資料5 柏地域医療連携センター 相談状況 H27年4月からH28年2月まで 地域医療推進室 1 柏地域医療連携センター相談状況 ① 月別相談件数 柏地域医療連携センター 相談件数(月別) (H26.4月~H28.2月) 100 91 88 89 87 90 81 80 70 60 50 40 65 68 66 68 65 61 56 59 54 52 54 50 50 49 46 46 45 45 45 36 32 60 44 38 64 51 52 44 41 78 48 45 58 51 47 46 41 35 51 51 36 30 20 10 0 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 H26 計727件(延) 月平均60.6件 H27 計685件(延) 月平均62.3件 (H28年2月末までの11ヶ月間) ○27年4月から28年2月までの相談件数は,実数506件・延数685件であっ た。延べ件数では,月平均62.3件となり,昨年度より複数回対応するケースが 増加している影響と考える。 2 柏地域医療連携センター相談状況 ② 情報入手先 知人, I-net, 8.5% 3.8% H27 (n=506) 医療福祉従事者, 27.3% 市役所 32.4% 医療福祉従事者, 35.7% H26 広報 新聞 1.0% 1.0% TV 0.6% 不明・その他32.2% 市役所 15.6% 不明・その他36.0% (n=608) 家族 0.5% 0% 20% 知人 I-net 1.8% 2.8% 40% 広報 新聞 6.2% 0.7% 60% TV 0.7% 80% 100% ○26年度は医療福祉従事者から情報を入手して相談された方が35.7%で あったが,27年度は27.3%となった。一方,27年度最も多かったのが 3 市役所からの情報入手で32.4%であった。 柏地域医療連携センター相談状況 ③ 相談者内訳 H27 (n=506) H26 (n=611) 0% 本人 39.7% 家族 29.9% 本人 33.9% 20% 家族 37.1% 40% その他 30.4% その他 34.0% 60% 80% ○相談者の割合は,26年度は本人・家族・その他がほぼ同じ割合で あったが,27年度は本人からの相談が最も多かった。 100% 4 柏地域医療連携センター相談状況 ③ 相談者内訳 40歳代 6.3% H27 (n=506) 60歳代 12.1% 40歳未満 13.8% 60歳代 12.4% 40歳未満 H26 (n=603) 11.6% 40歳代 2.7% 0% 10% 70歳~ 74歳 10.9% 40% 不明 18.4% 80歳代 20.6% 90歳~ 5.8% 75歳~79歳 9.9% 30% 不明 19.2% 80歳代 19.0% 70歳~ 74歳 12.8% 50歳代 5.8% 20% 90歳~ 4.9% 75歳~79歳 7.5% 50歳代 6.3% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ○相談者(対象者)の年齢内訳は,26年度に比べ27年度では,40歳 未満が増加し,80歳代が減少した。その他の年代では変化が見られな かった。 5 柏地域医療連携センター相談状況 ④ 相談者(対象者)内訳(診断名別) 認知症 6.3% 糖尿病 心疾患 脳血管疾患 1.9% 3.5% 4.6% 障害 小児 7.4% 9.1% がん 19.8% H27 (n=540) H26 (n=632 認知症 8.4% 0% 難病 2.6% がん 28.8% 心疾患 3.8% 20% 脳血管疾患 糖尿病 難病 障害 小児 7.9% 2.7% 3.3% 2.8% 1.9% 40% 60% その他 44.8% その他 40.3% 80% 100% ○相談者の疾患別内訳では,26年度に比べ,障害や小児の疾患に関す る相談が増加した。 6 柏地域医療連携センター相談状況 ⑤ 相談内容 介護に 社会保障制度に 療養場所に 身体症状に 精神的な問題に 診断・治療に 介護者自身に 関すること 関すること 関すること 関すること 関すること 関すること 関すること 4.8% 2.1% 5.2% 3.1% 1.9% 7.0% 2.3% 在宅医療に関すること 32.1% H27 (n=840) H26 (n=1026) 在宅医療に関すること 22.4% 0% 受診・受療に 関すること 23.0% 受診・受療に 関すること 22.6% その他 18.5% その他 19.3% 介護に 社会保障制度に 療養場所に 身体症状に 精神的な問題に 診断・治療に 介護者自身に 関すること 関すること 関すること 関すること 関すること 関すること 関すること 6.0% 4.3% 1.5% 3.7% 6.6% 7.1% 6.5% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ○相談内容については,26年度に比べ27年度は「在宅医療に関するこ と」の相談が増加した。 7 柏地域医療連携センター相談状況 ⑥相談結果 H27 417 53 36 (n=506) 終了 コーディネート システム利用 H26 492 54 65 (n=611) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ○コーディネートの依頼は26年度より減少したが,対応に時間を要するケースが多 かった。 ○27年度のコーディネートが目的の相談36件のうち,在宅医師に新規につながった ケースは13件であった。 8 柏地域医療連携センター相談状況 ⑥相談結果(在宅医のコーディネートに到らなかった理由) 6 不明 専門医の紹介が不可能 0 直接在宅医に依頼 0 対象外 0 1 3 取消 2 3 0 通院 転院 2 2 0 0 退院延期 H27(n=23) H26(n=25) 1 1 家族より中止依頼 11 3 5 3 3 入院 1 1 死亡 0 2 4 6 8 10 12 (人) ○不明の6件の内訳は,家族からの相談が3件,包括支援センターからの相談 が2件,MSWからの相談が1件であった。退院時期が未定であったり,病院 主治医とまだ相談していない状況での情報収集という意味合いでの相談がほ とんどであった。 9 柏地域医療連携センター相談状況 ⑥相談結果(コーディネートが目的の相談の,相談元の内訳) 家族 4 6 訪問看護師 1 0 病院看護師 1 0 MSW 2 7 包括支援センター 0 7 介護支援専門員 5 0% 20% コーディネート 実施 (n=13) コーディネート できず (n=23) 3 40% 60% 80% 100% ○在宅医のコーディネートに至らなかったケースの相談元としては,病院MSWか ら7件(市内5件・市外2件),包括支援センターから7件,家族から6件,介護支 援専門員から3件という状況であった。 ○包括支援センターからの相談は,医療拒否や医療従事者とのコミュニケーショ ンが難しい本人・家族であったり,在宅療養そのものの難しさがあるなど,支援 10 が難しく,調整が円滑にいかないようなケースが多かった。 柏地域医療連携センター相談状況 まとめ ○27年度の相談の特徴としては,「市役所から案内されて,受診・受療に関 する相談を目的とした40歳未満」が増加したが,結果,継続性のない単発の 相談が多くなった。 ○一方で,在宅医療に関する相談も増加し,全体の3分の1を占めた。 ○在宅医療に関する相談については,「在宅医療の適用かどうか」といった 事前の相談や,「本人・家族の意向と,本人の病状や家族の介護力との間に ズレがあることから,医療職・介護職ともに支援に苦慮しているケース」の 相談なども多く,すんなりと在宅医師につなぐことが難しいケースが多かっ た。そのようなことから,複数回関係者とやりとりをしたり,自宅へ訪問し たり,支援者と状況把握のための会議・打ち合わせの回数も増加している。 ○本人・家族の意向を踏まえながらも,病状や介護力等の本人・家族の条 件・環境について理解をしていただくための,関係者の支援・対応力の向上 が今後の課題ではないかと考える。次年度は,病院MSWや介護支援専門員, 地域包括支援センター職員等と,症例検討等を通じて,これらの課題を共有 11 していきたい。
© Copyright 2024 ExpyDoc