週間情報 - 全国消防長会

№2817
発行日 平成28年4月26日
発行所 全国消防長会
一般財団法人全国消防協会
担 当 企画部企画課 電話 03(3234)1321
週間情報
◆
「熊本県熊本地方を震源とする地震」の概要及び消防機関の活動状況等
平成28年4月26日(火)6時50分現在
(消防庁災害対策本部 第39報(抜粋)
)
熊本県熊本地方において発生した地震災害について、下記のとおり被害状況及び消防機関の活
動状況等をお知らせします。
記
1
地震の概要
※「平成28年熊本地震」は4月14日21時26分以降に発生した熊本県を中心とする一連
の地震活動を指します
⑴ 平成28年4月14日 21時26分頃に発生した地震(前震)
ア 発生日時
平成28年4月14日 21時26分頃
イ 震央地名
熊本県熊本地方(北緯32.7度、東経130.8度)
ウ 震源の深さ 約11km(暫定値)
エ 規模
マグニチュード6.5(暫定値)
オ 各地の震度(震度5弱以上)
震度7
熊本県:益城町
震度6弱 熊本県:熊本市東区、熊本市西区、熊本市南区、玉名市、宇城市、西原村
震度5強 熊本県:熊本市中央区、熊本市北区、菊池市、宇土市、合志市、美里町、
大津町、菊陽町、御船町、山都町、氷川町
震度5弱 熊本県:八代市、上天草市、阿蘇市、天草市、長洲町、和泉町、高森町、
南阿蘇村、甲佐町、嘉島町(震度5弱以上 未入電)
宮崎県:椎葉村
⑵ 平成28年4月16日 1時25分頃に発生した地震(本震)
ア 発生日時
平成28年4月16日 1時25分頃
イ 震央地名
熊本県熊本地方(北緯32.8度、東経130.8度)
ウ 震源の深さ 約12km(暫定値)
エ 規模
マグニチュード7.3(暫定値)
オ 各地の震度(震度5弱以上)
震度7
熊本県:益城町、西原村
震度6強 熊本県:南阿蘇村、菊池市、宇土市、大津町、嘉島町、宇城市、合志市、
熊本市中央区、熊本市東区、熊本市西区
震度6弱 熊本県:阿蘇市、八代市、玉名市、菊陽町、御船町、美里町、山都町、
氷川町、和水町、熊本市南区、熊本市北区、 上天草市、天草市
大分県:別府市、由布市
震度5強 福岡県:久留米市、柳川市、大川市、みやま市
佐賀県:佐賀市、上峰町、神埼市
長崎県:南島原市
熊本県:南小国町、小国町、産山村、高森町、山鹿市、玉東町、長洲町、
甲佐町、芦北町
大分県:豊後大野市、日田市、竹田市、九重町
宮崎県:椎葉村、高千穂町、美郷町
震度5弱 愛媛県:八幡浜市
福岡県:福岡市南区、遠賀町、八女市、筑後市、小郡市、大木町、広川町、
1
筑前町
佐賀県:白石町、みやき町、小城市
長崎県:諫早市、島原市、雲仙市
熊本県:荒尾市、南関町、人吉市、あさぎり町、山江村、水俣市、津奈木町
大分県:大分市、臼杵市、津久見市、佐伯市、玖珠町
宮崎県:延岡市
鹿児島県:長島町
⑶ 地震活動状況(4月14日21時26分以降に発生した、最大震度5弱以上の地震)
14日 21時26分 震度7
熊本県熊本地方
22時07分 震度6弱 熊本県熊本地方
22時38分 震度5弱 熊本県熊本地方
15日
0時03分 震度6強 熊本県熊本地方
1時53分 震度5弱 熊本県熊本地方
16日
1時25分 震度7 熊本県熊本地方
1時44分 震度5弱 熊本県熊本地方
1時46分 震度6弱 熊本県熊本地方
3時03分 震度5強 熊本県阿蘇地方
3時55分 震度6強 熊本県阿蘇地方
7時11分 震度5弱 大分県中部地方
7時23分 震度5弱 熊本県熊本地方
9時48分 震度6弱 熊本県熊本地方
16時02分 震度5弱 熊本県熊本地方
18日 20時42分 震度5強 熊本県阿蘇地方
19日 17時52分 震度5強 熊本県熊本地方
20時47分 震度5弱 熊本県熊本地方
2
被害の状況(各県からの報告:前震による被害を含む)
人的被害
住家被害
非住家被害
負傷者
火災
一部
公共
その他
全壊
半壊
都道府県名 死者
破損
建物
