第4回 日野市住宅ストック活用推進協議会準備会 議事要点録

第4回
日野市住宅ストック活用推進協議会準備会 議事要点録
日
時:平成28年4月27日(水)
場
所:日野市役所
10:00~11:30
庁議室
◆ 議事内容
(1) (仮称)日野市住みよいまちづくりに資する空き住宅等の活用等に関する条例(素案)
(2) 日野市空き住宅等対策計画(案)
◆ 議事要点録
事務局
 会長である市長は公務の都合上で欠席であることから、会長の代理人として、ま
ちづくり部長が議事の進行を行う。
(1) (仮称)日野市住みよいまちづくりに資する空き住宅等の活用等に関する条例(素
案)
会長代理
 条例素案について説明を事務局に指示。
事務局
 資料3
条例(素案)の逐条説明について説明する。資料3で変更したい内容とし
て、条例素案11条2項の緊急措置の費用負担の条文がある。市が負担すると記載し
たが管理は所有者が行うことが原則としている観点から削除した。
会長代理
 質問はなければ、議事を進める。後ほどあれば適宜お願いしたい。
(2)日野市空き住宅等対策計画(案)
会長代理
 条例素案について説明を事務局に指示。
事務局
 資料5
委員
 3章の計画の数値目標について。事例数がたった10戸とあるが、何の事例数か。市
計画(素案)から変更した主な内容について、説明する。
を介して活用される事例数なのか、それ以外の民間で行われている全てを含んだ
事例数なのか。
委員
 10戸とある根拠は何か。目標なのだから、もっと高い設定にすべきではないか。
事務局
 10戸としたのは、ふれあいサロン等のこれまでの実績を踏まえ、年2件程度と想定
したものである。またここで設定しているのは市を介して活用される事例数であ
る。
委員
 ここで目標とすべきは市内で活用される事例数で、民間で行われている事例数も
含めるべきではないか。含めるとすると10戸というレベルではなく、100戸等、桁
が違った数値となるのではないか。計画で重要なのは、市が介した件数ではなく、
全体としてどれだけ活性化されたかということだと思う。
事務局
 現時点で民間の事例数を把握するすべがなく、数値として設定できない。現時点
では市を介した事例数として記載し、今後、民間を含めた事例数の把握に努め、
計画に示せる段階になったら設定することとしたい。
委員
 実態が把握しきれていない中では、数値が明らかに示せない状況もわかる。
会長代理
 数値は慎重にかつ根拠に基づき、設定できるように対応すること。
委員
 条例素案の8条2項では、協議会の運営に関する必要な事項は、市長が定めると書
かれているが、空家法では協議会が定めると規定されている。この矛盾はどう考
1
えているのか。またここでいう協議会は、計画の居住支援協議会のことなのか。
事務局
 条例素案の8条の協議会については、空家法の規定に則ったものとする考えなので
「市長が定める」を改め「協議会が定める」としたい。
 ここでいう協議会は、住宅ストック活用推進協議会のことであり、居住支援協議
会のことではない。
委員
 計画を見ると「協議会」について、住宅ストック活用推進協議会と居住支援協議
会の2つがあり、わかりづらい。
事務局
 計画上の表現を精査したい。
委員
 計画P37、アンケートの記載について。上段のアンケート結果の部分で「元ホーム
レスであった方等の入居に関して、抵抗感が高い傾向となった」とあるが、だか
らどうするのか、という考察も入れるべきではないか。
 また下段の「支援があれば入居させても良い」という表現は上から目線と感じて
しまうので、表現を改めた方がいいのではないか。
事務局
 このページはアンケート結果を記載したもので、参考として載せたところである。
現時点では、考察まで庁内で調整できていないため、記載していなかった。この
ページは今後の居住支援協議会の中で検討する内容であるため、この計画には載
せないことも含め、対応を考えたい。
委員
 アンケートでこのような傾向があるということがわかったのは、事実であるので、
計画には載せた方が良いと思う。
事務局
 ご意見を踏まえ、考察を検討し修正する。
委員
 条例素案の10条の適正な管理について。現場では空き家に発生した蜂の巣をとる
