中小企業連携促進ファンド 無限責任組合員募集要項

中小企業連携促進ファンド
無限責任組合員募集要項
平成28年5月9日
東京都産業労働局金融部
中小企業連携促進ファンド無限責任組合員募集要項
第1
事業目的
中小企業は優れた技術を持っていたとしても、経営資源の不足により単独での事業化に取り組む
ことが困難な場合が多い。大企業は他の企業や大学等の経営資源を積極的に活用する傾向を強めて
いるが、中小企業は知名度の低さなどによりネットワーク構築に取り組むことが容易でなく、その
連携先となるケースは多くない。
こうした中でも、成功している中小企業の多くは、大学・研究機関との共同開発、大企業など他
の企業との出会い、地方企業とのネットワーク構築などをきっかけに連携し、自社にはない様々な
資源を活用してイノベーションを実現している。このような連携を促進することで、新たな分野に
挑戦する中小企業の成長を後押ししていくことが重要である。
そこで東京都は、有望技術と市場ニーズを把握できる目利き力を有する運営事業者を選定し、中
小企業と様々な主体との出会いの場を提供し、連携を促進する「中小企業連携促進ファンド」の設
立を支援し、有限責任組合員として当該ファンドに出資する予定である。本ファンドでは製造業に
限らず様々な業種や分野を幅広く支援するとともに、シードからレイターまで投資領域を幅広く設
定することで、ファンド価値の向上を目指す。
今般、上記の趣旨に沿ったファンドの運営を担う無限責任組合員を募集するものである。
なお、本ファンドは、日本各地と連携して双方の強みを活かし、双方に高い効果が見込まれる産
業振興施策に取り組む「ALL JAPAN&TOKYOプロジェクト」の施策にも位置づけられており、東京と
日本各地の企業との連携促進も目的の一つとしている。
【本ファンドのスキーム図】
東京都(30億円)・民間資金等(30億円)
出資
分配
中小企業連携促進ファンド
投資
総額
60億円
経営支援
回収
様々な主体と連携して成長を目指す中小企業
上図のファンドを運営する無限責任組合員が募集対象
※
第2
詳細は、別紙要件を参照のこと。なお、上記金額は一例にすぎない。
募集対象となる者
応募時点で次の全ての条件を満たす事業者
1
金融商品取引法において、自らが無限責任組合員となり、本要項を満たすファンドを組成し
運用を行うことのできる法人
(注)応募にあたって、東京都は適格機関投資家でない点に留意すること。
2
現在、組合の無限責任組合員として業務執行を行っている者、又は業務執行の実績を有してい
1
る者
3
事業税その他租税の未申告・滞納がない者
4
破産法(平成16年法律第75号)に基づく破産者で復権を得ない者でないこと。
5
会社更生法(平成14年法律第154号)に基づく更生手続き開始申立、又は民事再生法(平
成11年法律第225号)に基づく民事再生手続き開始申立がなされていない者
6
過去2年以内に銀行取引停止処分を受けている者でないこと。
7
債務不履行により所有する資産に対し、仮差押命令、差押命令、保全差押又は競売手続の開始
決定がなされている者でないこと。
8
現在かつ将来にわたって、暴力団関係者(東京都暴力団排除条例第2条第4号に定める意味に
よる。以下同じ。)に該当しないこと並びに暴力団関係者が経営を支配していると認められる関
係等を有しないこと及び暴力的な要求行為等を行わないこと。
第3
募集スケジュール
項目
受付期間
1
質問
平成28年5月9日~平成28年5月13日 午後5時まで
2
書類提出
平成28年5月9日~平成28年5月23日 午後3時まで
1
質問
募集要項等の内容等について、下記の期間内で質問を受け付ける。
(1) 質問受付期間
平成28年5月9日(月曜日)から平成28年5月13日(金曜日)午後5時まで
(2) 質問方法
質問を文章にて(様式自由)E-mailにより送付すること。
*口頭による質問は受け付けない。
(3) 回答方法
応募者全員にE-mailにて全質問及び回答を送付する。
(4) 回答日
平成28年5月18日(水曜日)午後5時までに行う。
2
書類提出
(1) 書類提出受付期間
平成28年5月9日(月曜日)から平成28年5月23日(月曜日)午後3時まで
(2) 提出方法
受付期間内に、持参し提出すること。
*郵送・FAX・E-mailでの提出は受け付けない。
(3) 提出先
後述の「第7
