新座市 認知症支援ガイドブック (認知症ケアパス)

新座市
認知症支援ガイドブック
(認知症ケアパス)
新座市イメージキャラクター
ゾウキリン
平成 28 年2月
新
座
市
は じ め に
本市では、今後、認知症の高齢者が急速に増加していくことが予測されます。
これまで、
「認知症の人は、精神科病院や施設を利用せざるを得ない」という考
え方が一般的でしたが、「認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住
み慣れた地域のよい環境で暮らし続けることができる社会」の実現が求められて
います。
認知症は、病状が進行するにつれて、生活するうえで様々な支障が出てくるた
め、認知症の方が地域で暮らし続けるためには多様な支援が必要になってきます。
そこで、認知症が疑われたとき、早期に相談先をみつけ、適切な医療・介護サ
ービス等を受けられるようにするために、生活機能の障がいに応じた適切なサー
ビスの流れ(これを「認知症ケアパス」といいます。)を示すともに、認知症の情
報を掲載した「新座市認知症支援ガイドブック」を作成しました。
認知症の人やその家族が住み慣れた新座市で安心して暮らしていくために、こ
のガイドブックをご活用いただけたら幸いです。
認知症かもしれないとご自身が不安に
なったとき、家族が異変に気づいたとき、
どこに相談したらいいのだろう…と悩んだ
ときに、このガイドブックをご利用ください。
〔もくじ〕
は じ め に
1 認知症とは.................................................................................................. 1
2 主な相談窓口............................................................................................. 3
3
認知症の相談ができる医療機関...................................................... 4
4
認知症ケアパス一覧表の見かた・使いかた ............................. 5
5
認知症ケアパス一覧表 ......................................................................... 6
6
認知症ケアパス一覧表に掲載された支援・サービスの内容....... 8
7 その他利用できる主な制度 ............................................................13
1
認知症とは
■認知症は身近な病気です
認知症は加齢によるものとして見過ごされがちですが、以下に説明しているような原因
による脳の障害によって起こる「病気」です。
「もの忘れが激しい」、
「言葉が出てこない」、
「段取りが悪い」などいくつかの症状が現れ、職業生活や社会生活に支障が出てくる状態
をいいます。
このほかに、慢性硬膜下血
腫や正常圧水頭症など「治
療可能な認知症」もあるの
で、早めに受診しましょう。
■認知症は大きく 4 つに分けられます
アルツハイマー型認知症
レビー小 体 型 認 知 症
脳血管性認知症
脳の神経細胞に異常なたん
ばく質がたまり細胞が破壊
されて、脳が萎縮する病気。
萎縮の程度と場所によって
症状が異なる。
症状
少し前の出来事を
忘れる、同じことを何度も
言う、帰り道がわからなく
なる、何度も同じものを買
ってくる
など
レビー小体と呼ばれる異常
なたんぱく質のかたまりが
脳内の神経細胞にたまる病
気。初期には物忘れが目立
たないことが特徴。
症状
子どもや虫が見え
る(幻視)、手足の動きが鈍
くなる、夜間に寝ぼけて大
声を出す、日によって症状
の程度が違う など
脳の血管が詰まったり(脳
梗塞)破れたり(脳出血)
して血流が途絶え、脳細胞
が死滅するために起こる認
知症。
症状
物忘れが多い、転
びやすい、意欲が低下する、
手足がしびれる、急に泣い
たり怒ったりする など
前頭側頭葉変性症
前頭葉と側頭葉を中心に脳
が徐々に萎縮する病気。①
前頭側頭型認知症(ピック
病を含む)
