応募要領(訪問支援) - 平成28年度 中小企業のための女性活躍推進事業

平成28年度 厚生労働省 中小企業のための女性活躍推進事業
「女性活躍推進アドバイザー(訪問支援担当)」応募要領
Ⅰ 中小企業のための女性活躍推進事業
(1)事業目的
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下「女性活躍推進法」という)」
に基づき、女性の活躍推進に取り組むため、従業員数301人以上の事業主について一般事
業主行動計画の策定等が義務付けられ、それに基づく取組を推進していくこととなってい
る。一方で労働者の6割以上は一般事業主行動計画の策定等が努力義務である300 人以
下の事業主に雇用されているのが実情であり、我が国全体の女性活躍推進のためには中小
企業においても女性の活躍推進の重要性を理解し、取組を加速化させていくことが重要で
ある。そのため、中小企業のための女性活躍推進事業(以下「本事業」という)において全
国の中小企業に対してきめ細かな支援を行うことで、中小企業の女性活躍推進の取組の加
速化を図る。
(※本事業は、株式会社パソナが厚生労働省より受託・運営している。)
(2)用語の定義
本要領における用語の定義は以下の通りとする。
① 女性活躍推進アドバイザー(訪問支援担当)
女性の活躍に関する企業の雇用管理に造詣の深い者であり、全国各地の中小企業に対
して法令趣旨及び具体的な行動計画策定について的確かつスムーズにアドバイスを行う
者を女性活躍推進アドバイザーとする。そのうち、説明会の実施と中小企業への訪問支援
を担当する者を女性活躍推進アドバイザー(訪問支援担当)と称する(活動内容はⅡに詳
述)
。
② 中小企業
女性活躍推進法において、一般事業主行動計画の策定等が努力義務である、従業員数3
00人以下の事業主。
③ 女性活躍推進センター 東京センター本部
全国47都道府県の企業等に対して以下のきめ細やかな支援を行う機能の総称。株式
会社パソナにて運営を行う。
・女性活躍推進法に基づいた、各企業における女性活躍推進のための課題分析、行動
計画策定、取組、認定取得等に関する説明会の開催
・女性活躍推進アドバイザーによる電話相談、個別企業訪問
・全国の中小企業における好事例集作成、周知等
Ⅱ 女性活躍推進アドバイザー(訪問支援担当)の業務
(1)個別企業に対する企業訪問支援
女性の活躍推進の取組が進んでいない、取り組み方が分からない、認定取得を考えている
等の事業主に対して、中小企業の要請に応じた個別訪問により、課題分析から行動計画策定
まできめ細やかに支援すること。
具体的には、以下の活動内容を想定しているが、中小企業毎の課題や依頼内容に即した柔軟
な支援を実施すること。
・女性の活躍の状況の把握、課題分析、行動計画策定、認定取得等、各ステップに
おける中小企業の取組支援
・一般事業主行動計画策定・変更届の作成支援
・各種使用文言、計算式等の定義説明
・他社事例の紹介 等
※上記活動においては、
「一般事業主行動計画策定入力支援ツール」等、厚生労働省/女性
活躍推進法特集ページにて公表されている各種資料・ツールを、企業向けの支援ツールとし
て活用いただくことを想定している。
参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091025.html
(2)企業向け説明会の開催
女性活躍推進法に基づいた、各企業における女性活躍推進のための課題分析、行動計画策
定、認定取得等を目的とする説明会の開催
企業の人事労務担当者(事業主含む)向けに、具体的にどのように女性の活躍推進に係る課
題分析、行動計画策定等を行うのか、また認定取得を目指すための取組についての説明会を
実施すること。説明会の内容は女性の活躍推進に資するものとする。
・女性活躍推進が必要な現状や法令等に基づき、事業主が行うべき内容の説明
・先進的取組企業事例についての紹介、発表
・女性活躍推進の認定を取得する意義、メリットの説明
本説明会は全国47都道府県にて全50回(東京・愛知・大阪のみ2回開催)開催予定で
あり、各女性活躍推進アドバイザーに1~2回ずつの登壇を東京センター本部より依頼す
る。登壇地域は各アドバイザーの活動拠点の近隣都道府県にて依頼予定である(状況により、
出張対応を含む地域での相談の可能性もある)。
また、説明会での講義内容についてはⅤ(5)ⅰ)に後述の「女性活躍推進アドバイザー養
成研修」にて習得いただくことを予定している。
Ⅲ 応募要件および応募にあたっての注意事項
(1)応募要件
本事業の趣旨を理解し、女性の活躍推進に熱意を有すると共に、①~④のいずれかを満た
すことを応募要件とする。
①社会保険労務士、中小企業診断士、またはそれに準ずる公的資格を有する者
②企業の人事・労務担当者として5年以上の実務経験を有する者
③中小企業の人事労務等に関する支援(人事コンサルタント業務等)に3年以上の経験を有
