仕様書等 [PDF 1.1 MB]

(別添2)
平成 28 年度我が国循環産業の海外展開促進に向けた実現可能性
調査等統括業務仕様書
1. 目的
経済成長や人口増加に伴って、世界規模で廃棄物の発生量が増加し、その質も多様化し
ていることから、適正な廃棄物処理が世界的な課題となっている。この傾向は、経済成長
が著しいアジアをはじめとした途上国で特に顕著であり、廃棄物の急増・多様化に加え、
廃棄物処理体制も未整備・未成熟であることから、廃棄物の不適正な処理に伴う環境汚染
が懸念されている。
一方、我が国は、これまで廃棄物処理やリサイクルに係る社会的要請に応じるため、廃
棄物処理・リサイクルに関する技術を向上させてきた。その結果、我が国の廃棄物処理・
リサイクルに係る循環産業は環境保全及び資源循環において先進的な技術を有している。
こうした先進的な我が国循環産業を、廃棄物問題を抱える国々に対して海外展開し、世界
規模で環境負荷の低減を実現するとともに、我が国経済の活性化につなげるため、環境省
では平成 23 年度より「日系静脈産業メジャーの育成・海外展開促進事業」を実施するなど
我が国循環産業の海外展開への支援を進めてきたところである。
本業務では、これらの経験や平成 24 年度に策定した「日系静脈産業メジャーの海外展開
促進のための戦略」を踏まえ、我が国循環産業の海外展開を推進していくために、
(1)海外展開可能性国の情報収集・分析と我が国循環産業への情報提供
(2)海外展開促進に向けた循環産業の事例の発信
(3)海外展開促進に向けた実現可能性調査等の選定支援・管理・成果評価等
を行うことを目的とする。
2. 業務内容
(1)我が国循環産業への海外展開可能性国に関する情報提供
我が国循環産業への情報提供基盤の整備として、平成 27 年度まで、各国の廃棄物処理に
関する情報(各国の基本情報、廃棄物発生量・組成、廃棄物に関する法制度・行政組織・
機関、現在までの支援結果等)を掲載する国内事業者向けウェブコンテンツ(
「我が国循環
産業の海外展開」http://www.env.go.jp/recycle/circul/venous_industry/)を作成した。
(参考資料)
『平成 23 年度日系静脈産業メジャーの海外展開促進のための戦略策定・マネジメント業務』
『平成 24 年度日系静脈産業メジャーの海外展開促進のための戦略策定・マネジメント業務』
※上記業務報告書は、国立国会図書館及び環境省図書館にて公開
本コンテンツをもとに、我が国循環事業者へ提供する情報を充実させるため、下記作業
を実施する。
本業務では、「平成 27 年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務」の対象事業の結果
情報をウェブに掲載するため、本コンテンツを更新する。次に、
(3)の実現可能性調査の
対象国について、
(3)で得られた情報をもとに情報を更新・追加することとする。さらに、
(2)で作成する事例集のパワーポイントも掲載する。
-1-
本コンテンツに掲載する情報及びデザイン等は、環境省担当官との相談の上で決定する
こと。
本コンテンツの更新期限については、「平成 27 年度我が国循環産業海外展開事業化促進
業務」の対象事業に関する更新を平成 28 年9月中に、
(3)で得られた情報をもとにした
情報の更新・追加を平成 29 年3月上旬に行うこととし、各期限で更新したものを環境省に
提出すること。
なお、ウェブ上でのコンテンツ作成・更新については、あらかじめ環境省の承諾を得た
上で必要に応じて再委任しても差し支えない。
(2)我が国循環産業の海外展開促進に向けた普及啓発
①過去の実現可能性調査等支援等対象事業のフォローアップ
過去の実現可能性調査等支援等対象事業のフォローアップとして、平成 23 年度から平成
27 年度の FS 事業(59 件)のフォローアップを行う。各事業者へアンケートを実施すると
ともに、必要に応じてヒアリング(5件程度)を行う。なお、ヒアリングは可能な限り②
と兼ねて行うこととする。アンケート内容及びヒアリング対象事業者は、環境省担当官と
相談の上で決定する。さらに、この情報をもとに過去の優良事業を紹介する優良事例集を
作成する(パワーポイント資料1事例につき1頁程度)
。
なお、対象事業者に対して、事例集として公表して差し支えないかの同意及び秘匿すべ
き情報がないか事前確認を得ておくこと。
②我が国循環産業の海外展開促進に向けた手引きの作成
過去の実現可能性調査等の結果及び過去の関連調査業務報告書や①で得られた情報を踏
まえ、我が国循環産業の事業者が海外展開するに当たって参考となるような情報を整理し、
手引き(10頁程度)を作成する。手引きを作成するに当たっては、
(3)②イ.及び(4)
の結果を踏まえ、インデザインを使って作成し、元データ及び PDF データを環境省に提出
すること。また、必要に応じて、事業者(3者程度)へのヒアリング等を実施すること。
なお、ヒアリングは可能な限り①と兼ねて行うこととする。手引きは以下の内容等を含
むものとする。
・ 我が国循環産業事業者が海外展開するために把握すべき情報と収集方法。
・ 我が国循環産業事業者が海外展開するために検討すべき事項。
・ 海外展開を実施するに当たり対策をとる必要があると想定される事項。
③我が国循環産業海外展開の経験共有のための海外ワークショップの開催
環境省の指示に従い、デリー(インド)
(想定)において、我が国循環産業の海外展開の
経験を共有するためのワークショップを開催する(1日程度、1回程度)
。参加者は、行政
関係者、廃棄物処理事業者、有識者とする。ワークショップには、環境省担当官と協議の
上、三者合わせて計 16 名程度(東京;6名程度、デリー(インド)
:4名程度、コロンボ
(スリランカ)
:3名程度、ダッカ(バングラデシュ)3名程度を想定)を招聘する(各2
泊3日程度)。この派遣のための旅費・謝金等の費用は請負者が負担する。旅費の支払い額
に関しては、「国家公務員等の旅費に関する法律」に基づくものとし、謝金が必要な有識者
-2-
(12 名程度)に対して、謝金の支払額は 1 回当たり 17,700 円とする(自治体関係は除く)
。
このため、請負者は、スタッフを3名程度(3泊4日程度)派遣する。なお、あらかじめ
環境省の承諾を得た上で必要に応じて再委任しても差し支えない。
(ア)ワークショップ開催事前業務(ワークショップ構成内容検討、参加者情報等の取り
まとめ)
請負者はワークショップ構成内容検討、参加者に対する出席依頼、事前の提出物・意見
収集等の調整、資料の準備・発送、参加者の関連情報の取りまとめ等を行い、参加者との
連絡調整を実施する。
(イ)会議場の確保及び会議設備の設置
会場(30 名程度を想定)および会場備品(スクリーン1台、プロジェクター1台、ノー
トパソコン1台、レーザーポインター1個、移動式マイク2台、ネームプレート 30 枚程度
(紙製可)、背景幕(横断幕)(5m×1m程度、1 枚を想定)等を想定)を準備するよう
に調整すること。
(ウ)資料の準備
請負者はワークショップで使用される資料について、ワークショップ開催3日前までに
翻訳済み資料を環境省担当官に提出すること。資料(100 頁程度)は開催前に印刷(30 部
程度)し、各会合にて配付する。仕上がりは A4 サイズ(カラー刷り)
、ホッチキス及びク
リップ留めとする。
(エ)昼食等の手配
30 名程度の昼食(1 食 900 円程度を想定)を用意すること。メニューは環境省担当官と相談
すること。また、ワークショップの合間には参加者に対し、ミネラルウォーター、コーヒ
ー等を用意(30 名程度、各 1 回)し、適宜、提供すること。
④我が国循環産業海外展開の経験共有のための国内シンポジウムの開催
環境省担当官の指示に従い、国内(東京都を想定)において、我が国循環産業の海外展
開の経験を共有するためのシンポジウムを1回開催する。参加者は、行政関係者、廃棄物
処理事業者、有識者等とする。シンポジウムは、150 名程度が参加するものを想定し、環境
省担当官と協議の上、講演者として有識者もしくは事業者計5名程度を招聘する。この招
聘のための旅費・謝金等の費用は請負者が負担する。旅費の支払い額に関しては、
「国家公
務員等の旅費に関する法律」に基づくものとし、謝金が必要な講演者(5 名程度)に対し
て、謝金の支払額は 1 回当たり 17,700 円とする。なお、あらかじめ環境省の承諾を得た上
で必要に応じて再委任しても差し支えない。
(ア)シンポジウム開催事前業務(シンポジウム構成内容検討、参加者情報等の取りまと
め)
請負者はシンポジウム構成内容検討、参加者に対する出席依頼、事前の提出物・意見収
集等の調整、資料の準備・発送、参加者の関連情報の取りまとめ等を行い、参加者との連
絡調整を実施する。
(イ)会議場の確保及び会議設備の設置
会場(150 名程度を想定)および会場備品(スクリーン1台、プロジェクター1台、ノー
トパソコン1台、レーザーポインター1個、移動式マイク4台等を想定)を準備するよう
-3-
に調整すること。
(ウ)資料の準備
請負者はシンポジウムで使用される資料(100 頁程度、配布用印刷物不要)を、事前に環
境省担当官に提出すること。資料は、発表者の了解を取って環境省の循環産業国際展開 HP
に掲載する。
(3)海外展開促進に向けた実現可能性調査等の実施・評価等
① 実現可能性調査の実施及び進捗管理
環境省が、我が国循環産業の海外展開を促進するため、請負者は、海外展開に向けた実
