日本パブリックリレーションズ協会会員誌 2016 年 5 月 NO.274 T O P I C S 「折々のことば」 (公社)日本パブリックリレーションズ協会 副理事長 山田悦朗 MESSAGE P3 「【重要】 公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会 「第 5 回通常総会」開催のご案内とお願い ATTENTION P5 「広報PRアカデミー2016 夏の「3 次試験対応講座」を 6 月開講」 ATTENTION P6 「第 19 回「PRプランナー資格認定検定試験 1 次試験受験予約申込は 6 月 1 日(月)から!」 ATTENTION 公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会 〒106-0032 東京都港区六本木 6 丁目 2 番 31 号 六本木ヒルズノースタワー5F 電話(03)5413-6760 ファックス(03)5413-2147 URL http://www.prsj.or.jp/ 関西支部 〒530-0003 大阪市北区堂島 2-1-27 桜橋千代田ビル 3F 電話(06)6344-3002 ファックス(06)6344-3005 発行人:近見 竹彦 P7 5月~6月のスケジュール 1 MESSAGE(メッセージ) 「折々のことば」 3 ATTENTION((お知らせ) 「【重要】日本パブリックリレーションズ協会「第5回通常総会」開催のご案内とお願い」 5 〃 「広報PRアカデミー2016 夏の「3次試験対応講座」を6月開講」 6 〃 「第19回「PRプランナー資格認定検定試験」 1次試験予約申込は6月1日から!」 7 「広報PRアカデミー2016 「広報・PRスタートアップ講座」を開講」 8 〃 「PRプランナー資格認定制度 PRプランナーは2,000名を突破し、2,019名に!」 9 〃 「第22回広報ゼミ(3月15日)開催 「BtoB」広報」 11 Report(講演レポート) 「第173回定例研究会 これからの日本経済と朝日新聞の経済報道」 12 VOICE of PR Planner 「おもしろき こともなき世を おもしろく」 13 PR TREND(PRトレンド(関西) 「関西の風:関西へいらっしゃ~い」 14 協会掲載記事 「PRSJ in Media 4月」 16 PLAZA(会員便り) 「㈱タカオ・アソシエイツ 髙雄宏政氏が「『戦務』が組織を動かす」を上梓」 17 BULLETIN(活動報告) PRプランナー資格認定検定 2 次試験 日 時 : 5 月 15 日(日) 9:30~16:00 会 場 : 東京富士大学(東京) 毎日インテシオ(大阪) AQUA博多(福岡) 第174回定例研究会 日 時 会 場 講 師 テーマ なでしこカウンシル : : : : 5 月 24 日(火) 12:00~14:00 AP秋葉原「B+Cルーム」 ㈱テレビ東京 WBSプロデューサー 名倉幸治氏 「進化する『ワールドビジネスサテライト』のニュース報道 ~2016 年度マイナーチェンジにみる『WBS』の新展開~」 日 時 : 6 月 2 日(木) 18:00~ 講 師 : プレジデント社「PRESIDENT WOMAN」編集長 今井道子氏 第 5 回通常総会 日 時 : 6 月 3 日(金) 17:00~ 会 場 : グランドハイアット東京 2F 「アニス」 懇親パーティ 日 時 : 6 月 3 日(金) 18:30~ 会 場 : グランドハイアット東京 2F 「バジル」 広報PRアカデミー2016 3 次試験対応講座 日 時 : 6 月 8 日(水)、15 日(水)、22 日(水)、30 日(木) 19:00~ 会 場 : 和泉ガーデンコンファレンスセンター 第 175 回定例研究会 日 時 会 場 講 師 テーマ : : : : 6 月 24 日(金) 12:00~14:00 日本外国特派員協会(FCCJ) ㈱文藝春秋「週刊文春」編集長 新谷 学氏 「スクープ街道を驀進する「週刊文春」の取材と編集 ~隠された真実に切り込む週刊誌の調査報道~」 -1- 定例理事会 教育委員会 資格委員会 国際・交流委員会 広報委員会 顕彰委員会 企業部会幹事会 PR業部会幹事会 (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) PRプランナー部会 (5月度) 幹事会 (6月度) 日 時 : 会 場 5月 10 日 (火) 12:00~14:00 未定 : 一般財団法人 産業人材研修センター 霞会館 大会議室 日 時 : 12:00~13:30 会 場 5月 17 日 (火) 未定 : 協会会議室 日 時 : 16:30~18:00 会 場 5月 26 日 (木) 未定 : 協会会議室 日 時 : 12:00~13:30 12:00~13:30 会 場 5月 19 日 (木) 6月 16 日 (木) : 協会会議室 日 時 : 12:00~14:00 12:00~14:00 会 場 9日 (月) 5月 6日 (月) 6月 : 