2 0 15 . 3 全史料協会報 N o . 9 7 この東寺百合文書につ いてより広く知ってい ただくために、ポスタ ー展示に参加した。 A Oサイズ、のパネルのほか、概要を記した パンフレッ トや最近発行をはじめた「百合通 信」というミニ冊子などを準備 した。大会当 日は当館から参加した職員のうちー名がコア タイムに十分な説明を行った。参加者からは 東寺百合文書 W E Bに関して、画像データの利 用規約やデジタノレ化 作業の実際、またコンテ ンツの構成などについて質問をいただいた。 大会報告とも連動した展示であり、おおむ ね好評だ、ったと総括できる。当館は非常に多 様な資料を管理 ・運営しているが、今後も機 会があるたびに所蔵資料と当館のアピーノレが 出来ればと考えている。 (福島幸宏) 国宝「東寺百合文書J のユネスコ世 界記憶遺産登録にむけて 京都府立総合資料館 8年 ( 1 9 6 3 )に開 京都府立総合資料館は昭和 3 館した京都に関する専門資料館である。また、 文書館・図書館・博物館機能を有する複合館 として運営しており、現在、新施設の建設を 行っているところである 。 当館所蔵資料のひとつに国宝「東寺百合文 書」がある。詳細は今大会での小森報告に詳 しいが、日本中世史を研究するうえで必須の 資料とされている評価の高い資料であり、現 在、ユネスコの世界記憶遺産の候補となって いる 。 ま た 、 本 年 度 か ら 東 寺 百 合 文 書 W E B ( h t t p ://hyakugo.kyoto.jp/) を開設し、全 点の画像を CCBYで公開している。本年度は 40
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