みんなの特別支援教育(PDF)

こギ関西国際大学 兵 庫県尼崎市教育委員会
(:()ヽ
11)ヽ 1ヽ
みんなの特別支援教育を目指 して … …
1 数 3 輛の子 どもt I I 解 一
… … ……
1),
子ども理解のためのアセスメントとは
,ど もの特‖:理解 の机点
困
った子ども_から「困っている「ども_へ の視■の転換
11人 間関係 の形成 と学級経営の方策 …
学報 緑 甘 で 大切なこと
人田関係づ くりを宇 ぶ 機会 や場 の 設定
一,
回 授 業 づ くり … … … … … … … … … … …
授業 のユ ニバーサルデザイン化 をめま して
授業 の正 開における其体 的な支援 や配は を五夫
事 ,1
授業 スキルアッブ1 0 のボ イント
, ﹁
ヽ千環境 づ くり …… …… …… …… …… … 25
ヽ 授業研究の方法 … ……… ……
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│「みんなの特別支援教育」とは
・
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餓
みんなの特別支援教育 を目指 して
特別支援教育とは障がいの有無 にかかわ らよ すべ ての子 どもたちのためにすべ ての薇 員がかかわる教育で曳
そのためには、一人一人違 うキ び方 をしている子 どもたちを理 解 し、楽 しく「
わかる、で きるJ よ うに工大、配慮 された
ー
授業 を行 う必要がありま, そ れが 「
授業 のユニバ サルデザインJ で 先 通常 の学級 における授 業デザインをどう組
ヽ
み立てるかは、特別支援教 育 と教 科教 育 の融合が必 要 になり、安 ″
じ
して過 ごせる学級 集団づ くりが大切になります。
すべ ての教 貞が特 別支援 教育を理解 し、「
わかる技業 と楽 しい学級 づ くりJ の 形成のための研 修 システムの開発 が必
要 になってきまれ
みんなの特別支援教 育実現 のために、文部 科学 省初等 中等 教育局長 「特別支援教育 の推 進 について ( 通知) 1
特 りU 支援教 育の理 念」に以 ドのように述べ られていまi
このような国の動 向等 を離まえ、幼 l T 同か ら高等 学校 における特別支援教 育の充実 にむけて、教 師 自身 の意識 改
革 を四 り、より高度 な専 円性 を身につ ける必 要があ ります。教 師における字 円‖ の 向上 とは、授業 力と学級 経 営力 を
高めることに他な りません, 授 業や学級 経営 を行 う上で子 どもたち一人一人の実 態 を理解 し、教 育的 ニーズに1 芯じた
指導 支援 の充実をメることが 本 め られていまキ
学 校教 育は集団での活動 や生活を基本 とするものです。学級 が安心で きなかったり、授業がわか らなか った りする
状 態が長 く続 くと子 どもたちの心 に不安 な状 況が生 まれ、特別な支援 を必 要 とする子どもたちは, 次 的な問題 を引き
起 こす 可能性がありまキ
安心 して過ごせる学級集 団づ くりを実現することは、すべ ての子 どもが楽 しく授業 に参加で き、「
わかる で きるJ こ
とにつ ながってい くと考えられまキ
みんなの特別支援教育J と 「
本誌が 「
授業のユ ニパーサルデザインJ を 進めるための一助 となることを原っていまt .
02
本
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十11 11 11
│「子ども理解のためのアセスメント」とは
子 ども一人一人の特性 を理解するアセスメントとは、「
子 どもについての情報 を様 々な角度か ら収 集 し、それ らを整
理分析 して、子 どもの実態や全体像 を理解 してい くプロセス_ の ことです!
したがって 「十 的な検 査 や如 能検 査 だけでなく、学校 で見られ る子 どもたちの 行動 の様子や学 力の状 況、家庭
環境寺 を的杵に把 拒 し、子 どもたちの 得意 なところとキ手 なところを比つ けることが大切です ―
子 どもたちのイ
, こなと
ころが 見つ かると指導 を行 う にでの きっかけ作 りがで きます. また、音手 なところが 比つ かると「つ まず きJ の 甘 │ │ のメ
さます. 教 師は結果 としての 「
つ ます き│ とい うことだけを見すに、「なぜ で きないのか 、「どうした
カニズムが解 t l l れ
らで きるのかJ とい う観点 を持 つ必要があ ります.
医学 的な
検査
行動
観察
子 どもの
アセスメント
知鰭 心 理
生 育歴
検査
学力の
獲 得状 況
子どもたちは 「
先■からほめられたい。認められたいJ とい う願いや欲求を対 っています. また、教 前は授業を渓
‐
が
同したり、学級経常をしたりする中で子 どもたちの一人一人のニーズを, け 止め、人間として成長 発n tさせること
大切になってきます. そのためには教師自身が 子どもたちを見る予立てをいくつ持 っているかがi 亥 な課題になって
きますヽ
(4
1子 どもの特性理解の視点
?』
実態開 】 9月。運動会の練習が始まつていま抗 4年 生のA君 は、学級で担任の先生から問いた集合
【
場所に時刻を過ぎても現れません。A君 以外の子どもたちは、指示どおり、全員集合することができま
した。事情を聞かれたA君 は、「
飼育小屋でニワトリをすつと見ていました。
│ で
―
も僕 は、朝 、集 まる場所も時間も向いてなかったよ
ヽ
中学年 の子 どもは遊 び盛 りでt . そ れで も、遊 びと勉 強の 時間を意識的 に切 り皆えるなど学校 生活 へ の順 応力が
高 まってくる時期でもあ りま丸 教 師の指示を一度 聞くことにより、その内容 を理解 し適切 な行動 が取 れ るようになっ
てきます。子どもたちの中には話 を聞いてい るのですが、状 況 によっては、話の内容が 聞き取 れず指示 が理解で きて
いないことがあ ります。A 者 のように、一 比すると遊びに夢 中になって時 間を忘 れていたかのように感 じとれますが、
