町の予算規模 1.町 の予算規模 ⑴ 予算の概要 平成 28 年度予算の概要については、27 年 度補正予算と 28 年度当初予算を合わせた一体 的な予算編成を行い、平成 27 年度に策定しま した「大木町まち・ひと・しごと創生総合戦略」 を元とした地方創生に向けた各種施策や、暮ら しの安全確保、子育て支援に重点を置いた予算 となりました。 また、本年度から、施策や事業の取り組み効 平成 28 度一般会計の当初予算額 55 億 4,800 万円 平成 28 年度の主な新規事業 出会い応援事業・・・・・・・・502 万円 (39 ページに掲載) 西鉄沿線活性化促進・・・・・・247 万円 (33 ページに掲載) 環境プラザの運営管理委託・・ 1,299 万円 (14 ページに掲載) 町税等のコンビニ収納システム導入事業 ・・・499 万円 (40 ページに掲載) 骨髄ドナー推進事業奨励金・・・ 14 万円 果をより明確に見える化するために、事務事業 評価と連動した事業別の予算編成としました。 主な新規事業は、出会い応援事業、西鉄沿線 活性化促進事業、環境プラザの運営管理委託事 業、町税等のコンビニ収納システム導入事業、 骨髄ドナー推進事業奨励金などです。なお、歩 行者や自転車通行の安全を確保するための町道 10 号線自歩道設置事業(三八松の信号から花 宗川までの通学路)に継続して取り組みます。 (23 ページに掲載) 各会計の当初予算規模 4 後期高齢者医療 特 別 会 計 一 般 会 計 国民健康保険 特 別 会 計 平成 27 年度 (A) 54 億 5,400 万円 20 億 5,907 万円 1 億 5,500 万円 76 億 6,807 万円 平成 28 年度 (B) 55 億 4,800 万円 20 億 8,810 万円 1億 5,200 万円 77 億 8,810 万円 増 減 額 (A − B) 9,400 万円 2,903 万円 ▲ 300 万円 1億 2,003 万円 増 減 率 1.7%増 1.4%増 1.9%減 1.6%増 年 度 合 計 歳入 2.歳 入 歳入の概要 町税は 13 億 3,042 万円、前年度当初比 582 万円、 0.4%増となり、 地方交付税は 13 億 7,000 行予定額は2億 1,040 万円、前年度当初額より 5,600 万円増となっており、福岡県防災・行政 万円、前年度当初比 1,000 万円、0.7%減となっ ています。 国県支出金については、臨時福祉給付金事業 情報通信ネットワーク再整備に伴う負担金、上 における給付金の増や、活力ある高収益型園芸 ています。 産地育成事業などの補助事業の増により、合わ ※臨時財政対策債とは… 水道の配水管耐震化事業に伴う一般会計の拠出 金、クリーク整備事業などに伴う借入を予定し せて 13 億 5,332 万円、前年度当初比 9,747 自治体が地方債を発行しますが、その償還に要する費用 万円、7.8%増となっています。 町債については、臨時財政対策債※以外の発 は後年度の地方交付税で措置されるため、実質的には地方 歳入の推移 町税の内訳と推移 (億円) 交付税の代替財源となっています。 (億円) 総額 54.5 億円 総額 55.5 億円 15 50 その他 8.1 億円 その他交付金 3.2 億円 40 30 町債 3.7 億円 その他 7.4 億円 その他交付金 3.5 億円 10 町債 4.1 億円 県支出金 5.7 億円 県支出金 6.2 億円 国庫支出金 6.8 億円 国庫支出金 7.3 億円 軽自動車税 0.3 億円 軽自動車税 0.4 億円 たばこ税 0.9 億円 たばこ税 0.8 億円 町民税 5.5 億円 町民税 5.4 億円 固定資産税 6.5 億円 固定資産税 6.7 億円 平成 27 年度 平成 28 年度 5 0 20 地方交付税 13.8 億円 地方交付税 13.7 億円 歳入の項目 【その他の交付金】地方譲与税・利子割交付金・配 当割交付金・株式等譲渡所得割交付金・ 地方消費 10 町税 13.2 億円 町税 13.3 億円 税交付金・自動車取得税交付金・地方特例交付金・ 交通安全対策特別交付金 【その他】分担金および負担金・使用料および手数料・ 0 平成 27 年度 平成 28 年度 財産収入・寄附金・繰入金・繰越金・諸収入 5 歳出 3.歳 出 歳出の概要 人 件 費 は、 9 億 7,519 万 円、前年度当初比 3,239 万円、 平成 28 年度目的別歳出 3.2 % 減、 扶 助 費 は、12 億 4,619 万円、乳幼児医療費助 成制度の拡充にもとづく給付 費の増などにより前年度当初 比 2,284 万円、1.9%の増、公 債費は4億 5,123 万円、前年 度当初比 1,515 万円、3.5%の 増、普通建設事業は6億 232 万 円、町 道 10 号 線 自 歩 道 設 置事業の増額などあるものの、 前年度に実施された大規模事 業の減により前年度当初比 803 万円、1.3%減などとなっ ています。 