H28年度農業水利施設設備補修工事品質管理士講習会の聴講参加

平成 28 年 4 月
各
位
平成 28 年度 農業水利施設補修工事品質管理士講習会の聴講参加について
(一社)農業土木事業協会
拝啓
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
当協会では、平成 24 年度から農業水利施設補修工事品質管理士制度を実施しており今年
で 5 年目を迎えております。
農業水利施設の補修工事については、①補修材料に対する知見が乏しく、②厳しい環境
下での施工、③施工管理・品質管理・出来形管理がこれまでの工事とは大きく異なる等の
課題があり、こうした課題に応えられない場合には、適切な材料・工法の選択が出来ない、
施工後に所要の性能が確保されない等の問題が生じています。
このため、本制度では開水路等の補修工事の施工、施工管理に関わる現場技術者等を対
象に、「農業水利施設補修・補強工事マニュアル(案)」等のテキストを使用して「講習会」
を開催し、補修工事の材料・施工に関し総合的な技術検討・判断ができるような技術の向
上を図り、「認定試験」にて補修工事の施工全般に指導的な役割を果たすことができると認
められる技術者に、「農業水利施設補修工事品質管理士」の資格を付与し、農業水利施設の
補修工事の品質確保を期することとしています。
平成 28 年度は、仙台・東京・京都・熊本会場にて講習会の聴講生を募集しております。
補修工事の施工及び施工管理に興味のある方は是非参加願います。
農林水産省関係事業所等におきましても、
「農業水利施設補修・補強工事マニュアル(案)」
について、担当技術者の知見を深める機会として平成 28 年度 農業水利施設補修工事品質
管理士講習会への聴講参加をご案内いたします。
なお、会場の都合上、各会場 10 名程度の参加とさせていただきます。
参加希望がございましたら、平成 28 年 5 月 16 日(月)までにお申込ください。
敬
1
具
平成 28 年度 業水利施設補修工事品質管理士
[コンクリート構造物分野]講習会 聴講について
農業水利施設補修工事品質管理士制度の背景
農業水利施設は、食料の生産に欠かせない用排水の管理はもとより、国土保全や自然環
境保全などの機能を有し、国民の「共通資産」として、極めて重要な役割を担っています。
戦後、農業用用水・排水路、ダム、頭首工、用排水ポンプ場等の農業水利施設が積極的に
整備され、その資産価値は再建設費で約 32 兆円にのぼっていますが、そのうち約 20%は既
に標準耐用年数を超えており、10 年後には 50%近くが標準耐用年数を超えることとなりま
す。この膨大な農業水利資産を、限られた財源の中で維持管理し、長期にわたって利用し
ていくためには、ストックマネジメントに基づいた適時適切な補修により、施設機能の保
全を図っていく必要があります。しかしながら、農業水利施設の補修工事については、
①補修材料・工法が、建築や下水道等、他分野で開発されたものが多く、農業水利施設
の補修工事の要求性能に合致しているかが明らかでない
②工法がコンクリート構造物の表面を被覆保護するタイプが多く、表面処理や滲出水対
策といった知見の少ない分野の施工に取り組まなければならない
③品質管理、施工管理、出来形管理の方法がこれまでの工事とは異なり、施工に従事す
る技術者が新たな基準を習得しなければならない
といった課題があり、これらの課題に対応していくためには、補修・補強工事に対応し
た技術体系の整備、人材の育成・確保が必要となっています。
(社)農業土木事業協会は、会員会社とともに農業水利施設の補修工事の品質確保の調
査・研究に積極的に取り組んできており、これらの成果を活用して、農業水利施設の補修
工事を適切かつ効率的に実施する技術者を養成することとしたものです。
農業水利施設補修工事品質管理士の位置付け
農業水利施設補修工事品質管理士は、農業水利施設のうち開水路、頭首工等のコンクリ
ート構造物の補修に携わる分野とパイプライン施設の補修・補強に携わる分野に分かれま
す。農業水利施設補修工事品質管理士[コンクリート構造物分野](以下、「品質管理士」と
いう)は、(一社)農業土木事業協会が実施する講習会を受講し、さらに試験により一定水
準の農業水利施設(コンクリート構造物)の補修工事の技術を有すると認定され、登録し
た者に与えられる資格です。
したがって、品質管理士は農業水利施設(コンクリート構造物)の補修工事の施工・施
工管理業務に従事していくことが主要な活躍の場になります。
補修工事の材料・工法は多種多様であり、品質管理士は、その中から農業水利施設(コ