実は、大切なことが らを聞き取れ なかったため、学晋活動 に参加 しそこなったとい う場 合 もあ りまえ
集田場面 で、A 君 のように 「
指示J の 理解 の不 1 分 さが 日立つ子 どもが いまt . 教 室での教 師のことばは聞こえては
いても、友 だちの声や周岡の物言 も同時に脳 に伝 えられ、必 要 な情報 ( この場合 は集合場所 時阿) を 開さ分 ける処
理、つ まり、聴覚情報を処理する過程 につ まず きのある子 どもが いることが指摘 されてい ます。
教 師の言葉かけの意味や要点 を開 き分けることが 音子 な子 どもは、夕点を聞き落 とした り、 部 を聞いてそれだけ
で行動 に移 してしまった り、自分 に都合よく聞いた りと、学営の場面 で問 き取 りの内難 さによる失敗 を繰 り返 して いる
と考えられまれ
プリントや黒板 に書かれた課題 にどのように取 り親 んでいるか ( 視覚情報 の処理 はどうか) 、詳 しく観察 してみましよ
う。課題に沿つた取組み力討まぼできているようであれば、「
文字による指示が効果的であるJことが分かりま,そ こで、
畿
千 ■ ■
四
整 緊
:箸 告薔
碁 至 巳鮎
瞥
盤
―
―
繁
0周 りの音をできるだけ少なくし、静かな場面をつくって話をするようにしま曳
0本 人のセばで、注意を引きながら、全体に話をすることが大切です。(「
聞く」から「
聴く」へ)
ヽフ
Э
05
似 通 つた音 のことばは、聞 き間違 いがおきやすいので、身体表現やカー ド等 で特徴 づけ、わか りやすい
視覚情報 による補足 が必 要です。
聞いたことrま
を復唱させ、何音節まで聞き覚えることができるかを確認する必要があります。(聴覚的短期記憶の確調
│「困つた子ども」からr困つている子ども」への視点の転換
日常 の雑 談やイi 動観 察 の 中で 子どもたちの好 きなことや興 味 関心 のあることを観察 し、発見することは大切 で
丸 得意なところがわかれば、学習の導入時 のきっか けや活躍 の場 の設定 に役 立ちまi
せ憶や理解の仕方等の認知 といわれる脳 の処理過程の特性を理14し、
子どもたちの見え方や岡こえ方、感じ方、こ
それを持まえて指導 支援 に生かすことも重要なポイントになります.
0聞 いて理解するより、見て理解する方が得意 ウ 視 覚 支 援 を活 用 します。
● 手順が明確でない活動は正確に行うことができない ウ 活 動 の 順 序 、見 通 しを明 確 に しまえ
● 二つのことを同時に処理するのが吉手 ウ ーつ ず つ の提示と作業環境の工夫をしま抗
● じつとしていることが音手 ウ 動作化を取 り入れた創造活動場面の設定をします。
0注 意の集中が悪く落ち着かない → 教室の静寂化 と前面壁の簡素化を図ります1
等
々
「なぜ気になる行動が起きるの力Jそ の理由を考えてみる。子どもたちに対 して注意や叱貢をする前に、気になる言動
の要因 背景を考えることも大切であ 要因 背景がわかれば指導の手 立てはたくさん出てきまキ
例えば、授業中に立ち歩く要因 肯Hは 、「
何をしてよいかわからなしJ「 注目してほしい」「
課題が高すぎる」「
産ら
なければいけないということがわからなしJ「 指示がわかりにくい」「
面白くなしJ「 聴党や祝覚情報の過敏J等 々.
∼しかできないJで はなく「
子どもたちの気になる言動の見方を、新呆だけを見た 「
なぜできないの別 「どうした
∼ならできる」「
∼
らできるのか」という要四分析をする見方へ変える必要がありまt.教 師の意JRの変化によって 「
もできる」というような見方に変わり、子どもたちだけでなく教師自身のモチベーションも高まってきます。
子 どもたちの気 になる言動の理 由や言 い訳、言 い分 ( 「どのように感 じたかJ 「どのように思 っているかJ 寺 ) を 、子
どもたちの気持ちに寄 り添 いなが らじっくり岡 くことはとて も重要でt .
06
1学 級経営で大切なこと
行動に対しての評価をする場所
子どもたちがイ
i った学習や行動 に対 して、評価基準 を 4 3 確
にし、適切な「
T 価 をすること
が大切です.
些 細なことでもほめる、認 め られる場所
できたJ を大切にし
「それくらいできて当たり前二ではなく、取組の過程における小さな 「
r
L
細
ながら
なことでもほめることで山己肯定感が高まります.
居心地 のいい場所、存在感 のある場所
で子 どもたちががんばっている様 子や役割を呆たすために努力している様 子な
■級内タ
ト
どを紹 介したり、励ましたり、子どもたち自身が 「自分は字級の一員である。大 切にされ
Rで きるようにすることが大切です)
ている!Jこ とを実 「
基 準 が 明確 で分 か りや す いル ール を作 る
どうする」等を具体的に決める必要があります。
3 「 いつJ 「何をJ 「どこに」「
( 例) ロッカーの使い方 ! 上にカバン 下に学校に置いておくもの専
● 教 室 や廊 下等 の見や す い ところに掲示 す ると一 見 して分 か りや すくな りまえ
0 活 動 を行 う前 にル ール を復 唱 して、確 認 した り意 識 づ けを図 つた りする ことも効 果 的 で 抗
● ル ールが守れている時を見逃さよ 認めたりほめたりすることが大切で曳
ロツカ ー の 中は
整I E かごを
使 つて !
置き場所ガ
分 かるように
目印を
つけましょう 1
核家族化や少子化 等、社会環境 の変化により、人間関係づ くりを学 ぶ 機 会が少 なくなっています。こうした状況の
中、半級 集l l で人F n n 関
係づ くりを学 ぶ 於会や場 を積極的に設 ける必 要性 が 高まっています。子 どもたち同士 の関わり
合 いを碓 立するには、子 どもと教 印F の信頼 関係 を去 鱗 としなが ら相 五 をつ なげて い くことが大切 です. そ のために、
個 の特 性 には じた指導 支援 を行 うとともに、学級全 員で友 だちへ の望 ましい関わり方 を学習する機 会やt i を設け、
J としても大問関係 づ くりのルールゃマ ナー を身につ けてい くことが 求められています.
