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Kanagawa Academy of Science and Technology
平 成 28 年 度 教 育 講 座 第 Ⅱ 期 コ ー ス I D 16 ウ
塑性加工基盤技術シリーズ1
金属材料の塑性変形と降伏応力・変形抵抗
http://www.newkast.or.jp/kyouiku/edu_h28/ed28_seminar_04.html
平成
開講期間
28 年 9 月 9 日(金), 15 日(木), 16 日(金)
15 名
募集人員
計
3 日間
(先着順) 定員になりしだい締切ります。
企業・研究機関に所属する技術者・研究者で、塑性加工分野における実務経験を3~10年程度有し、
対象者
ある程度の工学の基礎知識を持つ方.金属材料の開発・評価試験等の業務に携わる方。
金属加工における新しい制御方法等の開発に携わる方.
カリキュラム編成者
東京大学 生産技術研究所 教授 工学博士
カリキュラム日程及び講義内容
時間
月日
柳本 潤
氏
講師;東京大学生産技術研究所 教授 柳本 潤 氏
講義内容
10:00
~12:00
オリエンテーション・金属材料の塑性変形と降伏応力、変形抵抗
*教本「基礎からわかる 塑性加工」(改訂版)
13:00
~14:30
塑性力学の基礎 1 応力と釣合い条件
「応力」とはどのような力学的現象として理解され、数式に表すことができるのか?「応力ベクト
ル」と「応力テンソル」の関係から、1次元、2次元応力状態の表し方、応力テンソルの成分につい
ての釣合い条件など、数式を解きながら解説します。
14:40
~17:00
塑性力学の基礎 2 変形とひずみ
「ひずみ」と変形の関係について、3次元問題に対するひずみ成分のあらわし方を中心に学習
します。塑性加工が扱う変形を理解するために必要な、「ひずみ増分」、「ひずみ速度」の定義に
ついても学習します。
【17:10~交流会】
10:00
~12:00
塑性力学の基礎 3 降伏条件(前半)
基礎 1,2 の講義内容をふまえて、実際の塑性加工では「3次元応力状態下」におかれる金属材
料が、降伏するか否かの判定条件=「降伏条件」について詳細に解説します。
13:00
~16:00
塑性力学の基礎 4 降伏条件(後半)
前半の講義に引き続いて、Tresca の降伏条件、von Mises の降伏条件、両者の考え方と適す
る系などについて検討します。加工状態におかれ、塑性変形が進行しつつある材料における応
力とひずみの関係を、構成式の記述から理解します。
16:10
~17:00
塑性力学の基礎 5 等方性材料の材料構成式(前半)
「相当応力」、「相当ひずみ」といった等方性材料の構成式を理解するための用語や概念を理
解します。
10:00
~12:00
塑性力学の基礎 6 等方性材料の材料構成式(後半)
前半の講義に引き続いて、3次元応力状態におかれた金属材料の応力―ひずみ関係式を、
等方性材料の場合について「相当応力」、「相当ひずみ」などとの関連を含めて理解します。
(金)
13:00
~14:30
<研究室見学>高温・高速圧縮試験機による熱間降伏応力の測定
熱間加工時の変形抵抗測定のための高温・高速多段圧縮実験装置を見学します。熱間圧縮
実験を実演し、実験結果より降伏応力を逆解析により同定する方法を説明します。
会場:
東京大学
生産技術
研究所内
14:40
~17:00
鍛造加工・引抜加工・圧延加工の初等理論(Karman の圧延理論)
まず、塑性加工の代表的な力学的解析法について解説した後、古典的解析手法である「初等
理論」について、鍛造・引抜き・曲げ加工を対象に学習します。初等理論は、比較的単純な変形
を伴う加工での応力を見積もる場合や加工法の基本的特性を理解するのに適した手法です。
9/9
(金)
会場:
かながわ
サイエンス
パーク内
9/15
(木)
会場:
東京大学
生産技術
研究所内
9/16
個人情報の利用
及び提供の制限
申込書にご記入いただいた個人情報は、当財団の事業等に関する情報の提供や参加者募集の案内等の範囲内で利用又は提供いたします。
個人情報は、取り扱い目的以外に利用したり、第三者に提供することはありません。
※やむを得ない事情により、日程・内容等の変更や中止をする場合があります。
※8割以上の出席者には「修了証」を授与します。
カリキュラム編成者からのメッセージ
コースID 16 ウ
第Ⅱ期
塑性加工は、種々の製品製造の根幹を支える基盤技術として広く利用されています。熾烈な国際競争・国内競争に勝ち残る
ためには、製品寸法や機械的特性に優れた高品位製品の製造が必要であり、そのために新たな塑性加工技術すなわち塑性加
工工法や工程の開発が極めて重要な位置を占めています。塑性加工では、材料の永久変形である塑性変形を利用して、製品