協会会議室 日 時 : 12:00~14:00 12:00~14:00 会 場 5月 18 日 (水) 6月 22 日 (水) : 協会会議室 日 時 : 17:00~18:00 17:00~18:00 会 場 4月 26 日 (火) 6月 7日 (火) : 協会会議室 日 時 : 16:00~18:00 16:00~18:00 会 場 5月 17 日 (火) 6月 21 日 (火) : 協会会議室 日 時 : 会 場 5月 16 日 (月) 未定 : ㈱ADKアーツ 会議室 -2- 19:00~21:00 折々のことば 公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会 副理事長 山田悦朗 この原稿を書いている 4 月は、新入社員が入ってくる時期で、私の会社でも新人教育として、 ビジネスマナーやコミュニケーションスキル、ロジカルシンキングなどの社会人教育、会社理念、 部門説明など会社に馴染んでもらう研修などが行われています。 研修日誌などを見ると、自分のウン十年前の新人時代が思い出されます。 オイルショックなど一時的停滞はあったものの、基本的には当時は高度成長期ですから売り手 市場、大学の先輩に誘われて、1 回の役員面接で採用が決まるようなゆるい時代でした。今時の 学生のような、目を引くエントリーシートの書き方や、面接での自己アピール術なるものを学ん だことはありませんでした。工場勤労部配属後は先輩からのOJTで、それこそソロバン(私は 電卓でしたが)、青焼きコピーの仕方、電話のとり方などを教わったものです。電話は本当に受話 器を取るスピードもさることながら、メールでの情報共有などない時代で、どの案件を誰につな ぐか、日ごろから「聞き耳立てて話を盗み聞きしてないとダメ!」と教わりました。今でも新人 教育では必ず伝えている言葉です。 3 年の工場勤務のあと本社広報課に転勤を言い渡されました。 今でこそ人気の広報も当時は「広報??」という状態で、送り出し元の部長が、 「宣伝は新聞の 下の段、広報は上の段だ」と、そのときはちんぷんかんぷんでしたが後で思うとまったく簡潔明 瞭(上は記事、下は広告)な説明をしてくれました。 その広報では、 「うそつかない」 「差別しない」 「悪口言わない」という原則を室長から教えられ ました。 「うそつかない」 :メディアの調査能力は広報以上で、他部門役員、OB、同業他社、政府筋、銀 行などあらゆるところから情報がとれるので、その場しのぎで取り繕っても、必ずばれる、その ときの反動はまた大変なことになる。いいことも悪いことも正しく伝え認識してもらうことが大 事。(ま、表現の仕方はありますが……) 「差別しない」 :記者はみなプライドの塊、どこかを贔屓してネタを流していると、いつかある時 ライバル紙からしっぺ返しされる。実際役員にチクられて広報室長の首がとんだことがあったら しい。(記者さんとの相性、営業努力は当然認めるものです……) 「悪口いわない」:自社をちょっとでも良く見せたいがため、同業他社を悪し様に言っていると、 いつか状況不利になったとき 1000 倍になって帰ってくる。 (自社他社の客観的比較、業界知識は必要ですが……) この言葉を肝に銘じてやってきたお陰で、広報ウン十年、メディアの方、同業他社の方とうま くやってこれたかなと思っています。 またこれは新人のときではないですが、30 年ほど前に組合の研修の「話し方教室」 (当時は「コ ミュニケーションスキル」などとは言わなかった)で、話題の選び方「キドニ衣食住タテカセシ!」 を教えていただきました。 今年の新人の研修ノートにその文字列みて、びっくり。(気候、道楽(趣味)、ニュース、衣、 食、住、旅、テレビ、家族……)初対面の人と話すとき、今でも時々これを使わせてもらってい ます。 -3- ●メッセージ 新人時代もアットいう間に過ぎて、中堅ともなると、いろいろ意に沿わぬことも出てくるもの です。 私も想定外の転勤を経験しましたが、前出の広報先輩から「あせらず」「くさらず」「諦めず」 との言葉をいただき、がんばることができました。その後も何回か、この言葉のお世話になりつ つ、そろそろサラリーマン生活の終着点に近づきつつあります。 来し方振り返ってみると、いろいろな方の含蓄のある言葉に支えられ、助けられてきたように 思います。 大学時代に読んだ山本周五郎の作品の中に、 「苦しみつつ、なおはたらけ、安住を求めるな、こ の世は巡礼である」 (ストリンドベリ)という彼の座右の銘がありました。こんな言葉に感動して いた自分もあったな、とこの原稿を書いていてこれまた久しぶりに思い出しました。 皆さんにとっての折々の言葉は何ですか。 -4- 【重 要】 公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会 「第 5 回通常総会」開催のご案内とお願い 公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会 第 5 回通常総会を 6 月 3 日(金)グランド ハイアット東京 2F「アニス」で開催いたします。 