学級集Ⅲ
あいさつの習慣化や 「
聞き方」「
話し方」を常に意識した取り組みを進める
● ル ー ル に基 づ いた線 習 をす る。
( 例) 「うなずきながら聞くJ 「話し終わるまでは質問をしない」「
時々質F e l な
しがら聞くJ 等
て
a □働 密倒
(「摘し方Jかきくけこ 〕
F聞き方Jあいうえお 〕
んがえをまとめて
あいてをみて
aか
いいしせいで
`
にヨ きく人のつおをみて
うなずきながら
えがおで
げんきよく
おわりまできく
ことばづかいにきをつけて
友たちとよりよくつ ながる言葉や相手を傷つけない言葉を見つけ、相手の気持ち
を考えた話し方を練習したり、自分の感情 に気づいたりする学習を取り入れる
ふわふわ言葉」を見つけ〔 好ましい言葉道いを掲示し習慣化を図ることが大切で抗 (写
「
真1)
0
0
場に応 じて声の大 きさを調整することが苦手な児童生徒 が、ル ールを常に確認すること
ができるように、掲示 しておきま曳 写真2)
相手の気持ちを考えることが吉手な児童生徒 には、状況を絵や図で示 し、視覚的に把握
できるように配慮することも必要になりま抗
︹︼ 0
どんな時に、「
カッとしたり」「
イライラしたり」するのが考えてみましょう。
感惰 表現が難 しい子 どもには、マンガやイラス ト等 の祝 覚情報 を活
用することも必要で坑
0本 人の対 応 方 法 と周 囲 の対 応 方 法 の両 方 のスキル を身 につ けさせ
る ことも大 切 で あ
て
例)。 本人 !「深呼吸をする」「
落ち着けるスペースに行くJ等
●周囲 │「静かに見守る」「
励ましや応養の声をかけるJ等
09
〔
写真 1)る わ小わ言葉
「
聞く」「
話す」スキルの系統性を理解する
Il
基本 となる話 し方 開 き方 を操 り返 し指 導 し、各教科 の話 し合 い活動 を上夫すれ ば、話す 開 く力が身につ き、コ
ミュニケーションが 向上すると考えられまt . 自 他 の考え方の共通性や違 いへ 気づ き 他を の意 見により、新 しい考え
方 に気づ きます. また、他者の意見により、自分 の考え方の付j D 修 正がで きることも多 くあ りま丸
市
から巴
ス
ルの系統性
キ
聞く
」「
岳す
」
回ヨ囲E虜
=予め「
身 近 なこと 経
験 したことなど
か ら話 題 を 決
め、必要 な事柄
を思 い出す。
車
関心のあること
などから話題を
決 め、必要な事
柄 につ い て 詞
べ 、要点 をメモ
する。
相 手 に応 じて
話 す 事 柄 を順
序 立て 、T 事 な
言 葉 と普 通 の
言 葉 との 違 い
に 気 をつ け て
話す。
から弱
相 手 や 目的 に
応 して 理 由 や
事 例 な どを挙
けながら筋 道 を
立 て 丁 寧 な言
葉を用 いるなど
適 切 な言 葉 遣
い で話 す ことめ
姿勢や 回形 、声
の大きさや速さ
などに注意 して
はつきりした発
音で話すこと。
大 事 な こ とを
落 とさな い よう
に しな が ら、興
味 を持 つて 聞 く
こと。
互 い の 話 を集
中 して聞 き、話
題 に沿つて話 し
合うこと。
騒すJスキルの系統性
'「 聞く」「
相 手 を見 た り、
言葉 の抑揚 や
強 弱 、間の取 り
方 な どに注 意
したりして話 す
こと。
話 の 中 心 に気
を つ けて 開 き
質 問 した り感 想
を述 べ た りす る
ことも
互 い の 考 えの
共通点や相違
点 を考 え、司 会
や 提 案 な どの
役 割 を果 た しな
がら 進 行 に
お つて 話 し合 う
こと。
囲く」「
「
露すJスキルの系統性
考えたことや伝
えたい ことなど
か ら話 題 を決
め 、収集 した知
識 や 情報 を開
係 づ けること。
目的 や 意 図 に
応 じた 事 柄 が
明 確 に伝 わ る
ように語 の構成
を 工 夫 しな が
ら 場 に応 じた
適 切 な言 葉 遣
いで話すことめ
共 通 語 と方 言
との 違 い を 理
解 し、また必 要
に 応 じて 共 通
語で話すことも
話 し手 の 意 図
をとらえなが ら
聞 き、自分 の意
ベ るなど
見と' ヒ
して考 えをまと
める。
互いの立場や
意 図 を はっきり
させ な が ら 計
画 的 に話 し合 う
こと。
1()
ll確
にしましょう。日指す学級像 はどのような学級かをイメー
学校、学年 日標か ら学級 日程 を設定 し、キ級維官方す を「
ブし、教師l L 人として、集門 としてどのような学級をつ くりたいのかを子 どもたちといっしょに考えることも大切で,
物多物物多物%物
学級経営案 側
3年 00組
名 前 0000
学年 ・学級 目標
《学年 目標 》
"“
"
“
めあてをもってがん ばる子
友 だちの 気 もちが わか る手
0め あてをもつてがんばる予
3 年 生 の 階段 は大 きい。そ う言 って始 まった 3 1 1 生 . 新 しい ことが い くつ もスター トす るⅢ で ひとつ ひとつ が 自分 の
成 長 につ なが ること、高学 年へ の足 が か りで あ ることを感 じさせ たい . 追 い立 てるので はな く、自分 か らひとつ上 を日
指 した くなるような声 か けをしていきた いコ
0友
だ ちの 気 もちがわ か る予
一人一人ががんばれる環境 を整 えて力をl l ばしなが ら、となりには必ず仲 間が いて、 一緒 にがんばっていることを伝
え、そのことを感 じる感覚 をを いてい きたい。テ ームやl l で活動 するときには 日 りにいる友 だちのことを考えて行動
する甘 F l がつ くように働 きかけたい。
《学級 目標 》
"
“
となりの友だちと手をつなぎ、えがおいっぱい、みんなですすもう
学年 ・学級経 営方針
0と
な りの人 と手 を取 り合 う
兵団として成り立つ以前に、まずはひとりでT R 張れる子にする。そして、誰であれとなりにいるただちをまず大切に
することから、実国に広げる. となりの友だちといつでも話せる、助けあえることを日指丸
がお い つぱい。みん な です す もう
の1 歩. でも、1 歩で満足する
できたJ 「みんなでやったJ という達成感を味わえるようにする。 人 の1 0 歩より1 0 人
「
のではなく、「
い
っと
たし
ていき
たい。
も J と う欲求を満
0え
││
めざす子ども像 ・
学級集団
③ だれかのためにがんばる … …そぅじや当番、係の仕事を進んでできる子.
