設備更新を含む補助対象範囲(PDF形式:364KB)

補足資料 - 2 補助対象の設備費の考え方
Q.「単に設備を「更新する」事業は、補助対象外となります。」とありますが、設備更新を含む事業の補助対象範
囲の考え方を教えてください。
A.設備更新を行う事業で、「その他再生可能エネルギー等に含まれるもの」を含む場合における本補助事業の補助
対象は、以下の①②です。
①熱源、発電設備については、熱及び電気の供給量が増加した部分
②融通(連系)設備(熱導管、自営線等)については、新規融通(連系)先への新設、延伸部分(新規融
通(連系)で既設融通(連系)設備を更新および改修した部分は補助対象外
※本資料の考え方は、「再生可能エネルギー由来の熱利用設備、発電設備」には、適用いたしません。
◇ 既設更新+建物増築での面的利用のパターン
パターン1:施設(建物)の増築に合わせ、既設更新を含む面的利用を実施
更新前後の熱・電気供給量の比較
更新前
更新後
更新後
現状
B棟の増築に合わせA棟からB棟へ供給
熱:70
電気:0
熱:100
電気:30
A棟
A棟
熱:70
電気:0
熱:70
電気:30
B棟
熱:30
電気:0
新設される
融通設備
熱供給量
70
70+30
電気供給量
0
30
合計
70
130
※電気供給量は熱量換算
補助対象となる設備
熱源・発電設備
増分60(=130-70)
融通(連系)設備
新設される融通設備
黒字:供給量
緑字:消費量
〔補助対象の設備費〕
=〔新設される熱源・発電設備費の60/130〕
+〔新設される融通(連系)設備費〕
1
◇ 既設更新を含む面的利用のパターン
パターン2(個別利用 ⇒ 面的利用)
ケースA:更新前後で、熱または電気の供給量(負荷)が変わらない
更新後
現状
建物ごとに熱源・発電設備を設置
熱:70
電気:30
熱:30
電気:0
B棟
熱源・発電設備を集約し融通
(A棟からB棟へ供給,B棟分が増)
熱:100
電気:30
A棟
A棟
熱:70
電気:30
黒字:供給量
緑字:消費量
熱:70
電気:30
B棟
熱:30
電気:0
新設される
融通設備
更新前後の熱・電気供給量の比較
更新前
更新後
熱供給量
70+30
70+30
電気供給量
30
30
合計
130
130
※電気供給量は熱量換算
補助対象となる設備
熱源・発電設備
該当なし
融通(連系)設備
新設される融通設備
融通(連系設備)のみの場合は補助対象外
2
パターン2(個別利用 ⇒ 面的利用)
ケースB:更新は、熱または電気の供給量(負荷)が更新前より増加
更新後
現状
建物ごとに熱源・発電設備を設置
B棟
熱:30
電気:0
熱源・発電設備を集約し融通
(A棟からB棟へ供給,B棟分が増)
熱:100
電気:50
A棟
A棟
熱:70
電気:30
黒字:供給量
緑字:消費量
更新前後の熱・電気供給量の比較
更新前
更新後
熱:70
電気:30
B棟
熱:30
電気:20
新設される
融通設備
熱供給量
70+30
70+30
電気供給量
30
30+20
合計
130
150
※電気供給量は熱量換算
補助対象となる設備
熱源・発電設備
増分20(=150-30)
融通(連系)設備
新設される融通設備
〔補助対象の設備費〕
=〔新設される熱源・発電設備費の20/150〕
+〔新設される融通(連系)設備費〕
3
更新内容
・C棟の新設(増築)
・C棟への熱・電気供給設備の増築
パターン3(面的利用 ⇒ 面的利用)
ケースA:面的利用連系先が新築(増築)される
現状
更新前後の熱・電気供給量の比較
更新前
A,B棟で面的利用(連系)されている
熱:100
電気:20
A棟
熱:70
電気:20
黒字:供給量
緑字:消費量
B棟
熱:30
電気:0
新設(増築)されたC棟も面的利用(連系)する
A棟
熱:70
電気:20
熱供給量
70+30
70+30+20
電気供給量
20
30
合計
120
150
※電気供給量は熱量換算
更新後
熱:120
電気:30
更新後
新設される
融通設備
B棟
熱:30
電気:0
C棟
熱:20
電気:10
補助対象となる設備
熱源・発電設備
融通(連系)設備
増分30(=150-120)
新設される融通設備
※既設配管,配線の更新部分は補助対象外
〔補助対象の設備費〕
=〔新設される熱源・発電設備費の30/150〕
+〔新設される融通(連系)設備費〕
4
更新内容
・C棟の新設(増築)
・C棟への熱・電気融通設備の増設
パターン3(面的利用 ⇒ 面的利用)
ケースB:面的利用連系先が新築(増築)される
現状
更新前後の熱・電気供給量の比較
A,B棟で面的利用(連系)されている
熱:100
電気:20
A棟
B棟
熱:30
電気:0
熱:70
電気:20
黒字:供給量
緑字:消費量
熱:70
電気:20
熱供給量
70+30
70+40+30
電気供給量
20
30
合計
120
170
補助対象となる設備
新築(増築)されたC棟も面的利用(連系)する
A棟
更新後
※電気供給量は熱量換算
更新後
熱:140
電気:30
更新前
新設される
融通設備
B棟
熱:40
電気:0
熱源・発電設備
増分50(=170-120)
融通(連系)設備
新設される融通設備
※既設配管,配線の更新部分は補助対象外
C棟
熱:30
電気:10
〔補助対象の設備費〕
=〔新設される熱源・発電設備費の50/170〕
+〔新設される融通(連系)設備費〕
5
提出資料
設備更新を含む事業を申請する場合は、以下の内容を記載した資料(A4サイズ)を添付して下さい。
(記載例)
・設備更新を含む場合の設備費における補助対象経費の考え方
熱供給量[GJ]
電気供給量[GJ]
合計
①更新前
②更新後
1,000
1,500
0
3,000
1,000
4,500
②-①
3,500
※再生可能エネルギー由来の熱利用設備、発電設備による供給熱量は、除くこと。
費目
設備費[円]
A:設備更新にか
かわる設備費
B=(①-②)/②
補助対象経費
(A×B)
100,000,000
3500/4500
77,777,777
※再生可能エネルギー由来の熱利用設備、発電設備に係る費用は除くこと。