提出先及び問い合わせ先」のとおり
2
第4
提出書類
下記所定の書類を各1部提出する。
1
提出書類
提出書類
参加申込書(所定の様式を使用すること。)
履行事項全部証明書(直近3ヶ月以内に取得したもの)
確定申告書(写)(決算書・直近 3 期分)
組合設立趣意書(2
組合設立趣意書への記載内容を記入)
組合契約書(注1)、(注2)及びこれに関連する契約
法令に基づく資格要件を満たしていることを証する書面(写)(注3)
会社案内・パンフレット
その他東京都が必要と認めた書類
(注1)組合契約書(既に設立されている組合への出資を希望される場合。最新版)
(注2)投資事業有限責任組合モデル契約(平成22年11月
経済産業省
委託調査
http://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/lps_model2211.p
df)と相違する箇所については、当該箇所を朱書きする等の方法により、分かりやすく明示
すること。
(注3)金融商品取引法上、自らが無限責任組合員となり、本要項を満たすファンドを組成し業務執
行を行うことのできる法人であることを証する書面
2
組合設立趣意書への記載内容
第 1 設立提案者の概要
1
組織概要
(1)
業歴・履歴
(2)
過去3期の決算状況と今期の見込み
(3)
組織体制
(4)
経営者及び役員の経歴
2
能力及び実績
(1)
ファンド業務に関する能力
ア
大学、研究機関との共同研究を促進するためのネットワーク
イ
大企業との技術連携を促進するためのネットワーク
ウ
東京と地方の企業との結びつきを促進するためのネットワーク
エ
中小企業に対するファンド業務のノウハウ、専門知識、その他アピールできる能力
(2)
ア
中小企業向けファンド業務に関する実績
過去に組成した中小企業向けファンドの組合ごとの運営実績
(ファンドサイズ、IRR、分配金累計額、投資累計額、投資累計社数、
主な投資分野等)
3
(3)
中小企業向けファンドにおける基本的な投資方針
ア
本業の目的/投資スタンス/投資形態・規模
イ
ハンズオン支援及びモニタリングの具体的な方法
ウ
EXIT戦略(IPO、事業会社等への売却、経営者による買戻し等)
第2 今回設立予定の中小企業連携促進ファンドに関する提案の概要
1
提案に至った背景
(1)
2
本組合の事業目的、中小企業支援に対する考え方
基本方針
(1)
投資環境における現状分析
組合設立期間(10年)終了を見据えた戦略
(2)
連携促進支援
中小企業が様々な主体との連携を実現するための具体的な方法
(3)
ア
発掘から投資決定に至るプロセス等
様々な主体との連携により成長が期待できる投資候補先の発掘方法
(ディールソース)
イ
(4)
投資先の選定基準及びプロセス
利益相反への対処
ア
役職員の兼任,組合間の取引等,組合運営に関する利益相反に関する対応方法
イ
現在運営中の組合が存在する場合における投資及び売却に関するルール
(5)
ア
都内中小企業の振興
東京都に本社又は主たる事業所を置く中小企業(以下「東京都案件」という。)に投
資を行う目標割合
イ
3
東京都案件以外に投資を行う場合の基準設定(都内経済に与える波及効果の検証等)
運営体制
(1)
組合運営にあたる担当者数と役割分担(専任者及び専任者に準ずる者等)
(2)
全担当者の経歴(ファンド業務経験の詳細情報)
(3)
担当者1名あたりの担当予定社数
(4)
管理体制(投資報告/会計報告等)
4
組合員の構成
(1)
無限責任組合員の出資額
(無限責任組合員の親会社等のグループ会社からの出資については注書き)
(2)
5
予定される有限責任組合員の構成、出資額及び出資確度
組成条件
上記を踏まえたファンドの組成条件
(1)
分配金・手数料等
・ 想定 IRR
・ 無限責任組合員の管理報酬、成功報酬及びその他の手数料の種類並びにその金額もしく
4
は上限額又は計算方法の概要(ハードルレートの有無及び内容を含む。)
(2)
その他の条件
・ 投資予定社数
・ 投資先1社あたりの投資予定金額
・ 想定される投資ポートフォリオ
・ 組合契約に含めることを予定しているファンドの主要条件
・ ファンド設立のスケジュール(組合契約の締結、有限責任組合員の募集、組合設立、投
資実行開始等)
3
注意事項
(1) 出資提案書の作成等、提案参加に必要な経費は、提案者の負担とする。