0 自 分 のためにがんばる … … …できることを増やそうとする子。当り前のことをきちんとし続ける子ど
O ひ とりひとりの存在がきちんと光るような集団
… … ひ とりひとりがしっかりと立ち 合員がたがいを支え合う学級.
こんな学級 にしたい
0毎
朝 行 きた くなる教 ヨ にする
間違 えて も、失敗 して も頭 ごなしに叱 られ ることのない、きちん と型 解 して もらえる、自分 の店 場 所 が いつ もあ る教
室 にしたい。因った時 には 「困 っているJ 「助 けて ほしいJ と 言える教 = に する。
0 意 欲を引き出す
学 習の導 入や活動 の4 - まりに、しつか りと趣 意説 l t をする。そ して ゴールを示 し、途Ⅲには経 過 をきちんと評 価す
る. 今 自分が どの位置にいるのかがわか り、どの くらい先 にゴールがあるのかがわかるようにすることで、意欲が持続
できるようにする.
0自
己肯 定 感 をお たせる
超ヨ囚ヨ四】
えたい。
! 毎日当番 の活動 で自分 もみんなの役 に立って いる、とい う責任感 を育て、や り遂 げることの大 切さを伝
ロロ噺房田 !できてぃることを積極的にほめる。Rlよりできていること が んばろうとしていることも合め、どんどんほ
めるところをさがして見つけてほめる.
i毎 週、道徳の時間に 「
今週 で きるようになったことJを 書 く。ほんの小さ
L った時に、自分 の成長を実感できると考えている。また、書
でも、毎週 どきためることで1 年間を振 り・
なF l 分のl j k 長
いたカードは一 L 4 兵め、すぐばらばらに配り、手元 にきた誰かのカー ドに一 言メッセージを書 く. 書 いたらカードの持ち
主に直接渡しに行く. 友 だちからの温かいメッセージがまた励 みになるように、男女関係なく交流する機会を作る。
② 子ども理解 ・
家庭状況など甘最の理解を深める
ひとりひとりの特 性 をしっか り理 F l し、一番 効果的な手立てを考える。また、家庭環境 を把提 し、子どもたちの背 景
を理解する。その にで、支援 の方法 を考えて、実践する。
学級 の 中で学習 の力をつ ける
③ 学習 の力をつける
低 十 年 の 間に、言 葉 を増や す こと 読 み取 る力 表 現す る力 などが 必 要不 可欠である。
O日 記 0ケ ンカは当事者同士の話し合い解決 O意 見のたたかい 0と なりの人と話す
O暗 唱 0書 き取りの宿題 0こ とわざ 偶用旬 O読 み聞かせ
12
学年初 めの3日 間 を大切 に 1副
“
"
大切な第 1日 目 出会 いを大切 に
・合 貞の顔があがる、目が 合 うまで行 ってか ら市しましょう.
・大事 なことを話すときには 「
今か ら大切 なことを言いますJと予 告しましょう.
・言楽は短 く、要点を話 しましょう.3つ 言います、と予 告して、単lkにきくの も右幼 です.
・机 の上 には何 もお きませんt
・手 は残 の に(頬づえや手遊 びをしないように手 の場所を言 ってお きます)
・先生は明るく 楽 しく、けじめをつ けて話 しましょう[
。できていない子 を指摘するより、で きている子をほめましょう.
・できていないことをいう時 には、にっこりやんわりと‐
∼ しましょうJと 半ましい行動 を教 えてあげましょう。
o「00し ませんJと 言うより「
2》全員の名前を呼びます
《
o 返 車は 取よいJ と大 きな声 で. できていたらすぐに名前を言って ほめる。もしで きていなかったらや り成し
をする。たぶんほとんどの子が思いきりいいと手 をしまれ どんどんほめましょう。
3》短いあいさつ (担
任の自己紹介)をします
《
4》先生の願いを話します
《
・先 4iが叱 る時 3カ 条
5》配布物を配る。「
どうぞ」「
ありがとう」のリレーで
《
, す ぐに名前と日付を言かせます. 名前は必ず丁年に書かせ、雑な子にはすぐ書 きなおさせます.
6 》質問を受け付けます
《
。できるだけ文 末 まで しっか り話 させ まi で きない場 合 は話 し方 を教 えて手伝 い ます.
・配 られたプリントをJ ■ に折 らせ ま先 折 ったられし
の右 端 に重ねて置 かせ ます.
。とな りの人のプリントと、折 り方比べ をさせ まt . 配 布物 は 」年 に扱 う営 眠をつ けさせ まれ
7》掃除をします
《
。「そうじを一」i 懸命にする子が大すきです. そうじを- 4 t 懸命にする子は必ず成長しまチ 大人も子どもも
一緒です! そうじはだまってします. 一人の時間です。よいと思うことはどんどんやりましょう。ふざけた
り、遊んだりする人は3 年0 組 の中にはいないと思いますが、 喬 いけないのは何もしないことです, 今
からそうじをがん! ゴ
リましょう。
8 》次の日の連絡をします
《
o 連 絡帳に丁年に書かせ ます. 書 けたら見せ にこさせ、ていねいに書 けていない子 には書 き直しをさせま先
︲
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1》出会いに際して
《
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9》「
さようなら」をしまれ さよならジャンケン など
《
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1》朝,黒板に学校に来たらすることを書いておきます
《
。ランドセル 上 者 をかたづ けます:
・連絡帳 を開いて、先■の机 の 卜に置 きます!
・児章指 導資 t l 保健 調査表 封筒はまだ‖1 しません. ( 個 人情報なので、慎重に扱う)
・先 4 と
が くるまで教室 で待 ちましょう.
2》学級指導
《
・朝 のあいさつ をします.
・出席 をとります。大きな声で返事 をさせ ます.
・布物 を回収 します.
3》係の仕事の決め方
《
・係 の仕事 の3 と
明をしま五 どの仕事 もなくてはならない仕事 であることを伝 えまt .
