仕様書 - NEDO

(別紙)
仕様書
1.
件名
海外拠点向け WAN 高速化の導入及び運用保守の調達
2.
調達内容
受注者(以下「乙」という。)は、「4. 仕様」に基づき WAN 高速化ソフトウェア及び OS 等のライセンスを
発注者(以下「甲」という。)に納品し、「5. 環境構築等」に従い環境構築を行い、WAN 高速化及び VPN
環境の運用保守を行うこと。
3.
スケジュール
(1) 環境構築期限及び調整期間
① 環境構築期限
平成 28 年 6 月 17 日
② 調整期間
平成 28 年 6 月 18 日から平成 28 年 6 月 30 日
(2) 運用保守期間
平成 28 年 7 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日
4.
仕様
(1) WAN 高速化
WAN 高速化ソフトウェアとして、株式会社日立製作所製「日立 TCP 最適化ソフトウェア 25Mbps
モデル」を納品すること。また、甲が準備したハードウェアにおいて当該ソフトウェアを動作させる
ために必要な OS 等のライセンスを納品すること。
(2) VPN 環境
インターネット環境からのリモート接続に必要な VPN 環境として、仮想アプライアンス型の VPN を
納品すること。また、納品する VPN 環境は海外拠点保有のクライアント PC の環境で利用可能な
ものであること。海外拠点保有のクライアント PC の OS は Windows10 を含む。
5.
環境構築等
(1)
「4. 仕様」の(1)WAN 高速化は、甲が利用する情報基盤サービスと連携して、情報基盤サービ
スで提供する以下のサービスの機能を損なうことなく提供できるように納品すること。
① グループウェアサービス(ポータルサービス機能)
② ファイルストレージサービス(組織共有領域及びプロジェクト共有領域)
③ 電子メールサービス
④ 情報セキュリティサービス(コンテンツフィルタリング)
⑤ IP ネットワークサービス(データセンター内ネットワーク接続)
⑥ 認証基盤サービス
(2)
「4. 仕様」の(2)VPN 環境の導入にあたっては、甲が利用する情報基盤サービスと連携するこ
と。
(3)
(1)と(2)を実施する際には、甲の情報基盤サービス提供業者(株式会社日立製作所)と調整を
行い、他のサービスへ影響を及ぼさないように作業を行うこと。また、サービスの停止時間は最
小限とすること。
(4)
WAN 高速化を利用する甲の海外拠点が保有するクライアント PC へ WAN 高速化及び VPN 環
境を導入するためのインストール作業を行い、接続動作確認を行うこと。これらの作業は表 1
「海外拠点一覧」に示す海外拠点 6 か所内にて行うこと。
表 1「海外拠点一覧」
項番
海外拠点名
1
ワシントン事務所
2
シリコンバレー事務所
住所
クライアント
1901L Street, N.W., Suite720, Washington, DC
20036, U.S.A.
3945 Freedom Circle, Suite 790, Santa Clara,
CA 95054 U.S.A.
PC 台数
11 台
7台
2001 Chang Fu Gong Office Building, Jia-26,
3
北京事務所
Jian Guo Men Wai Street, Beijing 100022, P.R.
8台
China
8th Floor, Sindhorn Building, Tower 2, 130-132
4
バンコク事務所
Wittayu Road, Lumphini, Pathumwan, Bangkok
13 台
10330, Thailand
(5)
5
欧州事務所
6
ニューデリー事務所
10,rue de la Paix 75002 Paris, France
9th Floor, Hotel Le Meridien Commercial Tower
Raisina Road, New Delhi 110 001, India
10 台
9台
海外拠点が保有するクライアント PC の入れ替え等に備え、本調達で導入する WAN 高速化及
び VPN 環境が利用できるようインストール手順を含む手順書を作成すること。
(6)
海外拠点が本調達で導入する WAN 高速化及び VPN 環境を利用する場合の利用手順書を作
成すること。
(7)
WAN 高速化及び VPN 環境の環境構築は「3. スケジュール」の(1)環境構築期限及び調整期間
の①に示す環境構築期限までに構築を完了すること。その後、WAN 高速化及び VPN 環境の稼
働が正常かどうかを確認するための試験を実施し、試験結果を甲に報告すること。
6. 運用保守
(1)
本仕様書で環境構築した WAN 高速化及び VPN 環境の運用保守として、甲の担当職員及び「5.
