お子さんへの声かけ・親子遊びのコツ 「子どもが言うことを聞かない」「呼んでいるのに返事をしない」などのお困りはありませんか? 子どもは大人と同じような理解力や注意力を持っている訳ではありません。注意をしっかりひいて、 写真などの目に見える手がかりを使い、言葉を選んで声をかけると伝わりやすくなります。 困りごと 声かけ・親子遊びのコツ(例) ★具体的に伝える 「きちんと片付けて」 「ブロックを赤い箱に入れてね」 「ちゃんと洋服を着て」 「シャツをズボンに入れます」 「うるさい!」 「小さい声で話そうね」 ★「ダメ」ではなく肯定的な言葉で伝える 言うことを聞かない 「走っちゃダメ」 「こぼさないで」 「ゆっくり歩こうね」「緑の椅子に座ります」 「コップをしっかり持とうね」 ★短く分かりやすく伝える 「急がないと間に合わないから、早く靴履いてよ」 「靴を履いてね」 ★次にやって欲しいことのみを端的に伝える 「食べ終わったらテーブルをきれいにして、歯を磨いてトイレに行きなさい」 食べ終わったら 「テーブルのゴミをゴミ箱に入れましょう」 終わったら 「歯を磨きましょう」 終わったら 「トイレに行きましょう」 返事をしない 話を聞いていない ★お子さんに近づいて、名前を呼んでから用件を伝える 遊びやテレビなどに夢中で、話に注意が向いていないのかもしれません。 「また遊びたかったのね」 ★気持ちに共感する ★見通しを示す イヤイヤが激しい 次の行動に移れない 「あと 3 回やったら帰ろうね」 携帯電話のタイマー機能を活用 「タイマーが鳴ったら終わりだよ」 「おしまいにできたら、おうちで絵本が読めるよ」 ★~したら~できる 「あと 1 回と 3 回、どっちにしようか」 ★選択肢を選ばせる ★気持ちを切り替えさせる「あっ、小さい花が咲いているよ」 ★関係あるものや写真・絵を見せながら伝える タオルやお風呂のおもちゃを見せながら「お風呂だよ」 祖母の写真を見せながら「おばあちゃんのおうちに行くよ」 ★かんしゃくを起こしそうなのが事前に分かれば、先手を打つ 「かしてほしいね。『かして』って言うんだよ」 かんしゃく ★気持ちを代弁する 「ミニカーで遊びたかったんだね、悲しかったね」 ★なだめても長引く時は、場所を変えて気持ちを切り替えさせる 静かな所に連れて行き、本人が好きなことに意識を向けさせる。 上記の接し方にプラスして、 ★気が散らないように、刺激になるものを減らす 落ち着きがない 集中を求める場面では、テレビを消したり必要のない物を視界から片付ける。 ★動きたい欲求を、身体を使った遊びで満たしてあげる バスタオルでゆらゆらハンモック 布団の上ででんぐり返し かたぐるま くすぐり遊び 手をつないで一緒に走る など できた時には「すかさず」「具体的に」ほめましょう。 「ありがとう」「助かったよ」の気持ちも伝えることで「してほしい行動の定着」=「困りごとの減少」 につながります。 【問い合わせ】 健康増進課 ☎:0299-48-0221 平成 28 年5月 12 日 広報おみたま 20
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