重傷 軽傷
名
名
名
棟
棟
棟
棟
棟
件
山口県
3
福岡県
1
14
1
228
1
佐賀県
4
9
長崎県
1
熊本県
62
271 1,054 1,696 1,610 2,349
71
263
16
大分県
4
22
3
131
2
宮崎県
3
5
2
14
合 計
62
283 1,104 1,696 1,616 2,726
71
266
16
【参考1】熊本県内における死者数の内訳(熊本県より報告)
・警察が検視により確認している死者数 49名
・震災後における災害による負傷の悪化又は身体的負担による疾病により死亡したと思われる
死者数 13名
【参考2】熊本県内における人的被害、住家被害(熊本県より報告)
・重傷者、軽傷者は分類未確定分を含め、1,383名以上
・被害分類未確定分を含め、住家被害全体で10,429~10,529棟
3
消防機関の活動
⑴ 緊急消防援助隊の活動状況
【26日の活動規模(予定)】
計108隊(3県)、390名(ヘリ4機含む)
2
【26日の活動予定】
福岡県、宮崎県、鹿児島県(計3県)の各大隊が救助活動等を実施予定
⑵ 地元消防機関の活動規模(25日、県内応援を含む)
【熊本県】
・消防隊
244名(20時00分現在)
・消防団員 2,138名(20時00分現在)
4
消防機関の主な活動内容
⑴ 地元消防本部の活動内容(各県からの情報)
【熊本県】
(25日14時現在)
消 防 本 部
火災件数
熊本市消防局
9
山鹿市消防本部
0
人吉下球磨消防組合消防本部
0
上益城消防組合消防本部
1
八代広域行政事務組合消防本部
2
阿蘇広域行政事務組合消防本部
1
有明広域行政事務組合消防本部
0
水俣芦北広域行政事務組合消防本部
0
宇城広域連合消防本部
1
菊池広域連合消防本部
2
天草広域連合消防本部
0
合
計
16
救助件数
115
0
0
15
3
25
0
0
9
5
0
172
救助者数
124
0
0
9
6
29
0
0
5
2
0
175
救急件数
908
7
3
205
74
61
9
1
121
396
1
1,786
【大分県】
(25日17時現在)
消 防 本 部
大分市消防局
別府市消防本部
竹田市消防本部
宇佐市消防本部
由布市消防本部
日田玖珠広域消防本部
合
計
救助件数
0
6
0
0
0
0
6
救助者数
0
13
0
0
0
0
13
救急件数
3
29
3
2
7
1
45
⑵
火災件数
0
0
0
0
0
0
0
緊急消防援助隊の活動内容(4月25日16時現在の速報値)
・救助者数
86名(うち、ヘリによる救助者数
35名)
・救急搬送者数 372名(うち、ヘリによる救急搬送者数 46名)
3
両会の動き
◆
IFCAA 2016 OSAKA
ニュース Vo.3
アジア消防長協会(イフカ)事務局
イフカ事務局では、平成28年6月8日(水)から11日(土)までの4日間、大阪市におい
て、第68回全国消防長会総会と合同で開催する第29回イフカ総会の準備を進めております。
今回は第3回目として、消防防災・国際救助隊合同訓練と各国消防事情発表につきまして、以
下に報告いたします。
1 消防防災・国際救助隊合同訓練
⑴ 目 的
近年アジア地域で頻発している地震、津波、洪水などの大規模自然災害に対し、的確に対
応できるよう各国の救助技術レベルの向上を図るとともに、被災地に派遣された消防隊が迅
速に救助活動できるよう各国間の連携強化を図ることを目的とします。
⑵ 実施日時
平成28年6月10日(金)10時15分~11時00分
⑶ 実施場所
大阪市住之江区南港北2丁目1番10号
アジア太平洋トレードセンター ピロティ広場
⑷ 訓練内容
消防ヘリコプター、消防艇、各種消防車両による警防機械出場訓練を皮切りに、合同訓練
では、海外の研修生(独立行政法人国際協力機構(JICA)研修員)による救出訓練や高層ビ