今回の総会議事は、第 1 号議案「平成 27 年度事業報告の件」、第 2 号議案「平成 27 年度収支決 算報告並びに監査報告の件」、第 3 号議案「新役員選任の件」、第 4 号議案「定款一部変更の件」、 第 5 号議案「新倫理綱領採択の件」の 5 つの決議事項と 3 つの報告事項「平成 28 年度事業計画に ついて」、 「平成 28 年度収支予算について」、 「ガバナンス改革の実行について」からなっておりま す。 5 月 18 日(水)(予定)に、法人正会員、個人正会員A及びBの皆様には「通常総会招集通知」 をお送りいたしますので、ご確認いただき、ご出席いただける正会員の皆様は、当日会場の受付 におきまして、ご返信いただいた出欠届を基に作成いたしました名簿と照らし合わせますので、 必ず出欠届の事前ご送付をお願いいたします。 また、当日ご出席願えない場合は、同封いたしました議決権行使書にご記入の上、平成 28 年 6 月 2 日(木)(必着)までに議決権を行使してくださいますようお願い申し上げます。 「通常総会招集通知」及び「議決権行使書」は平成 27 年度の正会員(平成 28 年 3 月 31 日まで 会員の方々)にお送りいたします。これは「総会運営規則」第 4 条(議決権行使に関する基準日) 「事業年度(平成 27 年度)の末日現在における正会員を議決権を有する正会員とする」によりま す。既に退会届を提出されている皆様にもお送りいたしますので、出欠のご連絡並びにご出席願 えない場合は議決権行使書をFAXまたはメールでお送りくださいますようお願い申し上げます。 18:30~(予定)懇親パーティを開催いたします。 懇親パーティには法人正会員及び個人正会員A・Bの会員はもとより、法人登録会員・個人賛 助会員・PRプランナー会員及び特別会員の皆様もご参加いただけますので、お送りいたしまし たご招待状にご記入の上、メールまたはFAXでご返信いただければ幸いに存じます。 多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。 日 時 : 平成 28 年 6 月 3 日(金) 通常総会 16:30~(予定) / 懇親パーティ 18:30~(予定) 場 所 : グランド ハイアット 東京 2F 「アニス」 (通常総会)/「バジル」(懇親パーティ) ※ご不明な点がございましたら、 協会事務局 担当:福家・縮(TEL:03-5413-6760)までお問合せください。 -5- ●お知らせ 広報PRアカデミー2016 夏の「3 次試験対応講座」を 6 月開講 難関のPRプランナー3 次試験突破に向けて 教 育 委 員 会 協会では、7 月に実施予定の第 18 回PRプランナー3 次試験受験者を主な対象とする「PRプ ランナー3 次試験対応講座 (夏期)」を、6 月 8 日(水)より泉ガーデンコンファレンスセンター にて 6 回にわたり開講いたします。 本講座は PRSJ 認定PRプランナー資格取得の最終 関門となる 3 次試験合格を目的としており、試験課題 となるニュースリリースの作成及び広報・PR計画の 立案に関して、合格に必要な知識やスキルを習得しま す。今回よりは豊富な知識を身に付けた新講師が各分 野を担当し、3 次試験の内容となるニュースリリース の作成やマーケティング及びコーポレート分野にお ける広報・PR計画立案を指導します。 また、本講座ではWeb受講サービス(視聴期間限 定)も提供いたします。インターネットに接続される パソコンやスマホから講座を記録した動画データを視聴でき、遠隔地に居住される方、業務のた め毎回の出席が難しい方も、Web受講による履修が可能となります。 今夏の講座は下記要領にて開講します。受講受付は下記URLの協会Webサイト「3 次試験 対応講座」のページで行います。PRプランナーをめざす多くの方々の受講をお待ちします。 http://event.prsj.or.jp/prp/3rd_2016summer ■PRプランナー認定 3 次試験対応講座(2016 年度夏期)の概要 日 程 6月8日 (水)・ 6 月 15 日 (水) 6 月 22 日 (水)・ 6 月 30 日 講座テーマ 講 座 概 要 講 師 「ニュースリリ ースの作成」 ニュースリリースの作成 に必要な知識、スキルを 講義と演習で学ぶ 青田浩二 氏 (㈱電通パブリックリ レーションズ) 「広報・PR企 画の立案作 成(マーケティ ング分野)」 マーケティング課題に基 づく広報・PR計画の企画 立案に必要な知識、スキ ルを講義と演習により学 ぶ 野村康史郎 氏 (㈱オズマピーアール) 「広報・PR企 画の立案作 成(コーポレ ート分野)」 コーポレート課題に基づ く広報・PR計画の企画立 案に必要な知識、スキル を講義と演習により学ぶ 風間眞一 氏 (㈱風間眞一広 報事務所) (木) 7月6日 (水)・ 7 月 12 日 受講料 申込締切 会場受講+Web 受講 日本 PR 協会会員社員 32,400 円 PRプランナー(准・補) 取得者 43,200 円 一般 48,600 円 会場受講+ Web 受講 6 月 6 日(月) 17:00 まで Web 受講 会員/PRプランナー/ 一般とも 32,400 円 Web 受講は 開講後も受 付けます。 (火) ※「日本PR協会会員社員」の料金は、法人正会員の会社・団体等の社員・職員、もしくは個人正会員・個人賛助会員ご本 人様のみが対象となります。 -6- ●お知らせ 第 19 回「PRプランナー資格認定検定試験」 1次試験受験予約申込は 6 月 1 日(月)から! 東京・大阪・名古屋・札幌で実施! 資 格 委 員 会 第 19 回PRプランナー資格認定検定試験 1 次試験(実施:8 月 21 日(日))は、東京・大阪・ 名古屋・札幌の 4 会場で実施します。 日本PR協会が認定する「PRプランナー資格認定制度」は、広報・PRの業務に求められる 専門的な知識やスキル、職能意識等を検定し資格として認定する、公益法人としてわが国唯一の 資格制度です。検定試験は 1 次から 3 次にわたり、さらに書類審査を経て、広報・PRに関する 高い専門能力の保有を認定する「PRプランナー」資格を取得することができます。本制度は 2007 年より発足しすでに 17 回の試験を実施、難関を突破し資格を取得した 2,019 名のPRプランナー が一般企業やPR関連会社、政府機関や自治体等で活躍しています。 受験予約申込は、6 月 1 日(水)から 7 月 15 日(金)までとなりますが、定員に達し次第締め 切らせていただきますので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。 試 験 会 場 試 験 日 募 集 定 員 受験応募・申込方法 受 験 予 約 期 間 PRプランナー資格認定検定試験/1 次試験 実施概要 東京会場 大阪会場 名古屋会場 札幌会場 2016 年 8 月 21 日(日) 400 名 80 名 80 名 80 名※ 資格制度Webサイトで受験予約を行った上、申込書を郵送 申込書送付期間 受 験 票 送 付 2016 年 6 月 1 日(水)~2016 年 7 月 15 日(金) 2016 年 6 月 2 日(木)~2016 年 7 月 22 日(金)必着 2016 年 8 月 5 日(金) 合 否 通 知 送 付 2016 年 9 月 2 日(金)※郵送により通知 ・実施会場は変更となる場合がございますので、予めご了承ください。 ・※最少実施人数あります。最少実施人数に満たない場合は、受験料のご返金、もしくは東京・大阪・名古屋の いずれかの会場に変更となりますので、予めご了承ください。 今後の試験実施スケジュール(予定) ○第 19 回 2 次試験(会場:東京・大阪・名古屋) 受験予約期間:2016 年 9 月 5 日(月)~9 月 23 日(金) 受験申込書送付期間:2016 年 9 月 6 日(火)~9 月 30 日(金)必着 受験票送付:2016 年 10 月 21 日(金) 試験日:2016 年 11 月 13 日(日) 合否通知日:2016 年 11 月 25 日(金)※郵送により通知 ○第 19 回 3 次試験(会場:東京のみ) 受験予約期間:2016 年 11 月 28 日(月)~12 月 16 日(金) 受験申込書送付期間:2016 年 11 月 29 日(火)~12 月 26 日(月)必着 受験票送付:2017 年 1 月 13 日(金) 試験日:2017 年 1 月 21 日(土) 合否通知日:2017 年 2 月 10 日(金)※郵送により通知 -7- 広報PRアカデミー2016 「広報・PRスタートアップ講座」 を開講 4 月 13 日~15 日、秋葉原 富士ソフト アキバプラザにて 教 育 委 員 会 協会では、さる 4 月 13 日~15 日の 3 日間、 2016 年度における「広報PRアカデミー」の 最初の講座として、 「広報・PRスタートアッ プ講座」を東京・秋葉原の「富士ソフト アキ バプラザ」で開講いたしました。 「広報・PRスタートアップ講座」は、異 動や入社により広報・PRに初めて携わる新 任実務者を主な対象としており、広報・PR 業務の遂行に求められる考え方や知識、すぐ に活用できる実務スキルの習得を目的とした 研修講座です。3 日間にわたって指導を行う講 師には広報・PR実務の専門家、企業広報マネージャー、大学教授、弁護士を迎え、それぞれの 専門的立場からご指導いただきました。 3 日間にわたる隙間のないスケジュールの もとに、パブリックリレーションズ、企業広 報、マーケティグ広報、クライシス・コミュ ニケーション、マスメディアやデジタルメデ ィアなどの講義と、ニュースリリースの作成 やメディアリレーションズの実習が行われる など、広報・PRの幅広い領域に関しての研 修が進められました。 特に今年度は、コーポレート・コミュニケ ーションの一環をなすIR(投資家向け広 報・PR)の基礎的な知識と考え方を習得す る講座を新設しており、企業広報のニーズに 応えるプログラムを用意しました。 