(2) 提出書類は、いずれも返却しない。不要となった書類の廃棄については、東京都が行う。
(3) 東京都が必要と認める場合には、追加資料を求めることがある。
(4) 提出書類に虚偽の記載があった場合は失格とする。
(5) 組合設立趣意書の様式は任意とするが、記載内容の項番等については、原則、上記の通りと
し、13頁以降に掲載している組合設立趣意書の雛形を参考とすること。
(6) 東京都が必要資料を別途明確に要求した場合を除き、書類提出期間後の追加資料提出は一切
認めない。
第5
1
審査方法
審査プロセス
(1) 事務局[一次審査]
書面調査及び、予備調査(東京都が委託した監査法人等及び都職員による調査)
(2) 審査委員会[二次審査]
本審査(外部有識者等を交えた審査委員会の開催)
2
審査のポイント
以下のポイントについて総合的に審査を行う。
(1) 事業目的の理解
(2) 中小企業と様々な主体との連携を促進するための基本方針と具体的な計画
(注)投資方針において、投資対象とする中小企業は、原則として以下のいずれかの要件を満
たしていること。
(ア)大学、研究機関との共同研究による連携
(イ)大企業との技術連携
(ウ)東京と地方の企業の結びつきによる、多様な技術・サービスの創出
(エ)その他、自社にはない様々な資源を活用するための連携
(3) ファンド価値の向上を目指すための戦略と運営体制
(4) 東京都の投資方針に賛同する民間資金等の収集の確度
(5) 無限責任組合員の出資約束金額が、ファンド目標総額(60億円)に占める割合
(6) 投資総額に占める東京都案件の目標割合
5
(7) 中小企業者と様々な主体との出会いの場を提供して、具体的な連携に結び付けることができ
る運営事業者であること
(8) 東京都案件以外について、東京都経済への波及効果を検討する仕組み
3
注意事項
(1) 事務局(委託先の監査法人等を含む。)及び審査委員会から資料の提出や説明を求められた
場合、応募者は速やかにその対応を行うこと。
(2) 審査プロセスにおいて東京都が出資することが困難と判断される課題が見受けられる場合
(応募者として(1)の速やかな対応が困難な場合を含む。)には、その後の審査は行わない。
(3) 審査結果については、採択の可否を書面で通知する。
(4) 審査結果に関する問い合わせ(不採択の理由等)には一切応じない。
(5) 募集要件を満たした応募者は、審査委員会において応募内容等についてプレゼンテーション
を行うものとする。審査委員会の詳細日程については、別途連絡する。
(6) プレゼンテーション当日は、組合設立趣意書を基にプレゼンテーションを行うこと。なお、
東京都が必要資料を別途明確に要求した場合を除き、追加資料の配布は一切認めないので注意
すること。
(7) 東京都は必要に応じて金融分野に精通した外部専門家及びその他必要な者を審査委員に加え
ることができる。
(8) 東京都は、自らの裁量において予告なく本要項に定めるスケジュールや手続について、変更
又は中止等をすることができるものとする。また、東京都は、本要項に定めるスケジュールや
手続の変更又は中止等によって生じるいかなる損害、損失又は費用に対し、一切の責任を負わ
ないものとする。
第6
組合設立までのスケジュール(予定)
平成28年5月下旬から6月下旬
書面調査及び予備調査
平成28年7月上旬
審査委員会開催
平成28年7月上旬
無限責任組合員の決定
平成29年1月末まで
組合設立
第7
提出先及び問い合わせ先
東京都産業労働局金融部金融課ファンド担当
〒163-8001 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号 東京都庁第一本庁舎29階北側
電話03-5320-4683/FAX 03-5388-1464
E-mail:[email protected]
6
(別紙)
中小企業連携促進ファンド無限責任組合員の主な要件
第1
1
設立するファンドについて
基本スキームについて
(1)ファンドの法的形式は、投資事業有限責任組合契約に関する法律(平成10年法律第90号)
に基づく投資事業有限責任組合とすること。
(2)ファンドの全組合員の出資約束金額の総額(以下「出資約束金額総額」という。)は、総計
60億円以上を目標とすること。
(3)有限責任組合員は、民間事業法人及び金融機関、公的な中小企業支援機関等から募集するこ
