地産地消型再⽣可能エネルギー⾯的利⽤等推進事業 (モデル構築事業のうち再⽣可能エネルギー導⼊拡⼤に向けた取組に係わるもの) 【平成27年度報告】 事業者名 共同申請者名 補助事業の名称 :ハウステンボス株式会社 変なホテル開業準備室 :⻑崎県産業労働部・グリーンニューディール推進室 :再⽣可能エネルギー拡⼤に向けた ⾃⽴型再エネ⽔素エネルギー供給システムの 導⼊ システム供給業者 :株式会社東芝 次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム 全体の事業期間 :平成27年5⽉〜平成28年2⽉ 補助事業の⽬的 ■再⽣エネルギー導⼊拡⼤に向けて、太陽光発電から製造したCO₂フリー⽔素を活⽤した ⽔素エネルギー供給システムを導⼊して、地産地消の⾃⽴型エネルギー供給モデルを確 ⽴する。 ■このモデルは、不安定な太陽発電を安定電⼒として宿泊施設に電気を供給すると共に 余剰の電気で⽔素を製造し 年間通じて⽔素貯蔵・利⽤することにより、併設された 変なホテル・宿泊施設に電気と熱を供給できる。 補助事業の概要 ●再⽣可能エネルギーのみで年間を通して宿泊施設の需要電⼒を賄う。 ※1棟12室(1階6室、2階6室) 年間の総発電量(宿泊施設の需要電⼒) 24MWh/1年 。 ●太陽光発電の出⼒が⼤きい夏季に⽔素を製造・貯蔵し冬期にその⽔素を利⽤。 需要電⼒に対する再⽣可能エネルギーからの電気供給率 100% (⽬標) ●『シーズンシフト』を可能とする⼤容量電⼒貯蔵の媒体として⽔素を適⽤。 ⼤容量の⽔素を貯蔵する⽔素吸蔵合⾦タンクを実装した新型モデルを導⼊。 ⽔素タンク容量:950Nm3 各社分担 ♦ハウステンボス株式会社 変なホテル開業準備室 ・全体事業統括 ・宿泊施設の運営 ・⽔素エネルギー供給システムの導⼊ ・設置に伴う現場統括 ♦⻑崎県産業労働部グリーンニューディール推進室 ・再エネ⽔素エネルギーシステムの導⼊に伴う⾏政⾯でのアドバイスと関係各所との調整 ・本システム導⼊時の課題に対する解決ノウハウの共有化 ♦システム供給業者 株式会社東芝 次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム ・⾃⽴型⽔素エネルギー供給システムの設計、製作 ・据付・施⼯ 平成27年度の成果 ♦システム設置確認 ・⽔素製造装置ユニット ・⽔素吸蔵合⾦タンク ・燃料電池ユニット・貯湯ユニット ・蓄電池ユニット・貯⽔タンク ・⽔電解⽔素製造装置ユニット ♦年間を通して⾃⽴出来るシステムであることの確認 ・燃料電池システムの残発電容量 (⽔素の貯蔵量(=⽔素のインプットとアウトプット の流量)) ・1棟12室消費電⼒(=システム全体からの供給電⼒量) ♦客室電気設備を⼀時的にフル稼働させ実際の宿泊環境下におけるストレス試験の実施 ・環境条件として 1 太陽光発電あり(昼間環境) 2 太陽光発電なし(夜間環境の再現) ・実際に客室で稼働させた機器 ヘアドライヤー/1200w・電気ケトル/1000w・テレビ/64w・エアコン/1700w 以上を1棟・12室にて⼀定時間稼働させ問題なく電⼒供給が出来る事を確認した。
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