現可能性調査等を実施、あるいは進捗管理を実施し、各事業の実現可能性等の評価及び調
査により得られた知見のとりまとめを行う。請負者が実現可能性調査等を実施する各調査
の対象地域及びテーマは、別添2のうち業務 A に該当するものを想定し、請負者が進捗管
理を実施する各調査の対象地域及びテーマは別添2のうち業務 B に該当するものを想定す
る。実現可能性調査等実施に当たっての必要額は、別添2の各調査の総額の合計を想定す
る。業務 A の実現可能性調査については、請負者は「平成 28 年度我が国循環産業海外展開
事業化促進業務募集要領」
(http://www.env.go.jp/press/files/jp/28979.pdf)に従い、別添3に定
める海外展開事業者と契約の上、共同実施する。
具体的には、以下の業務を想定する。
<業務 A>
・ 海外展開事業者に対して説明会等を開催し、円滑に契約を締結し、調査を遂行できるよ
うにする。
・ 実現可能性調査全体の質の向上・効率的実施の観点から、
(1)で得られた結果や、他
の実現可能性調査で得られた情報(ただし、海外展開事業者の企業情報等を含みうる場
合は、あらかじめ海外展開事業者の許可を得ること)を随時必要な海外展開事業者(対
象国が同じ事業者等)へ共有
・ 実現可能性調査の進捗の点検、カウンターパートとの関係構築、実現可能性向上に向け
た検討・助言
・ 環境省・委員会への中間報告・最終報告
・ 報告書の作成支援・検収
・ 調査により得られた、他事業にも活用可能な知見のとりまとめ(一般的な内容や事例は
(4)にも活用) 等
<業務 B>
・ 実現可能性調査全体の質の向上・効率的実施の観点から、(1)で得られた結果や、他
の実現可能性調査で得られた情報(ただし、海外展開事業者の企業情報等を含みうる場
合は、あらかじめ海外展開事業者の許可を得ること)を随時必要な海外展開事業者(対
象国が同じ事業者等)へ共有
・ 実現可能性調査の進捗の点検、カウンターパートとの関係構築、実現可能性向上に向け
た検討・助言
-4-
・ 環境省・委員会への中間報告・最終報告
・ 調査により得られた、他事業にも活用可能な知見のとりまとめ(一般的な内容や事例は
(4)にも活用) 等
進捗管理のため、定期的に打合せを行い、当該事業の海外展開に資する助言を与える。
打合せについては、各事業者毎に 10 回程度(計 100 回程度)行うこととする。また、打
合せに当たり、以下に示すカテゴリーⅡの事業については、②の委員の出席を求め、謝金
(7名程度、各2回程度、1回当たり 17,700 円/人)及び「国家公務員等の旅費に関する法
律」に基づく旅費(県内3名、県外4名、各2回程度を想定)を支払う。
打合せの内容は、迅速に取りまとめ、環境省担当官に報告すること。
請負者による海外現地調査は、3か国程度実施し、事業者が実施するワークショップや
委員の派遣などと連携して実施することとする(タイ(4泊5日程度)
、インドネシア(4
泊5日程度)
、フィリピン(4泊5日程度)などを想定)。このため、各回2名程度を派遣
する。
さらに、中間報告・最終報告において、請負者と②の委員会により、各事業の実現可能
性の評価を行う。中間報告・最終報告のための委員会開催については②で記載の通りであ
る。
また、本業務は海外展開までの進捗度合により、各事業を以下のⅠ~Ⅲのカテゴリーに
わけて実施する。
Ⅰ.事業環境に係る基礎調査
本調査では、事業の具体化が不十分で、現地の実施可能性を検討するための基礎情報の
収集・整理を目的としている事業を対象とし、以下の事項を実施する事業を対象とする。
・ 対象地域における現状調査(処理対象廃棄物の発生・処理の状況、廃棄物処理・リサイ
クルの制度・政策、社会・経済状況、再生品・再生エネルギーの売却単価、事業に必要
なコスト、現地地方政府における廃棄物関連予算の規模等状況(想定する契約相手が地
方政府の場合)等)
・ 廃棄物の組成、性状等調査
・ 現地政府・企業等との連携構築
・ 事業性、環境負荷削減効果等の評価
・ 実現可能性の評価
・ 海外展開計画案の見直しと実現可能性の再評価
・ 報告書及び概要資料作成 等
Ⅱ.実現可能性に係る調査
本調査では、事業実施がほぼ確定し、事業の基本的な枠組みも定まっており、事業実施
に当たっての実現可能性を高めるための情報収集・整理や、現地関係者との関係強化を目
的としている事業を対象とし、以下の事項を実施する事業を対象とする。
・ 対象地域における現状調査(処理対象廃棄物の発生・処理の状況、廃棄物処理・リサイ
-5-
クルの制度・政策、社会・経済状況、再生品・再生エネルギーの売却単価、事業に必要
なコスト、現地地方政府における廃棄物関連予算の規模等状況(想定する契約相手が地
方政府の場合)等)
・ 廃棄物の組成、性状等調査
・ 現地政府・企業等との連携構築
・ 海外展開の枠組み構築のための現地関係者合同ワークショップの開催
・ 事業性、環境負荷削減効果等の評価
・ 実現可能性の評価
・ 実現可能性を改善する行政施策の提案
・ 海外展開計画案の見直しと実現可能性の再評価
・ 報告書及び概要資料作成 等
Ⅲ.事業案件形成に係る調査
本調査では、事業の内容や実施体制がほぼ確定し、具体的な実施時期の見込みがついてお
り、事業実施・展開に当たって、現地関係機関との関係強化や日本国環境省(及び、日本
国政府)の後押しを求めている事業を対象とし、以下の事項を実施する事業を対象とする。
・ 対象地域における現状調査(処理対象廃棄物の発生・処理の状況、廃棄物処理・リサイ
クルの制度・政策、社会・経済状況、再生品・再生エネルギーの売却単価、事業に必要
なコスト、現地地方政府における廃棄物関連予算の規模等状況(想定する契約相手が地
方政府の場合)等)
・ 現地政府・企業等との連携構築
・ 事業性、環境負荷削減効果等の評価
・ 実現可能性の評価
・ 海外展開計画案の見直しと実現可能性の再評価
・ 報告書及び概要資料作成 等
② プロジェクト支援委員会の設置
有識者で構成するプロジェクト支援委員会(委員7名程度。環境省担当官と協議の上決
定。以下「委員会」という。
)を設置し、運営する。本委員会は、請負者とともに各事業の
実現可能性の評価を行うとともに、海外展開のアドバイスを与える。設置の際には、委員
会設置規程を作成するとともに、委員の委嘱手続きを行う。委員会は、下記のとおり開催
する。
ア.事業報告会
中間報告(1回程度)
、最終報告(1回程度)を評価するため、計2回程度(各1日程度)
開催する(開催地はいずれも東京を予定)。
また、委員会の開催に向けて、請負者は以下の作業を行う。
a) 委員会用資料の作成
事前に参加者(委員及び応募事業者・採択事業者、以下同じ)や環境省担当官と調整の
上、委員会用資料(30 頁程度)を作成し、1回につき 20 部程度印刷する。
b) 委員会参加者情報の取りまとめ及び参加者との連絡調整
-6-
委員会の開催日時を確定するため、参加者及び環境省担当官との日程調整を行う。その
上で、参加者に対する出席依頼、事前の提出物・意見収集等の調整、委員会関連情報や資
料の準備・発送、参加者及び FS 事業者の関連情報の取りまとめ等を行う。
c) 会議場の確保及び会議設備の設置
委員会開催に際しては、会議場(30 人程度、東京都内)を確保し、会場借上費は請負者
が負担する。また、事前に会場のレイアウト案の配置図を作成して環境省担当官に示し、
指示に従って適宜修正等を行いながら、会場のレイアウトを決める。また、適宜必要とさ
れる会議設備を用意する(必要設備は以下の項目があげられるが、詳細に関しては環境省
担当官と調整の上決定する:案内表示板 1 枚、スクリーン1台、プロジェクター1台、ノ
ートパソコン1台、レーザーポインター1個)。
d) 昼食・コーヒー・ミネラルウォーターの準備
委員会の開催に当たっては、開催時間を考慮し、必要に応じて、それぞれの会合で委員
の昼食(1食 1,000 円程度を想定)、コーヒー(1回)
、ミネラルウォーター(1回)を用
意する。
e) 旅費謝金の支払い
委員の会議場までの旅費・謝金等の費用は請負者が負担する。旅費の支払い額に関して
は、
「国家公務員等の旅費に関する法律」に基づくものとする。また、謝金の支払額は 1 回
当たり 17,700 円とする。旅費・謝金の負担が必要な委員は、都内3名、都外4名を想定す
る。
f) 議事録の作成
委員会の議事録を作成し、会合終了後すみやかに環境省担当官へ提出する。
さらに、カテゴリーⅡの事業については、各案件に担当の委員を決め、各プロジェクト
支援(調査へのアドバイス、現地関係者合同ワークショップへの参加等)を実施する。ま
た、事業者に有益となることを前提として、環境省担当官と協議・調整の上で、必要に応
じて委員を海外派遣(現地関係者合同ワークショップへの参加、現地関係者との交渉等)
する(2カ国(インドネシア(ジャカルタ2回程度)
、タイ(バンコク2回程度)
)を想定、
各回1名、計4名程度、2泊3日程度を想定)。旅費の支払い額に関しては、「国家公務員
等の旅費に関する法律」に基づくものとする。また、現地関係者合同ワークショップ参加
への謝金の支払額は1回当たり 17,700 円とする。
イ.我が国循環産業の海外展開促進に向けた意見交換会の開催(会議費等発生なし)
我が国循環産業の海外展開促進に向けた課題等の整理のため、プロジェクト支援委員会
の有識者等を招聘し、意見交換会を1回程度(1 日程度、東京都を想定)開催する。この招
聘のための旅費・謝金等の費用は請負者が負担する。謝金(7名程度、1回当たり 17,700 円
