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唐津市水道事業
窓口業務等基本処理要領
平成28年5月
唐津市水道局
目次
第1章
基本的事項 ...................................................... 1
第2章
受付・窓口対応業務 .............................................. 1
第3章
検針業務 ........................................................ 4
第4章
調定業務 ........................................................ 6
第5章
収納業務 ........................................................ 8
第6章
滞納整理業務 ................................................... 10
第7章
給水停止業務 ................................................... 12
第8章
開閉栓業務 ..................................................... 13
第9章
メーター取替業務 ............................................... 14
第10章
庶務、事務引継及び附帯業務 ................................... 15
唐津市水道事業窓口業務等基本処理要領
第1章
基本的事項
(基本的事項)
第1条
この基本処理要領(以下「本要領」という。)は、唐津市水道事業窓口業
務等包括的委託(以下「本業務」という。)の執行にあたり、本業務の要求水準
書(以下「要求水準書」という。)で求める事項の基本的事項を示したものであ
り、本業務を受託した者(以下「受託者」という。)は、原則として、本要領に
基づき業務を執行しなければならない。
2
前項の規定にかかわらず、本業務の効率化に資する提案があれば、本要領の規
定に係わらず提案可能とする。ただし、次条の規定を除く。
(業務実施場所)
第2条
本業務の実施場所は、次のとおりとする。
(1) 唐津市水道局庁舎(1階)
(2) 唐津市役所本庁舎水道窓口(1階)
(3) 唐津市水道事業の設置等に関する条例(平成17年条例第264号)に定め
る給水区域
なお、水道局庁舎の移転、建替えなどが発生した場合については、本市水道事
業と受託者とで協議のうえ本業務の実施場所を決定することとする。
(営業日及び営業時間)
第3条
本業務に係る営業日及び営業時間は、原則として平日の午前8時30分か
ら午後5時15分までとする。ただし、昼休み等休憩時間においては、業務従事
者が交代して業務を行うこととする。
2
休業日は、唐津市の休日を定める条例(平成17年条例第2号)に規定する休
日とする。
3
前項の規定にかかわらず、唐津市水道事業(以下「本市水道事業」とい
う。)から指示があった場合は、受託者は別途営業日を設けることとする。
第2章
受付・窓口対応業務
(受付・窓口対応業務)
1
第4条
本業務で行う受付・窓口対応業務は、次のとおりとする。
(1) 上下水道使用開始・名義変更等申込(届出)書(以下「使用開始申込・名義
変更等届出書」という。)及び上下水道使用中止・廃止申込(届出)書(以下
「使用中止申込・廃止届出書」という。)の受付
(2) 管理人選定届及び消防用水道使用届の受付
(3) 唐津市水道料金・下水道使用料口座振替申込書(以下「口座振替申込書」と
いう。)の受付
(4) 水道料金及び下水道使用料、集落排水使用料並びに浄化槽使用料(以下「水
道料金等」という。)の受領及び領収書発行
(5) 工事検査手数料、唐津市指定給水装置工事事業者申請手数料及びコピー手数
料並びにその他本市水道事業で発生する収納金(以下「収納金」という)の受
領及び領収書発行
(6) 唐津市水道料金・下水道使用料納入済通知書兼領収証書 (以下「納入通知
書」という。)の再発行
