選ばれた歴史、葬り去られた歴史 「大韓民国臨時政府」をめぐる朝鮮独立運動の光と影 「大韓民国臨時政府」史は今、韓国で最も注目を浴びている歴史の1 つである。臨時政府は、1919年に朝鮮独立運動家が亡命先の上海で成 立を宣言し、日中戦争期には中国国民党の支援を受けて活動した。現 代韓国の歴史教科書を開いてみれば、臨時政府の金九は民族的英雄と して描かれている。だが、実際には臨時政府の影にはもう1つの対立 する団体があった。 20世紀朝鮮半島内外で展開された独立運動のなかで、誰がスポット ライトを浴び、誰がその影に隠れてしまったのか。本セミナーは、日 中戦争期における中国国民党支配下の大韓民国臨時政府をめぐる朝鮮 独立運動史を実証的歴史学の立場から論じ、改めて現代の東アジア国 際関係を問い直す。 報告者 加納 敦子 氏 筑波大学大学院 日時: 5月 23日 (月) 15:15~16:30 会場: 人文社会学系棟 A101 登録不要・参加無料
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