/人)及び「国家公務員等の旅費に関する法律」に基づく旅費(県内3名、県外4名、1回
程度を想定)を支払う。
(1)~(3)②ア.で得られた結果をもとに、海外展開を検討中あるいは新たに海外
展開を検討する事業者、および政府関係機関等による参照を想定し、今後の海外展開促進
-7-
に向けた課題等を整理する。具体的には、以下の内容等を含むことを想定する。
・ 我が国循環産業の海外展開により想定される効果(経済効果、環境負荷削減効果等)
・ 諸外国(これまでの実現可能性調査等支援対象国等)の廃棄物政策・法制度や廃棄物ビ
ジネスの動向、これまでの実現可能性調査等支援等対象事業から得られた成果や教訓等
・ 都市間連携推進による循環産業海外展開への効果と課題
・ 海外展開事業者による相手国政府・自治体への働きかけの方法等
・ 事業と制度のパッケージ化による海外展開の事例紹介
・ 海外展開促進のための支援(循環産業の国際展開に関する既存の支援スキームの概要等
を整理した上で、これらのスキームが具体的にどのように連携し事業化促進へつながり
うるかを提案。その際には、環境省が実施している二国間協力や多国間協力との連携、
JICA・外務省・JETRO・経済産業省などが実施している循環産業の国際展開支援との連
携、現地の日本国大使館・JICA・国際機関など現地関係者との連携を考慮に入れる。
)
(4)我が国循環産業の海外展開促進に向けた効果等の整理
(1)~(3)で得られた結果及び過去の調査結果や関連情報をもとに、我が国循環産
業の海外展開をする上での我が国にとっての便益を整理する。得られた結果は、環境省担
当官と相談の上、(2)②の手引きにも活用する。具体的には、以下の内容を想定する。
・アジアを中心とした途上国の循環産業市場規模
・我が国循環産業の海外展開により我が国企業が得られる経済効果
・我が国循環産業の海外展開により生じる環境改善効果
・過去の実現可能性調査の成功事例・失敗事例の整理及び過去のフォローアップアンケー
トの分析
(5)我が国循環産業の海外展開促進に向けた情報の整理
(1)~(4)で得られた結果及び過去の調査結果や関連情報について、環境省担当官
の指示に従い、パワーポイントやワードを用いてわかりやすく情報を分析・整理し、資料
を作成する。(合計 50 頁程度を想定)
3.業務履行期限
平成 29 年3月 31 日まで
4.成果物
紙媒体:全体報告書 12 部(A4 版、400 頁程度、くるみ綴じ、背表紙に業務名記載、
必要ならば複数冊に分けても良い)
業務 A 実施事業者毎の成果報告書各 12 部(A4 版、150 頁程度、くるみ綴じ、
背表紙に業務名記載)
電子媒体:報告書の電子データを収納した電子媒体(DVD-R)2式)
報告書等(業務上発生するパンフレット・冊子等の印刷物を含む。
)及びその電子データ
の仕様及び記載事項は、別添1によること。
-8-
提出場所 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
5.著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以下
「著作権等」という。
)は、環境省が保有するものとする。
(2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を行使
しないものとする。
(3)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下「既存著作物」
という。
)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。
(4)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作物の
使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うものとする。
6.情報セキュリティの確保
請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1)請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とその実施
方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。
(2)請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機密性
の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官からの指
示に応じて適切に取り扱うこと。
(3)請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策の履
行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報セキュリティ事
故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セキュリティ対策に関す
る監査を受け入れること。
(4)請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要になっ
た場合には、確実に返却し又は廃棄すること。
また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官からの指
示に応じて適切に廃棄すること。
(5)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を報告す
ること。
(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
7.その他
(1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、
あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協議しその
指示に従うこと。
(2)静的コンテンツのみのホームページ作成に当たっては、
「環境省ウェブサイト作成ガ
イドライン」及び受注後に提供される「環境省ホームページ対応基準書」に基づくこ
と。
-9-
また、「環境省ウェブサイト作成ガイドライン」は以下の URL において公開してい
る。
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/web_gl/
(3)会議運営を含む業務
会議運営を含む業務にあっては、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平
成 28 年2月2日閣議決定)の「会議運営」の判断の基準を満たすこと。
(4)本業務を行うに当たって、入札参加希望者は、必要に応じて、
『平成 27 年度我が国
循環産業の国際展開促進に向けた実現可能性調査等統括業務』
、
『平成 27 年度我が国循
環産業海外展開事業化促進のための情報発信及び研修企画・運営等業務』に係る資料
を、所定の手続きを経て環境省内で閲覧すること可能とする。
資料閲覧を希望する者は、以下の連絡先に予め連絡の上、訪問日時及び閲覧希望資
料を調整すること。ただし、コピーや写真撮影等の行為は禁止する。また、閲覧を希
望する資料であっても『平成 27 年度我が国循環産業の国際展開促進に向けた実現可能
性調査等統括業務』、
『平成 27 年度我が国循環産業海外展開事業化促進のための情報発
信及び研修企画・運営等業務』における情報セキュリティ保護等の観点から、提示で
きない場合がある。
連絡先:環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
(TEL:03-5521-8336)
(5)本業務に関する過年度の報告書は、環境省図書館において閲覧可能である。
- 10 -
(別添)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、
「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」
(平成 28 年
2 月 2 日閣議決定。以下「基本方針」という。
)の「印刷」の判断の基準を満たす
こと。
なお、「資材確認票」(基本方針 204 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又
はデジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」
(基本方針 205 頁、表4
参照)を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合
は、以下の表示例を参考に、裏表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判
断の基準にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]の
みを用いて作製しています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本
方針(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参
考に適切な表示を行うこと。
英語サマリーについては、以下により作成すること。
(1)以下の対訳集等を参考に、ネイティブチェックを経ること。
