平成28年4月号 藤原農機店

.侃
, も唖
える全国でも特に高齢
法人や企業が主力にな
個人向けは鈍く、農業
く、農業機械販売も、
蟻
漁糊
に就職することなく藤
なっています。奥出雲
化が進んでいる地域と
魅
と、詳しい事情は定か
ーカー等の研修などに
原農機店に就職し、メ
擁
ではないということで
︺ ,﹂
た土づくり等によって
すが、通夫氏の父が戦
修理・整備を行ってい
と称される特A米の 時中、戦車や発動機の
を覚え、農機整備技能
独学で整備知識、技術
参加しましたが、ほぼ
大きいこと、ミネラル
ました。章氏は、﹁お客
藤原農機店の整備・
強みとしてあります。
バイスができることも
の高齢化に歯止めが利 外にも追肥のタイミン
ンサスを見ても、農家
が、藤原農機店では新
大変なことと思います
り込むのは苦労も多く
売店が法人・企業に入
社が居並ぶ中、個人販
ィスカウントスーパー
けていくためには﹁デ
この状況を維持し続
◇
できていると言います。
近隣にJAや大手販 料金を請求することが
言います。﹁田んぼがな
いくことです。章氏は
される店として続けて
として農家から頼りに
本は今後も農機専門店
も扱っていますが、基
業の獲得に成功してい
人や農業に参入する企
規顧客として、農業法
とすような売り方では
め品質やサービスを落
のように安売りするた
ら、誰にも負けない整
理の仕事はあるのだか
くならない限り機械修
農機店に訪ねてくるこ
ミからお客様から藤原
らの顧客の紹介やロコ
し対応できる分野で
人店が存分に力を発揮
供していくことは、個
ービスを高い水準で提
人が真に求めているサ
地元の農家、農業法
ことです。
の努力を惜しまない﹂
く店であり続けるため
顧客満足度を高めてい
さらにその上を行き、
常に高い水準に保ち、
た藤原農機店は、それ
販売店として表彰され
ミーティングでも優秀
のクボタのディーラー
の技術、人柄、やる気
し、さらに農機店自身
さまざまな条件が合致
性、競合関係、その他
いくためには、地域
個人店が農機専業で
◇
る。﹂
の購買事業では購買高
おり、特に島根県商才
に協力していただいて
活動についても積極的
藤原農機店には組合
問われます。今年1月 ◇
なども含めた総合力が
で毎年上位につけてい
ているそうです。
引していきたいと考え
ころと一つでも多く取
な意思決定ができると
顧客としてもこのよう
と考えています。新規
模化に対応していける
仕事をしているため代
りました。家族だけで
する間もなく仕事に戻
時も退院して家で療養
それでも、いずれの
そうで、その衝撃の強
地面の鉄板が変形した
たそうです。その時は
に運ばれ3日間入院し
意識不明のまま、病院
す。2度目は脳挫傷で
とが何より必要であ
とが多いそうです。新
す。事業の多角化では
らの条件を満たす力が
ます。組合を利用する
ったと思いますが、と
わりがいないこともあ
備技術を磨いていくこ
規のお客様には最初修
なく、専門性を高めて
あるということを示し
メリットを伺うと、支
ても真似できることで
に、品質やサービスを
い将来的に新車農機の
応などを評価してもら
いくことは並大抵の努
ているといえるでしょ
払先を集約できるこ
はないと感じます。
なく、百貨店のよう
購入に繋げています。
力でできることではあ
う。
と、部品を早く手配で
ます。
に期待して藤原農機店
購入後のメンテナンス
りません。しかし競合
また現状では中古農
きることなどを挙げら
農業法人は、従来か
を選んでくれる法人が
くには不断の努力が求
他社との競争に勝ち抜
れず、新車販売とその
機の販売は特に力を入
理から入り、修理の対
多い。選んでくれた法
められます。
ます。今は中古より新
していくことにしてい
整備を軸に置いて経営
ほしいとのことでした。
体の購買額を増やしメ
の要望として、組合全
れました。今後組合へ
ながらも、50代の一番
御子息の成長を見守り
様子でしたが、今後は
とはあまり縁のないご
けが以外では、病院
◇
ーカー条件を良くして
◇
度、仕事中に大けがを
章氏は、以前に2 健康に細心の注意を払
の判断が働いています。
企業の農業参入など
って頂きたいと思いま