、②進行性非流暢
性失語症、③意味性認知症
がある。
症状
①同じ時間に同じ
行動を繰り返す、②なめら
かに話せない、③言葉の意
味がわからない など
■認知症による物忘れと老化による物忘れの違いは
認知症による物忘れと老化による物忘れの違いは脳の機能の低下
する速さです。認知症の場合、短期間に急激に脳の機能が低下する
傾向があり、反対に老化による機能の低下はゆるやかです。
また、老化による物忘れは、体験や出来事の一部を忘れますが、
ヒントがあれば思い出すことができるのに対し、認知症による物忘
れは、体験や出来事の全部を忘れてしまうため、ヒントがあっても
思い出すことができません。
■認知症による物忘れと老化による物忘れの違いの具体例
認知症による物忘れ
老化による物忘れ
体験そのものを忘れる
体験の一部を忘れる
忘れたことを理解できない
忘れたことを自覚している
食べたこと自体を忘れる
何を食べたかを忘れる
日付や曜日、場所などがわからなくなる
日付や曜日、場所などを間違える
性格に変化がある
性格に変化はない
1
■自分でできる認知症の気づきチェックリスト
最もあてはまるところに○をつけてください。ご家族や身近な人がチェックすることも
できます。
チェック
1
チェック
2
チェック
3
チェック
4
チェック
5
チェック
6
チェック
7
チェック
8
チェック
9
チェック
10
まったく
ない
ときどき
ある
頻繁に
ある
いつも
そうだ
財布や鍵など、物を置いた場所が
わからなくなることがありますか
1点
2点
3点
4点
5 分前に聞いた話を思い出せない
ことがありますか
1点
2点
3点
4点
周りの人から「いつも同じ内容を聞く」
などもの忘れがあるといわれますか
1点
2点
3点
4点
今日が何月何日かわからないときが
ありますか
1点
2点
3点
4点
言おうとしている言葉が、
すぐに出ないことがありますか
1点
2点
3点
4点
問題なく
できる
だいたい
できる
あまり
できない
できない
貯金の出し入れや、家賃や公共料金の
支払いは一人でできますか
1点
2点
3点
4点
一人で買い物に行けますか
1点
2点
3点
4点
バスや電車、自家用車などを使って
一人で外出できますか
1点
2点
3点
4点
自分で掃除機やほうきを使って掃除が
できますか
1点
2点
3点
4点
電話番号を調べて、電話をかけることが
できますか
1点
2点
3点
4点
チェック1~10 の合計を計算
合計
点
20 点以上の場合は、医療機関へ相談してみましょう。また、20 点以下でも
ご心配のある場合は、市の相談窓口や高齢者相談センターにご相談ください
(医療機関や相談窓口については、3~4ページをご覧ください)。
※このチェックリストの結果はあくまでもおおよその目安で医学的診断に代わ
るものではありません。認知症の診断には医療機関での受診が必要です。
※身体機能が低下している場合は点数が高くなる可能性があります。
出典:
「知って安心 認知症」東京都福祉保健局高齢者社会対策部在宅支援課
認知症支援係/発行
2
2
主な相談窓口
認知症の心配のある方は、市の相談窓口や高齢者相談センターなどで相談できます。
ご相談の内容によって、適切な窓口をご案内します。
問合せ先
◎新座市役所 長寿支援課 048-424-9611/048-424-5186
◎お住まいの地区の高齢者相談センター
高齢者相談センターとは?
高齢者相談センターは、市内6か所に設置され
ています。専門知識を持った社会福祉士、保健師
(看護師)、主任ケアマネジャーが市や必要な機
関と協力して、みなさまの生活を支えます。
●心身の状態に合わせて介護予防の支援をします。
●高齢者の権利を守ります。
●介護・福祉・保健・医療に関するさまざまな相談
に応じます。
●適切なサービスの提供と住みやすい地域づくり
を支援します。
名
称
電話番号
担当地域
東部第一高齢者相談センター
048-480-5853
池田・道場・片山・野寺
東部第二高齢者相談センター
048-480-7808
畑中・馬場・栄・新塚
西部高齢者相談センター
048-477-1707
新堀・西堀・本多・あたご・菅沢
・野火止(一~四丁目)
南部高齢者相談センター
048-481-2162
石神・栗原・堀ノ内
北部第一高齢者相談センター