①環境用語和英対訳集(EIC ネット http://www.eic.or.jp/library/dic/)
②法令用語については、日本法令外国語訳データベースシステムの標準対訳
辞書(http://www.japaneselawtranslation.go.jp/)
(2)海外で参照されることを念頭に入力は半角で行い、全角文字や全角スペース
は使用しないこと。特に以下に注意すること。
・丸数字は使用不可。
「℃」→「degrees C」又は「degrees centigrade」
・記号はすべて半角。例:「“ ”」→「" "」、「`」「’」→「'」
、「-」→「-」
・化学物質は英文名+化学記号(半角の英数字)
。1/4 文字にしない。二度目
以降は化学記号のみでも可。例:carbon dioxide (CO2)
・環境省の略称は「MOE」
(大文字)
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(ファイル形式は一太郎 2011
以下)
、又は Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下)
- 11 -
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010
以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
(3)
(2)による成果物に加え、
「PDF ファイル形式」による成果物を作成するこ
と。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を収納
ケース及び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。
3.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償
で速やかに必要な措置を講ずること。
- 12 -
(別添2)平成28年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務A-対象地域及びテーマ
業務区分
業務
対象地域
申請企業
事業名
主な共同提案者等
1
業務A
インドネシア
株式会社新菱
インドネシア共和国北スマトラ州におけるリ
サイクル燃料等を活用した効率的な有害 株式会社日本総合研究所
有毒廃棄物(B3廃棄物)処理事業に関す
る事業環境調査
2
業務A
インドネシア
株式会社西原商事
インドネシア共和国スラバヤ市における分 公益財団法人北九州国際技術協力協会
別・堆肥化複合施設を核とした事業系廃棄 公益財団法人地球環境戦略研究機関
物対策システム構築事業
北九州市アジア低炭素化センター
1
業務A
ミャンマー
DOWAエコシステム株式会社
イー・アンド・イーソリューションズ株式会社
ミャンマーにおける有害廃棄物の適正処理
GOLDEN DOWA ECO-SYSTEM
事業
MYANMAR CO., LTD.
Ⅰ.事業環
境基礎調査
Ⅱ.実現可
能性
調査
Ⅲ.事業案
件形成調査
北九州市
Asia Metal Trading Corporation
フィリピン向け水銀含有廃棄物広域処理事
F.R.P Philippines Corporation
業
Cebu Common Treatment Facility Inc.
2
業務A
フィリピン
3
業務A
インドネシア
太平洋セメント株式会社
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式
インドネシア・マレーシアにおける建築廃材
会社
リサイクル事業
Taiheiyo International(Thailand) Co.,Ltd
1
業務A
タイ
大谷化学工業株式会社
タイ王国を中心とした貴金属残存めっき廃 The General Environmental Conservation
液等のリサイクル事業
Public Co., Ltd (GENCO)
野村興産株式会社
(別添2)平成28年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務B-対象地域及びテーマ
業務区分
Ⅰ.事業環
境基礎調査
Ⅱ.実現可
能性
調査
Ⅲ.事業案
件形成調査
業務
対象地域
1
業務B
タイ
1
業務B
2
申請企業
事業名
主な共同提案者等
株式会社富山環境整備
タイ国チェンマイ県における地域産業に資
株式会社NTTデータ経営研究所
する統合廃棄物処理事業
ロシア
豊田通商株式会社
Baumgarte Boiler System GmbH
ロシア連邦、モスクワ圏における都市廃棄
東京二十三区清掃一部事務組合
物の統合型エネルギー回収事業
株式会社エックス都市研究所
業務B
カザフスタン
豊田通商株式会社
カザフスタン共和国における製鋼スラグリ
サイクル事業
豊通マテリアル株式会社
日本磁力選鉱株式会社
豊田通商株式会社カザフスタン事務所
3
業務B
フィリピン
日立造船株式会社
フィリピン国ケソンにおける廃棄物発電事
業
株式会社エックス都市研究所
1
業務B
パラオ
株式会社アミタ持続可能経済研 パラオにおける包括的有機資源循環シス
究所
テム構築事業
- 13 -
北九州市
Eneregy Reseach and Development
Institute
Melekau Environmental Consulting
(別添3)共同実施に関する内容
平成 28 年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務
(インドネシア共和国北スマトラ州におけるリサイクル燃料等を活用した効率的な有害有毒
廃棄物(B3廃棄物)処理事業に関する事業環境調査)
1.共同実施を行う相手方の名称及び住所
名
称:株式会社新菱
住
所:福岡県北九州市八幡西区黒崎 3-9-24 ニッセイ新黒崎ビル 5F
名
称:株式会社日本総合研究所
住
所:大阪府大阪市西区土佐堀 2-2-4
2.共同実施を行う業務の範囲
(1)株式会社新菱
業務の主たる実施
(2)株式会社日本総合研究所
調査設計、現地調査活動支援、事業化可能性検討支援、業務報告書類作成支援
3.共同実施の必要性
(1)株式会社新菱
業務の主たる実施
(2)株式会社日本総合研究所
請負者が、限られた期間にて効率的に業務を実施するため、これらの業務に実績のある同社
との共同実施が必要である。
4.執行予定金額(税込):7百万円
以上
- 14 -
(別添3)共同実施に関する内容
平成 28 年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務
(インドネシア共和国スラバヤ市における分別・堆肥化複合施設を核とした
事業系廃棄物対策システム構築事業)
1.共同実施を行う相手方の名称及び住所
名
称: 株式会社 西原商事
住
所: 福岡県北九州市八幡西区陣原二丁目 2-21
名
称: 北九州市 アジア低炭素化センター
住
所: 福岡県北九州市八幡東区平野 1 丁目 1 番 1 号
国際村交流センター3F
名
称: 公益財団法人北九州国際技術協力協会
住
所: 福岡県北九州市八幡東区平野 1 丁目 1 番 1 号
国際村交流センター3F
名
称: 公益財団法人地球環境戦略研究機関
住
所: 福岡県北九州市八幡東区平野 1 丁目 1 番 1 号
国際村交流センター3F
2.共同実施を行う業務の範囲
(1)株式会社 西原商事
業務の主たる実施
(2)北九州市 アジア低炭素化センター
スラバヤ市との連携支援・スラバヤ市への働きかけ支援 等
(3)公益財団法人北九州国際技術協力協会
各種調査支援・現地コーディネーション支援・報告書とりまとめ支援
(4)公益財団法人地球環境戦略研究機関
現地コーディネーション支援・現地行政や現地企業との協議支援
3.共同実施の必要性
(1)株式会社 西原商事
業務の主たる実施
(2)北九州市 アジア低炭素化センター
現地行政に対して本事業への協力と調整を図り、本事業にて構築を目指す廃棄物運用の実現に
向けて継続的な支援がとなり都市間連携のある北九州市の支援が必要である。
(3)公益財団法人北九州国際技術協力協会
公益財団法人地球環境戦略研究機関と連携を取り現地実態調査の組み立て、取り纏め、現地行
政への協議における専門的な検知からの立案を含め公益財団法人北九州国際技術協力協会の協
力が必要である。
- 15 -
(4)公益財団法人地球環境戦略研究機関
公益財団法人北九州国際技術協力協会との連携により現地実態調査を行う。現地研究者、大学
との連携を取り廃棄物処理新運用提案に対して評価を受けるためにも、公益財団法人地球環境戦
略機関の協力が必要である。
4.執行予定金額(税込):6百万円
以上
- 16 -
(別添3)共同実施に関する内容
平成 28 年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務
(ミャンマーにおける有害廃棄物の適正処理事業)
1.共同実施を行う相手方の名称及び住所
名
称: DOWA エコシステム株式会社
住
所: 東京都千代田区外神田4丁目14-1
名
称: イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社
住
所: 東京都千代田区外神田4丁目14-1
名
称: GOLDEN DOWA ECO SYSTEM MYANMAR CO., LTD.
