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平成28年5月11日
長岡市危機管理防災本部
「平成28年熊本地震」支援活動について
長岡市の支援活動の基本方針
1 市とNPOなどが官民協働による支援を実施
(長岡災害支援バックアップセンターとの連携)
2 現地に活動拠点を確保して、避難所支援の実践の中から課題を抽出し、
熊本市当局と連携して避難所運営モデルを発信
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羽賀友信氏(長岡市国際交流センター長)
(資料①参照)
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中越地震の「災害多言語支援センター」の経験を生かし、英語、中国
語、韓国語に翻訳した支援情報の発信や、避難所で生活する外国人の
支援を熊本市国際交流会館を拠点に実施
・
現地には、羽賀氏と多文化共生センター大阪の田村太郎氏が平成21
年に設立した「NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会」を通
して全国から延べ25名のマネージャーが集まり支援に従事
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「多文化共生マネージャー」は中越地震の教訓をもとに、災害時に外
国人支援ができる人材を育成するため、平成18年に自治体国際化協
会と全国市町村国際文化研修所により創設
佐竹直子氏(NPO法人多世代交流館になニーナ代表)
(資料②参照)
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熊本市・御船町教育委員会で、中越地震の経験をもとに小中学校、養
護学校の先生がまとめた冊子を活用し、学校再開に向けた支援を実施
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特に「支援の必要な子どもたちへの対応」については、フェイスブッ
クを活用して市民団体、市などに協力を求め、さらなる支援を展開
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御船町のNPO法人子育て談話室が開設した「出張子育てひろばゆう
ゆう」で、中越地震でも行った親子での絵画療法を実施
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認可外保育園には建設・改修工事に対する支援制度がなく、被災した
場合でも同様であるという問題が顕在化し、今後の復興に向けた対応
策が課題
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河内毅氏(中越防災安全推進機構)
(資料③参照)
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活動分野が異なる民間支援団体がより効果的に活動できるように、支
援団体間の連携強化や情報共有を支援
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活動拠点である熊本市東区では、支援の抜け漏れや重複を防止し、支
援活動が連携して効率的に行われるよう、東区を中心に活動している民
間支援団体に声を掛け「東区支援ネットワーク会議」を開催
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熊本市立桜木中学校において、被災者が互いに見守りあう体制の構築
と心のケアを図るため、被災者同士の顔の見える交流の場づくりを支
援(他団体と協力してお茶会やレクリエーション(ボッチャ・体操)
を実施)
内山重成(避難所運営支援リーダー、長岡市水道局管路課長)
(資料④参照)
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避難所の責任ある運営と円滑化を図るため、熊本市職員による避難所
運営メンバーの固定化について提案し、全市の避難所においてメンバ
ーの固定化が採用
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顔見知りでない避難者同士の気持ちをつなげ、避難所内のコミュニテ
ィを活性化させるため、気軽に集まれる談話コーナーを設置
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避難所環境を整えた熊本市東区の拠点避難所を、チーム長岡による東
区役所への全面的なバックアップのもと、5月8日(日)熊本市総合
体育館に開設