen/index.html
東京第一営繕事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/tokyo1ez/
東京第二営繕事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/tokyo2ez/
甲武営繕事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/koubuez/
宇都宮営繕事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/utunomiyaez/
横浜営繕事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/yokohamaez/
長野営繕事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/naganoez/
048-600-1357
03-3363-2694
03-3531-6550
042-529-0011
028-634-4271
045-681-8104
026-235-3481
建築物等で保全に関する事故・故障等が発生した場合:
国家機関の建築物等で保全に関する発生した重大な事故・故障がありましたら
関東地方整備局営繕部 調整課に、報告願います。
連絡先: Tel:048-600-1355 E-mail: [email protected]
※平成28年1月よりメーリアドレスが変更になりました
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