住
所: Lot No.E1, Thilawa SEZ Zone A, Yangon, The Union of Myanmar
2.共同実施を行う業務の範囲
(1)DOWA エコシステム株式会社
事業計画検討、実現可能性評価
(2)イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社
対象廃棄物の調査、報告書作成
(3)GOLDEN DOWA ECO SYSTEM MYANMAR CO., LTD.
対象廃棄物の調査、現地政府・省庁・自治体との関係構築、ワークショップ開催
3.共同実施の必要性
(1)DOWA エコシステム株式会社
業務の主たる実施
(2)イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社
同社は海外での環境および廃棄物の調査、コンサルティングの経験が多くある。本事業におい
て質の高い調査を効率的に行うためには、同社との共同実施が必要である。
(3)GOLDEN DOWA ECO SYSTEM MYANMAR CO., LTD.
同社は既に現地にて廃棄物処理事業を行っており、現地における廃棄物発生状況の調査ならび
に政府・省庁・自治体との対話を続けている。本事業の効率化および実現可能性を高めるために
は同社との共同実施が不可欠である。
4.執行予定金額(税込):28百万円
以上
- 17 -
(別添3)共同実施に関する内容
平成 28 年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務
(フィリピン向け水銀含有廃棄物広域処理事業)
1.共同実施を行う相手方の名称及び住所
名
称: 野村興産株式会社
住
所: 東京都中央区日本橋堀留町 2 丁目 1 番 3 号
名
称: 北九州市
住
所: 福岡県北九州市八幡東区平野 1 丁目 1 番 1 号
名
称: Asia Metal Trading Corporation
住
所: LOT28 NCIC STATELAND,MANGGAHAN,GEN.TRIAS,CAVITE, PHILIPPINES
名
称: F.R.P. Philippines Corporation
住
所: 113 North Science Avenue, Laguna Technopark, Biñan, PHILIPPINES
名
称:
Cebu Common Treatment Facility Inc.
住
所:
Sanitary Landfill Compound, Inayawan, Cebu City, 6000, Cebu,PHILIPPINES
2.共同実施を行う業務の範囲
(1)野村興産株式会社
業務の主たる実施
(2)北九州市
ワークショップ講師派遣(地方行政官向け能力づくり)
(3)Asia Metal Trading Corporation
ワークショップ講師派遣(廃棄物処理に関する営業ノウハウ)
(4)F.R.P. Philippines Corporation
分析対象サンプルの収集、ワークショップ開催
(5)Cebu Common Treatment Facility Inc.
分析対象サンプルの収集、ワークショップ開催
3.共同実施の必要性
(1)野村興産株式会社
業務の主たる実施
(2)北九州市
本件に求められる地方行政官能力づくりの知見を提供いただくため、北九州市が持つ豊富な指
導実績を必要とする。
(3)Asia Metal Trading Corporation
ワークショップを通じて、本件が志向するフィリピン市場における営業ノウハウの先進事例を
紹介いただくため、廃棄物処理サービスの営業事例に基づき具体的に指導できる同社との共同
- 18 -
実施が必要である。
(4)F.R.P. Philippines Corporation
サンプル収集についてルソン島地区をカバーするとともに、同地域でのワークショップ実施を
円滑に行うため、特に廃棄物サンプルを実際に収集し、バーゼル条約申請と日本での最終処
分・分析までを限られた期間内に行うため、これらの業務に従事する同社との共同実施が必要
である。
(5)Cebu Common Treatment Facility Inc.
サンプル収集についてセブ地区をカバーするとともに、同地域でのワークショップ実施を円滑
に行うため、特に廃棄物サンプルを実際に収集し、バーゼル条約申請と日本での最終処分・分
析までを限られた期間内に行うため、これらの業務に従事する同社との共同実施が必要である。
4.執行予定金額(税込):26百万円
以上
- 19 -
(別添3)共同実施に関する内容
平成 28 年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務
(インドネシア・マレーシアにおける建築廃材リサイクル事業)
1.共同実施を行う相手方の名称及び住所
名
称: 太平洋セメント株式会社
住
所: 東京都港区台場二丁目3番5号
名
称: 三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社
住
所: 東京都港区虎ノ門五丁目 11 番2号
名
称: Taiheiyo International(Thailand)
住
所: 5 Sitthivorakit Bldg,17th FL.,soi Pipat,Silom
Co.,Ltd
Road,Silom,Bangrak,Bangkok10500,Thailand
2.共同実施を行う業務の範囲
(1)太平洋セメント株式会社
業務の主たる実施
(2)三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社
インドネシア、マレーシアにおける現地調査の支援、賦存量分析、事業化可能性分析、
報告書作成支援
(3)Taiheiyo International(Thailand) Co.,Ltd
タイからの輸出手配、インドネシア、マレーシアでの調査サポート
3.共同実施の必要性
(1)太平洋セメント株式会社
業務の主たる実施
(2)三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社
東南アジアにおける事業調査、コンサルタント業務に長けており、特にインドネシアに現地法
人を有することから、本事業調査を円滑に進めるには同社との共同実施が必要である。
(3)Taiheiyo International(Thailand) Co.,Ltd
タイ国で発生し、同製品廃棄物のリサイクル実施を始めた会社であり、製品の提供、使用方法
のノウハウを有するため、同社との共同実施が必要である。
4.執行予定金額(税込):23百万円
以上
- 20 -
(別添3)共同実施に関する内容
平成 28 年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務
(タイ王国を中心とした貴金属残存めっき廃液等のリサイクル事業)
1.共同実施を行う相手方の名称及び住所
名
称: 大谷化学工業株式会社
住
所: 福岡県糟屋郡粕屋町仲原 2567 番地
名
称: The General Environmental Conservation Public Co., Ltd.