(7) 水道料金等納入証明書の発行
(8) 本業務に関する問い合わせの対応
(9) 水道料金等、検針結果等本業務に関する事項の使用者等からの苦情の処理
2
各種様式の受付に当たっては、内容等に遺漏がないよう十分に確認のうえ、受
理すること。
3
新規の使用者に対しては、本人確認等を行い、誤請求が生じないようにするこ
と。
4
管理人選定届及び消防用水道使用届については、受付後、本市水道事業へ転送
すること。
5
前各項に掲げる業務の内容については、記録のうえ、後日、日報及び月報を作
成すること。
(水道の使用開始)
第5条
使用開始申込・名義変更等届出書のうち、水道の使用開始に係るものにつ
いては、次の手順により処理すること。
2
(1) 申請内容の確認
(2) 開閉栓作業員への指示及び開栓時指針の確認
(3) 使用者に関する情報及び開栓時指針の上下水道料金システム(以下「システ
ム」という。)への入力及び更新処理
(水道の使用中止・廃止)
第6条
使用中止申込・廃止届出書については、次の手順により処理すること。
(1) 申請内容の確認
(2) 開閉栓作業員への指示及び閉栓時指針の確認
(3) 使用者に関する情報及び閉栓時指針のシステムへの入力及び更新処理
(4) 精算分水道料金等の算定
(5) 使用者又は代理人(以下「使用者等」という。)への請求
(名義変更等)
第7条
使用開始申込・名義変更等届出書のうち、使用者名変更、使用者住所変更、
発送先変更等に係るものについては、次の手順により処理すること。
(1) 申請内容の確認
(2) 申請内容のシステムへの入力及び更新処理
2
変更の際は、納入通知書の送付先又は口座振替先に変更がないか十分確認のう
え、処理すること。
(水道料金等納入証明書の発行)
第8条
水道料金等納入証明書(以下「証明書」という。)の発行については、次
の手順により処理すること。
(1) 申請内容の確認
(2) システムからの証明書発行
(3) 申請者への交付
(4) 証明書発行状況の記録
2
申請者が使用者本人又はその使用者が属する世帯の世帯員でない場合は、申請
者との関係を確認するとともに、申請者の本人確認を行うこと。
(新設開栓の処理)
3
第9条
新規に開栓される水栓に対しての受付及び処理については、次のとおり処
理すること。
(1) 新設開栓に関する届出書類の確認
(2) システム入力(水栓番号及び検針順路の新規登録)
(無届使用等の調査及び処理)
第10条
第3章に規定する検針業務の際に判明した、使用開始申込・名義変更等
届出書未提出で水栓を使用されているもの(以下「無届使用等」という。)につ
いては、次のとおり処理すること。
(1) システム使用による無届使用等箇所の抽出
(2) 現地訪問による状況確認(不在の場合は、文書等により届出を促すこと。)
(3) 一定期間内に改善が見られなかったものに対する給水停止又はメーター撤去
2
使用開始申込・名義変更等届出書を受理する場合は、使用開始時期を十分確認
のうえ、開始時期に遡及して水道料金等を算定すること。
3
メーター撤去の場合は、本市水道事業又は本市水道事業が別に指定する者と連
携のうえ実施すること。
第3章
検針業務
(検針業務)
第11条
検針業務は、給水区域を別表のとおり分割し、それぞれを隔月ごとに実
施するものとする。
(検針業務従事者の実施手順等)
第12条
検針業務従事者(以下「検針員」という。)は、指針値の読取り、現状
調査等に誤りのないよう十分に注意し、業務を行うこと。
2
検針業務従事中に、使用者等から水道に関しての質問又は相談を受けたときは、
明快に対応し、判断できない場合は、後ほど回答する旨、返答し、帰所後協議の
うえ、速やかに当該使用者等へ回答を行うこと。
3
検針は、別に指示する区域毎に隔月に1回行うとともに、原則として定例検針
日内(各月6日まで、再検針分については、10日まで)に完了すること。
4
水栓ごとに検針を実施する日は、原則前回の検針日と前後3日を超えないよう
4
配慮すること。
5
検針は、使用中のもののほか、休止中又は給水停止中のものについても行うこ
と。
6
検針は、原則ハンディターミナル(以下「HT」という。)で行うが、場合に
よっては検針結果を記録する用紙(以下「検針票」という。)に記入し、提出す
