27 若年認知症グループどんどん 若年認知症の当事者と家族を地域で支える仕組みづくり事業 若年認知症グループどんどん 私たち若年認知症グループどんどんは、2006 年に発足 した、若年認知症の人・家族・サポーターの交流グルー プです。毎月1回、第 4 火曜日に 30 人くらい(本人・ 家族とサポーターが半々)で集まって、さまざまなアク ティビティを楽しむとともに家族の懇談会を開催して います。活動場所は、川崎市北部が中心となっています。 ほかにも、本人 の作品をあしら ただし、若年認知症の人と家族は、高齢者とは違う様々 った絵はがきや な困難を抱えています。たとえば・・・、 便せん、オリジナ ⅰ働き盛りなのに会社を辞めなくてはならなくなる。 ルデザインのT ⅱ家族は経済的困窮や家庭生活の困難に陥る。 シャツや小物を ⅲ家族、本人がなかなか病気を受け入れられず葛藤し、 制作して各地の 夫婦間や家族間のトラブルもある。 福祉イベントで ⅳ利用できる制度が少ない。 販売したり、高齢者施設に併設されたカフェで働く活動 そうしたことをふまえ、私たちは「認知症になっても、 などに取り組んでいます。 人生を大切に、自分らしく、イキイキ生きて行くこと」 現在どんどんに参加す をメンバー共通の目標として掲げました。そしてそのた る若年認知症の人は 60 代 めに、できることの幅を広げていこうと努力しています。 が多いのですが、とはいえ また、国の若年認知症対策の向上を求める全国的な支援 まだまだ旺盛な活動力を 活動にも参加しています。 もっています。ボーリング 明日はわ をやったり、料理をしたり、お酒を飲んでワイワイする が身!その こともできます。そんなときに私たちは「仲間だなあ」 ことを胸に との思いを強く感じます。それが私たちのグループの一 刻み、これか 番いいところであると思います。また家族にとっては、 らも活動に つらい思いを共有し、励まし合い、より良いケアを学ぶ 取り組んで 場になっています。 いきます。
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