住
所: 447 Bondstreet
Road、Bangpood、Parkkred Nonthaburi
11120
2.共同実施を行う業務の範囲
(1)大谷化学工業
業務の主たる実施
(2)The General Environmental Conservation Public Co., Ltd.
・現地の電解・無電解ニッケル廃液の発生・回収状況に関する意見交換
・肥料原料化・製錬原料化に向けた検討、進出形態及び採算性の検討
・リードフレーム等の集荷・リサイクル可能性の検討
・タイ国内地域への集荷エリア拡大・マレーシアにおける事業との連携可能性の検討
3.共同実施の必要性
(1)大谷化学工業
業務の主たる実施
(2)The General Environmental Conservation Public Co., Ltd.(GENCO)
大谷化学工業株式会社がこれまで自主的また環境省委託調査等を通じて得られていない事項を中
心に調査する予定である。タイは電解・無電解ニッケルめっき廃液の発生ポテンシャルが大きいと
見られているがその性状には不明な点が多くそうした性状分析を実施する必要がある。
また、現地における集荷ネットワークがまだ構築されていないため、GENCO 社等の有力な産業廃棄
事業者を候補者としながら連携を確立する予定である。これを踏まえ、実現可能性の評価及び事業
計画の具体化を行うためにも当社との連携が必要となる。
4.執行予定金額(税込):5百万円
以上
- 21 -
(別添3)
平成 28 年度我が国循環産業の海外展開促進に向けた実現可能性
調査等統括業務に関する提案書作成・審査要領
環
境
省
本書は、平成 28 年度我が国循環産業の海外展開促進に向けた実現可能性調査
等統括業務に関する提案書の作成、審査等の要領を提示するものである。
Ⅰ
提案書作成要領
1.提案書の構成及び作成方法
以下に、「平成 28 年度我が国循環産業の海外展開促進に向けた実現可能性調
査等統括業務に関する提案書の評価基準表」
(以下「評価基準表」という。)か
ら「評価項目」及び「要求要件」を転載する。
評価項目
大項目
中項目
要求要件
小項目
0 仕様書の遵守
1 業務の基本方針
仕様書に規定する業務の目的や作業事項に反し、
又は矛盾する提案がないこと。
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての基本方
針を記述すること。
2 業務ならびに検討会の実施方法
2.1 仕様書2.(1)の
2.(1)について、更新・追加する情報及び新たなコ
提案内容
ンテンツについて具体的に提案すること。
2.2 仕様書2.(2)①
2.(2)①について、アンケートの実施方法、有用な
の提案内容
アンケート内容について具体的に提案すること。
2.3 仕様書2.(2)②
2.(2)②について、手引きの内容、作成方法につ
の提案内容
いて具体的に提案すること。
2.4 仕様書2.(2)③
2.(2)③について、ワークショップの構成、想定す
の提案内容
る招聘者について具体的に提案すること。
2.5 仕様書2.(3)①
の提案内容
2.(3)①について、実現可能性調査の遂行管理
方法、円滑な契約締結に向けた取組、知見の取り
まとめ・共有方法について具体的に提案すること。
- 22 -
2.6 仕様書2.(3)②
の提案内容
2.7 仕様書2.(4)の
業務内容
2.(3)②について、プロジェクト支援委員会の実施
方法、意見交換会の構成について具体的に提案す
ること。
2.(4)について、今後の海外展開促進に向けた課
題等の整理に向け、とりまとめる情報、調査・検討
の方法等について、具体的に提案すること。
2.8 仕様書2.(5)の
2.(5)について、とりまとめる内容、方法等につい
業務内容
て、具体的に提案すること。
2.9 追加的業務の提
案
3 業務の実施計画
本業務目的を達成するために必要と考えられる追
加的業務の提案があれば、具体的に記述するこ
と。
仕様書及び追加的業務等(提案がある場合)に係
る作業事項を作業進行予定表にまとめること。
4 業務の実施体制
業務の実施体制について、責任者の氏名・役職、
4.1 執行体制、役割分 従事者の役割分担、従事者数、内・外部の協力体
担等
制(協力を受ける予定の者及び役割分担)等を表
にまとめること。
本業務に従事する者の類似業務(途上国における
循環産業の実現可能性に係る調査業務や当該調
4.2 従事者の実績、能 査に関する統括業務)に関する業務実績、関係す
力、資格等
る能力の資料、資格等を明示し、本業務従事期間
中における本業務以外の手持ち業務の状況を記
載すること。
過去に本業務の類似業務(途上国における循環産
5 組織の実績
業の実現可能性に係る調査業務や当該調査に関
する統括業務)に関する業務実績があれば、その
業務名、それぞれの概要等を記載すること。
事業者の経営における事業所(本社等)において、I
SO14001、エコアクション21、KES、エコステー
6 組織の環境マネジメントシステム
認証取得状況
ジ、地方公共団体による認証制度等のうち、第三
者による環境マネジメント認証取得の有無、有の場
合は認証の名称を記載し、証明書の写しを添付す
ること。ただし、開札する時点において認証期間中
であること。
- 23 -
提案書は、上記評価項目に基づき、次に従って作成すること。
1)
「はじめに」の項を冒頭に設け、
「本書は、平成 28 年度我が国循環産業の海
外展開促進に向けた実現可能性調査等統括業務仕様書に基づき、その実施方法
等に関する提案を行うものである。本業務の実施に当たっては、同仕様書を遵
守し、本提案書をその実施計画書と位置づけて行うものとする。」と必ず記載す
ること。
このため、提案書の作成に当たっては、仕様書に反し、又は矛盾する事項が
ないか十分に点検すること。なお、提案書が仕様書に反し、又は矛盾すると認
められたときは、評価項目「0 仕様書の遵守」に基づき、当該提案書は不合格
となる。
2)
「はじめに」以下は、上記評価項目に従い「業務の基本方針」から「組織の
環境マネジメントシステム認証取得状況」までの各評価項目を目次とし、そ
れぞれの要求要件に基づき提案書を作成すること(別添様式参照)。記述上の
必要性に応じ、各評価項目内を細分化して目次立てすることは差し支えない。
3)提案書に詳細に記載するよりも添付資料を参照した方がわかりやすい事項
については、提案書中に「△については、別添資料○参照」と記載して、資
料添付を行うことは差し支えない。ただし、添付資料が大部にわたる場合は、
必ずその要点を提案書中に記載すること。
「評価項目」及び「要求要件」との
関係が容易にわかり難い添付資料は、添付されなかったとみなすことがある。
4)提案書は、難解な専門用語には注釈を付す等、専門家以外でも理解でき、
審査可能なように平易な記述に努めること。
2.提案書様式、提出部数等
1)提案書は、別添様式を踏まえて作成すること。記載上の必要に応じて様式
を変更しても差し支えないが、様式の変更は必要最小限にとどめること。
2)提案書の分量は、15頁以内とすること。
3)提案書は、添付資料を含めて綴じ込んだ1式を6部提出すること。
4)環境省から連絡が取れるよう、提案書上に連絡先(電話番号、FAX番号
及びメールアドレス)を記載すること。
3.留意事項
落札した者が提出した提案書は、仕様書とともに原則としてそのまま契約書
に添付され、本業務の実施計画書になるものであり、確実に実施可能な内容と
して作成すること。提案書に従った履行がなされない場合は、債務不履行とし
て契約解除及び損害賠償請求の事由となる。
- 24 -
Ⅱ 提案書の審査及び落札決定の方法
1.落札方式及び得点配分
1)落札方式
次の要件を満たしている者のうち、2)によって得られた総合評価点の最
も高い者を落札者とする。
① 入札価格が予定価格の範囲内であること。