ルからのレスキュー隊員の降下訓練をはじめ、イフカ加盟国から参加した海外の消防隊員と
大阪府内の国際消防救助隊(IRT)隊員が連携を図り、サーチングやブリーチングと呼ばれる
USAR 技術(大規模地震発生時の救助技術)を駆使して、瓦礫の中からの人命救助活動を展開
します。
合同訓練の後、出火したフェリー船から逃げ遅れた人を、消防ヘリコプターやはしご車を
使って救出する訓練を行い、最後に消防艇によるフェニックス色水放水で訓練のフィナーレ
を飾ります。
2 各国消防事情発表
⑴ 実施日時
平成28年6月10日(金)13時15分~15時30分
⑵ 実施場所
大阪市住之江区南港北1丁目13番11号
ハイアット リージェンシー 大阪 3階 リージェンシーボールルーム
⑶ 発表者および発表演題(予定)
氏名
1
水落
2
モハンマドレザ・
シェイクフカゼム・
バルゼガリ
3
4
5
6
勝
所属・役職
広島市消防局西消防署長
テヘラン消防安全局都市開発
計画専門官
(イラン・イスラム共和国)
ラ イ ・ マ ン ヒ ン ・ 香港消防局長
デビッド
(香港特別行政区)
バングラデシュ消防民間防衛
アリ・アーメド・
庁長官
カーン
(バングラデシュ人民共和国)
エリック・ヤップ・ シンガポール民間防衛庁長官
ウィー・テック
(シンガポール共和国)
松川
茂夫
東京消防庁総務部長
4
発表演題
2014年8月20日
雨災害
局地的豪
指令ドローンの設計と火災現場や
危険物現場におけるその活用方法
香港消防アカデミーについて
バングラデシュにおける地震災害
に対する脆弱性と都市防災
あらゆる災害に備える-全ての職
員の垣根を越えた能力開発
未来へ繋げるアジアの消防
問い合わせ先
総務部国際業務課
担当:河野(かわの)
・石井(健)
電話 03-3234-1321
E-mail: [email protected]
消防本部の動き
行
◆
事
福岡市消防音楽隊創立50周年記念演奏会を開催
福岡市消防局(福岡)
福岡市消防局では、平成28年3月26日(土)
、福岡国際会議場において「福岡市消防音楽隊
創立50周年記念演奏会」を開催しました。
福岡市消防音楽隊は、昭和41年に消防業務との兼務隊として発足し、演奏活動を通じた火災
予防をはじめとする消防広報を行っています。また、平成元年には「アジア太平洋博覧会(よか
トピア)
」開催を契機にカラーガード隊「F.クィーンズ」も発足し、消防局を始め福岡市が主催
する様々な行事に年間100回程度出演しています。
記念演奏会当日は、お子様からご年配の方まで約1,000名が来場し、大盛況な演奏会となり
ました。また、この演奏会で消防をイメージした赤い衣装を初披露し、好評をいただきました。
これからも演奏活動を通じ、さまざまな消防広報活動に取り組んでまいります。
【演奏会の様子】
5
◆
松本山雅FCホームゲームで防災PRを実施
松本広域消防局(長野)
松本広域消防局では、平成28年4月9日(土)、松本山雅FCホームゲーム(松本平広域公園
総合球技場「アルウィン」
)にあわせて防災PRを実施しました。
J2でも屈指のスタジアム来場者数を誇る松本山雅FCのホームゲームは、毎回1万人を超え
る熱烈な地元サポーターが詰め掛け、会場周辺は地鳴りのような大歓声と興奮の熱気に包まれま
す。
防災PR当日は晴天にも恵まれ、家族連れの明るい声が響くなか、消防車両・防災物品の展示、
応急手当・AED体験等のブースを設け、満開の桜の下で来場者に広くPRを行いました。来場
者からは、
「サッカーの試合を見に来たが、防災についても知ることができて休日を満喫できまし
た。
」との感想が聞かれました。
当消防局では、今後も効果的な機会を捉えた防火・防災思想の一層の啓発に取り組んでまいり
ます。
【こども用防火衣コーナーの様子】
◆
【AED体験コーナーの様子】
インターナショナルスクールで「はたらく消防写生会」を実施
東京消防庁(東京)
東京消防庁葛西消防署では、平成28年4月12日(火)