のに1年半もかかっていて、対応が遅すぎる。この条文に期限を入れられないのか。
委員
 一般的には、条例には期限などの具体的な数値は規定せず、規則や運用で整理し
対応することが多い。
事務局
 蜂の巣の除去などは、条例11条の緊急措置で対応できるように考えているが、特
定空家等の措置等については、手順を規則等で規定していく予定である。その内
容についてもこの準備会において協議をしていていただきたいと考えている。
委員
 居住支援の施策は、計画や条例でどうとらえるのか。計画では5章に連携とあるが、
目標や施策には記載がない。また条例でも居住支援協議会の位置付けがされてな
いが、どう整理しているのか。
事務局
 住宅困窮者への支援については居住支援協議会での検討内容としてすみわけを考
えている。そこでの検討を踏まえ、必要であればこの計画にも反映したいと考え
ている。
委員
 居住支援は必要だと思う。ただ空き家条例は、空家法を根拠としており、空家法
の主旨では貸す側(所有者側)を対象とした内容が中心である。借りる側の視点
が重要である居住支援の内容を入れると煩雑になると思われる。
委員
 同意見である。ただ連携していくことは大切だと思う。
委員
 計画の目標には、居住支援の内容についてある程度読み取れるように記載してお
くべきではないか。具体的には、計画の目標の3「・・魅力向上に資する場とし
て」→「・・魅力向上に資する場または居住の安定に資する場」とするなど。ま
た「地域活性化の資源」だとにぎやかにすればいいのか?という疑問も生じるの
で「地域の課題解決の資源」としたほうがよいのではないか。
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事務局
 ご意見を踏まえ修正を検討する。
副会長
 条例素案について何点か意見を言いたい。
 1つ、9条3項の認定は、相手からの申請があっての手続きかどうか不明確と感じた。
 2つ、5条2項の所有者等の責務は、「空き住宅等の所有者等」と空き住戸も含めた
所有者の責務となっているが、それに対する条例上の措置が規定されていないの
でどう考えるか。
 3つ、14条の協力要請は、空家法に規定していること以外の情報提供を条例に規定
するのであれば、個人情報保護条例との整合が必要である。空家法の中での対応
か、条例での目的外利用としての対応か整理する必要がある。
事務局
 1つ目は、多面的な活用に関する認定で、相手からの申請に応じた認定であり、手
続きに関して条例に入れ込むべき必要な内容を追加していく。
 2つ目は、空き住宅等の所有者等の責務という意図ではなく、空家等の所有者等の
責務という意図で記載したので、表現を修正する。
 3つ目は、法務担当とも調整し、整合をとることとする。
委員
 5条2項は削除するのか。しないのであれば10条1項と重複しているが。
事務局
 現在は重複しているが、10条1項では空家等の管理という観点で示している。
副会長
 日野市が「適正な管理」以降の条文で空き住戸を対象にしていないということに
ついては、市民に誤解を与え得るところなので、丁寧に説明すべきである。他市
の条例では空き住戸等を対象としているところもある。
事務局
 了解した。
委員
 法律で言う管理とは、賃貸などの使用することも含めた意味なのだが、条例でい
う管理とは賃貸などではなく、きれいにするという管理行為のことなのか。
副会長
 管理行為のことである。
 今年の4月に空家法の基本指針が改正された。実施体制の整備の協議会の構成員の
ところに行政書士が加えられた。本計画の関係団体にもその内容を反映するよう
にしたほうがよい。
事務局
 了解した。
委員
 関係団体の関連で、建築士会とあるが建築関連の団体はほかに3つあるので、記載
しておいたほうがよいと思う。
事務局
 了解した。
スケジュールの説明
会長代理
 市長が委員の皆様に挨拶する。
市長
 市長挨拶
会長代理
 今後の予定について事務局に説明を指示
事務局
 資料6
事務局
 次回の準備会の開催は6月の下旬を予定している。
今後の予定について説明
5. 閉会
以上
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