黒田 裕子

教育研究業績
氏名 黒田 裕子
研究分野
学位
がん看護、終末期看護、スピリチュアルケア
修士(人間社会福祉)
研究内容のキーワード
緩和ケア、 スピリチュアルケア、ターミナルケア、家族ケア
教育上の能力に関する事項
事項
年月日
1.教育方法の実践例
①非常勤講師として上武大学において、がん看護学15コマを担当
平成24年5月~8月
②講義は、成人看護学方法論2,15コマ、がん看護学8コマ、ターミナルケ
平成25~平成27年度
ア論8コマを担当
③実習は、基礎看護学、老年看護学、在宅看護学、成人看護学(慢性期・
急性期)を担当。
④看護研究は、学生2名を担当。(がん看護、終末期看護の希望者)
平成27年度
2.作成した教科書、教材
作成した教科書はなし。
平成25~平成27年度
各講義、教科書を中心に、ワークシート形式のプリントを取り入れ、パ
ワーポイントや、DVDなど、視覚的にも学習しやすいようにイメージし
た教材を活用した。又、2年生は実習に臨む前であったため、事前学習を
兼ね、課題も取り組んでもらいながら講義を進めた。3年生には、小テス
トに国家試験の過去問題を取り入れ、試験に慣れるように進めた。4年生
に関しては、看護観や人生観、死生観を考えられる内容を取り入れた。
3.教育上の能力に関する大学などの評価
ターミナルケア論では40科目中6位、がん看護は12位、成人看護学方法論
Ⅱは16位の授業アンケート結果であった。がん看護のピアレビューでは、
授業構成に関して看護の現場で実践し得るテーマを扱いつつ、随時問題演
習に時間を割り当てるなど総じて適確との評価であった。授業運営に関し
ては配布プリントがワークシート形式となっており、教科書の内容を理解
しているか否かを確かめる意味でも有益である。又、解答確認の際も教員
平成26年度
が学生を指名して答えさせるのも、緊張感を維持できたとの評価であっ
た。授業技術に関しては、教科書、プリント、パワーポイントを上手く使
い分けることで、より詳細かつ専門的な知識を取得できるとともに、学生
たちの複眼的理解、思考も養えるため、大変良い取り組みであると評価さ
れた。
職務上の実績に関する事項
事項
年月日
専門分野として
1.信愛病院では、6年間のうち、2年間は主任として後輩の育成、病棟管 平成12年~平成19年
理の補佐に携わった。緩和ケア病棟は、現代医療に見放された場所という
外部からの意見を多く聞き、緩和ケアの普及に関わる必要性を感じ緩和ケ
ア認定看護師の資格取得に至る。その後急性期治療を行う病院での緩和ケ
アの普及を目指す。
2.東京西徳洲会病院では、化学療法を開始する患者のサポートや、電話 平成21~平成24年
相談。腫瘍科外来では、治療から緩和ケア、在宅までの相談業務、がん患
者サロン(不定期)、健康講座(がんになった後のケア)院内緩和ケア
チームとして活動。また、多摩緩和ケア実践塾のスタッフとして立上げに
携わり、地域の医療スタッフで緩和ケアを広めていく活動に参加。
3.緩和ケア任天看護師ケア病棟で6年間勤めた後に緩和ケア認定看護師
の資格を取得し、H25年に5年目の審査(1回目)を受け、更新することが
出来た。認定看護師の業務である実践では、終末期に症状コントロールに
より在宅で正月を送ることが可能となった事例に対し中心となり調整を
行った。指導では、医療用麻薬の扱いに慣れていない病棟スタッフへの知
識、意識への指導を行った。相談に関しては、最後まで治療を希望しなが
ら急変した患者への困難さを抱える病棟看護師に関わりながら、患者への
ケアはもちろんのこと、家族ケアの必要性、終末期患者への関わりの時期
を見極めながらのケアの相談に関わった。
研究業績等に関する事項
著書,学術論文等の名称
著者、発行又は発表の年月、発行所,発表雑誌等又は発表学会等の名称
(学術論文)
外来化学療法を受ける進行・再発がん患 聖学院大学大学院人間社会福祉学部 修士論文, 平成25年
者の在宅におけるスピリチュアルケアの
一考察