048-486-5011
東北・東・野火止(五~八丁目)
北部第二高齢者相談センター
048-482-2953
中野・大和田・新座・北野
※上記のほか、認知症に関わる自助グループとして次の団体があります。
名称
認知症の人と家族の会
埼玉県支部
電話番号
電話相談受付時間
048-667-5553
月・火・金 10 時~15 時
3
3
認知症の相談ができる医療機関
認知症を放置しておくと、症状をどんどん悪化させてしまいます。
早期に治療を受ければ、進行をゆるやかにすることができます。
迷わずかかりつけ医か下記の医療機関に相談しましょう。
※事前に電話でお問合せください。
受診時や相談時にメモを持参しましょう
○本人の経過(どんな症状が、どれくらい続いているのか)
○本人や家族が心配になった出来事
○本人がこれまでかかった病名、飲んでいる薬
○症状変化のスピード(急激に悪化、ゆるやかに悪化なのか)
本人が病院に行きた
がらない時には、家
族の方だけでも受診
できる場合があるの
で、まずはご相談く
ださい
■認知症を診療してもらえる市内の医療機関
病院名
新座ふれあいクリニック
診療科目
老年精神科
電話番号
048-483-8050
所在地
栄 4-6-3
海江田医院
神経内科
042-491-6262
新堀 3-11−11
坂本医院
精神科
048-481-4839
菅沢 1-1-36
堀ノ内病院
内科、神経内科
048-481-5168
堀ノ内 2-9−31
堀ノ内クリニック
内科
048-483-2222
堀ノ内 3-1-13
志木こころのクリニック
精神科、心療内科
048-424-7933
東北 2-30-18
新座すずのきクリニック
精神科、心療内科
048-480-5511
野火止 6-3-23
いしもと脳神経外科・内科
脳神経外科
048-483-7111
北野 3-18-16
4階
■近隣の認知症専門の医療機関
病院名
和光病院(相談室)
電話番号
048-450-3312
所在地
和光市下新倉 5-19-7
■認知症疾患医療センター
認知症疾患医療センターとは、認知症に関する専門医療相談や診断などを行い、地域の
保健医療・介護機関と連携を図る、認知症疾患対策拠点です。
病院名
東武中央病院
戸田病院
埼玉精神神経センター
あさひ病院
毛呂病院
久喜すずのき病院
武里病院
済生会鴻巣病院
西熊谷病院
秩父中央病院
電話番号
048-464-6655
048-433-0090
048-857-6817
04-2957-1202
049-276-1486
0480-23-3300
0120-8343-56
048-501-7191
048-599-0930
0494-22-9366
4
所在地
和光市本町 28-1
戸田市新曽南 3-4-25
さいたま市中央区本町東 6-11-1
狭山市大字水野 592 番地
毛呂山町毛呂本郷 38 番地
久喜市北青柳 1366-1
春日部市下大増新田 9-3
鴻巣市八幡田 849
熊谷市石原 572
秩父市寺尾 1404
4
認知症ケアパス一覧表の見かた・使いかた
次ページの認知症ケアパス一覧表は、認知症の発症からその進行状況に合わせて適切な
支援内容を一覧表としてまとめたものです。この一覧表を参考に、医療や介護サービスな
どの様々なサービスが利用できることをご確認ください。
休みなく介護を続けていると、疲れがたまり、心にもゆとりがもてなくなってしまいま
す。介護する側にも息抜きは必要です。不安や悩みなどは一人で抱え込まずに、周囲に相
談したり、公的サービスを上手に利用したりして、がんばりすぎない介護をしましょう。
サービスの内容や利用方法、相談場所などは、市や高齢者相談センターにお問合せくだ
さい。
■認知症ケアパス一覧表の見かた
軽度
認知症の進行度
認知症の疑い
認知症の方を支える機関やサービス等
介護予防・
悪化予防
他者との
つながり
生活に必要な支援や
サービスを分類して
います。
(3)社会福祉協議会
(5)住民による活動
重度
認知症を有するが、
日常生活は自立
「認知症の疑い」から「常に
介護が必要」までの生活機能
障害に応じて対応するサー
ビス等が記載されています。
(4)町内会
(6)老人クラブ
支援やサービス等をご紹介しています。
具体的な各種支援サービスの内容や
お問合せ先は、8ページからの
