(案) 契 約 書 沖縄県知事 翁長 雄志(以下「甲」という。 )と○○(以下「乙」という。 )は、以下 の条項により、米軍基地地図情報データベース化業務委託契約を締結し、信義に従ってこ れを誠実に履行するものとする。 第1章 総則 (目的) 第1条 甲は、乙に対し、米軍基地地図情報データベース化に係る業務を委託し、乙は、 本契約書、業務仕様書(以下「仕様書」という。 )等に基づき、関係法令諸規則を順守 し、信義に従い誠実に履行することを受託する。 (委託期間) 第2条 委託期間は、 ( 契約締結の日 )から平成 29 年2月 28 日までとする。 (契約金額) 第3条 契約金額は、金 円(うち取引に係る消費税額及び地方消費税額金 円)と する。ただし、 「取引に係る消費税及び地方消費税の額」は、消費税法第 28 条第1項及 び第 29 項の規定並びに地方税法第 72 条の 82 及び第 72 条の 83 の規定に基づき算出し たもので、契約金額に 108 分の8を乗じて得た額である。 2 甲は、契約金額の範囲内において、契約書、仕様書及び業務実施計画書等に基づく乙 の業務実績に応じ、委託業務の実施に要する経費(以下「委託料」という。 )を乙に支 払うものとする。 (契約保証金) 第4条 沖縄県財務規則第 101 条第 とする。 項(第 号)の規定により するもの 第2章 委託業務の実施 (業務実施計画書の提出) 第5条 乙は、本契約締結日の翌日から 10 日以内に仕様書に基づき、以下の事項を含む業 務実施計画書を作成し、甲の承認を受けなければならない。 一 事業内容 二 作業スケジュール 三 資料収集予定機関及びその理由 四 実施体制図(役割分担を記載のこと) 五 経費積算内訳及び関連資料 2 甲は、必要があると認めるときは、前項の計画書を受理した日から 20 日以内に、乙に 対してその修正を請求することができる。 (再委託) (案) 第6条 乙は、契約の全部の履行を一括して又は分割して第三者に委任し、又は請け負わ せてはならない。 2 乙は、甲が仕様書で指定した契約の主たる部分の履行を第三者に委任し、又は請け負 わせてはならない。 3 乙は、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を有する者に 契約の履行を委任し、又は請け負わせてはならない。 4 乙は、仕様書に規定する範囲内において契約の一部を第三者に委任し、又は請け負わ せようとするときは、あらかじめ書面により甲に申し出て、甲の事前承認を受けなけれ ばならない。ただし、甲が仕様書で示した簡易な業務を第三者に委任し、又は請け負わ せる場合はこの限りでない。 5 乙は、前項により第三者に委任し、又は請け負わせた業務の履行及び第三者の行為に ついて全責任を負うものとし、当該第三者が甲に損害を与えた場合、乙はその損害を賠 償しなければならない。 6 乙が第1項から第4項に違反したときは、甲は本契約を解除することができる。これ により乙又は乙が業務の一部を委任し、又は請け負わせた第三者に発生した損害につい て、甲は賠償責任を負わないものとする。 (委託業務の監督等) 第7条 乙は、甲が定める監督職員の指示に従うとともに、その職務に協力しなければな らない。 2 甲は、必要があると認めるときは、乙に対し、委託業務の実施状況、経費の使途及び その他必要な事項について報告を求め、書面検査又は必要に応じて実地検査を実施し、 必要な指示をすることができる。 3 甲は、本業務における乙の履行又は前条第4項により乙から委託を受けた者の履行が 著しく不適当と認められる場合、その理由を明示した文書により、必要な措置を講じる ことを乙に請求することができるものとする。 4 乙は、甲から前条に基づく請求があった場合、当該請求事項について必要な措置を講 じ、請求を受けた日から 10 日以内に文書により甲に報告するものとする。 (権利義務の譲渡等) 第8条 乙は、この契約により生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は承継させては ならない。ただし、あらかじめ、甲の承諾を得た場合は、この限りではない。 2 乙は、成果物(未完成の成果物及び業務を行う上で得られた記録等を含む。 )を第三者 に譲渡し、貸与し、又は質権その他の担保の目的に供してはならない。ただし、あらか じめ甲の承認を得た場合は、この限りではない。 (関係書類の整備) 第9条 乙は、委託業務に要する経費に関し専用の帳簿を備え、委託業務に要した経費に ついて支出額を明確に記載し、仕様書及び業務に関する指示(以下「仕様書等」という。 ) に従い、その支出内容を証明又は説明する帳簿や証憑類(以下「証憑書類」という。) を整理し保管しなければならない。 