する者、又は当該支援において相応の実績を有すると認められる者
④その他、①~③に準ずる能力を保有すると認められる者
(2)応募にあたっての注意事項
①女性活躍推進アドバイザー活動にあたり、書類作成等を行うためのオフィスやパソコン、
携帯電話等の通信機器、設備の支給は予定していないので了承すること。
②女性活躍推進アドバイザーとして選定された場合、プロフィールや類似活動実績等の情
報が公表される可能性があることを了承すること。
(本事業のホームページや説明会関連資料等への掲載の可能性がある。)
Ⅳ 女性活躍推進アドバイザー(訪問支援担当)の選定
(1)選定フロー
女性活躍推進センター 東京センター本部において、提出された応募書類(Ⅵ(2)に後
述)について、選定基準に基づき書類審査を行い、相対的に評価をした上で女性活躍推進ア
ドバイザー選定者を全国で計43名決定する。必要に応じて電話でのヒアリングまたは面
接審査を行う場合もある。
(2)選定基準
女性活躍推進アドバイザーの選定は、以下の選定基準に基づいて行う。
①中小企業向け女性活躍推進法取組推進の知見があるか。
②中小企業の経営課題に対する支援ノウハウを有しているか。
③中小企業団体等との連携実績を有しているか。
上記の選定基準の他、Ⅴ(4)に定める活動範囲の地域バランス等を勘案し選定する。
Ⅴ 委託手続き等(女性活躍推進アドバイザー(訪問支援担当)
)
(1)委託手続き
女性活躍推進アドバイザーは個人名義にて、株式会社パソナと業務委託契約を締結する。
個人で開業している事務所等の名義、法人との契約は不可とする。
(2)委託期間
女性活躍推進アドバイザーの委託期間は原則として女性活躍推進アドバイザー養成研修
日である平成28年6月10日(金)から平成29年3月10日(金)までとする。ただし
中小企業への訪問活動は平成28年6月13日(月)以降に実施するものとし、6月11日
(土)から6月12日(日)は活動期間外とする。
(3)訪問活動の目安
1か月あたり4日~8日程度を本事業の活動日の目安とする。ただしこれはあくまで委
託契約上の目安であり、中小企業からの訪問依頼の数量や時期による繁閑、地域による差等
により、活動依頼日数はこの範囲の限りではない。各月の訪問活動日程は、随時女性活躍推
進センター
東京センター本部より各女性活躍推進アドバイザーへ個別に依頼を行い、日
程調整の上、活動日を決定する。訪問活動日においては移動も含め1日当たり6時間程度
(9:00~18:00の間で6時間程度を想定)を活動時間の目安とする。
(4)訪問活動の範囲
訪問活動の範囲は女性活躍推進アドバイザーの所在都道府県を含む下記ブロック内全域
を基本とする。
(状況に応じブロック外出張についても女性活躍推進センター
東京センタ
ー本部より個別に相談の可能性がある。
)
ブロック
活動範囲
北海道
北海道
東北
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山
梨県、長野県
東海・北陸
富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
近畿
滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国
鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国
香川県、徳島県、愛媛県、高知県
九州・沖縄
福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
(5)女性活躍推進アドバイザーに対する研修
ⅰ)女性活躍推進アドバイザー養成研修
女性活躍推進アドバイザーの養成を目的とし、活動開始前に研修を実施する。
女性活躍推進アドバイザーへの委託契約締結は、女性活躍推進アドバイザー養成研修への
出席を必須条件とする。
【研修実施概要(※いずれも予定、決定後別途連絡)】
日時:平成28年6月10日(金)10:30~17:00
場所:東京駅近辺の研修施設
研修概要
■基本研修
・女性活躍推進法について(法の制定背景・目的、計画策定、認定取得、関連法、関連
助成金について)
・
「中小企業のための女性活躍推進事業」について(事業概要・目的、女性活躍推進アドバ
イザーの役割、アドバイザー活動ルールについて等)
■実践研修
・「一般事業主行動計画策定支援マニュアル」、「一般事業主行動計画策定入力支援ツール」
について
・先進企業取組事例分析
・中小企業支援ケーススタディ(行動計画策定支援、認定取得支援等)
・企業向け説明会での講義内容説明
・アドバイザー交流会(情報交換会)
ⅱ)中間研修
活動実績や支援好事例の共有を目的とした中間研修を、事業の中間期に実施する。
日時:平成28年10月頃
場所:東京駅近辺の研修施設
研修概要:
・中小企業支援ケーススタディ
・支援活動事例共有発表
・情報交換会 等(※正式な実施日については、別途連絡。
)