講座では、事業会社の広報・PR部門、PR会社、各種団体等から約 60 名の受講者が参加し、 3 日間にわたり広報・PR業務に関する基本を学びました。当初は緊張気味の様子が見られた受 講者も、講座が進むにつれ次第に親交を深め、名刺交換を通じてなごんだ雰囲気のなかで交流す る姿がみられました。 今後はPR会社、PR関連会社などそれぞれが広報・PRに携わる現場において、講座受講者 の活躍が期待されます。 -8- ●活動報告 「PRプランナー資格認定制度」 91 名の 2015 年度後期(第 17 回)PRプランナー誕生 PRプランナーは 2,000 名を突破し、2,019 名に! 資 格 委 員 会 今年 1 月に実施された第 17 回PRプランナー資格認定検定試験/3 次試験の合格者 93 名のう ち 91 名が、3 月に行われた書類審査を経て、PRプランナーの資格を取得されました。 ここに、長期間にわたるご奮闘に敬意と祝意を表してご氏名を公表させていただきますととも に、今後のさらなるご研鑽とご活躍を期待いたします。 2015 年度後期(第 17 回) PRSJ 認定PRプランナー (50 音順/敬称略) ◇個人名、所属団体・企業名で掲載了承をいただきました方 青木 公子 伊東 浩史 大海 亮太 加賀 涼子 久野 寛子 越沼 衣麻 佐藤 光仁 白川 智恵子 高橋 玄 寺門 正之 徳高 玲子 中村 友美 沼津 智子 原 直志 日高 靖 廣木 英嗣 堀口 頼章 宮脇 利果 安原 文美 山本 洋司 吉川 麻衣子 渡邊 敏之 (宇治市) ((株)日本リサーチセンター) ((株)JTBプロモーション) (国立大学法人大阪大学) (オリンパス(株)) ((株)コスモ・ピーアール) ((株)ENJIN) ((株)資生堂) (東急不動産(株)) ((株)東急エージェンシー) ((株)OGIホールディングス) (バイエルホールディング(株)) ((株)ライズ広告社) (INCLUSIVE(株)) ((株)電通) ((株)魚長食品) (下伊那赤十字病院) (バイエルホールディング(株)) (中部電力(株)) (伊藤忠テクノソリューションズ(株)) (エヌ・ティ・ティ・コムウェア(株)) ((株)サガミチェーン) 伊郷 美貴 海野 秋生 大竹 泰 角田 榮司 熊谷 有加 小峯 康生 品原 由衣 須賀田 淳 田島 幸治 外川 真理子 中野 敬子 西田 武史 野崎 貴弘 東村 太郎 晝田 浩一郎 藤野 裕也 水野 秀哉 森下 大輔 山田 純子 横井 孝佳 和田 祐子 ((株)オズマピーアール) (トレンダーズ(株)) ((株)ニチレイフーズ) (埼玉県庁) ((株)じぶん銀行) (ミネベア(株)) (トレンダーズ(株)) ((株)JSOL) ((株)朝日新聞社) ((株)つきプランニング) ((株)ふくおかフィナンシャルグループ) (ネットワンシステムズ(株)) (東京エレクトロン東北(株)) (パナソニック(株)) (岡崎市役所) (リンナイ(株)) (瀬戸市役所) ((株)鉄道会館) ((株)ニチレイ) ((株)文化工房) (岩谷産業(株)) ◇個人名、所属団体・企業種別で掲載了承をいただきました方 粟村 香織 (その他) 市川 顕 岩井 愛恵 (一般企業(広報・PR関連部署)) 鵜飼 春菜 衛藤 美和子 (一般企業(広報・PR関連部署)) 大櫃 誠司 -9- (一般企業(広報・PR関連部署)) (一般企業(広報・PR関連部署)) (PR関連会社) ●活動報告 岡田 加藤 佐藤 寺坂 的場 南田 昂樹 七瀬 千紘 雄介 達矢 泰子 (一般企業(広報・PR関連部署)) (PR関連会社) (一般企業(広報・PR関連部署)) (一般企業(その他の部署)) (一般企業(広報・PR関連部署)) (一般企業(広報・PR関連部署)) 小川 坂本 田中 長塚 丸尾 横山 壮一 裕輔 洋兵 佳代 美由紀 禎 (一般企業(広報・PR関連部署)) (一般企業(その他の部署)) (PR関連会社) (一般企業(広報・PR関連部署)) (その他) (一般企業(広報・PR関連部署)) ◇所属団体・企業名で掲載了承をいただきました方 (株)セガホールディングス…女性 1 名 トレンダーズ(株) …女性 1 名 (株)文化工房 …女性 1 名 (株)安井建築設計事務所 …男性 1 名 (株)ゼンリン …女性 1 名 (株)日立産業制御ソリューションズ…男性 1 名 (株)Mizkan Partners …女性 1 名 (株)読売広告社 …男性 1 名 ◇所属団体・企業種別で掲載了承をいただきました方 PR関連会社 …女性 1 名 一般企業(広報・PR関連部署)…女性 3 名 一般企業(その他の部署) …女性 1 名 ※上記PRプランナーの皆様には、事前に掲載の承諾を得ております。 - 10 - ●活動報告 会 員 限 定 第 22 回「広報ゼミ」(3 月 15 日)開催報告 「BtoB」広報 企 業 部 会 企業部会広報ゼミでは、各社の広報活動事例を身近に聞き、広報の感覚を身につけることを目 的に、ゼミナール形式の勉強会を開催しています。 第 22 回「広報ゼミ」は 3 月 15 日(火)、㈱野村総合研究所 丸の内総合センターにて、「Bto B広報」をテーマに開催されました。