② 「評価基準表」中、必須とされた評価項目の基礎点をすべて獲得している
こと。
2)総合評価点の計算方法
総合評価点=技術点+価格点
技術点=基礎点+加点 (満点200点)
*技術点は、環境省に設置する提案書審査委員会の各委員の採点結果
の平均値を算出し、小数点第三位以下を切り捨てたものとする。
価格点=100×(1-入札価格÷予定価格)
*価格点は、上記式により数値を算出し、小数点第三位以下を切り捨
てたものとする。
3)基礎点部分の採点
技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
4)加点部分の採点
① 配点5点の場合、技術上の基準に基づき、優:5点、良:3点、可:1
点、不可:0点の4段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出
する。
② 基礎点がある項目に係る加点部分の「不可:0点」とは、基礎点の基準
は満たす(基礎点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合
である。
2.提案書審査(技術点の採点)の手順
1)入札資格を有する者から提出された提案書について、
「評価基準表」に基づ
き、必須とされた項目の基礎点に係る評価を提案書審査委員会の各委員が行
う。各委員の評価結果を同委員会で協議し、委員会において各必須項目毎に
基礎点の獲得の可否を判断する。すべての必須項目の基礎点を獲得した提案
書を合格(基礎点を付与)とし、それ以外の提案書は不合格とする。
2)合格した提案書について、各委員毎に評価項目の加点部分の評価を行い、
基礎点と合計した採点結果を記入する。各委員の採点結果を委員会で確認し、
事実誤認等があれば各委員において訂正する。確定した各委員の採点結果の
技術点について、その平均値を算出する。
3.落札決定
2.による技術点に、当該提案書に係る入札価格に基づく価格点を加算し、
- 25 -
総合評価点を算出する。各提案書の総合評価点を比較し、最も高い数値を得た
提案書の提出者を落札者とする。
- 26 -
(別添4)
平成28年
支出負担行為担当官
環境省大臣官房会計課長
月
日
殿
住所
商号又は名称
代表者氏名
平成28年度我が国循環産業の海外展開促進に向けた実現可能性調査等
統括業務に関する提案書の提出について
標記の件について、別添の通り提出します。
なお、書類の提出に当たり、暴力団排除に関する誓約事項に誓約します。
- 27 -
印
平成28年度我が国循環産業の海外展開促進に向けた実現可能性
調査等統括業務に関する提案書
提案書作成責任者
企業名/団体名及び所属、氏名
電話番号
FAX番号
メールアドレス
はじめに
本書は、平成28年度我が国循環産業の海外展開促進に向けた実現可能性調査等統
括業務仕様書に基づき、その実施方法等に関する提案を行うものである。本業務の
実施に当たっては、同仕様書を遵守し、本提案書をその実施計画書と位置づけて行
うものとする。
1.業務の基本方針
(※)A4版2枚以内とする。
- 28 -
2 業務ならびに検討会の実施方法
2.1 仕様書2 .(1)の業務内容
2 .(1)我が国循環産業への海外展開可能性国に関する情報提供
事項名
更新・追加する情報及び新たなコンテンツ:
(※)A4版1枚以内とする。
- 29 -
2.2
仕様書2 .(2)①の業務内容
2 .(2)①過去の実現可能性調査等支援等対象事業のフォローアップ
事項名
具体的なアンケートの実施方法、アンケート内容:
(※)A4版1枚以内とする。
- 30 -
2.3
仕様書2 .(2)②の業務内容
2 .(2)②我が国循環産業への海外展開促進に向けた手引きの作成
事項名
具体的な 手引きの内容、作成方法 :
(※)A4版1枚以内とする。
- 31 -
2.4
仕様書2 .(2)③の業務内容
2 .( 2) ③我が 国循 環 産業海外展開 の経験共有 のためのワ ークショップ の開
催
事項名
ワークショップの構成、想定する招聘者:
(※)A4版1枚以内とする。
- 32 -
2.5
仕様書2 .(3)①の業務内容
2 .(3)①実現可能性調査の実施
事項名
遂行管理方法等:
(※)A4版4枚以内とする。
- 33 -
2.6
仕様書2 .(3)②の業務内容
2 .(3)②プロジェクト支援委員会の設置
事項名
プロジェクト支援委員会の実施方法、意見交換会の構成:
(※)A4版1枚以内とする。
- 34 -
2.7
仕様書2 .(4)の業務内容
2 .(4)我が国循環産業の海外展開促進に向けた効果等の整理
事項名
とりまとめる情報、調査・検討の方法等:
(※)A4版1枚以内とする。
- 35 -
2.8 仕様書2 .(5)の業務内容
2 .(5)我が国循環産業の海外展開促進に向けた情報の整理
事項名
とりまとめる内容、方法等:
(※)A4版1枚以内とする。
- 36 -
2.9
追加的業務の提案(任意)
(※)各提案ごとにA4版1枚以内とする。
- 37 -
3.業務の実施計画
(作成注)
業務スケジュール、検討会の開催時期等につき、フロー図で示してください。
時
期
内
(※)A4版1枚以内とする。
- 38 -
容
4.業務の実施体制
4.1 執行体制、役割分担等
( 作成注 )従事者の執行体制 、役割分担について具体的に図で記載して下さい 。
4.2 従事者の実績、能力、資格等
(1)本業務に従事する主たる担当者
氏
名
所属・役職
生年月日
経験 年数(うち本業務の類似業務従事
年数)
年(
年)
専 門 分 野
所 有 資 格
経歴( 職歴/学位 )
所
属
学
会
類似業務の実績
業務名
業務内容
主な手持ち業務の状況(平成
業務名
業務内容
年
月
日現在
履行期間
年 月~
年
月
履行期間
年 月~
年
月
件)
(※)手持ち業務の欄は契約金額が500万円以上のものを対象とし、業務内容の
欄は概要を記入する。
(2)主たる担当者以外であって本業務に従事する者
氏名
所属・役職
- 39 -
専門分野
5.組織の実績
業務名
発注機関
(名称、所在地)
(受託者名)
(受託形態)
履行期間
業務の概要
技術的特徴
主たる担当者の従事の有無
注1 本様式は、A4版4枚以内に記載すること。
注2 業務名は10件まで記載できるものとする。
注3 発注 機 関の 受 注 形 態欄 には 、元 請受注 か下 請受注 かの 区別 を記載するこ と 。
注4 業務の概要の欄には、調査業務内容を具体的かつ簡潔に記載すること。
注5 実績を証明するものとして 、契約書写し 、注文・請書写し( 下請の場合のみ )
を添付すること。
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6.組織の環境マネジメントシステム認証取得状況
認証の有無:
認証の名称:
認証の名称:
注1
注2
注3
証明書の写しを添付すること。
事業者の経営における主たる事業所(本社等)において、取得している
ものに限る。
申請中の場合は、その旨を明記し、開札前までに証明書の写しを提出した
ものについて加点対象とする。
- 41 -
平成28年度我が国循環産業の海外展開促進に向けた実現可能性調査等統括業務に関する提案書の評価基準表 (別添5)
評価項目
大項目 中項目 小項目
要求要件
技術上の基準
評価 得点配分
区分 合計 基礎点 加点
基礎点
提案書が全体として仕様書を遵守
しており、業務の目的や作業事項
に反し、又は矛盾する内容がない
こと。
加点
0 仕様書の遵守
仕様書に規定する業務の目的や作業事
項に反し、又は矛盾する提案がないこ
と。
必須
15
15
1 業務の基本方針
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たって
の基本方針を記述すること。
必須
10
5
5
2.(1)について、更新・追加する情報及
2.1 仕様書2.