ることも可能とする。
7
検針に当たっては、メーター番号を確認する等、誤検針が生じないよう十分に
注意するとともに、指示数を正確にHTに入力すること。
8
検針結果については、原則HTから出力した使用水量等のお知らせを投函する
こと。ただし、使用者等からの申出により検針結果を別に送付するよう設定され
ているものについては、後日使用水量等のお知らせ・上下水道料金口座振替済の
お知らせを送付すること。
(未検針及び異常水量発見の場合)
第13条
検針終了後は、HTに記録した検針データをシステムに出力したうえで
内容等に誤りがないか確認することとし、未検針分及び異常水量分が判明した場
合は、速やかに再検針を行うこと。
2
再検針に当たっては、使用者等への聞取り及び漏水の可能性がないかなど、異
常水量の原因の特定に努めるとともに、その結果についてシステムに入力及び更
新を行うこと。
(使用者等への連絡及びその後の対応等)
第14条
検針時における検針員の使用者等への連絡及びその後の対処は、次のと
おり行うこと。
(1) 検針時に、漏水、異常水量、検針不能等があった場合は、その旨使用者等に
通知するとともに帰所後速やかに担当の業務従事者に報告すること。
(2) 給水停止の執行中に使用者等が無断に使用していることが判明した場合は、
再度給水停止を行うこと。
(3) 無届転居の場合は、必要に応じて家主、近隣住民等からの聞取調査を行うな
ど追跡調査を行うこと。
5
(4) 不正使用防止のためメーターの撤去が適当と判断される場合は、本市水道事
業又は本市水道事業が別に指定する者と協議のうえ処理すること。
(5) システムに登録されているメーター登録情報と実際に設置されているメータ
ーに相違があることが判明した場合は、速やかにシステム内の検針データを修
正すること。
(誤検針の処理)
第15条
誤検針が判明した場合は、速やかに使用者等にその理由を説明するとと
もに、修正した内容について再度通知すること。
2
本市水道事業に対してその内容、原因等について報告するとともに、あわせて
今後の対応策等について検討すること。
(推定使用水量の認定)
第16条
使用者の長期不在等の理由により定例検針日内の検針が実施できなかっ
た場合は、従前の使用状況等を考慮して推定した水量を使用水量として認定する
こと。
第4章
調定業務
(水道料金等の調定時期)
第17条
水道料金等の調定時期は、第11条に規定する検針の実施時期に基づ
き次のとおりとする。
(1) 使用開始分
(2) 使用中分
(3) 使用中止分
開栓後最初の検針実施月
当該検針実施月
使用中止届に基づき実施した検針実施月の翌月
(水道料金等の調定処理)
第18条
水道料金等の調定は、次の手順により、原則毎月15日までに処理する
こと。
(1) 使用水量等算定に必要な資料の再確認
(2) システム処理による料金算定
(3) 調定に係る決裁行為に必要な資料の作成及び本市水道事業への提出
2
調定確定前に水量調整等の更正が必要な場合は、調定資料作成前に更正するこ
6
と。
(下水道使用料の調定資料の作成)
第19条
下水道・集落排水・浄化槽使用料(以下「下水道使用料」という。)の
調定に係る決裁行為に必要な資料として、システム処理により毎月最初の営業日
に前月中に収納した下水道使用料を特別会計毎に集計し、本市水道事業に提出す
ること。
(調定額の更正)
第20条
前条に規定する調定処理の実施後、使用水量及び使用期間の変更等によ
り調定額の変更が生じた場合、受託者は、次の手順により処理することとする。
(1)システムによる更正後の水道料金等の算定
(2)調定更正に係る決裁行為に必要な資料の作成及び本市水道事業への提出
(3)本市水道事業が決定した事項の通知及びシステムへの入力処理
2
前項第3号に基づく水道料金等の更正決定通知書への公印(証明者印)の使用
は、本市水道事業が行うものとする。
3
更正により水道料金等に還付金が生じた場合、第28条の規定に基づき速やか
に還付処理を行うこと。
4
受託者は更正が発生した場合、事務処理の経緯及び再発防止に対する方策等に
ついて本市水道事業へ報告しなければならない。
(納入通知書の発行)
第21条
前条の処理に基づき決定した水道料金等のうち、口座振替による納付を