・「全員立 ちましょうJ 「自分 のや りたい打i 車が決 まったら座 りましょうJ
・決め方 を話 します, 「や りたい仕事 のところに名本とを貼 ります. もし同 じところにた くさんの名前が あつ
たらどうして決めた らいいですか ? ジャンケンで もいい けれ ど どんな仕事 でも 生 懸命 がんばれ ます
ね ? では、なかよく決めましょうJ
・列 ごとに名前 のマグネットを地 りに行かせ まi 送 っている子 は席に戻させ ます!
・そのt r 事に一人 しか いない ときは決定 し、仕事 を水 で出みます. すっと自分 か ら仕事 をうつ る子が いた
らほめます. 重 なっていた らジャンケンで決めさせ ますt
・仕事が全部決 まったら、名前と自分 のイ1 事を言 わせ ます 「
●●係でキ ∼∼をしますJ
1》朝、黒板に学校に来たらすることを書いておきます
《
。ランドセル 上 者 をかたづ け ます )
・連 絡 帳 を開 いて、先 生の机 の 卜に置 きます.
・先生 が くるまで教 4 で 教 科 書 を読 んでいましょう.
O
O
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2》自己紹介
《
・話 す 内容 を3 つ 話 す. ( 単 枚 に吉 ( )
O
■ 名Hlと去年のクラス
0す きな食べもの
O
0-番
O
O
O
O
楽しみな教科
3よ ろしくおおがいします
。ます担任がお手本を示しまキ
・時 間力`
かかってもいいので、できる
だけた くさん しゃべ れ るように促
す。がんばったところはた くさんほ
めること.
拡 大 して黒 板 に姑 る手
わたしの名まえは 「
●●●●とで抗 きよ年は 2年
1組 でした。すきな食べ ものは Fぎようざすです。
とくに自分がつくるぎょうさが一 番すきです。中
には、はくさいやお肉を入れて作りま抗 つつむの
は時間がかかるけど、作 つたぎようさがたくさん
ならんでいるのを見ると、うれしくなります。みん
なにも食べてほしいで五
一番楽 しみな教科は Fどうとくどです。いけんのた
たかいが大すきで曳 今年もたたか いたいです。
よろしくおねがいします。
O
14
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バ
ユニ
ル
サ デザイン化 をめざして
授業 の
日特別支援教育の視点を導入する
E と か ら、技業をどう作 り、どのよ
授業づ くりにおいて、特, u 支援教育が大 t J にしていることは 「
個 々の子 どもの実態す
うに展 開したいかを考え、技業 の中でどんな力をつ けさせ たいかJ と い うことにつ きます. こ れは、時が いの布る無 しに
かかわらず一人一人の実態 を有 観的 に兄植 め、キ び 方のt う 1 0 人に対 して、学級 づ くりや教科教 育の中でどのようにわ
か らせるかということになります. 教 師 は、子 どもたちの一人一人のニーズを受 け にめ、人間として成長 発 達 させること
が大 t J になってきます: そ のためには特 別支援教育の祖 市を取 り入れた技業づ くりがとても大切になってきまt t
数 室の で 支援 を必 要 とする子どもたちは、状 況に応 じて随機応変 に対応 した り、先 の見通 しを持 ったりすること
が■ 手な場合があります.
子 どもたちが 同標やめあてを持 ち、■体 的に学習 に取 り組 むことがで きるように 了どもたちの特性 には じた支援
を取 り入れることが 大切です.
導入や展開の工夫】
【
授業 の準備の仕方を示 します
0学 習 に必 要 な準 備 物 や 準備 の仕 方 を具体 的 に示 します 。
16
授業の進め方や注意を引きつ ける導入を工夫 します
C 「 おもしろそう」「
できそう」「
やつてみよう」と意欲を高めたり、注意 集中を促 したりして、子どもた
ちが学習に向かう姿勢をつくることはとても大切で帆
一
● 学 習 の 開始 は 「
ら始 め まえ
身体 の 部分 を動 かす 活g l J J か
であれば、音読、背年 ( 4 に凝で書 く) , 銃 数であれば、九九
「
身体の一部分を動かすJ 活動 とは、例えば、卜H ・
や公式のロ
であれば、確転が つて足だけ、手だけ動かすなどです. 全身が動いては離席や教モ
キ噌、数唱i l育
l・
か らの飛び出しになってしまうのでヤ習にはなりません。身体 の一 部分、日や手 を動かすためには 身体 のi
な青卜
分は自然に止まっていなければいけません。身体 の 部 分を動かすことで、身体 の大i 卜
分をおち青かせる
ことができます.
“
"
身体 部 分 を動 か す ことで 落 ち着 く
おはよう
おひさま
あいうえお
からすが
口が 動 けば 身 な は動 かな い
手 わi 動けば 身体 は動 かな い
● ● ●
復習のための小テスト、フラッシュカー ドによる 一斉言読、「
O X ク イ幻 等で注意 集中を促 しまi
絵や写真、映像等を活用 し、意欲を高めま丸
子どもたちの興味 関心、生活との関連性がある活動や話題等を取り入れま丸
教科の特性に応 じて、授業 の流れをパターン化する
● 学習のねらいや見通 しを明確 に
するために、カ ー ドや小 黒板等
の視 覚支援を効果的に取 り入れ
ま五
C
タイマーやカー ド等を活用 し、活
動の始め と終わ りを明確 に し、
時間が見える7/zに
する ことも見
通 しが立てやすくなりま帆
1テ
じ■ん しド
つ <ろ 'つ`く
■… 核 7f4
支援 を必要 とする子どもたち一人一人の教育 的 ニーズに対応するために、言語環 境 の整 備 効 果 的な対し「
D H 指導 、
一
主体 的 に取 り組めるよう二 人した教 l l 教具等 、学年 に応 じて仙 へ の打じは を キ授 業 の Ⅲに取 り入れてい くことが
必要です.
で きたJ 「わか ったJ と い う成就 感や満足 感 を持 つことがで きるように授業の反 閉におけるエ
学習 目標 を達成 し、「
夫改善に努め 子どもたち一人一人の特性 に応 じて 必要 な支j 7 7 を
行 ってい くことが大切です.
指示や発間の工夫】
〔
分か りやすいntBHやお示は、「
今何 をするのか │や 「
今何 を考えるのかJを 明確 にし ,ど もたちの学ぶ意欲を■
めることにつなが りまi担 覚支援年 を効果的に活用し、子どもたちが理解 しやす いような伝え方や通切な話 し方に
考める必要があります=
を 話 す 前 に見 通 しを示 す ことが大切 で す 。
「これから3つのことを話しますJ「OOに ついて話 しますJと 事前に予告 します。
● 具体 的 な言葉 を使 うとわ か りや す くな ります 。
はねに気をつけて ときましょう」 「目を見て聞きましょうJ等 、共体的に示す.