び新たなコンテンツについて具体的に提
(1)の提案内容
案すること。
必須
10
5
提案の内容が本業務の目的を正
提案内容が効果的に目的を達成するための観
5 しく理解し、妥当で実施可能なも
点が優れているか。
のであること。
2.2 仕様書2. 2.(2)①について、アンケートの実施方
(2)①の提案内 法、有用なアンケート内容について具体
容
的に提案すること。
必須
10
5
提案の内容が本業務の目的を正
提案内容が効果的に目的を達成するための観
5 しく理解し、妥当で実施可能なも
点・方法が優れているか。
のであること。
2.3 仕様書2.
2.(2)②について、手引きの内容、作成
(2)②の提案内
方法について具体的に提案すること。
容
必須
10
5
提案の内容が本業務の目的を正
提案内容が効果的に目的を達成するための観
5 しく理解し、妥当で実施可能なも
点・方法が優れているか。
のであること。
2.4 仕様書2. 2.(2)②について、ワークショップの構
(2)③の提案内 成、想定する招聘者について具体的に
容
提案すること。
必須
10
5
提案の内容が本業務の目的を正
提案内容が効果的に目的を達成するための観
5 しく理解し、妥当で実施可能なも
点・方法が優れているか。
のであること。
2.(3)①について、実現可能性調査の
2.5 仕様書2.
遂行管理方法、円滑な契約締結に向け
(3)①の提案内
た取組、知見の取りまとめ・共有方法に
容
ついて具体的に提案すること。
必須
10
5
提案の内容が本業務の目的を正
提案内容が効果的・効率的なものであるか。
5 しく理解し、妥当で実施可能なも
留意すべき事柄を捉えているか。
のであること。
2.6 仕様書2. 2.(3)②について、プロジェクト支援委
(3)②の提案内 員会の実施方法、意見交換会の構成に
容
ついて具体的に提案すること。
必須
10
5
提案の内容が本業務の目的を正
提案内容が効果的に目的を達成するための観
5 しく理解し、妥当で実施可能なも
点・方法が優れているか。
のであること。
2.(4)について、今後の海外展開促進
2.7 仕様書2. に向けた課題等の整理に向け、とりまと
(4)の業務内容 める情報、調査・検討の方法等につい
て、具体的に提案すること。
必須
10
5
提案の内容が本業務の目的を正
提案内容が効果的に目的を達成するための観
5 しく理解し、妥当で実施可能なも
点・方法が優れているか。
のであること。
2.8 仕様書2. 2.(5)について、とりまとめる内容、方
(5)の業務内容 法等について、具体的に提案すること。
任意
5
-
5
-
提案内容に実現可能性、確実性があるか。
提案内容が効果的・効率的なものであるか。
留意すべき事柄を捉えているか。
本業務目的を達成するために必要と考
2.9 追加的業務
えられる追加的業務の提案があれば、
の提案
具体的に記述すること。
任意
5
-
5
-
提案の内容が本業務の目的を正しく理解し、妥
当で実施可能なものであること。
仕様書及び追加的業務等(提案がある
場合)に係る作業事項を作業進行予定
表にまとめること。
必須
10
5
5
-
業務の目的を的確に理解し、妥当
基本方針に創造性、確実性があるか。
な基本方針であること。
2 業務ならびに検討会の実施方法
3 業務の実施計画
実施可能で妥当な作業進行予定
作業進行予定表が効率的で確実性があるか。
表であること。
4 業務の実施体制
4.1 執行体制、
役割分担等
業務の実施体制について、責任者の氏
名・役職、従事者の役割分担、従事者
数、内・外部の協力体制(協力を受ける
予定の者及び役割分担)等を表にまとめ
ること。
必須
15
5
適切な役割分担等により実施体
制が構築されていること。
外部の協力者(又は再委任者)に
10 業務の一部を行わせる場合は、 実施体制が効率的で確実性があるか。
業務の根幹部分を提案者が実施
すること、協力者等の役割分担が
明確で、適切であること。
任意
15
-
15
-
15
15
-
従事者が本業務に従事する十分
な時間があると認められること。
-
15
-
15
-
従事者に類似の業務実施実績がある場合は3
点加点とし、実績、能力に応じて加点する。
20
-
20
-
過去に類似業務に関する業務実績が、1件以
上ある場合は4点加点とし、概要に応じて加点
する。
5
-
5
-
事業者の経営における主たる事業所(本社等)
において、環境マネジメント認証取得がある
か。1つでもあれば加点(5点)
技術点
小計
200
80
120
価格点
総計
100
300
本業務に従事する者の類似業務(途上国
必須
における循環産業の実現可能性に係る
調査業務や当該調査に関する統括業務)
4.2 従事者の実
の実績、関係する能力の資料、資格等を
績、能力、資格等
明示し、本業務従事期間中における本
業務以外の手持ち業務の状況を記載す 任意
ること。
5 組織の実績
過去に本業務の類似業務(途上国にお
ける循環産業の実現可能性に係る調査
業務や当該調査に関する統括業務)に
任意
関する業務実績があれば、その業務名、
それぞれの概要等を記載すること。
事業者の経営における事業所(本社等)
において、ISO14001、エコアクション2
1、KES、エコステージ、地方公共団体
6 組織の環境マネジメント による認証制度等のうち、第三者による
システム認証取得状況
環境マネジメント認証取得の有無、有の
場合は認証の名称を記載し、証明書の
写しを添付すること。ただし、開札する時
点において認証期間中であること。
任意
外部ネットワークや内部バックアップ体制等が
存在するか。
基礎点部分の採点は、技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
加点部分の採点は、配点5点の場合、技術上の基準に基づき、優;5点、良;3点、可;1点、不可;0点、の4段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出する。
基礎点がある項目に係る加点部分の「不可;0点」とは、基礎点の基準は満たす(基礎点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合である。
- 42 -
(別添6)
◆環境マネジメントシステム認証制度の例◆
事業者が、その事業経営の中で自主的に環境保全に関する取組を進めるにあたり、環境に関する方針や目標を自ら設定し、
これらの達成に向けて取り組み、その取組結果を確認・評価し、改善していくこと(環境保全の取組に係るPDCAサイクル)を
「環境マネジメント」といい、そのための事業者内の体制・手続等の仕組みを「環境マネジメントシステム」(EMS)という。その
主な例は以下のとおりであるが、他にも地方版のEMSや、運送事業者を対象としたグリーン経営認証制度などがある。
全国版EMS
ISO14001
エコアクション21
KES
エコステージ
概要
ISO審査登録機関及び
認定機関で構成。国際
的に認められた第三者
認証制度。1996年に制
定。
環境省が策定した中小
企業にも取り組みやすい
環境マネジメントシステム。
2004年に開始。把握す
べき環境負荷指標を特
定しているほか、環境活
動レポートの作成・公表
を必須要件としている。
中小企業にも取り組
みやすい環境マネジメ
ントシステムとして
2001年に京都で開始。
KESを参考とした地方
版KESが他の自治体
等に広がっているとと
もに、相互認証も行わ
れ、KESの認証取得
事業者は全国に広
がっている。
ISO14001取得前から取
得後も含めた環境マネジ
メントシステム。5段階の
認証ステージがある。エ
コステージ2は
ISO14001の要求事項を
全て含んでおり、エコス
テージ2の認証を取得で
きれば、ISO14001に挑
戦可能なレベルとなる
事務局の母体となる団
体
ISO(国際標準化機構)
持続性推進機構
KES環境機構
エコステージ協会
地方版EMSの例:
北海道環境マネジメントシステムスタンダード(HES),青森環境マネジメントフォーラムAES, いわて環境マネジメントフォーラムIES,みちのくEMS,三重環境マネージ
メントシステム(M-EMS),宝塚環境マネジメントシステム(TEMS), 神戸環境マネジメントシステム(KEMS) 等
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