行わないものについては、前条に規定する調定処理後直ちに納入通知書を作成し、
使用者等に送付すること。
2
前項に規定する納入通知書の納期限は、本市水道事業が指定する日(原則調定
月の翌月の初日)とする。
3
納入通知書が宛先不明等で使用者等に到達しなかった場合は、送付先の再確認
等の調査を実施し、その結果に基づき宛先の修正及び再送付又は現地配達を行い、
納入の通知に漏れがないようにすること。
(不納欠損処理に係る準備事務)
7
第22条
唐津市水道事業給水条例の規定に基づき、消滅時効の援用等により債権
が消滅したものについては、本市水道事業が指定する期日までに不納欠損処理を
行うための資料を作成し、提出するものとする。
2
前項の規定により提出された資料に基づき、本市水道事業が不納欠損処理を行
ったものについて、受託者はその内容等についてシステムの入力及び更新を行う
ものとする。
(使用者等の破産手続開始通知等に係る資料の作成等)
第23条
使用者等に係る裁判所、破産管財人等からの破産手続開始通知等又は警
察署等からの照会があった場合は、回答に必要な資料を作成し、本市水道事業に
提出すること。
第5章
収納業務
(収納業務)
第24条
収納業務は、次のとおりとする。
(1) 本市水道事業が指定した出納取扱金融機関(以下「出納取扱金融機関」とい
う。)又は収納取扱金融機関で入金された水道料金等の領収及び消込作業
(2) 本市水道事業提携のコンビニエンスストアで入金された水道料金等(以下
「コンビニ収納分」という。)の領収及び消込作業
(3) 口座振替実施に係る金融機関へのデータ送受信及び領収及びシステムによる
消込処理
(4) 第4条の規定に基づき領収した水道料金等のシステムによる消込処理
(5) 第4条の規定に基づき領収した収納金等の受領処理
(6) 過誤納金の還付処理
(7) その他の附帯業務
2
営業日ごと及び月ごとに収納額の突合作業を行うとともに、日報、月報等報告
書を作成し、本市水道事業が指定する日までに提出すること。
(収納金の取扱い)
第25条
前条の規定により収納した水道料金等(以下「収納金」という。)につ
いて、唐津市水道庁舎に設置するCSDサービスを使用し、出納取扱金融機関の
8
口座に納金すること。
2
収納金については、窓口収納日計表を作成し、収納日の翌営業日ごとに本市水
道事業に報告すること。
(コンビニ収納分の処理)
第26条
コンビニ収納分データは、本市水道事業が別途指定する方法により営業
日ごとに速報、確報データを取得し、システムへの入力処理を行うこと。
2
コンビニ収納代行業者から入金通知があった場合は、入金通知の額と先に取得
した額とを確認したうえで、その内容についてシステムへの入力処理を行うこと。
(口座振替業務)
第27条
口座振替業務については、次のとおり処理すること。
(1) 第4条第1項第3号で受け付けた口座振替依頼書の各金融機関への審査依頼
(2) 前号で依頼したもの及び各金融機関で受領された口座振替依頼書のうち、審
査が完了したものについてのシステムへの入力
(3) システムによる口座振替データの作成及びフロッピーディスク等(以下「F
D等」という。)による各金融機関へのデータ送付(振替日(原則調定月の2
6日)の5営業日前まで)
(4) FD等の回収(振替日の2営業日後)及びシステムによる消込処理
(5) 振替日に残高不足等により口座振替が出来なかった者(以下「口座振替不能
者」という。)に対する水道料金・下水道使用料口座振替再請求通知書の送付
2
口座振替不能者に対しては振替日の翌月に再振替日(原則10日)に再振替を
実施することとし、1回目の振替と同様の手順で処理すること。
3
口座振替先に指定された口座の解約等の理由により口座振替が不能となった者
については、速やかに納入通知書による納付方法に切り替えること。
(過誤納金の還付及び充当)
第28条
水道料金等の更正又は過誤納により還付金が発生した場合は、会計処理
上必要な書類を作成したうえで還付処理及びシステム入力を行うこと。
2
還付金の支払は、指定された口座への振込又は現金の窓口払のいずれかの方法
を受領する使用者等に指定させたうえで行うこと。
9
3
窓口払いの場合は、支払伝票に必ず住所及び氏名の記入並びに押印させたうえ
