明和ふれあい新聞~5月 - 明和学園 | 社会福祉法人 勝縁会

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明和新聞
最初の地震発生からまもなく1か月になろうとしています。被害の大きかった地域では、依然
として避難所での不自由な生活が続いていて、それに伴う心身の疲労はいかばかりかと案じられ
ます。
明和学園は、数か所壊れているところはありますが大きな被害はなく、4月25日から事業を
再開し、利用者のみなさんも徐々に日常の生活に戻りつつあるように見えます。しかし、まだ余
震が続く中、利用者のみなさんに寄り添いながら、心に残った恐怖や不安を和らげるお手伝いを
することが、今私たちがしなければならない大きな使命であると感じております。
今回の地震に際し、全国の多くのみなさまから励ましの言葉や貴重な物資の提供をいただきま
した。その温かいお心に感謝するとともに全ての事業の復活に向け「まけんばい熊本」「まけん
ばい明和」で、頑張ります。今後とも応援よろしくお願いいたします。
(理事長 原田順也)
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発行
第155号
平成28年5月10日
熊本市南区中無田町648番地
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社会福祉法人 勝縁会
明和学園
就労継続支援B型事業
生活介護事業
指定特定相談支援事業所
グループホーム事業
施設長 原田 縁
編集 広報部
4月14日(木)午後9時26分頃、益城町を震源とする最大震度7の地震発生。ドーンという音の直後に今まで経験したことのない
揺れ。その後夜が明けるまで大きな余震が続きましたね。度重なる余震の為、翌日4月15日(金)は明和学園も臨時休園としまし
た。グループホームを利用されている6名の方は自宅へ帰省され、2名の方がグループホームに残られました。グループホーム・リ
バグリーン明和(熊本市南区八幡10丁目)に、私(園長)が一緒に待機。日付が変わった夜中1時25分頃、本震の発生。激しい揺
れが長く続くとともに停電。グループホーム駐車場および近隣の道路が液状化現象により水が溢れ、車両を出せる状態ではなく、
利用者の方2名を連れ、懐中電灯を頼りに、居住地の避難所として指定してある熊本市立城南中学校へ避難しました。時を同じく
して、明和学園周辺、特に西側にあたる海沿いの地区では津波への注意を呼びかけるアナウンスが流れ、住民が一斉に車に
乗って高台へ避難されたとの事でした。
電気、水道のライフラインが絶たれ、建物倒壊などによる通行止めの箇所も多数あり、学園もやむを得ず4月23日(土)までを臨
時休園とさせて頂きました。
幸い、学園の建物自体には大きな被害もなく、ライフラインの復旧とともに25日(月)には学園を再開することができました。まだ
まだ余震が続き、利用者の方も不安で眠れない方も多いですが、少しずつ日常を取り戻している状況です。
本震時のように、大きな揺れが生じた場合は、明和学園周辺では『津波警報』が発令されます。津波警報が発令された場合は、
明和学園としては『アクアドーム熊本』へ避難することとしています。今回、5月7日(土)の開園日を利用して利用者の方とともに津
波警報が発令されたことを想定して、いつもの避難訓練に加え、それぞれ割り振られた車両に乗り込み、アクアドーム熊本へ避難
するという訓練を実施しました。皆さん、しっかりと真剣に取り組んでおられました。
明和学園は、『大きな地震がきたらアクアドームへ避難する!』を皆さん、しっかり覚えておいてくださいね!日中、学園にいる時
だけでなく、ご自宅や、それぞれのご家族の勤務先や学校などが指定してある避難場所もしっかり把握しておく必要があると強く
感じました。
これから先、大きな地震が来ないことが一番の願いですが、備えあればうれいなしです。日ごろからしっかり意識を持って準備を
して、利用者の方の安心・安全を守っていきたいと思います。
(原田ゆかり)
利用者 6名
職員 2名
5月14日(土) 開園日
5月21日(土) 開園日
5月28日(土) レクレーション行事♪