こちら - 量子科学技術研究開発機構

平成 28 年度
健康診断等業務請負
仕様書
平成 28 年 5 月
国立研究開発法人
量子科学技術研究開発機構
高崎量子応用研究所
管理部
庶務課
1.目的
本仕様書は、量子科学技術研究開発機構(以下「量研機構」という)高崎量子応用研
究所管理部庶務課が実施する労働安全衛生法等に基づく一般健康診断、特殊健康診断、
行政通達健康診断及び生活習慣病検診について、受注者に請け負わせるための仕様につ
いて定めたものである。
2.実施対象者及び予定人数(別紙 1、2 参照)
(1)高崎量子応用研究所に勤務する職員等
約 170 名
3.実施場所
(1)群馬県高崎市綿貫町 1233 番地 量研機構 高崎量子応用研究所内
4.受注条件
(1)直近の社団法人全国労働衛生団体連合会実施の労働衛生サービス機能評価事業の
認定を受けていること。
(2)直近の社団法人全国労働衛生団体連合会実施の精度管理調査において「良」を取
得していること。
5.実施期間
平成 28 年 7 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日までに実施すること。
上期(7 月~8 月)、下期(1 月~2 月)に実施する。実施日時の詳細については、別途
協議をして決定するものとする。
6.業務実施内容
(1)一般健康診断
1)定期健康診断(上期、下期は必要に応じて実施)
①診察・調査(既往歴及び業務歴等)
②身長・体重・BMI
③腹囲測定
④視力測定(5m)
⑤血圧測定
⑥尿検査(蛋白・糖)
⑦聴力検査(オージオメーター1000Hz
30d/4000HZ 40d/会話法)
量研機構が提出した名簿の者及び 35 歳と 35 歳以上の者はオージーメーターで検
査し、その他の者は診察時に会話法で実施すること。
⑧心電図
⑨胸部レントゲン検査(直接撮影)
⑩血液検査
a. 血液一般(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット、白血球数、血小板数)
b. 肝機能検査(AST、ALT、γGT)
c. 血中脂質検査(LDL-C、HDL-C、TG)
糖尿病検査(HbA1c)
2)特定業務従事者健康診断(上期・下期)
上期は定期健康診断項目を全て代用する。ただし、聴力検査(オージオメーター)
は省略せずに全員実施すること。下期は以下項目を実施すること。
①診察・調査(既往歴及び業務歴等)
②聴力(診察時に会話法にて実施する)
③身長・体重・BMI
④腹囲測定
⑤視力(5m)
⑥血圧測定
⑦尿検査(蛋白・糖)
(2)特殊健康診断
同時期に実施する定期健康診断、特定業務健康診断と重複する項目がある場合は、
それらの結果を代用する。
1)電離放射線健康診断(上期・下期)
以下項目を実施する。ただし、②については、上期は全員実施し、下期は機構
が名簿を提出した者のみ実施する。
①診察・問診
(被ばく歴調査等、自他覚症状の有無、白内障に関する目の検査、皮膚の検査)
②血液検査(白血球・白血球百分率、赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値)
2)有機溶剤健康診断(上期・下期)
①診察・問診(業務歴調査、既往歴、自他覚症状の調査)
②尿検査(蛋白)
※③~⑤の検査項目は取扱い物質により異なる。
③尿中の有機溶剤の代謝物
④肝機能検査(AST、ALT、γGT、ALP、総ビリルビン)
⑤その他
3)特定化学物質健康診断(上期・下期)
①診察・問診(業務歴、既往歴、自他覚症状の調査、取扱い物質に応じた診察)
※以下、②~⑦は取扱い物質により異なる。
②尿検査(蛋白、ウロビリノーゲン)
③ 尿中代謝物検査
④血液一般検査(白血球数)
⑤全血比重
⑥肝機能検査(AST、ALT、γGT、ALP、総ビリルビン)
⑦その他
