ジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team ライダー)

で す が 、な に よ り チ ー ム メ イ ト と の 絆
イ ディングの相性が良かったのも一因
勝もで
璧なバランスがなければ優勝はでき
ニ ア も い る 。バ イ ク と チ ー ム 、こ の 完
チームには信頼できる優れたエンジ
の素晴らしい技術が詰まっているし、
ム 全 員 の 幸 せ 。 Ninja ZX-10R
には多様
な製品を手掛ける川崎重工ならでは
ン シ ッ プ の 一 員 だ し 、こ の 結 果 は チ ー
彼 の 特 徴 と もい え る 安 定 し た ラ イ
ようになるんです﹂
。
きをせず、
安定したライディングができる
乗ると、
タイヤを消耗するような余計な動
る〟という感覚。
このスタンスでバイクに
レーサーの〝 体力を使わずにムダなく乗
は通じる部分もあるんです。
例えばロード
なわけですが、
バイクとロードレーサーに
﹁時速300キロで走る世界が自分の舞台
くれているという。
ングはバイクレースを戦う上でフィジカ
最後に2016年の目標をたずねる
にやっと出会えた感覚です﹂。
ディングスタイルにぴったりなバイク
いる素晴らしいマシンです。自分のライ
すべてのポイントでバランスが取れて
た ね 。ベ ー ス が 優 れ て い て 弱 点 が な く 、
もっと走りたいという気分になりまし
﹁ ま だ ま だ い け る ぞ ! ﹂と い う 感 じ で 、
し て い ま し た 。攻 め 込 ん で も 、マ シ ン は
まるでスローモーションのように安定
と 。ラ ッ プ タ イ ム を 詰 め て い る 時 で も 、
きたのは、
のバイクと自分のラ
に初めて乗って感じた
Ninja ZX-10R
の は 、と に か く 安 定 し て い る と い う こ
を深めることができたからこその結果
ディングを 支 えているのは 、日々のトレー
す が 、走 る こ と を 楽 し み な が
激しい戦いになるとは思いま
オンとして前シーズンよりも
ディフェンディングチャンピ
がっています。今シーズンは、
でにベストコンディションの状態に仕上
と、﹁今年は早めに調整をしてきたので、
昨
﹁
で す 。こ の 良 い 関 係 を こ れ か ら も キ ー
年より1キロシェイプアップするなど、
す
ルとメンタルの両方に良い影響を与えて
プ し て い き た い で す ね 。そ し て 、ず っ と
ニング だ けでは ない。 N i n j a Z X - 1 0自
R
体 が 持つ
〝 安 定 性 〟も 大 き な 要 因のひと
ま せ ん で し た 。2 0 1 5 年 に
応援してくれている家族にも感謝を伝
つ だ。
JONATHAN REA
バ イ ク と チ ー ム 。こ の 完 璧 な バ ラ ン ス が
シリーズチャンピオンを実現させた。
2015 WORLD
SUPERBIKE
CHAMPION
え た い で す 。父 が い な か っ た ら 今 の 自
分 は あ り ま せ ん 。バ イ ク に 乗 る き っ か
け を つ く っ て く れ た し 、技 術 的 な ア ド
バ イ ス は も ち ろ ん 常 に心の支えになっ
てくれました﹂。
そう語るジョナサン・レイの父親もまた
ら、
チームワークで優勝を狙っ
ーキットナンバーワンをコンセプ
ト に 開 発 さ れ た﹁ Ninja ZX-10R
﹂に
ふさわしい圧勝だった。このマシンに跨
勝。
り、初のシリーズチャンピオンに輝いた
レース中
度 表 彰 台 に 立 ち 、歴 代 カ ワ サ キ ラ イ
ジョナサン・レイは、
全
における連続表彰台獲
ダーの中で、最多の優勝と表彰台を獲得
し、さらに
得の新記録まで樹立した。
は、市販車をベースにしたマシ
ンで争う二輪レースの最高峰だ。201
5 年 か ら Kawasaki Racing Team
︵以
︶に 移 籍 し た ジ ョ ナ サ ン・レ
下、
イ 。 Ninja ZX-10R
の高いポテンシャル
を フ ル に 引 き 出 し た 彼 の 走 り は 、 Ninja
と の 相 性 の 良 さ 、そ し て さ ら な
ZX-10R
る勝利への期待を感じさせてくれるも
のだった。
﹁まずはチームメイトの皆さんに感謝
し た い で す 。一 人 ひ と り が チ ャ ン ピ オ
14 HOT TOPICS
バイクレーサーだった。
その影響で2歳か
14
山形から「春」を追う
( Kawasaki Racing Team)
ていきたいと思います﹂
。
MULE PRO-FXT
らレース場のパドックに遊びに行くよう
26
オフロード多目的四輪車
になり、
5歳で初めてモトクロスバイクに
【 TechnoBox】
乗り始めたという。
ンになれると 信 じて く れ ま した 。
﹁ 父 は 僕 が5 歳の頃 か ら 必 ず チャンピオ
に入 る 時 も 喜んで く れたし 、も ちろん今
回の優 勝 は 父にとっても 本 当に嬉 しい出
来 事 。今で も オフの時 は、トレーニング を
兼 ねて週に3日はモトクロスバイクに乗っ
ていま す 。
で も 、現 在 トレーニングの中 心
キロ以
になっているのはロードーレーサーでのサ
イクリング。
1日 に 少 な く と も
【川に見る・日本の四季】
12
上は走っていま す ﹂。
ジョナサン・レイにとって、
このサイクリ
S
B
K
10
オフロードを疾 走するMULE PRO-FXT
02
Kawasaki News 182
→詳しくは「TechnoBoX」
( 10∼11ページ)をご覧ください
サ
23
S
B
K
エネルギーの明日をつくる
低温貯槽タンク
念願のシリーズチャンピオンを勝ち取った。新たに加わったライダー、
( Kawasaki Racing Team ライダー)
イギリス・北アイルランド出身のモーターサイ
クル・ロードレースライダー。スーパーバイク
世界選手権
(SBK)
2015年チャンピオン。
SBK 初参戦は、2008 年最終戦(第 14 戦)のポ
ルティマオ大会( 4 位・15 位)。2009 年第 8 戦
サンマリノ
(ミサノ・イタリア)
大会のレース2で
初優勝。2012 年の鈴鹿 8 時間耐久ロードレー
スにて優勝。
ジョナサン・レイがNinja ZX-10Rを駆り、14勝という圧倒的な結果を残したのだ。
Special Feature
04
時代を切り拓く【Epoch Maker】
2015年、Kawasaki Racing Teamはスーパーバイク世界選手権(以下、SBK)において
ジョナサン・レイ
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09
ジョナサン・レイ
Contents
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ジョナサン・レイ
スペシャルインタビュー
スペシャル・インタビュー【 IN FOCUS 】
02
北の大地へ
北海道新幹線と川崎重工
2015 年スーパーバイク世界選手権 シリーズチャンピオン獲得
シャープなコーナーリングで、レースをリードするジョナサン・レイ。
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[表紙]