、グローバル・インディアン・インターナ
ショナルスクールを皮切りに、本年度の「はたらく消防写生会」がはじまりました。
この学校は、世界屈指の IT 立国インドを母体とするインターナショナルスクールで、昨年度から写
生会に参加しています。
少し肌寒さを感じるなか、3学年から7学年(中学1年生相当)までの生徒約200名が、はしご車や
ポンプ車の周りに座り、気持ちのこもった絵を描いていました。一人一人が一生懸命作画に取り組み、
渾身の一枚が仕上がると、所々で歓喜の声が上がっていました。さらに、先生のはしご車体験搭乗で
は羨望の的となり、消防署の各種イベントで搭乗できる機会があることを伝えると「行ってみたい」
という声が聞こえてきました。
来年度の参加にも意欲的であり、これを機に葛西消防署職員もITや英会話の習得に励んでいきた
いと思います。
【はたらく消防写生会の様子】
6
訓練・演習
◆
消防・警察合同山岳救助訓練を実施
八女消防本部(福岡)
八女消防本部では、平成28年3月23日(水)、八女市立花町の飛形自然公園において、当消
防本部特別救助隊・八女警察署による合同山岳救
助訓練を実施しました。
当消防本部の管轄地域には山間部が多くあるた
め、隊員の山岳救助技術の向上と八女警察署との
連携強化を目的として毎年実施しています。
今回はブラインド型訓練とし、登山道から滑落
した要救助者の救出訓練を行いました。
今後も多種多様化する災害に対して、現場の活
動を円滑に進めるため、訓練を継続して行ってい
きます。
【合同訓練の様子】
研
修
等
◆
病院・有床診療所向け「防火塾」を開催
春日・大野城・那珂川消防組合消防本部(福岡)
春日・大野城・那珂川消防組合消防本部では、平成28年3月3日(木)、当管内の病院及び有
床診療所の関係者を対象とした「防火塾」を開講しました。
講習会には、定員を上回る参加応募があり、多くの報道取材と相まって関心の高さを感じなが
らの開催となりました。前段として消防法施行令の一部改正に伴う概要を説明し、後段は、夜間
を想定した避難誘導要領及び消防用設備等の取扱訓練を行いました。
参加者からは、
「もっと多くの職員に参加させたい」、
「予防の大切さを改めて感じることができ
た」などの感想が寄せられました。
今後も病院、有床診療所に限らず、社会福祉施設等の災害弱者が入居、宿泊する施設に対し、
同様の研修会を実施し、火災予防の啓発に努めていきます。
【座学の様子】
【訓練の様子】
7
◆
圧縮水素スタンドの研修を実施
大阪市消防局(大阪)
大阪市消防局では、平成28年4月13日(水)
、大阪府内で初となる移動式圧縮水素スタンド
設置に伴い、圧縮水素スタンドの研修を実施しました。
研修内容は、集合講義と現地研修に分け、集合講義では、設置事業者である岩谷産業株式会社
の担当者より、水素に関する基礎知識や圧縮水素スタンドの構造及び安全装置などについての講
義を行っていただきました。また、現地研修では、移動式圧縮水素スタンド及び燃料電池車の説
明をしていただきました。
本研修を通じて、水素の性状及び危険性等を理解することができ、圧縮水素スタンドについて
も、有事の際の的確な消防活動に必要な知識を得ることができ安全性の向上に大きく寄与しまし
た。
【集合講義の様子】
そ
の
◆
消火協力者に対する表彰を実施
【現地研修の様子】
他
桑名市消防本部(三重)
桑名市消防本部では、平成28年4月8日(金)、
消火協力者に対して、消防長から感謝状を贈呈し
ました。
3月25日(金)、員弁郡東員町大字南大社地内
の枯れ草火災において、近隣で作業中6社の従業
員が作業用散水車等を使用、火災の消火協力を実
施し、隣接する住宅等への延焼をも未然に防ぎま
した。
この勇敢かつ適切な消火協力活動を行ったこ
とに対し、感謝状を贈呈したものです。
【表彰式の様子】
◆
○
消防本部のメールアドレス変更について