(3)VDT健康診断(上期・下期は必要に応じて実施)
①問診(問診票による業務歴、既往歴、自覚症状の有無等の調査)
②視力測定(5m、近見視力 50 ㎝)
(4)生活習慣病検診(38 歳以上の希望者)
定期健康診断重複する項目については、定期健康診断の結果を代用する。⑤~⑧の実
施時期については、量研機構と調整のうえ決定すること。
①身長・体重・BMI
②腹囲測定
③血圧測定
④尿検査(蛋白・糖・潜血)
⑤血液検査
a. 血液一般検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値、白血球数、血小板
数)
b.肝機能検査(AST、ALT、γGT)
c.血中脂質検査(LDL-C、HDL-C、TG)
d.腎機能検査(BUN、Cre、UA)
e.糖尿病検査(HbA1c)
⑥腹部超音波検査(肝臓、胆のう、膵臓、脾臓、腎臓)
⑦眼底検査(無散瞳カメラ・片眼)
⑧動脈硬化検査(CAVI) 40 歳、45 歳、50 歳、55 歳、60 歳、65 歳
(5)定期健康診断再検査(下期)
量研機構が提出した名簿に基づき、指定した血液検査(肝機能、血中脂質、糖尿病検
査)を実施すること。
7.診断技術
胸部レントゲン検査の読影については、経験豊富な専門医かつ複数医師によりダブル
チェックを実施すること。
8.実施要領
(1)健康診断は受注者の責任のもとに行うものとする。
(2)量研機構が作成した名簿を基に受診票を作成し、健診実施日の 2 週間前までに提出
すること。
(3)健康診断終了後、4週間以内に遅滞なく提出すること。
1)健康診断結果(データ媒体
CD-R)
①CSV 形式
量研機構仕様の健康管理システム対応すること。内容については受注者に別途通
知する。
テストデータを作成し、健診開始前までに量研機構側で健康管理システムにデー
タ登録できることを確認すること。なお、CSV 形式に関する調整費用は受注者が
負担すること。
②EXCEL 形式
属性、検査結果(判定含む)、問診結果(全項目及びメタボリックシンドロー
ムの判定結果を等)を含めること。
2)報告書類
①健診結果報告書(個人用、事業所控え用)
健診結果は経年表記にすること。
②所見別一覧表
③検査結果報告
④労働基準監督署提出用結果報告書
有所見人数及び医師の指示人数に該当する名簿を添付すること。
⑤労災2次健康診断対象者リスト
9.支給・貸与等
健康診断業務に必要な器具、資材等は全て受託者の責任と負担において準備し、健康
診断に支障のないようにすること。健康診断に必要な施設、電力については量研機構
が無償で便宜供与する。
10.検収条件
終了届及び検査結果報告書の確認並びに、仕様書の定めるところに従って業務が実施
されたと量研機構が認めたときをもって業務完了とする。
11.特記事項
(1)業務実施詳細については、双方協議のうえ決定する。量研機構の都合により日程等
の調整及び健診項目の変更等が必要になった場合には、迅速に対応すること。
(2)定期健康診断結果(40 歳以上の原子力健保被保険者)特定健康診査の XML 形式デー
タの作成及び提出については、原子力健保と協議のうえ決定すること。
(3)原子力健保が実施する、がん検診(大腸がん検診、肺がん検診、乳がん検診、前立
腺がん検診、胃がんリスク検診)及び 37 歳以下を対象とした生活習慣病検診は本契
約と併せて実施すること。ただし、その費用については、受注者が原子力健保に請求
すること。
(4)受託者は人事名簿及び健康診断データ等個人情報の取扱いについて、個人情報保護
法を遵守すること。
(5)個人情報の取扱いに当たって疑義が生じた場合等に行う量研機構の確認又は調査
について、誠実に対応すること。
(6)数量は、予定数であり、発注数量に増減が生じた場合でも異議を申立てないこと。
(7)本仕様書に定めのない事項については、双方協議の上決定することとする。