の造形が行われます。従って、高品位製品製造のための塑性加工技術の開発には、塑性加工時の材料の永久変形や必要な加
工力を見積もるための理論や、材料特性の定量的な把握が、基盤技術としての重要な位置を占めます。
本コースでは、塑性力学に始まり、プレス成形・圧延加工・鍛造加工・引抜き加工の理論に至る一連の流れを、体系的に講義
いたします。また、材料特性を定量的に把握するための材料試験についても講義を行うとともに、見学をしていただきます。塑性
加工技術の開発に携わる技術者各位が塑性加工基盤技術を習得するために、有意義なコースとなるものと確信しております。
東京大学生産技術研究所 教授 工学博士 柳本 潤
カリキュラム構成
塑性加工基盤技術シリーズ 2 プレス成形加工編
塑性加工基盤技術シリーズ 1 バルク材加工・熱間加工編
◆応力と釣合条件
◆プレス成型加工の基礎理論
◆材料の異方性とその評価方法
◆高温・高速圧縮試験機による熱間
◆変形とひずみ
◆数値シミュレーションによるプレス成形の解析事例
降伏応力の測定(見学)
◆降伏条件
◇講師;東京農工大学 教授 桑原利彦氏
◆鍛造加工・引抜加工・圧延加工の
◆等方性材料の材料構成式
◇開催日;平成 28 年 10 月 13 日(木),14 日(金)
初等理論(Karman の圧延理論)
◇会場;東京農工大学 小金井キャンパス
http://www.ksp.or.jp/access/
区 分
9/15,16 東京大学生産技術研究所(東京都目黒区駒場 4-6-1)
*京王電鉄井の頭線「駒場東大前」下車徒歩 10 分
全日程
A.一般
59,000 円
B.KAST 法人賛助会員
C.神奈川県中小企業
47,200 円
D.Ⓒ以外の神奈川県内企業
E.神奈川県内在住の個人の方
53,100 円
1 日単位の受講料
22,000 円/日
後援・共催・協賛
(公社)精密工学会 (一社)日本鍛圧機械工業会 (公社)日本材料学会 (一社)
会 (公社)日本鋳造工学会 (一社)日本複合材料学会 (一社)日本溶接協会
(一社)日本高圧力技術協会 (一社)日本応用数理学会 (公財)応用物理学会
(一社)資源・素材学会 (一社)溶接学会 (一社)日本鍛造協会 (一社)日本シミュ
レーション学会 (一社)日本計算工学会 神奈川県産業技術センター 川崎商工
会議所 (公財)大田区産業振興協会 (株)ケイエスピー
共催:(一社)日本塑性加工学会
*受講申込書にご記入の上、郵送又はFaxにてお送りください。
*財団ホームページからお申し込み頂けます。
*申込締切後、受講決定者には受講票・受講料請求書等の必要書類をお送りします。
*募集人員を大幅に超えた応募があった場合には選考させていただくことがあります。
*申込締切り後でも、定員に余裕がある場合は申込を受付けられる場合がありますのでお問合せください。
塑 性 力 学 の基 礎 コース受 講 申 込 書
フリガナ
フリガナ
企 業 名
〒213-0012 神奈川県川崎市高津区坂戸 3-2-1KSP 東棟1F
Tel (044)819-2033 Fax (044)819-2097
E-mail [email protected]
URL http://www.newkast.or.jp
044-819-2097
FAX 送付先
資本金*
3 億円未満 ・ 3~10 億円未満 ・ 10 億円~ ・その他
従業員数*
~300 人
・
301 人~1000 人
KAST 法人賛助会員ですか?*
所
以前教育講座を受講したことが*
属
TEL
公益財団法人神奈川科学技術アカデミー(KAST)
教育研修グループ
* いずれかに○をつけてください
ア, 全日程受講
イ, 選択受講
*受講希望日に○を付けてください
① 9/9 , ② 9/15 , ③ 9/16 , 1 日受講料 22,000 円
名
所
*学協会会員の方はご一報ください。
お申込み・お問い合わせ
申込要項
住
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html
(一部申請中)
日本流体力学会 (一社)日本原子力学会 (一社)日本鉄鋼協会 (一社)軽金属学
* Ⓒ神奈川県内中小企業とは…
事業所が神奈川県内にあり、資本金が 3 億円以下、または、企業全体の
従業員が 300 人以下である企業をさします。
氏
9/9 かながわサイエンスパーク (川崎市高津区坂戸 3-2-1)
JR 南武線「武蔵溝ノ口」,東急田園都市線「溝の口」下車
開催場所
受 講 料 (消費税込)
役職
FAX
KAST からのお知らせについて*
教育講座案内ダイレクトメール*
はい
・
・
ある
・
メールマガジン
要
・
1001 人~
いいえ
ない
要
・
否
否
E-mail
*の項目は、該当するものに○印をつけて下さい。FAX でお申し込みの場合は、お手数ですが着信確認のお電話をお願い致します。