らく杖を使う生活を送
貢献していく藤原農機
り、治るまでに杖を5 ップとして地元農業に
す。
めていく組織では対応
度も折ったとのこと。
は足首の骨折で、しば
していけなくなるので
店の、さらなる成長発
したそうです。1度目
はないか、今後はトッ
完治するまでじっとし
も、従来の営農組合の
プダウンで意思決定で
ていなかったようで 展をご祈念いたします。
農機専業のプロショ
きる組織が農業の大規
ように全員で物事を決
の働き盛りの章氏には
今後の変化に対して
車販売が大事であると
ったと思います。
ればわからないものだ
は、体験した人でなけ
さが体へ与えた影響
人の期待にはしっかり
藤原農機店では肥料
ディスカウントスーパーではなく
金は値引きせず、適正
応えることで、整備料
デパートの気遣い、品質で顧客を引き寄せる
様に育てられて30数年
修理は非常に丁寧で細
でしょう。
藤原 章氏と勇凹
〃のだたのお二士を揮糺
⋮進むべき道は、地元農家に貢献する
農機専門のプロショップへ
ています。
の他に小型建機を扱っ
つとなっています。そ
藤原農機店・−
仁多米の産地である奥出雲において家族3人で経営し、地元で高
い評価を受け、大規模農業法人等の新規顧客も獲得している藤原農
機店︵島根県仁多郡奥出雲町大馬木40311代表藤原通夫
高品質、良食味の生産
章氏は卒業後、他所
◇
島根県評出雲は、日
条件が整い、西の横綱
た経験から、復員した
ってきています。
れた大原新田があり、
を産出する地域です。
原農機店を創業したと
後、昭和22年11月に藤
士1級の資格も取得し
稲の登熟期の日較差が
たっぷりの良質の水、
出雲市内から車で約
◇
1時間、木次線八川駅 のこと。
やってこられた﹂とお
は昔からみのる産業の
藤原農機店の米作りで
田植機を使うなど、米
れた仕上がりで定評が
ホ、入社して2年に あります。また急ぎで
部にわたって気配りさ
客様への感謝の気持ち
御子息の勇氏は現在
作りへの情熱、こだわ
ていることも農家の信
りを変わらず持ち続け
時間がない時の修理で
方法を考え対応するな
技能士2級の資格を取 は、短時間で修理する
得するなど意欲的に仕
法人向けの新車販売
◇
創業当時は唐箕や脱
スを最大限活かしてい
ど臨機応変に臨める高
ることが、好循環を生
は競合との相見積もり
つと言えるでしょう。
べく努力を続けていま
や入札等もあり、十分
頼を得ている要因の一
す。章氏も勇氏の成長
み出し、新規顧客の心
な利益を上げることは
原農機店4代目となる い技術力と整備のセン
に扱う農機も多種、大
を楽しみに、またこれ
のでしょう。
をしっかり掴んでいる
事に取組み、いずれ藤
型化していきました。
から、もうひと頑張り
まり農機の発展ととも
取扱メーカーも鈴江農
していくことになるの
が、メーカーの農機か
難しい状況で、精いっ
どを扱っていました
らの撤退等により、平
の価格には勝てないこ
販売店となりました。
整備技術を評価され、
しかし迅速で正確な
また雪の多い地域な
かない状況で、島根県
他社より多少高くても
グなど地域の農作業全
ので、除雪機の需要が
も平均年齢が70歳を超 般の相談に適切なアド
っているので、農機以 ともあります。
で、米やそばなどを作
成21年からはクボタの 2015年農林業セ
1町歩1反の田んぼぱい値引きしても他社
また、自ら所有する
機や、日ノ本・日立な
穀機などの扱いから始
っています。
御子息の勇氏3人で行 なりますが、農機整備
全般を任され、奥様と
代目となる章氏が経営
線から退き、現在は3 を口にされていた。
?線沿いに藤原農機 藤原通夫氏は経営の一
﹁仁多米コシヒカリ﹂
仁多牛の堆肥を利用し
も高齢化の影響が強
本の棚田百選にも選ば
氏︶を訪問した。
一
から車で約8分。県道 現在、代表を務める
創業について伺う
店はあります。
49
商
農
サの292
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
高く冬の主力商品の一
整備工場
22
◇
藤原農機店
藤原章氏
(6)
平成28年4月15日(金曜日)
報
機
全
(第三種郵便物認可)
第637号