記者発表資料(PDF形式 190KB)

横 浜 市 記 者 発 表 資 料
平成 28 年5月 12 日
健
康
福
祉
局
障害福祉課・障害企画課
区役所窓口における手話通訳対応を充実します
~手話通訳者のモデル配置・タブレット端末を活用した手話通訳を開始~
今年4月1日の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消
法)の施行に伴い、区役所に来庁される聴覚障害のある方の「情報の保障」に関する取組
として、手話通訳者の配置をモデル実施し、併せて通信機器(タブレット端末)を活用し
た手話通訳を開始します。
また、障害者差別解消支援地域協議会を設置します。
手話通訳者の配置(モデル実施)
<実施内容>
障害者スポーツ文化センター横浜ラポールからの派遣により、区役所に横浜市手話
通訳者又は横浜市登録手話通訳者(※)を配置します。平成 28 年度は、中区と戸塚
区においてモデル実施します(週2回)。
・中 区 毎週火・金曜日 8時 45 分~12 時
・戸塚区 毎週水・木曜日 13 時 30 分~17 時
<開始時期>
5月 17 日(火)
※
「横浜市手話通訳者」とは、横浜ラポール内の聴覚障害者情報提供施設に所属する手話通訳
者で、
「横浜市登録手話通訳者」とは、全国統一試験合格者又は手話通訳士資格を有し、横浜市
手話通訳者派遣事業の手話通訳業務に従事している者です。(登録者数 149 人)(平成 28 年
3月末現在)
タブレット端末を活用した手話通訳対応の実施
<実施内容>
区役所の窓口に手話通訳を必要とする方が来庁された際、横浜ラポールにいる手話
通訳者と区役所窓口を通信機器(タブレット端末)で結び、画像と音声を通して、手
話通訳を介した窓口対応を行います。
全区役所に各1台、専用のタブレット端末を置き、対応を行う窓口で使用します
(9 時 30 分~17 時)。
<開始時期>
5月 27 日(金)
裏面あり
実施イメージ
区役所
横浜ラポール
職員
各区役所に1台
専用の
タブレット端末
(区役所内で共有)
手話通訳者常駐
区役所開庁日の
画像・音声
9:30~17:00
手話通訳者を
介した窓口対応
来庁者
手話通訳者
【手話通訳者派遣制度との関係】
現在も、聴覚障害のある方からの事前予約により、横浜ラポールから手話通訳者
の派遣を行っており、この制度については今後も変更ありません。
今回の事業開始により、手話通訳を必要とする方が、急に区役所に用事ができた
場合などにおいても、手話によるコミュニケーションが可能となります。
横浜市障害者差別解消支援地域協議会の設置
障害者差別解消法の規定に基づく障害者差別解消支援地域協議会について、委員構成
が固まりましたので、今月中に設置します。
第1回の会議は6月頃を予定しています(開催日は今後調整)。
○横浜市障害者差別解消支援地域協議会の役割
地域における関係機関等のネットワークを構築し、障害者差別に関する相談事例の
共有や情報交換を行うとともに、障害者差別解消に関する様々な課題について協議し
ます。
○委員構成
障害当事者、障害当事者の家族、事業者の代表、弁護士、学識経験者、
関係行政機関の職員(国・市)ほか 計 33 名の予定
お問合せ先
健康福祉局障害福祉課長
上條
浩
Tel 045-671-4130(手話通訳者の配置)
健康福祉局障害企画課長
山田
洋
Tel 045-671-3569(手話通訳者の配置以外)