で支払うこと。
4
還付金が発生した使用者等に納入期限を経過し、納付がなされていない水道料
金等(以下「滞納料金」という。)がある場合は、本市水道事業が指定する方法
により充当処理を行うこと。
5
充当に係る処理方法については、第1項の規定に準じることとする。
(水道料金等の減免)
第29条
唐津市水道事業給水条例に規定する水道料金の減免については、次のと
おり処理すること。
(1) 水道料金減額申請書(以下「減額申請書」という。)並びに指定給水装置工
事事業者の修繕工事証明書及び施工写真(施工写真がない場合は、当該修繕の
支払に係る分の領収書の写し。以下「添付書類」という。)の受理
(2) 決裁行為に必要な資料の作成
(3) 減額申請書、添付書類及び資料の本市水道事業への提出
(4) 本市水道事業が決定した事項の通知及びシステムへの入力処理
2
前項第4号に基づき通知する水道料金減額決定通知書への公印(証明者印)の
使用は、本市水道事業が行うものとする。
3
当該水栓において下水道が接続されている場合は、下水道使用料に係る減免申
請書も併せて受領し、それを担当課に転送すること。
4
調定及び収納後に判明した減免については、既に料金が収納されている場合、
直ちに還付処理を行うこと。
第6章
滞納整理業務
(滞納整理)
第30条
滞納料金の収納について、納入期限を経過してもなお水道料金等を納付
しない者(以下「滞納者」という。)に対して行う業務は次の各号に掲げるもの
とし、その執行は本市水道業務の決裁完了後に行うこと。
(1) 督促状の作成及び送付
(2) 催告状の作成及び送付
10
(3) 電話、現地訪問等による納付指導の実施及び滞納料金の収納
(4) 納付相談の実施及び納付誓約書の徴取
(5) システムによる滞納整理個票の作成並びに滞納整理情報の入力及び更新
2
市外転出者、転居者等、給水停止執行が不可能な者に対しては、徴収に係る
費用等を考慮し、現地訪問等により未納料金の解消に努めること。
3
前項の規定により、現地訪問の際水道料金等を徴収するときは、現金領収帳
により行うこと。
4
第22条に規定する業務を執行するため、毎年度末に不納欠損調書、債権放
棄調書及び滞納繰越調書をそれぞれ作成し、本市水道事業へ提出すること。
(督促状の送付)
第31条
納入通知書の納入期限までに納付がないとき、又は口座振替の再引落し
が不能だったときは、督促状を作成し、本市水道事業の決裁を得たうえ、原則、
当該水道料金等の調定に係る検針実施月の翌月15日に送付すること。
2
督促状の納入期限は、督促状発送日の10日後とする。
(催告状の送付)
第32条
督促状の納入期限までに納付がないときは、催告状を作成し、本市水道
事業の決裁を得たうえで、原則、督促状の納入期限の翌月16日に送付すること。
2
催告書の納入期限は、催告状送付月の月末とする。
3
催告書の作成時点で、送付対象となる使用者等に他に滞納があった場合は、併
せて催告すること。
(納付誓約書)
第33条
次の各号のいずれかに該当する場合で、滞納料金の全部を一括して納付
すること(以下「一括納付」という。)ができないと認められる当該滞納者に対
しては、分納の計画等(以下「納付計画」という。)を記載した納付誓約書を提
出させるとともに、その履行について指導していくこと。
(1) 生活保護受給者、独居高齢者並びに収入及び財産の状況から生活困窮者であ
ると認められる者で、一括納付が困難であると認められるもの
(2) 災害等の事情が生じたことにより、一括納付が困難であると認められるもの
11
(3) 滞納者本人又は同居の親族の傷病により、一括納付が困難であると認められ
る者
2
納付計画は、滞納額及び滞納者の経済事情等を考慮し、かつ、滞納状態の解消
に繋がる内容となるよう滞納者と十分に協議したうえで設定させること。
3
納付誓約書を提出させた場合は、その経緯等を記録した資料を添付したうえで
本市水道事業の決裁を得ること。
4
納付誓約書に基づく納付を履行しないとき、又は一括納付が困難である状況が
改善したと判断したときは、本市水道事業と協議し対応すること。
第7章
給水停止業務
(給水停止)
第34条
原則、2期分以上の滞納がある滞納者で第30条に規定する滞納整理業
