2016年度『プラスチック技術研修セミナー』開催のご案内

2016年度『プラスチック技術研修セミナー』開催のご案内
∼プラスチック成形加工の問題解決能力人材の育成∼
我が国のプラスチック成形加工業界の中堅・中小企業を取り巻く最近の経済情勢はますます厳しさを増しており、非常に
難しい対応が求められています。特に、国内はもとより海外でも通用するグローバルな技術競争力を有することが必須です。
このためには、どうしても優秀な技術者の育成が不可欠であります。“有能な人材“は企業発展の最大の原動力と言えます。
このようなことから、この度私共は従来にない、オリジナルな「プラスチック成形加工技術研修セミナー」を企画し、
2012年度からスタート致しました。この種の技術研修セミナーはこれまでも盛んに行われてきておりますが、本技術研
修セミナーはこのような従来のものとは一味違った特徴を持つものであります。以下に本技術研修セミナーについてその内
容をご案内させていただきますので皆様のご賛同をいただき、積極的なご参加をお願い申し上げます。
主催:NPO 法人プラスチック人材アタッセ
協賛:プラスチック技術協会
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プラスチック技術研修セミナーの要綱
[目的]
プラスチック成形加工に関する真の問題解決能力を持った人材の育成、ひいては企業の技術力・問題解決力・顧客満足度の
向上を支援します。
[特徴]
本技術研修セミナーは従来の研修セミナーとは異なる次のような特徴を持っています。
(1)専門知識やノウハウ等技術と技能の両方の内容を含みます。
(2)これまでは主として新入社員や初心者を対象としたもので、どうしても内容が広く浅く総花的になりがちでした。
そこで、2科目(材料、成形)を“基礎”に重点をおき、半年間通して研修します。
(3)成形加工技術を正しく理解するにはどうしても材料の知識が必要です。また、成形加工に関する問題解決にも材料につ
いての基礎的な知識が欠かせません。このような観点から、材料の基礎と成形加工を結びつけて学習します。
(4)しかも、従来のものは講師から研修者への一方向的なもの(講義方式)が中心でした。ここでは講師と研修者が気軽に
話し合える雰囲気(“双方向”)で行います。また、理解度を深めるためにもできるだけサンプルなどを使いながら進め
ていきます。
[対象者]
プラスチック人材アタッセ(PHA)の法人会員としますが、非会員も可です。これらの企業の人でプラスチック成形につい
て、もう一度基礎に立ち返って学習しようとする中堅や熟練者を中心としますが、勿論新入社員や初心者も OK です。
[講師]
PHA正会員および登録会員(専門技術と技能を身につけた実務経験豊かな退職者です)
一部外部講師
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[科目内容(詳細は後述します)]
基礎編
① プラスチックの構造と物性
② プラスチック溶融物の性質
③ プラスチック成形加工の原理
実用編
① 成形品の設計、②成形品の品質、③成形機、④金型、⑤成形条件の設定、⑥成形品の不良
[日程、時間]
原則として1回/2週間(ただし、月、土、日祝日は除外)
2時間/回(18時−20時)
基礎編:7月−9月で6回(計12時間)、実用編:10月−12月で6回(計12時間)
[会場]
大阪市立総合生涯学習センター(大阪駅前第2ビル5F)(ただし、会場都合により変更する場合もあり)
[参加費]
PHA会員およびプラスチック技術協会会員:5,000円/人、回
非会員:6,000円/人、回(ただし入会すれば5,000円/人、回)
[その他]
・必要な科目だけ出席することも可能。
・研修終了後にレポート提出を行う。(研修者派遣企業へはレポート評価結果をお送りします。)
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プラスチック技術研修セミナー「科目内容の概要」
本セミナーの目的は、前記のように「プラスチック成形加工に関する真の問題解決能力を持った人材の育成」であるが、
プラスチック成形加工における問題解決能力とは何であろうか。それは、プラスチックの成形加工において、プラスチック
の特徴をよく知って対応できる能力である。そのために、ここに挙げた9つの科目によりプラスチックの特徴としての材料
に関する知識と成形加工に関する知識を得られるように科目の設定を行った。