2 乙は、前項に掲げる専用の帳簿及び証憑書類について、委託期間が終了する日の属す る年度の終了日の翌日から起算して 5 年間保存し、甲の要求があるときは、甲の指定す る期日までに提出しなければならない。 3 乙は、乙の責に帰すべき事由により前項に掲げる保存期間内に証憑書類を消失したと きは、当該証憑書類に係る経費について、正当な根拠を示して委託業務の実施に係る経 費である旨を甲に証明しなければならない。また、示された証憑書類が正当な根拠と認 められない場合について同様とする。 (案) (仕様書等の変更) 第 10 条 甲は、必要があると認めるときは、仕様書等の変更内容を乙に通知して、仕様書 等を変更することができる。この場合において、甲は、必要があると認められるときは、 履行期間若しくは契約金額を変更し、又は乙に損害を及ぼしたときは、必要な費用を負 担しなければならない。 (業務実施計画書の変更) 第 11 条 乙は、業務実施計画書に関し、次の各号の一に該当するときは、あらかじめ甲に 書面により申し入れ、その承認を受けなければならない。 一 経費区分ごとに配分された額を変更しようとするとき。ただし、各配分額の 20 パ ーセント以内の流用増減であって、あらかじめ甲に報告したものを除く。 二 事業内容を変更しようとするとき。 2 甲は、前項の承認をする場合には、条件を付することができる。 第3章 支払に関する手続き (業務の完了) 第 12 条 乙は、業務が完了したときは、成果物一式に業務完了通知書及び業務経費使用報 告書を添えて甲に提出し、その検査及び額の確定を受けなければならない。 (業務完了検査) 第 13 条 甲又は甲が検査を行う者として定めた職員は、 前条の規定による業務完了通知書 等を受理したときは、当該書類を受理した翌日から起算して 10 日以内に、契約書、仕 様書及び業務実施計画書に定めるところにより、業務の完了を確認するため、成果物一 式の審査及び必要に応じて現地調査を行い、その報告に係る委託業務が本契約の内容に 適合するものであるかの検査を行う。 2 乙は、前項の検査に不合格となり、甲から期限を指定して補正を命じられたときは、 自己の負担で指定期限内に補修して、甲の検査を受けなければならない。この場合にお ける甲の検査については、前項の規定を準用する。 3 第9条第3項の規定に従い、乙が正当な根拠を示して委託業務の実施に要した経費で あることを甲に証明できない経費、前二項の規定による検査若しくは第7条の規定によ る報告等の要求に乙が応じず検査の実施が不可能又は証明が著しく困難な経費及び前 二項の規定による検査の実施中に乙が正当な根拠を示して委託業務の実施に要した経 費であることを甲に証明できなかった経費は、委託業務の実施に要した経費に含まない ものとする。 (額の確定及び通知) 第 14 条 甲は、前条の検査で乙の業務が本契約に適合するものであると認めた場合は、契 約書、仕様書、業務実施計画書及び成果物一式に基づき、乙に支払うべき経費の額(以 下「確定額」という。 )を確定し、速やかに書面により乙に通知するものとする。 (支払) 第 15 条 委託料の支払いは、原則、精算払いとする。 2 乙は、確定額を通知する甲からの書面を受理後、甲に支払請求書を提出することがで きる。この場合において、甲は、乙から適法な支払請求書を受理した日から 30 日以内 の日(当該期日の末日が銀行等の休日に当たるときは、当該末日の前日を当該期間の末 日とする。 )までの期間に支払を行わなければならない。 (案) 3 前項の規定にかかわらず、甲は、乙の請求により必要があると認められる金額につい ては、第1項の規定にかかわらず概算払いをすることができる。 4 乙が前項の規定により概算払を受領している場合であって、当該概算払の合計額が第 14 条の規定による確定額に満たない場合には、第2項を準用する。 5 甲が、第3項の規定により乙に支払った金額が、第 14 条の規定による確定額を超過し た場合、乙はその超過額を甲に返還しなければならない。 6 甲は、乙が所定の事業を実施していないと認めた場合、又は事業の目的外に経費を使 用していると認めた場合には、既に支払った委託料の全部又は一部の返還を命ずること ができる。 (第三者による代理受領) 第 16 条 乙は、甲の承諾を得て、委託料の全部又は一部の受領につき、第三者を代理人と することができる。 2 甲は、前項の規定により乙が第三者を代理人とした場合において、乙の提出する支払 請求書に当該第三者が乙の代理人である旨の明記がなされているときは、当該第三者に 対して前条に規定に基づく支払いをしなければならない。 