と。
(4)契約書は、投資事業有限責任組合モデル契約(平成22年11月
経済産業省
委託調査)を
参考にすること。
2
分配金及び余剰資金の取扱いについて
(1)投資回収金は適宜、有限責任組合員に分配すること。
(2)定期的に、追加投資及び管理報酬その他の費用として使用する予定のない余剰資金を見積り、
余剰資金は有限責任組合員に返還すること。投資期間の終了後において投資総額が組合契約に定
める水準を超えない場合には、組合員間の合意の上で、当該投資総額、当該事業年度末までの新
規投資予定額(投資実行及び投資金額が決定している案件に係るものに限る。)、追加投資予定
額及び管理報酬その他の費用の合計金額まで出資約束金額を引き下げることができるものとす
る。出資約束金額を引き下げた場合には、その引き下げ修正までの間に支払った管理報酬額のう
ち、半期ごとに計算した修正差額を、無限責任組合員から返還させることを基本とする。
(3)東京都は東京都の定めた規則に従い会計処理を行うことを基本とする。
3
設立時期および存続期間等について
(1)平成29年1月末までに組合を組成すること。
(2)組合の存続期間は10年間とする。ただし、組合員間の合意の上で、この存続期間を延長又は
短縮することも可能とする。
(3)組合の投資期間(新規投資を決定又は実行できる期間をいう。以下同じ。)は5年間とする。
ただし、組合員間の合意の上で、前述の投資期間を延長又は短縮することも可能とする。
第2
東京都の出資額
東京都はファンドの有限責任組合員として参加することとし、出資限度額は、民間資金等(注)の
合計額と30億円のいずれか少ない方の額とする。
(注)民間及び東京都以外の公的機関の出資約束金額
7
第3
1
投資方針
組合は、組合から最初の投資を実行する時点において金融商品取引所にその株式が上場されてい
る企業に投資してはならない。
2
組合は、組合の第3事業年度末以降の毎事業年度末時点において、中小企業(注1)(みなし大
企業(注2)を除く。)に対する投資金額の合計額が投資総額の70%以上となり、かつ、東京都
内中小企業(注3)に対する投資金額の合計額が投資総額の60%以上となるように投資しなけれ
ばならない。なお、本組合による各投資の対象となる者が中小企業(みなし大企業を除く。)又は
東京都内中小企業に該当するかについては、当該投資の初回投資の時点において判断する。
(注1)独立行政法人中小企業基盤整備機構法(平成14年度法律第147号、その後の改正を含
む。)第2条第1項各号に定義される中小企業をいい、具体的には以下①から⑦のいずれか
に該当するものをいう。
①
卸売業を主たる事業として営む者にあっては、資本金の額もしくは出資の総額が1億円以
下の会社並びに常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
②
サービス業を主たる事業として営む者にあっては、資本金の額もしくは出資の総額が5
千万円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人。ただし、
ソフトウェア業又は情報処理サービス業を主たる事業として営む者については資本金の額
もしくは出資の総額が3億円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が300人以下の
会社及び個人、旅館業を主たる事業として営む者については資本金の額もしくは出資の総
額が5千万円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が200人以下の会社及び個人
③
小売業を主たる事業として営む者にあっては、資本金の額もしくは出資の総額が5千万
円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人
④
製造業、建設業、運輸業その他の業種(上記①から③までに掲げる業種を除く。)を主
たる事業として営む者にあっては、資本金の額もしくは出資の総額が3億円以下の会社並
びに常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人。ただし、ゴム製品製造業(自
動車又は航空機用タイヤ及びチューブ製造業並びに工業用ベルト製造業を除く。)を主たる
