(様式3) 2.事業の概要と成果 (1)上位目標 (2)事業内容 当該地域においてサイクロン災害に強いコミュニティが作られる 2014 年 6 月末までに、以下の活動が実施された。 ① 教育機関と地域住民への働きかけ 対象 13 校の教員と四半期会議を行ない、災害リスク軽減(DRR)教 材を活用した課外授業の実施へ向けた準備を行なった。 対象 13 校において DRR 教材を活用した課外授業が 4 回実施され、述 べ 1,486 人の生徒が授業を受けた。 サイクロン襲来模擬演習を 1 校で実施。34 人の生徒が演習者として 参加し、生徒、教員、住民を含む 1,000 人以上が参加した。 防災映画上映会を 3 回実施し、約 450 人の住民が参加。また、村芝 居を 3 回(参加者 1,000 人以上)、住民集会を 12 回(参加者 428 人) 実施し、住民への啓発活動を行なった。 防災に関するニュースレターを 1 回発行した。 ② 防災担当セクターの能力向上とコミュニティ内でのプレゼンス強化 月例のユニオン防災対策委員会(UDMC)会議が実施された(出席率 平均 70%) 。また、UDMC 対象の DRR 復習研修を実施(出席率 85%) 。 17 のサイクロンシェルター管理委員会の会合実施を支援。205 人の メンバーが参加し、DRR 行動計画の見直しを実施した。 サイクロン防災プログラム(CPP)が 41 のモスクと 12 の学校で DRR に関する啓発活動を行なうのを支援した。 これまでの活動の成果を全国レベルで発表・共有するセミナーを、 UDMC 主催で開催。メディアを含む約 90 人の参加があった。 ③ サイクロン対策用インフラ整備 PSF 管理委員会による PSF の設置と、会合実施及び PSF 維持活動を 支援した。PSF 管理委員会へのオリエンテーションを 6 回実施した。 (3)達成された効果 世帯レベルでの防災対策強化へ向けて、教員への授業実施準備支援 が行なわれ、予定通り課外授業が実施された。 なお、事業対象ユニオン内の対象外 2 校が防災教育カリキュラムに 興味を示したため、本事業で作成した教材を配布した。 防災対策を備えたコミュニティ強化へ向けて、サイクロンシェルタ ー管理委員会、NGO リーダーらも参加して定期的な UDMC 会議が実施 され、全国レベルでのセミナーが開催された。また、セミナーへは メディアも複数参加し、防災に係るインフラ整備へ向けての一歩と なった。 (ここでページを区切ってください) - 1 - (様式3) (4)今後の見通し DRR 教育教材を用いた課外授業の実施を通し、そのフィードバックを 回収することで、教材の改訂と完成が行なわれる予定。これにより、世 帯レベルの防災対策の強化をさらに促進させる。 防災担当セクターの能力強化は継続して推し進め、防災対策を備えた コミュニティの強化や、防災に係るインフラの整備へとつなげていく。 8 月の専門家出張の際に、類似プロジェクト研究へのインプットを行 ない、事業活動の次フェーズの方向性の明文化につなげる。 - 2 -
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