予備費 500 万円 議会費 8,033 万円 公債費 4億 5,123 万円 教育費 4 億 1,116 万円 総務費 6 億 8,318 万円 消防費 1億 9,714 万円 土木費 3 億 1,802 万円 農林水産費 5億 6,814 万円 商工費 9,592 万円 民生費 21 億 8,997 万円 衛生費 5 億 4,791 万円 平成 28 年度性質別歳出 6 項 目 内 容 予 算 額 前年当初比 人 件 費 職員、議員、特別職などに対し勤労の対価、報酬として 支払われる経費 9億 7,519 万円 ▲ 3,239 万円 (▲ 3.2%) 扶 助 費 生活保護法、児童福祉法、老人福祉法、障害者総合支援 法などに基づき、被扶助者に対して支給する費用や単独 で行っている各種扶助の費用 12 億 4,619 万円 2,284 万円 (1.9%) 公 債 費 借り入れた地方債の元利償還金や、一時借入金の利子の 合算額(過去の債務の支払いに要する経費) 4億 5,123 万円 1,515 万円 (3.5%) 普通建設事業費 道路、橋りょう、学校、庁舎など公共施設の新増設など の建設事業に要する投資的経費 6億 232 万円 ▲ 803 万円 (▲ 1.3%) 物 件 費 人件費などを除く消費的性質の経費(賃金、旅費、交際 費、需用費、役務費、備品購入費、委託料、使用料など) 9億 5,680 万円 1,481 万円 (1.6%) 補助費等 国や他の地方公共団体(一部事務組合を含む)や各種協議会 に対して支払う負担金、各種団体に対する補助金、火災保険料、 損害保険料など 6億 991 万円 4,279 万円 (7.5%) 繰 出 金 一般会計と特別会計間において支出される経費 4 億 9,120 万円 763 万円 (1.6%) 基金・町債 4.基 金(町の預金) 金(町の預金 )・町債 ・町 債(町の借金) (町の 借金 ) 基金の概要 町債の概要 町では、それぞれの目的に応じて「財政調整基 町が建物や学校を建てたり修理する時や、大規 金」 「減債基金」 「特定目的基金」の積立(基金) 模な工事をする時など、公共施設の整備には多額 をしています。 の費用がかかります。そのために町は、費用に充 【財政調整基金】年度間の財源の不均衡を調整する てるための資金を国や県、金融機関などから借り ための積立金で、急激な収入減による財源不足や災 入れます。この町の借入金(借金)のことを「地方 害により生じた経費、災害による減収や緊急の建設 債(町債) 」と言います。町債は、事業にかかる資 事業の経費などの財源に充てるときに使います。 金不足を補うと同時に、その公共施設を今後利用す 【減債基金】借金(町債)の返済を計画的に行うた る人たちにも平等に負担(返済)してもらうための めの資金の積み立てで、借金の繰上償還などの財 役割も持っています。しかし、町債の残高や償還額が 源に充てるときに使います。 多いと、町の財政運営は厳しくなるので、町の財政規模 【特定目的基金】特定の目的(事業)のために資金 を積み立てて使います。 とのバランスが取れるように適切な管理をしていかなけ ればなりません。 町の基金の残高は、平成 19 年度以降は増加傾向に 町債の残高は、近年の臨時財政対策債の単年度借入が ありましたが、財政不足を補うために基金を取崩す 多額のため増加傾向ですが、平成 27 年度は借入額の減 ため、平成 27 年度は減少する見込みです。 少により前年度比約 1.1%の減となっています。 基金の内訳と推移 町債の内訳と推移 (億円) 60 (億円) 基金総額 35.7 億円 30 特定目的 基 金 14.0 億円 20 減債基金 3.2 億円 基金総額 35.9 億円 基金総額 34.9 億円 特定目的 基 金 14.1 億円 特定目的 基 金 13.7 億円 町債総額 52.2 億円 町債総額 51.6 億円 臨時財政 対策債 25.1 億円 臨時財政 対策債 26.1 億円 臨時財政 対策債 26.8 億円 減収補てん債 1.0 億円 減収補てん債 0.8 億円 減収補てん債 0.7 億円 その他の 地方債 24.8 億円 その他の 地方債 25.3 億円 その他の 地方債 24.1 億円 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 50 40 30 減債基金 3.2 億円 町債総額 50.9 億円 減債基金 3.2 億円 20 10 0 財政調整 基 金 18.5 億円 財政調整 基 金 18.6 億円 財政調整 基 金 18.0 億円 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 10 0 ※数値は一般会計の各年度末現在のものです。平成 27 年度は見込値です。 ※臨時財政対策債と減税補てん債は、地方財政法の特例として認められた地方債です。この2つの地方債に対して返済する元金・利子全額が後年 度において普通交付税に算入される仕組みとなっています。 ※臨時財政対策債とは、一般財源の不足に対処するために発行される地方債のことです。平成 13 年度から、それまで国の交付税特別会計が借金をして交 付していた地方交付税の一部を、地方が直接借金をして財源確保することとなりました。 7
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