「6 認知症ケアパス一覧表に掲載された
支援・サービスの内容」に掲載しています。
お母さん、ひとり暮らし
できているけど、物忘れ
が心配だわ・・・
〔予防〕・・・・・・
〔つながり〕・・・
〔生活支援〕・・
〔医療〕・・・・・・
5
町内会の食事会に誘ってもらうよう頼んでみよう
ごみ出しの時声掛けしてもらえるかしら
買い物が大変だからヘルパーに頼もうかしら
認知症の専門医に診てもらいたいわ
5
認知症の症状の現われ方は様々であり個人差がありますので、
この一覧表はあくまで目安とし、必要時、相談機関にご相談
ください (※相談先は、3~4 ページをご覧ください)。
認知症ケアパス一覧表
軽度
介護保険以外のサービス
認知症の進行度
認知症を有するが、
日常生活は自立
認知症の疑い
介護予防・
悪化予防
介護保険サービス
誰かの見守りがあれば、
日常生活は自立
重度
日常生活に手助け・
介護が必要
常に介護が必要
会話や適度な運動、趣味の交流
など楽しむ機会を持つことは、
認知症の進行を遅らせることに
つながるといわれています。
(1)市(長寿支援課)
(2)高齢者相談センター
(3)社会福祉協議会
(4)町内会
(5)住民による活動
(6)老人クラブ
(7)シルバー人材センター
(11)通所介護/訪問介護/小規模多機能型居宅介護
(8)オレンジカフェ(認知症カフェ)
認知症の方を支える機関やサービス等
他者との
つながり
(1)市(長寿支援課)
(4)町内会
(2)高齢者相談センター
(5)住民による活動
(3)社会福祉協議会
(6)老人クラブ
(11)通所介護/訪問介護/小規模多機能型居宅介護
(8)オレンジカフェ(認知症カフェ)
安否確認・
見守り
(1)市(長寿支援課)
(3)社会福祉協議会
(2)高齢者相談センター
(4)町内会
(5)住民による活動
◎新座警察署(048-482-0110)
(7)シルバー人材センター
生活支援
(11)通所介護/訪問介護/短期入所生活介護/小規模多機能型居宅介護/定期巡回・随時対応型訪問介護看護
(11)通所介護/訪問介護/小規模多機能型居宅介護/定期巡回・随時対応型訪問介護看護
身体介護
医
療
※医療機関(4 ページ参照)
(11)訪問看護、居宅療養管理指導/定期巡回・随時対応型訪問介護看護
家族支援
(1)市(長寿支援課) (2)高齢者相談センター (5)住民による活動(認知症の人と家族の会) (8)オレンジカフェ(認知症カフェ) (9)徘徊高齢者等家族支援サービス
(11)認知症対応型共同生活介護/介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設
住まい
(10)サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホーム、軽費老人ホーム
6
6
7
6
認知症ケアパス一覧表に掲載された支援・サービスの内容
(1)市(長寿支援課)
○市(長寿支援課)では、相談窓口のほか次の事業を実施しています。
問合せ先:長寿支援課 048-424-5186
支援区分
活動内容
介護予防・悪化予防
他者とのつながり
安否確認・見守り
・元気アップ広場、介護予防講演会、ウォーキング教室など
・配食サービス、緊急連絡システムなど
(2)高齢者相談センター
○高齢者相談センターでは、相談窓口のほか次の活動を行っています。
問合せ先:各地区の高齢者相談センター(3 ページ参照)
支援区分
活動内容
介護予防・悪化予防
他者とのつながり
安否確認・見守り
・介護予防教室、出前介護相談、介護予防サロンなど
・高齢者相談センター職員による見守り
・認知症徘徊高齢者声かけ模擬訓練による地域の見守り力の向上
(写真上:「元気アップ広場」、左下:「介護予防教室」、右下:「ウォーキング教室」風景)
8
(3)社会福祉協議会(社協支部・地域福祉推進協議会含む)
問合せ先:新座市社会福祉協議会 048-480-5705
■社会福祉協議会
〇社会福祉協議会では、市内全域を対象に次の事業を行っています。
支援区分
介護予防・悪化予防
他者とのつながり
生活支援
主な活動内容
・登録ボランティアグループ(傾聴グループなど)
・車椅子貸出し事業
・リフト付乗用車貸出し事業
・新座市地域支え合いボランティア事業
■社協支部
