仕様書 - 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

役務仕様書
1.件名
内部統制システム整備・運用に係る業務フロー図等の助言及び作成支援業務
2.一般事項
(1) 総則
本仕様書は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下「機構」という。
)が調達する「内部統制シス
テム整備・運用に係る業務フロー図等の助言及び作成支援業務(以下「本業務」という。
)
」の仕様について
定める。
(2) 目的
独立行政法人通則法第 28 条第 2 項において独立行政法人は、業務方法書に「役員(監事を除く。
)の職務
の執行が通則法、個別法又は他の法令に適合することを確保するための体制その他業務の適正を確保するた
めの体制の整備」について記載することとされており、機構の業務方法書第 17 条及び第 18 条において内部
統制システムの整備について記載しているところである。今後、当該内部統制システムを継続的に見直し、
一層適切に整備・運用することが求められており、本業務は、機構における内部統制システムの整備・運用
に関して、専門家から助言、支援及び研修を受けることを目的とする。
3.契約期間
契約日から平成 30 年3月 31 日まで
4.要件
長年にわたり、独立行政法人制度及び独立行政法人の内部統制システムに精通した専門的な知識及び能力
を有しているもの(公認会計士等)を責任者とし、政策評価や行政評価の手法に関する知見を持つ者(日本
評価学会が認定する評価士等)を含む体制により実施することとし、研修については、当該研修を行うにふ
さわしい知識、経験、見識等を有する者が行うこととする。
5.業務内容
本業務を開始する前に、作業の実施方法及び実施体制等の業務実施計画書を作成し、機構の承認を得ると
ともに、定期的に打合せを開催し、進捗状況について報告等を行うこと。
(1) 内部統制システムの整備・運用に関する助言等
内部統制システムの整備・運用を推進し定着させるため、
「内部統制整備工程表」
(別紙「工程表」
(簡易
版)
)に基づき、体制、方法、今後の段取りについて助言を行い、業務の方向性の確認及び進捗管理のため
機構担当者との打合せを適宜実施し、①~⑤の作成支援を行うこと。
① WBS(Work Breakdown Structure)などの手法を用いた業務部門ごとの業務フロー図案作成
② リスクアセスメントシート案の作成
③ 業務記述書案の作成
④ リスクコントロールマトリクス案の作成
⑤ 業務フローごとに内在する業務リスク因子の把握及び業務リスク発生要因の分析
(当該リスクへの
対応案の提示を含む)
1
(2) スケジュールの策定
本業務に係るスケジュールを年度毎に作成すること。
(
「内部統制整備工程表」
に沿った内容にすること。
)
(3) モニタリング(フォローアップ)に係る助言等
(1)において作成した内部統制システムのモニタリングを行い、
内部統制が想定どおりに機能しているか
についての検証に係る助言を行うこと。
また、モニタリングした結果、新たなリスクが生じた場合は、新たなリスクに係る助言等を行うこと。
(4) 内部統制システムに関する研修
以下の研修について、毎年度2回、1回あたり2時間程度の研修を行うこと。
① 役員等向け研修
内部統制システムの構築に関与する主要な役員等に対して、独立行政法人通則法改正による影響や
機構の内部統制に関するポイントを中心に、内部統制に関し理解を促進すること。
会場については、機構本部(東京都千代田区大手町)で行うこととし、機構が提供する。
② 職員向け研修
内部統制の概要と業務プロセスに係る内部統制に関するポイントを中心に、実例を踏まえることに
より内部統制について職員に必要な事項について理解を促進すること。
会場については、機構本部(東京都千代田区大手町)及び創薬支援戦略部西日本統括部(大阪市北
区大深町)でそれぞれ行うこととし、機構が提供する。
(5) その他
本業務の他に当機構にとって有益だと思われる支援内容についての提案
6.納品物(成果物)及び提出期限
(1) 成果物及び提出期限:以下のとおりとする。
(2) 納入部数:冊子×2部及び CD-R×2枚
(CD-R に格納する成果物データは、機構において加工等が容易に出来るものとする。
)
実施項目
成果物
備考
最終提出期限
○平成 28 年度
業務実施計画の立案
業務実施計画書
業務実施にあたっての計画 契約締結から速やか
書を作成すること。
に
業務フロー図等の作 進捗管理報告書
進捗管理のための打合せを 適宜
成支援
実施し、
議事録を作成するこ
と。
業務フロー図案
業務部門ごとの業務フロー 平成 28 年 10 月末
図を作成すること。
リスクアセスメントシート リスクアセスメントシート 平成 28 年 10 月末
案
を作成すること。
業務記述書案
業務記述書を作成すること。 平成 28 年 10 月末
リスクコントロールマトリ リスクコントロールマトリ 平成 28 年 12 月末
クス案
クスを作成すること。
2
業務リスク因子の把握及び 業務フローごとに内在する 平成 28 年 12 月末
業務リスク発生要因の分析 業務リスク因子の把握及び
スケジュールの作成
結果報告書
業務リスク発生要因を分析
すること。
スケジュール表
平成 28 年度に係るスケジュ 平成 28 年7月末
ールを作成すること。
研修
研修資料(※)
基本研修及び応用研修の資 各研修前
料を作成すること。
○平成 29 年度
進捗管理報告
進捗管理報告書
進捗管理のための打合せを 適宜
実施し、
議事録を作成するこ
と。
スケジュールの作成
スケジュール表
平成 29 年度に係るスケジュ 平成 29 年4月末
ールを作成すること。
研修
研修資料(※)
基本研修及び応用研修の資 各研修前
料を作成すること。
成果報告
成果報告書
成果報告書を作成すること。 平成 30 年3月中旬
※研修資料については、研修受講者予定者数分の冊子
(3) 提出場所:〒100-0004
東京都千代田区大手町1-7-1読売新聞ビル 24 階
国立研究開発法人日本医療研究開発機構総務部総務課
7.その他
本仕様に定められた以外の事項で疑義を生じた場合には、発注者の指示に従うこととする。
以上
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