務を実施してもなお納付に応じないものに対しては、本市水道事業の決裁を得た
うえで次の手順により給水停止を実施すること。
(1) 給水停止対象者の抽出及び対象者リストの作成
(2) 給水停止の予告通知の作成及び交付
(3) 給水停止執行計画書の作成及び提出
(4) 給水停止通知書の作成及び交付
(5) 給水停止の執行
(6) 給水停止の解除
(7) 給水停止報告書等の作成及び提出
(停止予告)
第35条
前条に規定する給水停止を実施するときは、2期以上の滞納がある滞納
者すべてに対し給水停止の予告通知(以下「予告通知」という。)を作成し、本
市水道事業の決裁を得たうえで、原則、給水停止実施月の前月17日に送付する
こと。
2
予告通知に設定する納入期限は、予告通知発送月の末日とする。
(給水停止の執行)
第36条
予告通知で指定した納入期限を過ぎてもなお納付がなかった場合又は納
12
付誓約書の提出がなかった場合は、本市水道事業の決裁後、給水停止通知書を交
付したうえで給水停止を執行する。
2
給水停止の執行に当たっては、滞納者と面会した場合は再度納付指導を行うこ
ととし、その際滞納料金の全部若しくは一部が納付されたとき、又は納付誓約書
が提出されたときは、執行を中止することができる。
3
給水停止の執行は、当該水栓の状況に応じ、停水キャップの取付等最善の方法
をもって行うものとする。
(給水停止の解除)
第37条
給水停止を受けた者が滞納料金の全部若しくは一部が納付された場合又
は納付誓約書が提出された場合は、給水停止を速やかに解除し、開栓すること。
(給水停止の執行体制等)
第38条
給水停止を執行したとき、及び給水停止を解除したときは、遅滞なく本
市水道事業に報告すること。
第8章
開閉栓業務
(開閉栓業務の基本)
第39条
水道の使用開始の申込み及び転居等に伴う使用中止の申込みを受理した
場合は、原則、次のとおり作業を実施すること。
(1) 開栓(使用開始日の前日までに開栓の申込みがあった場合)
申込みがあっ
た使用開始日の前日まで
(2) 開栓(使用開始当日に開栓の申込みがあった場合)
(3) 閉栓
申込書受理後当日中
届出があった使用中止日以降
(メーター指数の報告)
第40条
作業員は、前条の作業を実施した後、メーター指数を読み取り、作業終
了後に指数を報告しなければならない。
(閉栓ができない場合)
第41条
使用中止の届出があった場合、元栓を閉めた後、原則、閉栓キャップを
行い、無断使用ができないようにしておかなければならない。ただし、量水器の
構造上どうしても閉栓キャップの取付けが出来ない場合は、元栓のみを閉めた後、
13
作業終了後に報告する。
(閉栓業務)
第42条
第6条の使用中止受付後は、指定日翌日に現地に赴き、中止時の指数確
認検針を行うとともに、止水栓を閉めた後、閉栓キャップを実施する。
2
使用中止を受付けた場合は、精算方法について、口座振替又は納入通知書によ
る納付のいずれかの方法で行うか必ず聞き取っておくこと。この場合において、
使用者等の転居先を聞き取っておくこと。
3
前項の規定にかかわらず、現地精算を希望する使用者等については、現金領収
帳により現金払いと引き換えにその場で領収書を交付すること。
4
閉栓業務の実施後は、次の使用者に対するお知らせ票を配布すること。
第9章
メーター取替業務
(メーター取替対象者の前年度準備)
第43条
計量法施行令(平成5年政令第329号)第18条に基づき検定有効期
間が到来するメーター(以下「検満メーター」という。)の取替えに係る準備の
ため、本市水道事業が指示する時期(10月)にシステムでの抽出作業により次
年度の検満メーター取替予定表(以下「取替予定表」という。)及び次年度以降
5年間の年度別検満メーター交換予定件数を作成し、本市水道事業又は本市水道
事業が別に指定する者に提出すること。
(取替業務の役割分担)
第44条
取替業務は、検満メーターの取替えを本市水道事業において前条により
抽出した取替予定表に予定された実施月ごとに行うこととし、受託者は、年度当
初に当該年度の月別検満メーター取替一覧表(以下「取替一覧表」という。)及
び取替えを実施する位置を示すもの(地図等)を本市水道事業に提出すること。
(取替対象者への通知)
第45条