環境構築等」の(4)の表 1「海外拠点一覧」に示す甲の海外拠点駐在職員からの操作及び障害
等の問い合わせ等に対応すること。問い合わせ窓口は電話及び E-Mail とし、電話は平日 10 時
から 18 時(日本時間)で対応すること。E-Mail での受け付けは 24 時間とし、18 時以降翌営業日
10 時までに受け付けたインシデントは翌日のものとして管理すること。また、問い合わせ等につ
いては、インシデント管理票を作成し、管理を行うこと。
(2)
本仕様書で環境構築した WAN 高速化または VPN 環境で障害等が発生した場合は、甲の情報
基盤サービスへの影響等も調査したうえで、4 時間以内に復旧すること。障害発生箇所を切り分
ける際には、甲の情報基盤サービス提供業者と協力して実施すること。
なお、障害等が発生し WAN 高速化または VPN 環境が利用できない状態になった場合は、事象
が発生してから 25 分以内に甲の担当職員へ電子メールを用いて連絡すること。
(3)
甲の海外拠点での作業が必要となり、訪問する場合には、甲の担当職員へその旨を連絡し、甲
の担当職員経由で海外拠点駐在職員と調整を行うこと。
(4)
WAN 高速化及び VPN 環境は、必要な脆弱性対応等を行いセキュアな環境で運用すること。ま
た、脆弱性対応作業のために利用停止を行う場合は、事前に甲の担当職員と調整のうえ実施
すること。
(5)
当月に発生したインシデントの内容、脆弱性対応の結果及び翌月の予定等を記載した月次報
告書を作成し、翌月甲の第 5 営業日まで(ただし平成 29 年 3 月分は平成 29 年 3 月 31 日)に
甲の担当職員へ提出すること。
7. 納品物及び納品場所
表 2「納品物一覧」に示す納品物を指定された納品場所へ納品すること。項番 3「インストール等手
順書」及び項番 4「利用手順書」は書面及び電子媒体を各 1 部納品すること。電子媒体は Microsoft
Office2013 で扱える様式とすること。
表 2「納品物一覧」
項番
1
納品物名
WAN 高速化一式
納品場所
①甲が指定する日本国内のデ
納品期限
平成 28 年 6 月 17 日
ータセンター
②「5. 環境構築等」の(4)の表
1「海外拠点一覧」に示す甲
の海外拠点 6 か所
2
VPN 環境一式
①甲が指定する日本国内のデ
平成 28 年 6 月 17 日
ータセンター
②「5. 環境構築等」の(4)の表
1「海外拠点一覧」に示す甲
の海外拠点 6 か所
3
インストール等手順書
国立研究開発法人新エネルギ
平成 28 年 6 月 30 日
ー・産業技術総合開発機構
システム業務部(※)
4
利用手順書
国立研究開発法人新エネルギ
ー・産業技術総合開発機構
システム業務部(※)
平成 28 年 6 月 30 日
5
環境構築完了及び試験結果
国立研究開発法人新エネルギ
報告書
ー・産業技術総合開発機構
平成 28 年 6 月 30 日
システム業務部(※)
6
月次報告書
国立研究開発法人新エネルギ
翌月甲の第 5 営業日
ー・産業技術総合開発機構
(平成 29 年 3 月分は平
システム業務部(※)
(※)
成 29 年 3 月 31 日)
〒212-8554
神奈川県川崎市幸区大宮町 1310 番 ミューザ川崎セントラルタワー
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
システム業務部
ただし、表 2「納品物一覧」の項番 1、項番 2 は「5. 環境構築等」に示す内容で納品すること。
8. その他
(1) 納品物の稼働・保障については、物品の製造者の如何に係わらず、乙が最終責任を負うものと
する。
(2) WAN 高速化及び VPN 環境の導入は甲の提供するハードウェア環境への導入となる。導入作
業のために必要な手続き等は甲の担当職員が実施する。また、作業日程等は甲の担当職員と
調整を行うこと。
(3) 導入作業のために甲が指定するデータセンター等へ入館する際は、データセンター等の指示に
従うこと。
(4) 海外拠点におけるインストール作業等の日時は甲の担当職員を窓口として調整を行うこと。
(5) 海外拠点におけるインストール作業等を行う際は、現地で立ち合っている甲の担当職員の指示
に従うこと。
(6) 本調達に際して、甲が乙に提供する秘密情報の取扱いについて、甲と別途「覚書」を締結する
こと。
(7) 本仕様にない事項または仕様について生じた疑義については甲と協議のうえ解決すること。