事業として営む者については、資本金の額もしくは出資の総額が3億円以下の会社並びに
常時使用する従業員の数が900人以下の会社及び個人
⑤
企業組合
⑥
協業組合
⑦
独立行政法人中小企業基盤整備機構法施行令(平成16年政令第182号、その後の改
正を含む。)第1条第2項で定める組合及び連合会
(注2)1社の大企業(中小企業以外の事業者をいう。以下同じ。)若しくはその役員から50%
以上の出資を受けている中小企業又は大企業若しくはその役員から100%の出資を受け
ている中小企業(投資後に中小企業に該当しなくなることが明らかである場合を除く。)
(注3)東京都内に本社又は主たる事業所を置く中小企業(みなし大企業を除く。)
8
第4
投資形態
「投資事業有限責任組合契約に関する法律」第3条第1項各号に規定する投資形態による。
第5
投資先企業の育成
無限責任組合員は、投資後における投資先企業の業況や事業の進捗状況等を継続的に把握するとと
もに、経営、技術等に関するハンズオン支援を行うものとする。
第6
出資金の払込方法
出資約束金額を確定した上での「一括払い」もしくは「キャピタルコールを含む分割払い」の方式
であること。ただし、東京都の出資金は、「一括払い」方式を原則とする。
なお、「一括払い」方式によって払い込まれた出資金については、「組合口座」とは別に「組合払
金プール口座」を開設し、無限責任組合員の資金払込要求に応じ「組合払金プール口座」より「組合
口座」へ振替送金されるものとする。
第7
1
報告義務
無限責任組合員は、東京都に対し、組合の資産状況や投資実行先の概要等を記載したマンスリー
レポートを提出する。
2
無限責任組合員は、有限責任組合員に対し、下記の事項に関し報告するとともに、有限責任組合
員から要請があった場合には、投資活動に関する情報の開示を行うものとする。なお、(1)につ
いては投資実行の翌月末まで、(2)については発生後遅滞なく、(5)については処分収入を得
た翌月末までに報告を行うものとする。
(1)投資実行した場合の投資先企業の概要、投資額等
(2)投資先企業に発生した次に掲げる重要な事情の内容等
①
投資時点で予定されていなかった、合併、株式交換、株式移転、会社分割、事業譲渡、事業
の休止又は廃止、破産、会社更生又は民事再生の手続開始申立等
②
上場承認
(3)投資先企業の1年ごとの収支、雇用その他の経営状況
(4)投資先企業に対するハンズオン支援の内容
(5)売却・償還等による処分収入を得た場合の当該投資先企業の概要、売却額等
3
第8
無限責任組合員は、東京都に対して運用報告会を年2回程度実施する。
アンケート協力義務
無限責任組合員は、東京都が、投資対象先に対して行うアンケートの発送及び回収への協力を行う
ものとする。
第9
無限責任組合員に対する報酬
無限責任組合員に対する報酬は、組合の主な投資対象や投資形態を勘案し、組合運営等のための管
理報酬及び成功報酬とし、ファンド規模からそれぞれ適切な設定を行う。管理報酬により賄われるべ
き費用の範囲は、投資先の発掘・審査、投資先に対する支援及び組合事業の運営に要する費用を基本
9
とする。
第10
無限責任組合員の出資額
無限責任組合員は、出資約束金額総額の1%以上を自ら出資すること。ただし、適格機関投資家(注)
が出資していない組合においては、無限責任組合員は出資約束金額総額の10%以上を自ら出資する
こと。
(注)無限責任組合員及びその関係会社等である適格機関投資家を除く。
第11
善管注意義務、利益相反、秘密保持
1
無限責任組合員は、ファンド目的に従い善良なる管理者の注意をもってその業務を執行すること。
2
無限責任組合員は、ファンドに不利益が生じないよう利益相反に配慮すること。なお、無限責任
組合員は、組合存続期間の2分の1を経過した日又は出資約束金額総額に占める投資総額の割合が
60%を超える日のいずれか早い日までの間は、組合員の事前の承認を得ることなく、ファンドの
事業と同種又は類似の事業を行うことはできない。
3
無限責任組合員は、組合員の事前の承認を得ることなく、組合との取引を行わないこと。
4
無限責任組合員は、投資先に関する情報をはじめ、組合に関する情報を、合理的な範囲を超えて
開示又は漏洩してはならないものとし、組合運営に際しては、万全の秘密保持体制をとること。
第12
1
東京都の関与
無限責任組合員は投資委員会を開催し、東京都は必要に応じて、オブザーバーとして投資委員会