ンクリート構造物)の補修工事の要求性能に合致した材料・工法を選定できる技術知見が
求められます。また、農業水利施設(コンクリート構造物)の補修工事は、一般にかんが
い期以降の寒冷で湿潤な施工環境下での施工となり、断水期間も限られることが多いため、
品質管理士は補修工事の品質確保のための施工管理においても適切な指導力を発揮し
ていくことが求められます。
2
講習会
1 開催場所・開催日
開催地
開催日
会
場
東
京
6 月 16 日(木)~17 日(金)
交通ビル(国鉄労働会館)
東京都港区新橋 5-15-5
京
都
6 月 20 日(月)~21 日(火)
京都テルサ
京都市南区東九条下殿田町 70 TEL 075-692-3400
仙
台
6 月 27 日(月)~28 日(火)
宮城県建設産業会館
仙台市青葉区支倉町 2-48
熊
本
7 月 4 日(月)~ 5 日(火)
くまもと森都心プラザ
熊本市西区春日 1-14-1
TEL 03-3437-6733
TEL 022-225-8851
TEL 096-355-7400
2 カリキュラム(予定)
1 日目 9:30~16:40
2 日目 9:30~12:20
※
午前
開講式
農業水利施設のストックマネジメント
農業水利施設の変状
午後
開水路補修・補強工法の概要
補修工事の施工管理と完成検査
補修材料・工法の要求性能及び品質規格と選定
午前
補修工法の施工(無機系・有機系)
止水バンド工法及び管路更生工法の概要・施工
パイプライン補修・補強工事の施工手順
修了式
カリキュラムの時間は都合により変更する場合があります。
なお、本講習会は農業農村工学会技術者継続教育機構の認定プログラムです。
3 聴講手続き
1)
聴講募集人数
各会場 10 程度
2)
聴講申込方法
別添の聴講申込書を記入し当協会宛てにご提出願います。
3)
申込期日
平成 28 年 5 月 16 日(月)
4)
聴講当日について
・受講初日は 9 時 30 分~オリエンテーションがございますので 9 時 20 分までにご来
場願います。
(聴講証をお渡しいたします。)
・使用テキストは当日会場にて販売します。(税込 3500 円)
・各講習会場は別紙案内図参照願います。できるだけ、公共交通機関を利用してくだ
さい。
・本講習会は、農業農村工学会技術者継続教育機構の認定プログラムへの申請を予定
しています。
3
講習会場
■仙台会場 宮城県建設産業会館
仙台市青葉区支倉町 2-48 TEL.022 (225) 8851
■ 地下鉄
・勾当台駅 下車 徒歩約 15 分
■ バス
・交通局大学病院前 下車 徒歩約 2 分
(仙台駅前、青葉通り荘内銀行前 29 番ポストより交通局
大学病院前行き約 15 分
■東京会場 交通ビル(国鉄労働会館)
東京都港区新橋 5-15-5 TEL.03 (3437)6733
■ 地下鉄
・東京メトロ銀座線
新橋駅下車 徒歩 9 分
・東京メトロ日比谷線
神谷町駅下車 徒歩 12 分
・都営地下鉄三田線
御成門駅下車 徒歩 5 分
・都営地下鉄大江戸線 汐留駅下車 徒歩 6 分
・都営地下鉄浅草線
新橋駅下車
徒歩 6 分
■ JR線
・山手線・京浜東北線・東海道線 新橋駅下車 徒歩 7 分
■京都会場 京都テルサ
京都市南区東九条下殿田町 70 TEL 075 (692) 3400
■ JR京都駅より
・八条口西口より南へ 徒歩約 15 分
■ 近鉄線 東寺駅より
・東へ 徒歩約 5 分
■地下鉄 九条駅より
・4 番出口より西へ 徒歩約 5 分
■市バス九条車庫南へすぐ
■熊本会場 くまもと森都心プラザ
熊本市西区春日 1-14-1 TEL 096 (355) 7400
■ JR利用の場合
・熊本駅 白川口( 東 口 ) 正 面
■ バス利用の場合
・熊 本 駅 前 バ ス 停 下 車
( 交 通 セ ン タ ー か ら の 所 要 時 間 約 10 分 )
■ 市電利用の場合
・市 電 A 系 統 ( 田 崎 橋 ~ 健 軍 町 ) 熊 本 駅 前 電 停 下 車
■ 自家用車利用の場合
・ 熊 本 I C よ り 約 30 分
・ 益 城 熊 本 空 港 I C よ り 約 30 分
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H28 年度
氏
名
農業水利施設補修工事品質管理士
所
属
1
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5
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10
5
講習会
聴講参加申込書
連絡電話
メールアドレス
参加会場