「ちゃんと_ き ちんとJで はなく、「
「あれJ「それJ「向こうJで はなく、日rDゃ方向を示す。
0 指 示の出し方を工夫しましょう。
子どもたちに共通した者i き は、F H Hこと
く です。キ校で 「聞けない. J というときには、O 聞 き取りそのものから
い
a 聞 て記憶すること、0 理 解判断すること、0 実 行すること までを令んで言っている場合が多く見受けられ
ます. 従って 指示をいす場合には、子どもが先■をえているかどうか確認する必要があります. 向 いていなけれ
ば 肩をJ 「くなどしてl F 盲喚起 しなければ いけません, 決 してことばで, i 盲してはい けませんⅢ聞 いて記憶 するこ
とは大 概 古手 ですⅢ6 年 生 になっても3 語 程 度 しか覚 えられ ない子 どももいます. くどくどと説 明 してはいけ ませ
ん, 言 栞だけか ら理解 判断することは、難 しいので、日で見せ、視覚 的に補 う必 要があ ります。
示 と併 せ て モ デ ル を示 す とわ か りや す くな ります 。
絵 や写真 年を併用することも大切です。大手 な言葉やキー ワー ドを提 示 します. ( 小 黒板や カー ド等 のl f 用)
C指
0 活 動や作業を止めたり、話す人や黒板等に注目させたりして、
聞く姿勢を整えてから指示や発間をすると聞きとりやすくなります。
0 座 席の位置を配慮しましょう。
0 指 示を復唱する。
“
"
犠 を見せ な が ら指 示 す る
車
闘圏醸醸
一
先生の指示や、
まわ りの友 達の状況 が
見やすい
2 列 目くらいの席へ b
ン幸
教科書
2 7 ベ ージを
開けま坑
“
'
座 席 の位 置の 開
画
モデル に
なる友達の
口置。
日
指示の文は短 く
18
板書の工夫】
【
枚書はキ習中の lFu克
的な手がか りとなりまキ キ習の見通しを示したり、内容の確認を行った り、記憶を助けたりす
るものとなるので、えやすさに配慮した枚書 を行 う必要があります)
0見 や す い大 きさの文 字 で書 きます 。
C色
チョー クを活 用 し、活 用 の仕 方 を決 め てお きます 。
3短 冊 黒 板 や小 黒 板 を子 どもた ちの発 表 等 の場 面 に活 用 します 。
3黒 板 を分 割 して使 い 、学 習 の流 れを示 します 。
0 重 要な用語にふりがなをつけたり、大切な箇所を分かりやすく示したりします。
見通 しが 持 てる よう、
授 業 のめ あてや流 れ を
初 めに示 しま しょう !
机間指導の工夫】
【
子どもたち 人 人に対して技業の理解度を引: 価しながら、できていることを認めたり、つまずきに対する道切な支
援を行ったりする寓重な機会として" t 出指導が大切になりまれ
一キ1 旨
導の中で机問指導による個の特性に応じた支援を行うためには、理解の■い子どもたちに対応するための
課題の準備をしておくことにも配慮する必要があります.
0 ノ ー トやワー クシー トに称賛の言葉や印をつけます。
O 活 動の流れや指示が理解できていない 時 に、個別に再確認したり、メモで示 したりします。
一 か所に長くとどまるので
0 子 どもたちの困つているところがわかり、つまずくところが予測 できれ, ま
はなく、教室全体を見渡して、効率のよい集団の中での個別指導ができます。
11'
個の特性に応 じた支援例
● 1 行だ け見えるように切りぬいたシー トを準備 しま抗
● 文字 の形を捉 えやすくするために、絵 カー ドを使って形の意味 づ けを行 いま曳
。 まとまりを言葉で捉 えるために、フラッシェカー ドですばや く就み収る練習を取 り入れたり、
キーワー ドに印をつ けたりしま抗
―
へのへのもへじJを捕かせます 初めは、指準者が描いた絵をなぞらせまi
■歌を歌いながら、「
2指 導者のまねをしながら、体で大きく空書きをさせます。両手を合 わせて正中線を越えるよう
●利き手で、大きく空書きをさせます.
■用紙に書かせまキ 1 大→小)
(ヘ
スター トの位置に印をつけて、「
ビューンピュンJな どと言語化しながら書きます。
l 計 算 することへ の 支 援
`
と _
用 します!
計 算 の手順 を言 語 化 した カー ドや手│ ほ
書 を! 舌
問題 数や習熟 度 に配慮 したワー クシー トを作 ります
計 算 の意 味 づ けを行 う具体 物 や ■具体 物 を活用 しまi
筆 算 が しやす いマスH や 枠 の あるワー クシー トを準 備 します。
大 きな数 が 分 か りにくい子 ( 位が 理 解 で きない)
0
2‐ 61
と 書 き 数 字 を入 ″L てい きま坑
0」
1
空 いているコは、「
1 4 答 えは、「
2604」
0
0 4
0
十 0 0 1
百
3
1
4
3
4 桁 に数 字
千
十
百
千
重 な つていた ら
ばらすと
千 1百 1+│一
5
20
部 鱗
もま
剖
実態例】 Gさ ん (小3)は 、普段から落ち着きがなく、一つのものごとに集中し続けることが難しい
【
子で抗 課題に取り組める時間が短く、フラツと席を離れてしまいま抗
指導例】
【
注意Jというアンテナをしっかり立て続ける力が必要で,そ れ
集中を持続させるためには、現1:行っている活動に 「
と同時に、不必要な情報を 「
雑音Jとしてカットする、ラブオのチューニング合わせのような力も必要です.不必要な刺激
に注意を奪われないよう、教=内 を整理 したり、クラス全体を落ち岩いた雰囲気にしたりする学級経常から始めまキ
次か ら次へ と興 味 の対 象 が移 りやすく、結来 的にどれ も中止半端 に終わって しまう、ということが 多 いG さ ん。こつ
こつ 努力することが市子です. た だし すべ ての活動で努力が長続 きしない というわけではあ りません。好 きな活動、
″が 高 い内容 であれ ば、普段 見せ ない集 中力を発1 4 することもあ ります. 集 中にならがあることを理解 し
もともとl lい
得意な部分 か ら集 中の持携 を促 します。
3
に指示を伝 えるときには、「どのような内容 をどれくらいの時 間で成 し遂げるのかJ 「終 わるとどうなるのかJ と
個, 」
いった活動 の見通 しを車前 に伝 えるようにします. 例 えば、接業 中に水を飲 み に行 きたい と訴えてきた場 合 も、「
水飲
みなら1 分以内ね。それ以外 はだめだよJ と伝 え、タイマー をセットし、1 分以内で もどってこられたら 「達成J で きたこ
とを一 緒 に喜 びまキ タヽッピーエンドで終えることが行動修正のポイントで先
工夫の例】
【
見通しをもてるように、黒板が全部埋まつたら終わり。
1 1 1 1 ■
﹁
質
所
昌
す
か
れ
る
議
遺
身
遅
]
5)の机の周囲はいつも散らかつていま五 前の時間の教科書や教材がそのままの状態な
実態例】 Hくん 171ヽ
【
の(ノ ートをとるときも安定した置き方になりません。準備や作業への取り組みもスター トが遅れがちであ
勿
H くんの■ 年 口ヽ5 ) で 身の回りの整理ができないと、ついつい対象児 の努力不足 ( やろうとしないか らで きな
いJ ) と いう気持ちを抱 いてしまいがちです. しかし、そうではなく、自分なりの整理術が まだ禾形成だ ( 「
そもそも身
一
についていない1 ) と理解しましょう〔 1 7 に、初歩的な段階から稚理術が身に着 くように教える必要があります.