28 社から 38 名が参加しました。 - 11 - 会 員 限 定 第173回定例研究会 これからの日本経済と朝日新聞の経済報道 ~朝日新聞社・経済部は取材・編集を如何に進めるか~ 講師: 朝日新聞東京本社 経済部長 小陳勇一氏 第 173 回(3 月度)は 3 月 23 日(水)六本木アカデミーヒルズ 49「カンファレンスルーム」で 開催しました。 講師は朝日新聞東京本社 経済部長 小陳勇一氏。テーマは「これからの日本経済と朝日新聞の 経済報道 ~朝日新聞社・経済部は取材・編集を如何に進めるか~」。 参加者は 61 名でした。 - 12 - おもしろき こともなき世を おもしろく 株式会社ADKアーツ 府内成憲 はじめまして。㈱ADKアーツでプランナーをしております、府内成憲(ふないしげのり)と申 します。このような場に寄稿させていただく機会をいただき感謝しています。あまり真面目な文 章を書くことも苦手なので、ざっくばらんに読んでいただければ幸いです。 タイトルに書いたのは幕末の高杉晋作さんの有名な辞世の句ですね。私はこの人ほどPRが上手 だった人はいないのでは?!と思っています。既存の常識を打ち破って作った「奇兵隊」とか、 藩の存亡をかけた外交の席でまさかの「古事記」の暗唱で黒船を追い返したとか、世間をあっと 言わせる斬新な発想を持っている人でした。これこそPRの原点だな~と思ったりします。 もちろんPRには世間の話題を集める派手な活動も、延々と地味な活動で明け暮れる活動もいろ いろありますよね。ワタシ的には週4日で地味な日を過ごして、週に1日明るく過ごすくらいが理 想的なのですが…… でもやっぱり自分が「面白い」と思うことに首を突っ込んでいけるのが、 PRに関わる業界の一番の醍醐味だな~と思います。そして誰かが面白いと思ってくれることを 創り出していくことができるのも、この業界の良さですね。つまらない世の中は自分で面白くす ればいいんですね! こんなPR業界で長らくお仕事をしてこれたのも、PRプランナーという資格をとれたことが一 助になっていることは間違いありません。自分はPRプランナーだよって、わずかでもなにか心 の支えになってくれています。 「でもPRプランナーの資格をとって何のメリットがあるの?」 PRプランナー資格試験がスタートするというニュースを見て、はじめはこんなことも思いまし た。あまり知られていない資格なんて誰も評価してくれないのでは? 国家資格とはわけが違うか らこの資格では“食えない”とか。やっぱり資格を持っていることでお給料が上がった方が資格 をとりたいというモチベーションにはなりますよね。 ただPRプランナーを持っていることを人に話してみると、結構な割合で「なにそれ?」と言わ れます。知られていないからみんなわからないんですよね。でも「なにそれ?」と言われるほう が、 「へぇ~」という言葉で流されてしまうより、ずっと会話につながってるんじゃないかと自分 では思います。 「それなに?」と興味を持ってもらうことがPRでは大事なんじゃないかと思いま す。 「どうしてPRのプロが集まっている協会なのにPRできてないの?」 うーん。現在のPR協会はPRできているのでしょうか~。できていないのでしょうか~。わか りません。ただPRプランナーの資格取得者がもっと世の中に増えていくことが望ましいと考え ていると思います。ぜひもっとPRプランナー資格に興味を持ってくれる人が増えるように、今 こそ我々雑草のような兵隊が奇兵隊を作って、世の中をあっと言わせなければいけないのかもし れません。もっともっとPRプランナーが増えて、交流の輪が広がったら面白い時代がくるかも しれませんね。 - 13 - <コラム関西の風> 関西へいらっしゃ~い! 株式会社JTB西日本 広報室長 荒井 寛子 大阪を代表する繁華街といえば、大阪/梅田駅を中心とした「キタ」と心斎橋~難波駅周辺の 「ミナミ」である。 「キタ」には、お洒落なグランフロント大阪や 3 つの百貨店など大型商業施設 が立ち並び、京都や神戸からも電車で 30 分というアクセスの良さから関西人を中心に賑わってい る。一方、 「ミナミ」といえば道頓堀にあるグリコの看板、かに道楽本店、グランド花月など「こ こが大阪やで~!」という雰囲気に溢れたエリアだ。 2 年前に異動で「キタ」から「ミナミ」のオフィスに変わり、驚いたのが近くの心斎橋筋商店 街を歩く外国人の多さである。昼食に商店街のレストランに入ると、周りのテーブルはほぼ外国 人ということもある。それもそのはず、2014 年度、関西空港では国際線における外国人旅客数が 日本人旅客数を上回った。外国人旅行者にとっては買い物も食事も宿泊も効率よく楽しめるのが 「ミナミ」であり、特にアジアからの団体ツアーでは心斎橋筋商店街に立ち寄るケースが多い。 この年の 12 月、JTB西日本は心斎橋 筋商店街に外国人旅行者専用の観光案内 所「関西ツーリストインフォメーション センター(以下、KTIC)」をオープン した。翌年には関西空港=写真=、京都、 そして大丸心斎橋南館にも開設し、関西 地区では現在 4 店舗を運営している。 