○社協支部は、住民皆様の協働と連携によって地域福祉の増進を図ることを目的に、市内
町内会単位で設置しています。
支援区分
介護予防・悪化予防
他者とのつながり
活動内容
・会食ふれあい事業(高齢者を対象にした食事会)
・支部コミュニティ教室(各支部で行っている住民座談会など)
・地域ふれあい交流事業
■地域福祉推進協議会
○地域福祉推進協議会は、町内会・自治会の枠を超えた住民の地域福祉活動を推進する組
織として、現在、東部第一地区、東部第二地区、南部地区、北部第二地区で設置されて
います。地区によって、それぞれ異なる活動が行われています。
支援区分
介護予防・悪化予防
他者とのつながり
活動内容
・サロン活動
・まち歩き
・各種イベント
・講座の開催 など
9
(4)町内会
○町内会ごとに、様々な取組が行われています。これらの活動に積極的に参加することが、
介護予防・悪化予防や他者との交流につながります。
※お住まいの地区の町内会にお問合せください。
連絡先が分からない場合は、問合せ先:コミュニティ推進課 048-477-1583
支援区分
活動内容
・お祭り、もちつき大会
・環境美化活動など
他者とのつながり
・交流会、サロン
・ラジオ体操、スポーツ大会
・日帰りバス旅行
安否確認・見守り
・防犯パトロール
・防災訓練など
介護予防・悪化予防
(5)住民による活動・自助グループ
○地区ごとにそれぞれ特徴のある活動が行われています。
支援区分
活動内容
介護予防・悪化予防
他者とのつながり
・サークル活動
(集会所や公民館で様々な活動が行われています。)
安否確認・見守り
・民生委員(地域と行政のパイプ役として、訪問活動や相談など
に応じています。)
・認知症サポーター※
家族支援
・認知症の人と家族の会埼玉県支部(3 ページ参照)
※認知症サポーターは、認知症について理解し、地域で暖かく見守
る応援者のことです。新座市では、市民及び市内在勤者を対象に
認知症サポーター養成講座を実施し、講座修了者にはオレンジリ
ングを配布しています。
(6)老人クラブ
○老人クラブでは、市内全域を対象に次の活動を行っています。
問合せ先:長寿支援課 048-477-6890
支援区分
活動内容
介護予防・悪化予防
他者とのつながり
・健康増進研修
・ウォーキング事業
・囲碁・将棋大会
・軽スポーツ大会
・県外宿泊研修
・友愛訪問
10
・演芸大会
・グラウンドゴルフ大会
・ゲートボール大会
・会計勉強会
・老連旅行
(7)シルバー人材センター
○公益社団法人新座市シルバー人材センターでは、市内全域を対象に次の活動を行ってい
ます。
問合せ先:新座市シルバー人材センター 048-481-4305
支援区分
活動内容
介護予防・悪化予防
・健康管理等講習会
生活支援
・住まいと暮らしの「ちょこっとサポート」事業
・成年後見事業
(8)オレンジカフェ(認知症カフェ)
○オレンジカフェ(認知症カフェ)は、認知症の方やご家族、また地域の方誰もが気軽に
立ち寄れ、相談もできる場として、市が社会福祉法人等に委託して実施しています。
○現在、市内には1箇所(NPO法人 暮らしネット・えん)が整備されています。
問合せ先:長寿支援課 048-424-5186
支援区分
活動内容
介護予防・悪化予防
他者とのつながり
・カフェ
・ミニコンサート
・講演会
・相談会
など
家族支援
(9)徘徊高齢者等家族支援サービス
〇認知症等により徘徊のおそれがある高齢者等の家族に対して、位置探索機を貸出し、ご
本人の行方がわからなくなったときに、居場所を探索するシステムです。
問合せ先:長寿支援課 048-424-5186
(10)サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホーム、軽費老人ホーム
○サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者向けの賃貸住宅であり、安否確認や生活相談そ
の他の日常生活を営むために必要なサービスが提供されるものです。
○有料老人ホームは、高齢者の方に食事の提供や介護など、日常生活において必要な支援
を行います。
○軽費老人ホームは、身寄りがない、または家庭環境や経済状況などの理由により家族と
の同居が困難な高齢者が、有料老人ホームよりも比較的低い費
用で利用できる施設です。