に出席できる。
2
東京都は、外部専門家を活用しながら、投資先企業の経営状況や組合の運営状況の把握を行うな
どのモニタリングを実施し、無限責任組合員との意見交換を行うことができる。
3
東京都は、無限責任組合員の財務内容等の経営状況について必要に応じ、報告を求めることがで
きる。
第13
1
反社会的勢力への対応
すべての組合員が、契約時点において反社会的勢力でないこと及び組合員である全期間において
反社会的勢力に該当しないことを、表明及び保証すること。
2
上記1に虚偽又は違反があることが判明した場合には組合員の除名事由に該当するものとする
こと。
3
組合の投資対象から反社会的勢力を除外すること。
第14
その他
1
組合は、原則として資金の借入れを行わないものとする。
2
組合が利息及び配当金を受領する際には、源泉徴収義務者に対し、投資事業有限責任組合はパス
スルー課税方式(法人税法基本通達14-1-1)を取っていること及び東京都は非課税法人であ
ることを確実に伝達し、適正な法人税法上の処理を行わせること。
3
東京都に対する組合財産の分配(清算人による分配を含む。)については、東京都が投資先企業
10
の株式等の現物による分配を了承する場合を除き、金銭により行うこと。
4
無限責任組合員は、本組合が匿名組合契約の出資の持分又は信託の受益権を取得する場合にあ
っては、当該契約等の内容について東京都へ事前に通知することとし、東京都は当該契約等の内
容に対して意見を述べることができる。また、その場合においては、当該出資額又は当該取得額
を超えて損失を負担することのないことを匿名組合契約、信託契約等において規定すること。
5
無限責任組合員は、東京都が、東京都及び東京都監理団体が行う中小企業向け支援施策との連携
を要請した際には、合理的に可能な範囲において協力を行うこと。
11
平成
参
加
申
込
年
月
日
書
東京都
知事
舛添 要一
宛
会社名
代表者名
印
中小企業連携促進ファンド無限責任組合員募集について、募集要項に記載の出資要件及
び「 中 小 企 業 連 携 促 進 フ ァ ン ド 無 限 責 任 組 合 員 の 主 な 要 件 」
( 募 集 要 項 別 紙 )に 記 載 の 要 件
を承諾した上で、下記のとおり参加申込みいたします。
記
1.参加方式(以下のいずれかに丸を付けてください)
①
新規ファンド設立予定での公募参加
②
設立済ファンドでの公募参加
2.東京都が出資する投資事業有限責任組合名
3.組合設立(予定)時期
平成
年
月
日
4.想定出資約束金額総額内訳
(単位:億円)
組合員区分
組合員名
出資予定額
出資確定額
無限責任組合員
有限責任組合員(東京都)
東
京
都
有限責任組合員(公的機関)
有 限 責 任 組 合 員( 民 間 法 人 等 )
合
計
5.添付書類
(1) 履 行 事 項 全 部 証 明 書 ( 直 近 3 ヶ 月 以 内 に 取 得 し た も の )
(2) 確 定 申 告 書 ( 写 )( 決 算 書 ・ 直 近 3 期 分 )
(3) 組 合 設 立 趣 意 書
(4) 組 合 契 約 書 及 び こ れ に 関 連 す る 契 約 ( P3 の 注 1 、 注 2 を 参 照 )
(5) 法 令 に 基 づ く 資 格 要 件 を 満 た し て い る こ と を 証 す る 書 面 ( 写 )( P3 の 注 3 を 参 照 )
(6) 会 社 案 内 ・ パ ン フ レ ッ ト
(7) そ の 他 資 料
12
組合設立趣意書
(雛形)
第 1
設立提案者の概要
1 組織概要
(1)業歴・履歴
会社名
所在地
電話
FAX
連絡部署・担当者
設立年月日
資本金
役員数・従業員数
代表者及び役員
主要株主及び持株比率
※上位 5 名以上を明
記すること
関 連 企 業 、グ ル ー プ 内 で
の位置づけ
※当該企業との取引状
況、出向者の有無等
沿革
事業内容
(2)過去3期の決算状況と今期の見込み
○○年○月期
○○年○月期
○○年○月期
○○年○月期
(見込み)
売上高
売上総利益
販管費
営業利益
経常利益
当期純利益
総資産
純資産
※新設法人で過去の決算がない場合は見込みのみで可
13
(3)組織体制
役職員
総勢
名
※組織図があれば添付
取締役会
○○
○○
(代表取締役)
※ない場合は省略可
○○