1勿
「ちゃん としなさいJ 「 しっか り片付けなさいJ といった抽 象 的な指 示 で は何 も身につ きません, 何 をどこに置くの
か、ユ 体 的に指 示 します. 世 ( べ き場所 が 定 められて いない と 「どこで もよいJ の 状 態 に陥 う 結 果的 にものが 散 乱
します. 置 き場所 の理解 が明確 になるよう、ファイルや ケースを用意 します. ゼ 要であれ ば整取 された状 態 の写 真 も
町 っておきます=
す
ラ
勿
ラ
与
″
ウ
机 卜の整型 を確 実 に実 現 したい場 合 には
「なんで もボ ックスJ を 机 の 側 に用意 し、授 業 が 終 わ つた らそ こに 旦
全 て を入 れ 、舟 り際 に分 類 する時 間を設 け まキ 定 者 したところで ボ ックスを2 つ にし、その場 で分 類 しなが ら入れ 分
│ ) まt t
収 納 や取 b 出 しに時 間がかか らない 収 細 方 法 にしましょう.
下複時に、
みんなで
机 の 中の整備 襲 霞 を
連絡ブ リン ト類 は、
連絡袋に入れる
しましょう1
習 慣 づ けを !
ヽ″
│‐
1軽
ぃ
春
暑
督
3と
釜
話
託
す
J
実態例】 Uさん (小5)は 、質問の途中で最後まで聞かずに 「
それは00の ことでしよう!Jと的外れ
〔
な質問をしてしまいます。話を最後まで聞いて考えてから答える、ということが吉手なようで抗
指導例〕
【
奇学年だからといってお青にルールがあることが定者しているとは限りません。改めて、発門者である先生と、解答
者である子どもたちとのや りとりのルールを確 認しましょう。「
質問一挙手 →指名 →発言」というルールであれば や
2 ↑復になっていることを伝えます.
りと, 力`
先 4 t の質 問をと 中で近 らないJ 「友 だちの十習の邪廃 をしないJ と いった r k 損タィブ
箭動 的な発 許が 多い子 に、十
の日標 はうまくい きません. む しろ、自分の意思を伝 える方法が発 声しかないとい うことを見直す必要があるのではな
いで しようか ? 以 下のように多植多様 な解各 方法 を用意しましょう。
● 質 問 を聞 いて わか つた ら、ワー クシー トに記 入する。
● 質問の後で選択 肢 を示 し、その 番号を指 で作 つて見せる。
C質 問を聞 いて、隣 の人と相 談 し、意見を統 一 させてか ら挙手する。 な ど
行動 的な発言 は、アイデイアの豊かさの裏 返 しか もしれません。「
待 てないJ 「衣慢で きないJ と いった ネガティブな
子 ども理 解 のままでは J さんは悪 い 子になってしまいますt 思 い 立った らす くに行動 に移せる実行 力を認めるような
教師のポジテイブな子 ども理 解 だけで、自然 と行動 的な発 声が減 るようなこともあ ります.
日学習に取り組みやすい教室環境をつくる
子 どもたちが学 習 に集中し、■ びやすい環境 を整 えるためには、教室 内がわか りやす く驚理 整頓 されていると
ともに、情報畳が析置 されていることが大切 です。
支援 を必要とする子 どもたちは、必要な情報を適 りに選択 したり、注意を持続 したりすることが甘手です. 学 官に
取 り組みやすい教窒環境をつ くることはとても責要な支援でキ
掛教室環境の工夫参考例 │ │
C黒 板の周 りの掲示は必要最小限のものに限定 している
C教 室前面の掲示を学校で共通理解 し統 一 している
● 時間割、1日のスケジュール を掲示 している
● 1週 間、1カ月のスケジュールを掲示している
3個 人 ロッカーや机の中の整理整頓を習慣づけしている
3み んなで便うものの置き場所や置き方を決めている
C提
出物や宿題を出す コー ナーが固定されている
C教
師机の上に必要なものだけを出している
机 の上 には
必 要 な物 た け出 します !
C学 級 や 学 年 のル ール を掲 示 してい る
0係 活動や当番活動のコーナーがある
3子 どもたちの実態に応 じた座席の配慮や工夫をしている
教堂は
整彊 整頓 しましよう !
1 日 の予 定 も
知 らせる と
見 通 しが
持 て ます !