※各事業所にお問合せください。
(症状によって入居できない場合があります。)
11
(11)主な介護保険サービス
あらかじめ市に申請して要介護認定を受けることにより、ご
本人の状態や生活状況等に応じて、下記のサービス以外も含め
て利用することができます。具体的なサービス利用や自己負担
額等については、市または高齢者相談センターにご相談くださ
い(すでに認定を受けている方は担当のケアマネジャーにご相
談できます)。
問合せ先:介護保険課 048-477-6892
サービス名
サービスの内容
訪問介護
(ホームヘルプサービス)
ヘルパーが自宅を訪問し、入浴、排せつ、食事などの介助や
調理、洗濯、掃除などの家事援助を受けられます。
通所介護
(デイサービス)
通所介護施設で食事、入浴などの日常生活上の支援や生活行
為向上のための支援を日帰りで行います。
また、認知症の方を専門とした認知症対応型通所介護もあります。
訪問看護
疾患などを抱えている方について、看護師が居宅を訪問して、
療養上の世話や診療の補助を行います。
居宅療養管理指導
在宅で療養していて、通院が困難な方へ医師、歯科医師、看
護師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士などが家庭を訪問し
療養上の管理や指導、助言等を行うサービスです。
短期入所生活介護
(ショートステイ)
特別養護老人ホームなどの施設に短期間入所して、日常生活
上の支援や機能訓練などが受けられます。
小規模多機能型居宅介護
「通い」を中心に利用者の容態や希望に応じて、
「訪問」や「泊
まり」のサービスを組み合わせて、家庭的な環境と地域住民
との交流のもとで日常生活上の支援や機能訓練を行います。
認知症対応型共同生活
介護(グループホーム)
認知症高齢者が5~9人で共同生活する住居において、家庭
的な環境と地域住民との交流のもと、日常生活上の支援や機
能訓練を行います。
定期巡回・随時対応型
訪問介護看護
日中、夜間を通じて、1日に複数回の定期的な訪問や通報に
よる訪問により、入浴、排せつ、食事等の介護や日常生活上
の緊急時の対応などを行うサービスです。
介護老人福祉施設・地域
密着型介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム)
常時介護が必要で居宅での生活が困難な方が入所して、日常
生活上の支援や介護が受けられます。
地域密着型介護老人福祉施設は、定員が 29 人以下の小規模
な介護老人福祉施設のことです。
介護老人保健施設
状態が安定している方が在宅復帰できるよう、リハビリテー
ションを中心としたケアを行います。
12
7
その他利用できる主な制度
認知症に関わりがある事業として、次のものがあります。
これ以外の制度もご案内できる場合がありますので、ご相談
ください。
■認知症の方に関わる主な制度
名
称
主な内容
成年後見制度
認知症や精神障がい、知的障がいなどの理由で判断能力が不十分な
人が、財産管理や日常生活での契約を行うときに、判断が難しく不
利益をこうむったり悪質商法の被害者となることを防ぎ、権利と財
産を守り、支援をする制度です。
問合せ先:長寿支援課 048-424-9611
福祉サービス利用
援助事業
「あんしんサポー
トねっと」
認知症高齢者、知的障がい者、精神障がい者などで、自らの判断で
適切にサービスを選択し、利用することが不安な方々に対し、地域
で安心した生活が送れるよう、福祉サービスの利用手続や代行、利
用料の支払い及び見守りを行います。
問合せ先:新座市社会福祉協議会 048-480-5705
精神障がい者
保健福祉手帳
精神障がい者保健福祉手帳は、一定程度の精神障がいの状態にある
ことを認定するものです。精神障がい者の自立と社会参加の促進を
図るため、手帳を持っている方々には、様々な支援策が講じられて
います。
なお、認知症の種類や病状により、ご利用いただけない場合があり
ます。
問合せ先:障がい者福祉課 048-477-6891
13
新座市
発 行
編 集
認知症支援ガイドブック
(認知症ケアパス)
新座市
新座市健康増進部長寿支援課
〒352-8623
埼玉県新座市野火止一丁目 1 番 1 号
T e l 048-424-5186
Fax 048-482-5882