KTICでは観光情報や旅行手配をワ ンストップで提供するとともに、着物着 付けなどの日本文化体験や、荷物を当日 中にホテルに配送する手ぶら観光サービ スも行っている。 あるテレビ番組で、お笑いコンビがいろいろな仕事を体験し手伝うコーナーがあり、今年 2 月、 まさに“猫の手も借りたい”春節時に、KTIC心斎橋に手伝いに来てくれた。お二人は、レン タル着物を着たインドネシアやマレーシアからの観光客の記念撮影を手伝ったり、着物姿のフィ リピン人夫婦に片言の英語で周辺を案内してくれた。異国の旅先でかけられた一声や笑顔が旅の 思い出として心に残り、日本のファンになってもらうことに繋がるということを、お二人も視聴 者の皆さんも感じていただけたと思う。 KTICでは、英語以外に中国語や韓国語での対応も行っており、スタッフの国籍や経歴も多 様である。外国人旅行者に、関西の自然・文化・歴史とのふれあいや、地元の人々との交流を通 じた感動を体感していただきたいという思いで日々、接客にあたっている。京都タワー内にある KTIC京都に立ち寄ったある外国人観光客は、スタッフのサービスが気に入ったらしく、大阪 のホテルに滞在しているにもかかわらず、毎日電車で京都まで来てKTIC京都に立ち寄り、ス タッフとの会話を楽しみながら観光の相談をしたり、外国人向けのバスツアー「サンライズツア ー」に申し込んで京都観光を楽しまれていた。 - 14 - ●PRトレンド(関西) 関西空港の外国人入国者数は 2015 年度、約 501 万人と過去最高を記録したが、KTIC関西空 港ではそのうち約 1 割の約 50 万人にご利用いただいている。多くの訪日外国人客との接点を持つ 強みを生かし、訪日外国人客向けのビジネスを展開する自治体や企業の皆さまに対し、プロモー ションスペースを用意し、旅行者との直接的なマッチングの機会も提供している。 政府は訪日外国人数を 2000 年に現在の 2 倍の 4,000 万人とする目標を発表したが、観光庁の訪 日外国人消費動向調査によると、半分以上の方々は複数回訪れているリピーターであることから、 目標の達成には多様なニーズに応える多種多様なコンテンツの開発や、関西空港をゲートに京阪 神だけでなく、より広域な地方の魅力もプロモーションしていくことが必要である。 例えば、2019 年のラグビーワールドカップ、2020 年の東京オリンピックに向けて、拡大が期待 されるのがスポーツツーリズムだ。今年 2 月に開催された京都マラソンでは、約 1 万 6000 名の参 加者のうち外国人ランナーが 2,372 名と前年比で 33 ポイントも伸びた。JTBではポータルサイ ト「JTBスポーツステーション」を運営しているが、2014 年よりスポーツエントリーサイトで は初となる多言語対応も行っており、現在、会員登録者数は日本人が約 26.9 万名、外国人は 1.2 万名に達する。 また、地域と連携し、スポーツイベントの開発や運営も行っ ている。今年 9 月には和歌山県内でも屈指の景勝ルートである 高野龍神スカイラインを全面通行止めにして「高野龍神スカイ ラインウルトラマラソン 2016」=案内ポスター=が初めて開催 される。沿線には世界遺産に登録され外国人観光客にも人気の 高野山や、美人の湯でも知られる龍神温泉があり、前後泊する プランも用意した。高野山の宿坊に泊まり、100 キロマラソン に挑戦する外国人も今後増えるかもしれない。 このように、地域に眠る「宝」を探し出し、視点を変えるこ とにより磨きあげ、魅力をさらに引き出す仕掛けを行い、ビジ ネスへと転換する。そして、世界へ発信し、インバウンド需要 も呼び込み、持続的な交流を実現し、地域に新たな活力を創造 する。 そんな交流創造をJTB西日本は目指している。 - 15 - ●協会掲載記事 PRSJ in Media ● 4 月 1 日(金) 『月刊広報会議』5 月号 『月刊広報会議』5 月号における当協会の連載コラムに、PRプランナー部会が企画・開催を 行った第 5 回PRプランナーフォーラムについて掲載されました。 コラムでは、2 月 15 日にリスク対応をテーマに開催されたセミナーの概要とともに、PRプラ ンナーフォーラムがPプランナー資格保有者自らにより企画及び運営が進められていることにつ いて、当日のセミナーの模様を撮影した写真入りで紹介されています。 ●4 月 8 日(金) 『月刊総務』 『月刊総務』5 月号のコーナー「総務の NEWS」で、当協会が編纂した『広報の仕掛け人たち P Rのプロフェッショナルはどう動いたか』が掲載されました。記事では、スターバックスのブラ ンド戦略をはじめ9つのプロジェクトをとり上げていることなど本書の概要が紹介されています。 編集担当より 会員のみなさんの情報をお寄せください!! 本誌では会員の動向・消息や、会員から会員へのお知らせなどを積極的に掲載いたします。 ビジネスに直結する情報に限らず、会員交流に関するものでも結構ですので是非ご一報くだ さい。 - 16 - ■ 会員便り 当協会法人正会員の株式会社タカオ・アソシエイツ 代表取締役社長 髙雄宏政氏が「『戦務』が組織を動かす」を上梓 協会会員社である㈱タカオ・アソシエイツの高雄宏政代表が、単行本「『戦務』が組織を動か す 戦略・戦術よりも大切なビジネスの要諦」 (世界文化社発売、1,600 円/税別)を上梓しまし た。 企業や軍隊などの組織にとって戦略や戦術は欠か せませんが、それと同じように重要な要素として 「戦務」があります。戦務という言葉はすでに死語 となり、今日ではほとんど使われていませんが、そ の意味は兵站などのほか、現代の企業経営に当ては めると、インフォメーション、コミュニケーション、 ネットワーク、情報収集、危機管理、労務管理、市 場開拓、総務・財務などが含まれ、この言葉を生み 出した明治海軍の秋山真之(日本海海戦の先任参謀) は、「(戦務は)戦略や戦術のように直接敵と戦う ための技術ではないが、これを用いなければどんな に巧妙な兵術も実行することはできない」として、 その役割の重要性を説いています。 本書は、戦務という言葉の意味と本質を考えると ともに、戦国時代の武将が行った戦務の事例、戦務 不在がもたらした太平洋戦争の悲劇、そして現代の 企業経営における戦務家たちを紹介し、見落としが ちな経営の本質を探ろうとするものです。 第 1 章では、戦略や戦術のルーツを探るとともに、戦略理論を解説し、戦務との違いを考え ます。 第 2 章では、戦務という言葉を考え出した明治海軍の先任参謀・秋山真之にスポットを当て、 その功績と事績を振り返ります。 第 3 章では、秋山真之が海軍大学校の教材として用いた「海軍戦務」を通して、彼が戦務と して挙げた「令達」「報告及通報」「通信」「航行」「碇泊」「捜索及偵察」「警戒」「封 鎖」「陸軍の護送及揚陸掩護」「給与」について解説し、現代の企業経営に置き換えて考察 を加えています。 第4章では、戦国時代の戦務の事例として、「墨俣一夜城」「長篠の戦い」「賤ヶ岳の戦い」 などを紹介し、天下人となった豊臣秀吉が戦務家であったことを解き明かしています。 第5章では、近代戦における戦務の事例として、日露戦争時の戦費調達や鉄道敷設などのエピ ソード、物資輸送を担った輜重兵の実態、日本と連合軍のオペレーションズ・リサーチの違 い、戦務を無視したノモンハン事件やインパール作戦などを紹介しています。 第6章では、現代の企業経営における戦務を考え、戦務家の例として、トヨタ自動車元社長の 奥田碩氏、全日空元社長の野村吉三郎氏、住友林業会長の矢野龍氏、近江兄弟社元社長の岩 原侑氏、アサヒグループホールディングス会長の泉谷直木氏、キヤノン会長兼社長の御手洗 冨士夫氏の足跡を紹介しています。 - 17 - ●会員情報 記 書 名:「戦務」が組織を動かす 戦略・戦術よりも大切なビジネスの要諦 著 者:髙雄宏政 発行日:2016 年 5 月 10 日 発 行:株式会社世界文化クリエイティブ 発 売:株式会社世界文化社 定 価:1,600 円(税抜) <あとがきより> 戦務という言葉は日本語から失われたが、戦務が現代の企業経営において重要なことは軍隊の組 織と変わらない。企業における戦務とは、総務・人事・労務・財務・広報などの管理業務から、 情報収集、危機管理、市場開拓、さらにはネットワークやオペレーションズ・リサーチなども含 まれる。戦務という機能を十分に使うことができなければ、どんなに立派な経営戦略を立てても 絵に描いた餅に終わり、計画を実行することはできない。 <本書ソデより> 日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を撃滅した日本海軍の先任参謀・秋山真之は、海軍大学校 で「戦務」について講義し、 「これを用いなければどんなに巧妙な兵術も実行することはできない」 と明言。さらに、賤ヶ岳の戦いを例に挙げ、 「この勝利の主因は、秀吉が優勢な大軍の作戦正面を 変えて、半日で長程の急行軍を行った戦務上の用意周到にあったことに尽きる」としている。で は、戦務とはいったい何なのか。その言葉の意味と本質を探るとともに、 「戦務家」と呼ぶにふさ わしい人物を紹介してみる。 <著者プロフィール> ジャーナリスト、広報コンサルタント、㈱タカオ・アソシエイツ代表取締役社長 著書に「広報が会社を強くする」「リーダーの決断」「企業出版の研究」「高度情報システム化時 代に生き残るための必須知識」、共著に「広報の仕掛人たち」「企業イメージと広報」「マーケテ ィング・コミュニケーション大辞典」などがある。 <お問合せ> 株式会社タカオ・アソシエイツ 高雄宏政 [email protected] 東京都千代田区神田錦町 3-14-3 錦町ビル 3F TEL:03-3296-0768 FAX:03-3296-0779 - 18 - 編集担当より 本誌の内容に関するご意見・ご希望をお寄せください。 中身の濃い会員誌に育てていきたいと思いますので、 よろしくお願い致します。 広報委員会 Eメール FAX [email protected] 03-5413-2147 ※ 禁転載
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