s F i l 宮城県高校剣道 e 注目選手紹介 撮影◉庄子隆、 鈴木信敏 文◉阿部高久、 平川元 2 0 1 「主役の座」 を目指して、 静かに闘志を燃やす各校の精鋭たち。 6 その中から、 今年の宮城高校剣道をリードしていくであろう 男女8人ずつをピックアップして紹介する。 男子 仙台三桜高校 相沢賢太朗 佐沼高校 [あいざわ・けんたろう] 3年・171㌢・塩釜第一中出身/構え:中段 得意技:小手面 県総体個人、 新人大会個人ともにベスト8。 こ の成績に満足することなく、高校最後の年は 県総体上位入賞と国体入賞を目指す。 「その ためには強い相手にも臆することのない戦い 方を身につけていきたい」 と意気込む。 千葉一志 石巻商業高校 [ちば・かずし] 3年・165㌢・若柳中出身/構え:中段 県新人大会で個人準優勝。今年の目標にイ ンターハイ出場を掲げる。 「反動をつけずに打 突すること。一本に満足しないこと。この2つ がこれからの課題」。何事にも常に謙虚な姿 勢で臨み、気持ちと技を磨き続けている。 髙橋亮 石巻工業高校 [たかはし・りょう] 3年・168㌢・河南東中出身/構え:中段 得意技:面 剣道をしていた父と従兄弟を倒してみたいと 思い、 3歳のころから剣道を始める。 「負けた悔 しさを決して忘れず、常に攻めの気持ちで稽 古に臨んでいます」。持ち前の負けず嫌いで、 さらなる高みを目指す。 熊谷知哉 [くまがい・ともや] 3年・180㌢・河南東中出身/構え:中段 得意技:面 昨年の県新人大会では個人ベスト8という結 果を残した。 「自分は気攻めがまだまだ弱い。 相手を崩すことができるよう稽古で身に付け ていきたい」。目指すは団体・個人ともに東北 大会出場だ。 男子 小牛田農林高校 菅原怜央 [すがわら・れお] 3年・174㌢・若柳中出身/構え:中段 得意技:面 新人大会では団体に加え、個人でも優勝した が、 「個人戦での勝利よりも、団体戦で勝たな ければ意味がない」 と言い切るほどチームへ の思いは強い。指導する佐藤充伸監督が認 める、 強力なリーダーシップの持ち主でもある。 東陵高校 清武大輝 東陵高校 [きよたけ・たいき] 3年・158㌢・栃木県大田原中出身/構え:中段 得意技:面 剣道をやっていた父の姿を見て5歳で剣道を 始める。県新人大会では団体個人とも3位入 賞。今年の目標はインターハイ上位入賞。 「そ のために強い気持ちを持続できるよう、精神 的に強くなりたい」 と話す。 阿部航大 仙台第二高校 [あべ・こうだい] 3年・182㌢・佐沼中出身/構え:中段 得意技:面 両親ともに剣士という環境から6歳の時に剣 の道に。 「相手の動きを冷静に見極め、 さばき 方や崩し方に磨きをかけていきたい」。県高校 選手権の団体を制した自信を携え、 目標のイ ンターハイ出場を目指す。 髙野響生 [たかの・ひびき] 3年・164㌢・長町中出身/構え:中段 得意技:面 県新人大会団体3位の原動力として活躍、 個 人でも同大会3位と頭角を現してきた。 「勝ちを 意識しないで常に全力で相手に立ち向かうよう にしています」。 また練習の虫でもあり基礎練習 も 「130%で取り組む」 という全力少年だ。 062
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