第4章 その他 (著作権等の帰属) 第 17 条 乙は、成果物が著作権法(昭和 45 年法律第 48 号)第2条第1項第1号に規定す る著作物(以下「著作物」という。)に該当する場合には、当該著作物に係る乙の著作 権(著作権法第 21 条から第 28 条までに規定する権利をいう。 )を当該著作物の引渡し 時に甲に無償で譲渡するものとする 2 甲は、成果物が著作権法第2条第1項第1号に規定する著作物(以下「著作物」とい う。)に該当するとしないにかかわらず、当該成果物の内容を乙の承諾なく自由に公表 することができるものとする。 3 甲は、成果物が著作物に該当する場合には、乙が承諾したときに限り、既に乙が当該 著作物に表示した氏名を変更することができる。 4 乙は、成果物が著作物に該当する場合において、甲が当該著作物の利用目的の実現の ためにその内容を改変するときは、その改変に同意する。また、甲は、成果物が著作物 に該当しない場合には、当該成果物の内容を乙の承諾なく自由に改変することができる。 5 乙は、成果物に関して著作者人格権を行使しないことに同意する。また、乙は、当該 著作物の著作者が乙以外の者であるときは、当該著作者が著作者人格権を行使しないよ うに必要な措置をとるものとする。 (瑕疵担保責任) 第 18 条 甲は、委託業務が完了した後でも成果物に瑕疵があることを発見したときは、乙 に対して相当の期間を定めてその瑕疵を修補させる又は修補に代え若しくは修補とと もに損害の賠償を請求することができる。 2 前項の規定による瑕疵の修補又は損害賠償ができる期間は、 第 18 条の規定による引き 渡しを受けた日から1年以内に行わなければならない。ただし、その瑕疵が乙の故意ま たは重大な過失により生じた場合は、当該請求を行うことのできる期間は 3 年とする。 (履行遅滞及び履行期間の延長) 第 19 条 乙の責めに帰すべき理由により委託期間満了のときまでに委託業務を完了する ことができない場合において、甲が履行期間経過後相当の期間内に完了する見込みがあ ると認めるときは、甲は、乙から遅延利息を徴収して履行期間を延長することができる。 (案) 2 前項の遅滞利息は、乙の遅延日数に応じ、契約金額に対し年 2.8%の割合で計算した 額とする。 3 乙は、その責に帰すことができない理由により履行期間内に業務を完了することがで きないときは、その理由を明示した書面により、甲に履行期間の延長変更を請求するこ とができる。 4 履行期間の延長については、甲乙協議して定めるものとする。 (甲の解除権) 第 20 条 甲は、次の各号の一に該当する理由が生じたときは、いつでもこの契約を解除す ることができる。 一 乙の責に帰すべき事由により、履行期間内に業務を履行しないとき又は履行の見込 みがないと明らかに認められるとき。 二 乙が、正当な理由なく、着手期日を過ぎても着手しないとき。 三 乙又はその代理人その他乙の使用人が、監督員又は検査員の監督又は検査を妨げた とき。 四 乙が沖縄県から指名停止措置を受けたとき、乙又はその代理人その他乙の使用人が 暴力団員又は暴力団と密接な関係を有する等不適切な者に該当するとき。 五 前各号に掲げる場合のほか、乙が沖縄県財務規則(昭和 47 年5月 15 日規則第 12 号)又は本契約に違反したとき。 2 前項の規定に基づき契約が解除された場合には、乙は、契約金額の 10 分の1に相当す る額を違約金として甲の指定する期間内に支払わなければならない。 3 契約担当者は、第1項各号の規定に該当しなくともやむを得ない理由があるときは、 契約を解除し、その履行を中止させ、又はその一部を変更することができる。 4 甲は、前項の規定により契約を解除したことにより乙に損害を及ぼしたときは、その 損害を賠償しなくてはならない。 5 甲は、契約の解除、履行中止又は変更について、書面により乙に通知するものとする。 (乙の解除権) 第 21 条 乙は、次の各号の一に該当するときは、契約を解除することができる。 一 第7条の規定により仕様書を変更したため委託料が3分の2以上減少したとき。 二 甲が契約に違反し、その違反によって契約の履行が不可能となったとき。 2 乙は、前項の規定により契約を解除した場合において、損害があるときは、その損害 の賠償を甲に請求することができる。 (賠償金等の徴収) 第 22 条 甲は、乙が本契約に基づく賠償金、損害金又は違約金を甲が指定する期間内に、 支払わないときは、甲は、その支払わない額に甲の指定する期間を経過した日から委託 料支払日まで年 2.8%の割合で計算した利息を付した額と、甲の支払うべき委託料とを 相殺し、なお不足があるときは追徴するものとする。 