26
ンン ン ン 鳳 ロ コ E E 温 彊 田 頑
R指 導案 に挿入 してほしい支援 を要する子どもの実態と手立ての例
対 象 児 の実 態
予 想 され る 困 難 さ
バ ランスのとれた丁寧な文
なぜその答えになるのかの
字を書 くことができない。
ノー トを取るのに時間がか
かる。
説 明を書 くときに、時間が
かかる。また、文字が荒 つ
文 章 を一文 字 ず つ 読 んで
ベ アでの確認の時に、うま
いるため、すらす ら読 めな
い。また、問題や文の意味
く言葉 にして相手 に伝 える
ことができない。
ぼくなる。
具 体 的 な支 援 手 立 て
ワー クシー トを活 用 し、書
く活 動 をな る へ く少 な く
する.
■ 文字を時間をかけてゆっく
り書 くよう声かけをする.
を提えられていないのでは
ないかと感 じる。
● 文 章 問 題 の意 味 を理 解 す
ることができにくい。
● ア`ランスのとれた丁筆 な文
字 を書 くことができない。
範囲を考える時に、範囲と
いうのは、どういうことな
のかが理解 できずに、そこ
でとまつてしまう。
る ことが で きな い。また、
の時に、これでい
練習FD5題
いのか 自信が持てよ 取 り
掛 け算 、割 り算の計算 も出
掛かりに時間がかかる。
● 書Uり算 の商がなかなか立 て
来 にくく、算 数 に対 する吉
問題 が分 か らなか った りす
るため、宿 題 を時 々忘 れて
くることがある。
ことがで きない。
ゆ 友 達 に教 えてもらう= 自 分
がで きない ことがばれて し
まう、だ か ら恥ず か しい こ
とである という思い を強 く
持 つている。
8 伺 をするにも取 り掛 か りが
遅 いため 、スター トが遅 れ
る。
● 範囲を考える時に、答えが
書けているか確 認 し、書 け
て い な い ようで あ れ は 一
緒 に確認するど
なが ら 場合 によつてはア
ドノヽイスを した り、ヒン ト
カ ー ドを 渡 した り して 、
フォローする,
● やる気 が起 きなか つた り、
く言葉 に して友 達 に伝 える
をする。
!練 習問題 の 時 に、なるべ く
傍 て 学 習 の様 子 を確 認 し
手意識 も持 つている。
● 自分の伝 えたいことをうま
■ 何 を考えるのかということ
を 1お 1で 話 をして、確 認
発 間 の意 味 が 理 解 で きな
い
。
「一 斉 にOOし なさい」だ
けでは、取り掛かれない。
ベアでの確認の場面で、確
認 を拒んだり、伝 えられな
か つた り、聞けなか つた り
する。
■イ
可をす る の か とい うこと
を 1対 打て話 を して確 認
する.
■ 範 囲を考える時 に、答えか
書 けているか確 認 し 書 け
て い な い ようで あ れ は ―
緒 に確 認する.
│ヘ ア て の 学 曹 の場 面 を見
守 りな か ら ス ムーズにべ
ア 学 習 が 行 える ように声
かけをする
28
授 栄後 の校討 会では様 々な検 言
すの方 法があ ります. 拒 業 の質を高めるためによ' 多 くの先生方の意見を集約 し、授
業者 にフイー ドバックするには以下のようなヮー クショップ型の研究協 議が有効 だと考えられまi
指導案拡大法l― ――
【
学習指導矢の学習迪FIに沿 って、授半分析 をイiい i舌動の成果や課題を明HFにしながら研究協議をイiっていきまi
捨竪
ヽ t`・キ
問
学 習指 導 案
■
発
│卜
、
と評 価 │ あ い
―
概念化シー ト法】―
【
縦 軸をブラス面 ( 真か つた点 参考 になった点) とマイナス面 ( 改善すべ きH 、 問也 点) と し、杖軸 を児上 生従 と教
動 の成果や課題を明確 にしていきます.
師 とします[ 4 象 限上 に個 々の気づ きを構造化 してい くことで、i 手
発 間の工夫 ・
課題把握
評価 の方法 ・
板書技術
教材提示
学習技術
ド
ド
111!│
」,
ワークショップ型授業研究(展開別シート
【
法)】
ン
ノー トづくり
教材提示の工夫
画
簡
簿
ン
自力解決 の場
課題把握 のさせ 方
闘
闘
まとめのさせ方
発 問の工 夫
・
ワ
︲
ク シ ョツプ 型 授 業 研 究 ( S W O T 分 析 法) 】
ン
ン
導入の工 夫
学習意欲
思
そ
:if:i::1:!i〕
、
│ほ
適 用 の場
発 問 指示
比較検討の仕方
そのほかK J 法 、マ トリックス法、短冊方式等があ りまれ 授業 の日指 す もの、観 点等 に応 じて研究協 議 の方法 のエ
夫が必 要になります)
『お わ りに 』
このパ ンフレットをまとめるにあたり、尼 崎市立小 学校、松江 市教 育委員会、小 野市教育委員会、朝来
市 SSE研
究 会、な 江市立小 学校 、福 岡市 立 小学校、神戸 市 立小 学 校 の先 生方 にご協力いただきました
ことを総誌 いたしま丸 また、事例 2∼ 4は 東京都立港特 ,,支援学校 "f上康H叫
先 生のnfHrを得て、事例 を
掲載 させ ていただきました。
文責 :円71国 際大学 教 育学部 Ⅲ 宅繁横
つ通常の学級 における特別支援教育 ∼小学校 中学校編 ∼ (鳥取県教育雲員会 平成23年度)
● 授 業 の ユ ニ タヽ一 サ , レデ ザ イ ン V o L 2 ( 授
業 の ユ ニバ ーサル デザイン研 究 会 編 者 平成 2 1 年 度 )
警 関西国際大学
平成 2 3 年 度 独 立行 政 法 人教 員研 告 センター選 定 数 畳所 傍 モデル カリキュラム 開発 プ ログラム
「
特別支援教育の考えを取り入れた現颯往還型研修による授業力向上プログラム」
一 K U S ( K a n s a u n v o r s i t y o f i n t e r n a H o n a l S t u d iみ
なの特 】U 支援 教育 ―
esん
)残
連 擁教 育 委 員会 : 兵配 県尼 崎市教 育 委員会
発行日 1 2 0 1 2 年3 月3 1 日
ヨ宴 発行 , 閣西日藤大学 ( 尼崎キャンパス) 〒 6 6 + 0 9 7 6 兵 庫県尼崎市潮江 1 丁目3 番2 3 号 「E L 0 6 6 4 9 6 4 1 2 8 ●A X 0 6 6 4 9 6 4 3 2 1