○○
(取締役)
○○
○○
(非常勤取締役
○○株式会社)
アドバイザリーボード
○○
○○
(○○株式会社
代表取締役社長)
※ない場合は省略可
○○
○○
(○○大学
教授)
(4)経営者及び役員の経歴
役職名
氏名
略歴
2 能力及び実績
(1)ファンド業務に関する能力
ア 大学、研究機関との共同研究を促進するためのネットワーク
(記述欄)
イ 大企業との技術連携を促進するためのネットワーク
(記述欄)
14
ウ 東京と地方の企業との結びつきを促進するためのネットワーク
(記述欄)
エ 中小企業に対するファンド業務のノウハウ、専門知識、その他アピールでき
る能力
(記述欄)
(2)中小企業向けファンド業務に関する実績
ア 過去に組成した中小企業向けファンドの組合ごとの運営実績
ファンド名
A組合
B組合
C組合
D組合
(解散済)
(解散済)
(解散済)
(存続中)
設立年月
存続期間
投資期間
ファンド
サイズ
IRR
分配金累計額
投資累計額
投資累計社数
主な投資分野
備考
(3)中小企業向けファンドにおける基本的な投資方針
ア 本業の目的/投資スタンス/投資形態・規模
(記述欄)
15
イ ハンズオン支援及びモニタリングの具体的な方法
(記述欄)
ウ EXIT戦略(IPO、事業会社等への売却、経営者による買戻し等)
(記述欄)
第2
今回設立予定の中小企業連携促進ファンドに関する提案の概要
1 提案に至った背景
(1)本組合の事業目的、中小企業支援に対する考え方
(記述欄)
2 基本方針
(1)投資環境における現状分析
ア 組合設立期間(10年)終了を見据えた戦略
(記述欄)
(2)連携促進支援
ア 中小企業が様々な主体との連携を実現するための具体的な方法
(記述欄)
16
(3)発掘から投資決定に至るプロセス等
ア 様々な主体との連携により成長が期待できる投資候補先の発掘方法
(ディールソース)
(記述欄)
イ 投資先の選定基準及びプロセス
(記述欄)
(4)利益相反への対処
ア 役職員の兼任,組合間の取引等,組合運営に関する利益相反に関する対応方
法
(記述欄)
イ 現在運営中の組合が存在する場合における投資及び売却に関するルール
(記述欄)
17
(5)都内中小企業の振興
ア 東 京 都 に 本 社 又 は 主 た る 事 業 所 を 置 く 中 小 企 業( 以 下「 東 京 都 案 件 」と い う 。)
に投資を行う目標割合
東京都案件に投資を行う目標割合
割
<理由>
イ 東京都案件以外に投資を行う場合の基準設定(都内経済に与える波及効果の
検証等)
(記述欄)
3 運営体制
(1)組合運営にあたる担当者数と役割分担(専任者及び専任者に準ずる者等)
(記述欄)
(2)全担当者の経歴(ファンド業務経験の詳細情報)
18
(3)担当者1名あたりの担当予定社数
担当者 1 名あたりの担当予定社数
社
<理由>
(4)管理体制(投資報告/会計報告等)
(記述欄)
4 組合員の構成
(1)無限責任組合員の出資額
組合員区分
組合員名
出資予定額
出資確度
無限責任組合員
有限責任組合員
(注)親会社
有限責任組合員
(注)兄弟会社
合計
(注)無限責任組合員の親会社等のグループ会社からの出資については注書き
(2)予定される有限責任組合員の構成、出資額及び出資確度
組合員区分
有限責任組合員
組合員名又は業種
出資予定額
東京都
有限責任組合員
有限責任組合員
有限責任組合員
有限責任組合員
有限責任組合員
合計
( 注 ) 過 去 の フ ァ ン ド で LP 出 資 を 受 け た こ と の 有 無 等 。
5 組成条件
上記を踏まえたファンドの組成条件
19
出資確度(注)
(1)分配金・手数料等
・ 想 定 IRR
想 定 IRR
%
<計算過程>
・無 限 責 任 組 合 員 の 管 理 報 酬 、成 功 報 酬 及 び そ の 他 の 手 数 料 の 種 類 並 び に そ の 金
額もしくは上限額又は計算方法の概要(ハードルレートの有無及び内容を含む。)
(2)その他の条件
・投資予定社数
社
・投資先1社あたりの投資予定金額
億円
・想定される投資ポートフォリオ
(記述欄)
・組合契約に含めることを予定しているファンドの主要条件
(記述欄)
・ファンド設立のスケジュール
項目
スケジュール(時期・期間)
組合契約の締結
有限責任組合員の募集
組合設立
20
投資実行開始
(記述欄)
21