科目内容の概要:
[基礎編:材料物性と成形原理]
概要:
プラスチック成形加工の基礎となる3つの科目を学習する。最初に、成形品の物性がその微細構造に強く依存し、そして
それが使用する材料と成形加工に大きく影響されることを把握する。次に、プラスチック溶融物の性質に関してまずその
基礎から出発し、最終的に成形加工特性との関係についての理解を深める。最後に、成形の概念から始まり、工程と不良
現象までを含むプラスチック成形加工の原理を取り上げる。最も大切な事は、成形が材料物性と非常に密接に関係してい
ることを捉えることである。
①
プラスチックの構造と物性
プラスチックの力学的性質、熱的性質、電気的性質、化学的性質などの物性はその微細構造に著しく影響される。ここ
では、最初にプラスチック材料の主として化学的な構造と物性との関係を学ぶ。次に、成形加工によって形成される微
細構造とその結果発現する物性についての理解を深める。
② プラスチック溶融物の性質
一般にプラスチックの成形は流動状態即ち溶融状態で行われる。従って、成形加工技術の習得にはプラスチック溶融物
の性質についての知見が必須である。プラスチックは金属などと異なり、溶融物が粘性だけでなく、弾性を有すること
が大きな特徴で、その成形性に大きな影響を与える。まず、最初に溶融物性の基礎から出発した後、それらが実際の成
形加工特性とどのように関係しているかを学ぶ。
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③ プラスチック成形加工の原理
プラスチックの成形加工は、材料を溶かして、流して、固めることによって行われる。その過程で使用される装置とし
ては、成形機と金型であるが、それらの中でプラスチックは、どのような状態の変化を生じているのであろうか。適切
な状態を得るためにはどのような条件が必要なのか。それが把握できれば、良好な品質の成形品を得ることができるで
あろう。
[実用編:射出成形の実際]
概要:
プラスチック製品の生産には、その製品が要求される目的に適した製品設計、その形状を再現するための金型設計・製
作、金型にプラスチックを注入する装置としての成形機が必要である。それらの設計、機器の選定を行うにはプラスチ
ック材料の特徴を把握した上で、対応しなければならない。それによって、プラスチック成形のメリットである同一形
状で、同一物性の製品を短時間で大量に生産することが出来るのである。
① 成形品の設計
プラスチック製品の設計に際しては、溶融したプラスチックが製品全体にスムースに流れるような形状を心がけなけれ
ばならない。そのための基本的諸条件を製品形状に対応させる工夫をしなければならないが、その基本的諸条件とはど
のようなことがあるのか。そして、その適用において、CAEの活用も一つの対処方法であると言われているが、どの
ように活用すればよいのか。
② 成形品の品質
成形メーカーにおいて、成形品の品質は何で評価し、それらはどのような方法で評価すればよいのか。また、一定の品
質を維持するためにはどのような管理方法が用いられるのか。また、量産時の品質管理には、発生の可能性がある成形
不良を事前に予測して対処することが重要であるが、それにはどのような点に配慮し、どのような対応方法が採られる
のか。
5
③
④
成形機
射出成形は可塑化・計量工程、充填・圧縮・保圧工程、冷却工程、離型・取出工程の一巡の工程(成形サイクル)から成り立つ。
成形機はプラスチックを溶融させ、金型内に射出する装置で、可塑化・計量工程、充填・圧縮・保圧工程と関係する。良い成
形品を生産するためには適切な成形機の選定が重要であるが、ここではこれらの工程と関連づけて学習する。
金型
溶融樹脂は金型内に充填されて冷却・固化した後に取り出されるので、金型は充填・圧縮・保圧工程、冷却工程、離型・取出工
程と関係している。金型設計において溶融したプラスチックをどのように流したらよいか、成形品形状を良好に転写する
為にはどのような設計基準が必要か、などについてはこれらの工程と結び付けて考えることが必要である。また、キャ
ビティ内での樹脂の流動状態や固化に伴う高次構造の形成等材料特性との関連も大切である。
⑤ 成形条件の設定
要求される物性をもつ成形品を得るためには最適な成形条件を選択しなければならない。プラスチックの射出成形条件
は、使用するプラスチック材料の熱的性質、溶融物性、結晶化挙動などから決定される。最適な成形条件を決めるため
にはどのように考えればよいのか?