前条の取替予定表上の取替対象者(水道利用中止中、墓地、公園等は除
く。)に対し、原則、実施月の前月15日までに水道メーター取替のお知らせを
送付すること。
2
通知後における取替対象者からの問合せ、取替業者に対する苦情等にも誠実に
14
対応すること。
(取替完了後の処理)
第46条
取替完了後、本市水道事業又は本市水道事業が別に指定する者から提出
される取替一覧表に基づき、取替日、新メーター番号、旧メーターの取替時の指
数等についてシステムへの入力業務を行うこと。
第10章
庶務、事務引継及び附帯業務
(システム関係業務)
第47条
本業務の執行にあたり使用するシステム、端末及び電子プリンター(以
下「端末等」という。)は、本市水道事業が貸与したものによることとし、受託
者は破損、故障等がないよう十分注意し、これを使用すること。
2
システム使用により受託者が執行する業務は、次のとおりとする。
(1) 使用者等に関する情報の照会業務
(2) 使用開始、使用中止、名義人変更等に係る異動処理業務
(3) 調定、収納、消込み等水道料金等に係る一連の業務
(4) 滞納整理に関する事項の入力業務
(5) 本市水道事業が求めるもののうち、システムで集計、出力が可能な資料の作
成
3
前項に掲げる業務の執行に当たっては、受託者は入力誤り等がないよう十分に
確認のうえ、行うこと。
4
第2項に掲げる業務の執行に当たっては、入力者以外の業務従事者による確認
体制を確立すること。
5
システムの契約は唐津市全体での契約となっており、そのシステムの更新また
は変更に伴うデータ移行上の作業などが発生した場合は、受託者において確実に
システムの更新、移行作業を行うこと。
6
システムの運用に係る費用は、原則、本市水道事業が負担する。ただし、受託
者の瑕疵により端末等に破損、故障等が発生した場合、本市水道事業は、この回
復に係る費用について受託者に請求できるものとする。
(統計資料の作成)
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第48条
本市水道事業は、本業務に関する事務処理上必要な統計資料について、
受託者に作成及び提出を指示することができるものとする。
2
受託者は、前項の規定による指示があった場合は、速やかにこれを処理するこ
と。
(市民センター窓口業務)
第49条
本市各市民センターに設置する水道窓口の取扱いについては、次の業務
を本市市民センター職員で行い、その後のシステム入力、消込み、苦情処理等の
各業務については、本業務の規定に基づき処理すること。
(1) 本業務に係る各種届出の受領
(2) 本市市民センター窓口で納入される水道料金等の受領及び金融機関への入金
(3) 本市市民センター窓口において受け付けた苦情及び問合せについての記録
(庶務業務)
第50条
本業務に係る庶務事務は、次のとおりとする。
(1) 印刷業者発注を必要とする印刷物の在庫管理及び発注
(2) 業務用経費(郵送料、印刷製本費及び通信費)等の支払
(3) 事務所内の清掃及び整理
(4) 業務従事者に対する教育及び訓練
(5) 釣り銭の管理
(6) その他
(本市水道事業からの事務引継)
第51条
本市水道事業が実施する受託者に対する本業務に係る事務の引継ぎは、
次の方法により実施することとし、受託者は原則、本市水道事業が求める期日及
び方法に基づきこれを実施しなければならない。
(1) 書面及び口頭による引継ぎ
(2) システム操作に係る研修の受講
(3) 窓口受付、開閉栓業務、滞納整理業務等の業務執行への同行
(契約期間終了後等の事務引継)
第52条
受託者は、本業務の契約が解除されたとき、又は委託業務の契約期間が
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終了した後に本市水道事業と受託者との間で契約の更新がなされなかったとき、
委託業務に関する一切の事務を本市水道事業及び本市水道事業が指定する者に引
き継がなければならないこととし、次の各号について本市水道事業が指定する日
までに実施すること。
(1) 契約の終了した日までに収納した料金の本市水道事業の出納取扱金融機関へ
の納金
(2) 契約の終了した日までに実施した委託業務に係る各種報告書の提出