2 甲は、前項の追徴をする場合には、遅延日数につき 2.8%の割合で計算した額の延滞 金を乙から徴収するものとする。 (秘密の保持) 第 23 条 乙は、本契約による作業の一切(甲より開示された資料や情報を含む。 )につい て秘密の保持に留意し、漏えい防止の責任を負うものとする。 2 乙は、本契約終了後においても前項の責任を負うものとする。 3 乙は、この契約による事務を処理するための個人情報の取扱いについては、別記「個人 情報取扱特記事項」に従うものとする。 (案) (契約書の解釈等) 第 24 条 この契約に定める事項に関する疑義を生じた場合、 又は本契約に定めのない事項 については、甲乙協議の上、定めるものとする。 (紛争の解決方法) 第 25 条 前条の規定による協議が整わない場合、この契約に関する訴えの第一審は、甲の 所在地を管轄する地方裁判所の管轄に専属する。 上記契約の証として、本書 通を作成し、甲乙記名押印のうえ、各自1通を保有する。 平成 28 年 月 日 甲 乙 沖縄県那覇市泉﨑一丁目2番2号 沖縄県知事 翁長 雄志 印 印 (案) 別記 個人情報取扱特記事項 (基本的事項) 第1 乙は、個人情報(生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生 年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるものをいう。以下同 じ。 )の保護の重要性を認識し、この契約による事務を行うに当たっては、個人の権利 利益を侵害することのないよう、個人情報の取扱いを適正に行わなければならない。 (秘密の保持) 第2 乙は、この契約による事務に関して知り得た個人情報を他に漏らしてはならない。こ の契約が終了し、又は解除された後においても同様とする。 (適正管理) 第3 乙は、この契約による事務に関して知り得た個人情報について、漏えい、滅失及びき 損の防止その他の個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。 (作業場所の特定) 第4 乙は、甲の特定する作業場所において、個人情報を取り扱うものとする。特定した作 業場所から当該個人情報を持ち出すことは、厳禁とする。 (収集の制限) 第5 乙は、この契約による事務を行うために個人情報を収集するときは、その業務の目的 を達成するために必要な範囲内で、適法かつ公正な手段により行わなければならない。 (目的外利用・提供の禁止) 第6 乙は、甲の指示がある場合を除き、この契約による事務に関して知り得た個人情報を 契約の目的以外の目的に利用し、又は第三者に提供してはならない。 (複写又は複製の禁止) 第7 乙は、 この契約による事務を行うために甲から提供された個人情報が記録された資料 等を複写し、又は複製してはならない。ただし、甲の承諾があるときはこの限りでない。 (事務従事者への周知) 第8 乙は、この契約による事務に従事している者に対し、在職中及び退職後においても 当該事務に関して知り得た個人情報を正当な理由なく他人に知らせ、又は当該事務の目 的以外の目的に使用してはならないこと、沖縄県個人情報保護条例により罰則が適用さ れる場合があることなど、個人情報の保護に必要な事項を周知させるものとする。 (再委託の禁止) 第9 乙は、この契約による個人情報取扱事務については自ら行うものとし、第三者にそ の取扱いを委託してはならない。ただし、甲が承諾した場合はこの限りでない。 (案) (資料等の返還等) 第 10 乙は、この契約による事務を行うために、甲から提供を受け、又は乙自らが収集 し、若しくは作成した個人情報が記録された資料等は、この契約の終了後直ちに甲に返 還し、又は引き渡すものとする。ただし、甲が別に指示したときは当該方法によるもの とする。また、甲の承諾を得て再委託をした場合、乙は甲の指示により、この契約の終 了後直ちに当該再委託先から個人情報が記録された資料等を回収するものとする。 (調査) 第 11 乙は、この契約による事務を行うに当たり取り扱っている個人情報の状況について、 甲の求めがあった場合は、随時調査報告することとする。 (事故発生時における報告) 第 12 乙は、この特記事項に違反する事態が生じ、又は生じるおそれのあることを知った ときは、速やかに甲に報告し、甲の指示に従うものとする。 (損害賠償) 第 13 業務の処理に関し、個人情報の取扱いにより発生した損害(第三者に及ぼした損害 を含む。 )のために生じた経費は、乙が負担するものとする。 (注) 1 「甲」は実施機関、 「乙」は受託者をいう。 2 委託事務の実態に即して、 適宜必要な事項を追加し、 不要な事項を削除するものとする。
© Copyright 2024 ExpyDoc