⑥ 成形品の不良
プラスチックの射出成形品において一般的に発生する不良の原因の大半は材料、成形機、金型が関与しているのである
が、特に重要なものは成形過程でのプラスチックの溶融、流動、固化など材料とその成形条件に起因する問題である。
不良現象の種類とその発生原因および防止策をプラスチックの物性の観点からとらえる。
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年間スケジュール
4
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5
ⅼ
6
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7
ⅼ
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ⅼ
研修者募集
基
9
ⅼ
10
ⅼ
研
修
礎
編
11
ⅼ
期
12
ⅼ
間
実
用
編
②/2回
③/2回
7
③・④
2
ⅼ
3
ⅼ
次年度講師決定/
カリキュラム作成
①/2回
①・②
1
ⅼ
⑤・⑥
ⅼ
2016年度技術研修セミナーの日程および講師
科目
日程
講師名
所属
基礎編
①
プラスチックの構造と物性
1 材料との関係
2 成形加工との関係
② プラスチックの溶融物の性質
1 基礎
2 成形加工との関係
③
プラスチック成形加工の原理
1 成形の概念
2 工程と不良現象
実用編
① 成形品の設計
② 成形品の品質
③ 成形機
④ 金型
⑤ 成形条件の設定
⑥ 成形品の不良
7/15(金)
7/29(金)
田中 秀穂
田中 秀穂
PHA 正会員・理事
PHA 正会員・理事
8/ 4(木)
8/18(木)
後藤 昌生
後藤 昌生
PHA 正会員
PHA 正会員
9/ 6(火)
9/16(金)
吉川 忠作
吉川 忠作
10/ 7(金)
10/14(金)
11/ 4(金)
11/18(金)
12/ 7(水)
12/21(水)
本間
本間
柴田
関
月山
月山
(地独)大阪府立産業技術総合研究所
(地独)大阪府立産業技術総合研究所
精一
精一
和之
康徳
愛二郎
愛二郎
PHA 正会員・理事
PHA 正会員・理事
東洋機械金属㈱
PHA 登録会員
PHA 正会員・理事
PHA 正会員・理事
(注)PHA:プラスチック人材アタッセ
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2016年度技術研修セミナーの講師の略歴
田中 秀穂
化学メーカー研究所主席研究員、研究グループリーダー
工学博士
後藤 昌生
電機メーカー研究所主任研究員、大学教授
工学博士
吉川 忠作
本間 精一
柴田 和之
関
康徳
月山 愛二郎
(地独)大阪府立産業技術総合研究所
加工成形科 主任研究員(現職)
エンプラメーカー常務取締役、技術士事務所所長
技術士(化学)
東洋機械金属㈱ ブラスター技術本部 開発部(現職)
家電メーカー・金型製造部門在籍(プレス金型やプラスチック金型の設計、製造)
マネジメントオフィス代表(企業の経営コンサルタントや労務管理の指導)
中小企業診断士、社会保険労務士
加工メーカー技術センター管理職
射出成形 1 級技能士
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申込書
参加費を添えて申し込みます。
ふりがな
氏名
:
会社名 :
該当箇所に☑を記入して下さい
□プラスチック人材アタッセ会員
□プラスチック技術協会会員
□非会員
所属部署 :
住所 :〒
電話番号 :
メールアドレス :
研修希望科目(希望科目に☑を記入して下さい)
□基礎編①−1
□基礎編①−2
□基礎編②−1
□基礎編②−2
□基礎編③−1
□基礎編③−2
□実用編①成形品の設計
□実用編②成形品の品質
□実用編③成形機
□実用編④金型
□実用編⑤成形条件の設定
□実用編⑥成形品の不良
参加費(1人、1回当たり)
会員 5,000円
非会員 6,000円
[申込書の提出]
本申込書を6月30日までに下記へFAXをお送り下さい。
[参加費の送金]
下記銀行口座に6月30日までにお振込み下さい。
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NPO 法人プラスチック人材アタッセ・事務局
〒540-0029
大阪市中央区本町橋2−5 マイドームおおさか 6F
TEL:06-4792-7112
FAX : 06-4792-7333
E-mail:[email protected]
振込み先:三井住友銀行 上町支店
普通預金口座 1201223
特定非営利活動法人
プラスチック人材アタッセ
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