(3) 委託業務を執行するにあたり作成し、保管していた資料及び帳簿類の本市水
道事業への引渡し又は処分
2
本業務で受託者が作成し、保存したデータは、すべて唐津市水道事業の所有と
し、契約の終了後は、本市水道事業が指定する期日まで、本市水道事業が指定す
る形式で提出するものとする。
3
本市水道事業から特別な指示がない限り、受託者が保有するデータは、すべて
消去するものとする。
4
本市水道事業からの貸与品については、これを速やかに返還する。この場合に
おいて、その貸与品が受託者の故意又は過失により滅失又は毀損したときは、代
品を納め、若しくは原状に復し、又は返還に代えてその損害を賠償しなければな
らない。
5
資料等の運搬は、受託者の責任において行い、その費用は受託者が負担する。
(附帯業務)
第53条
本業務の執行に係る附帯業務については、契約締結後から本業務後の開
始後においても、業務の検討及び運用状況に応じ、必要な場合は本市水道事業と
受託者の協議のうえ、決定するものとする。
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別表
検針実施地区一覧
東部地区(奇数月実施)
双水、夕日、久里、中原、鏡、松南町、原、柏崎、半田、宇木、山本、石志、
畑島、山田、千々賀、養母田、養母田鬼塚、橋本、高島、東唐津1丁目、東唐
津2丁目、東唐津3丁目、東唐津4丁目、和多田、和多田百人町、和多田東百
人町、和多田海士町、和多田南先石、和多田先石、和多田西山、和多田本村、
和多田大土井、和多田用尺、和多田天満町1丁目、和多田天満町2丁目、長
谷、東町、船宮町、元石町、十人町、水主町、大石町、魚屋町、材木町、栄
町、千代田町、東城内、西城内、南城内、北城内、大名小路、竹木場、唐川、
菅牟田、重河内、熊ノ峰、東山、相賀、湊町、屋形石、横野、中里、神集島、
肥前町入野、肥前町犬頭、肥前町星賀、肥前町向島、肥前町納所、肥前町鶴
牧、肥前町寺浦、肥前町新木場、肥前町上ヶ倉、肥前町田野、肥前町杉野浦、
肥前町大浦、肥前町満越、肥前町瓜ケ坂、鎮西町野元、鎮西町名護屋、鎮西町
串、鎮西町波戸、鎮西町加唐島、鎮西町松島、鎮西町馬渡島、鎮西町打上、鎮
西町横竹、鎮西町石室、鎮西町加倉、鎮西町高野、鎮西町岩野、鎮西町八床、
鎮西町菖蒲、鎮西町早田、鎮西町塩鶴、鎮西町赤木、鎮西町中野、鎮西町丸
田、呼子町呼子、呼子町殿ノ浦、呼子町小友、呼子町大友、呼子町加部島及び
呼子町小川島
西部地区(偶数月実施)
木綿町、本町、中町、京町、高砂町、呉服町、米屋町、紺屋町、八百屋町、刀
町、新町、平野町、弓鷹町、西寺町、坊主町、山下町、桜馬場、朝日町、江川
町、元旗町、西旗町、富士見町、西浜町、南富士見町、新興町、町田、町田1
丁目、町田2丁目、町田3丁目、町田4丁目、町田5丁目、神田、旭が丘、熊
原町、菜畑、見借、二タ子、二タ子1丁目、二タ子2丁目、二タ子3丁目、西
唐津1丁目、西唐津2丁目、西唐津3丁目、妙見町、海岸通、藤崎通、東大島
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町、西大島町、八幡町、桜町、橋本町、佐志、佐志南、佐志中里、佐志中通、
佐志浜町、唐房1丁目、唐房2丁目、唐房3丁目、唐房4丁目、唐房5丁目、
唐房6丁目、唐房7丁目、浦、鳩川、枝去木、中瀬通、大良、後川内、梨川
内、浜玉町横田上、浜玉町東山田、浜玉町大江、浜玉町渕上、浜玉町谷口、浜
玉町岡口、浜玉町五反田、浜玉町南山、厳木町天川、厳木町平之、厳木町浦川
内、厳木町広瀬、厳木町中島、厳木町牧瀬、厳木町瀬戸木場、厳木町厳木、厳
木町浪瀬、厳木町 木、厳木町岩屋、厳木町本山、相知町相知、相知町鷹取、
相知町長部田、相知町町切、相知町楠、相知町田頭、相知町湯屋、相知町横
枕、相知町千束、相知町中山、相知町山崎、相知町久保、相知町牟田部、相知
町佐里、相知町平山上、相知町平山下、相知町伊岐佐、相知町黒岩、相知町大
野、北波多徳須恵、北波多大杉、北波多岸山、北波多稗田、北波多志気、北波
多行合野、北波多田中、北波多竹有、北波多山彦、北波多下平野、北波多上平
野及び北波多成渕
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