ⅲ)活動共有研修
1 年間の活動実績や支援好事例の共有を目的とした活動共有研修を、事業の最終時期に実
施する。
日時:平成29年1月頃
場所:東京駅近辺の研修施設
研修概要:
・支援活動事例共有発表
・情報交換会 等(※正式な実施日については、別途連絡。
)
※ⅰ)
・ⅱ)
・ⅲ)の研修への参加は謝金・旅費の支給対象となる。
(6)謝金・旅費の支出基準
女性活躍推進アドバイザーの業務の遂行上必要な謝金・旅費の支出基準は(別紙)
「中小
企業のための女性活躍推進事業 女性活躍推進アドバイザー(訪問支援担当)謝金支給基準
および旅費支給基準」の通りである。
(7)謝金・旅費の支払い
女性活躍推進アドバイザーは、訪問活動の実施の都度3営業日までに女性活躍推進セン
ター 東京センター本部に対し活動に関する実績報告書等を提出すること。(但し、訪問活
動日が月末になった場合は翌営業日まで)。女性活躍推進センター
東京センター本部は、
これを受けてその都度確認を行い、内容に問題がなければ謝金・旅費の支払い(月末締め翌
月19日払・休日の場合は後営業日払)を行う。
本事業の費用の支払い後において、別に定める「中小企業のための女性活躍推進事業 女
性活躍推進アドバイザー(訪問支援担当)謝金支給基準および旅費支給基準」を満たさない
ことが明らかになった場合や実績報告書等提出書類の内容に虚偽記載等の不正が明らかに
なった場合は、遡及して求償する場合がある。
なお、謝金及び旅費の総額に対し、所得税10.21%(復興特別所得税を含む。)を源泉
徴収する。また、振込口座は、個人口座とする。予め了承のこと。
Ⅵ 応募要領
(1) 応募スケジュール
①募集締切:5月20日(金)応募書類必着(応募書類の内容は(2)に後述)
②審査結果の連絡:5月30日(月)発送
(選定された方には同日電話・メールでの連絡を実施の上書面発送、あいにく不選定となっ
た方には5月30日発送の書面をもって通知する。
)
(2)応募方法
応募を希望する方は、Lboshi@pasona.co.jp まで、タイトルに【応募書類送付希望】と
明記の上、メールにて連絡すること。データにて応募書類のフォーマットを送信する。
必須提出書類は以下の2点。
・
『女性活躍推進アドバイザー応募用紙』
・
『社会保険労務士/中小企業診断士資格証明書の写し
(お持ちの方のみ) 』
書類は PDF 形式でのメール送信と原本の郵送の両方が必要となる。また、書類に不備が
ある場合は受け付けない。
① メールによる応募書類データ送信
メールによる応募書類データは平成28年5月20日(金)17時30分必着とする。
送信先アドレス:Lboshi@pasona.co.jp
送信の際はタイトルを【女性活躍推進アドバイザー(訪問支援担当)応募】
(ご氏名)とす
ること。なお、メールの送受信トラブル等によるデータ不受理について女性活躍推進センタ
ー 東京センター本部では一切責任を負わないので、了承のこと。
② 郵送による原本送付
郵送による原本送付は平成28年5月23日(月)17時30分女性活躍推進センター
東京センター本部必着とする。事前に応募書類をメール送信(上記①)していない者は選考
の対象外とする。またメール送信された応募書類に加筆等を行い、メールデータと原本に相
違があるものは無効とする。なお、郵便トラブル等による原本不受理について女性活躍推進
センター 東京センター本部では一切責任を負わないので了承すること。
【応募書類原本の送付先】
〒104-0028
東京都中央区八重洲2-3-13 八重洲ビルディング4階
株式会社パソナ
官公庁事業部 女性活躍推進センター 東京センター本部 宛
宛先面に「女性活躍推進アドバイザー(訪問支援担当)募集に係る応募用紙在中」と朱書き
で記入のこと。
(3)審査結果の通知
選定された方には5月30日(月)までに電話・メールでの連絡を実施の上、書面発送す
る。あいにく不選定となった方には5月30日発送の書面をもって通知する。
選定に関する問い合わせについては、ご回答しかねるので了承のこと。
Ⅶ 問い合わせ先
株式会社パソナ 官公庁事業部 女性活躍推進センター 東京センター本部
電話番号 03-3516-3100
受付時間 9:00~17:30 月~金曜日(祝祭日を除く)
Ⅷ その他
(1)提出書類
提出された応募用紙及び添付書類は返却しない。
(2)応募用紙の作成費用
選定の正否を問わず、応募用紙の作成費用は支給しない。
(3)個人情報取り扱い
(ア)提出書類の内容については公表しない。
(イ)提供情報のうち、公表予定項目(氏名、経歴、資格、専門分野、実績等)については、
選定後、再度ヒアリングの上、本事業のホームページ等を通じて公表する可能性がある。
(ウ)提出情報は委託元である厚生労働省に提供する場合がある。
(エ)別紙「個人情報の取り扱いについて」に同意のうえ応募すること。
(4)申請内容に虚偽記載等の不正が明らかになった場合は、委託決定の取り消しを行う場
合がある。
以上