20806 久慈広域連合消防本部(岩手)
新メールアドレス [email protected]
※ 理由 代表メールアドレス変更のため
平成28年5月1日から運用開始
8
国等の動き
消防庁通知等
◆
救急救命士の特定行為の取扱いについて(4月18日、事務連絡)
救急企画室より、各都道府県消防防災主管部(局)長あてに次のとおり事務連絡されましたの
でお知らせします。
別添(省略)のとおり、厚生労働省医政局地域医療計画課から、今回の熊本地震に係る救急救
命士の行う救急救命処置の取扱いに関する事務連絡が送付されました。
つきましては、都道府県内の消防本部に速やかに周知方願います。
○
全文は、消防庁ホームページ
(http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2804/pdf/280418_jimurenraku.pdf)に掲載され
ています。
【問い合わせ先】
救急企画室
担当:森川救急専門官、新田係長、大坪主査
◆
避難生活を過ごされる方々の深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)
の予防について(4月19日、事務連絡)
救急企画室より、各都道府県消防防災主管課あてに次のとおり事務連絡されましたのでお知ら
せします。
別添(省略)のとおり、厚生労働省健康局健康課保健指導室から、今般の熊本地震で被災され
避難生活を送られている被災者に向けてエコノミークラス症候群予防についての事務連絡が送付
されました。
つきましては、避難所や車内で避難生活を送っている方に対して、エコノミークラス症候群に
対する注意喚起と予防方法について積極的に情報提供を行う必要があることから、貴都道府県内
の消防本部及び消防団事務を処理する市町村に対して協力を行うよう速やかに周知願います。
○
全文は、消防庁ホームページ
(http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2804/pdf/280419_jimurenraku.pdf)に掲載され
ています。
【問い合わせ先】
救急企画室
担当:森川救急専門官、伊藤係長、山口事務官
◆
緊急時メンタルサポートチームに関する参考資料の送付について(4月19日、事務連絡)
消防・救急課、国民保護・防災部地域防災室より、各都道府県消防防災主管課あてに次のとお
り事務連絡されましたのでお知らせします。
消防庁では、惨事ストレスが危惧される大規模災害や特殊災害等が発生した場合に、現地の消
防本部等の惨事ストレス対策を支援するため、精神科医や臨床心理士などの専門家等からなる緊
急時メンタルサポートチーム(以下「サポートチーム」という。)を平成15年に創設し、運用
しているところです。
サポートチームの創設以降、これまでに57回の派遣により、延べ2,626名の消防職員のケアを
行ってきました。また、消防庁では、サポートチームによる迅速な支援が行えるよう登録者の増
員を図るなど、制度の充実強化に努めており、今年度2名を増員し、登録者は47名となっていま
9
す。
つきましては、新年度にあたりサポートチームに関する参考資料(1~3)(省略)を送付い
たしますので、各都道府県消防防災主管課におかれましては、貴都道府県内の消防本部の事務及
び消防団の事務を所管する市町村(一部事務組合及び広域連合を含む。)に対して、改めて本制
度を周知していただきますようお願いいたします。
また、消防庁緊急時メンタルサポートに関する相談・要請等がある場合には、下記まで御連絡
ください。
○
全文は、消防庁ホームページ
(http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2804/pdf/280419_jimurenraku-2.pdf)に掲載さ
れています。
【問い合わせ先】
【消防職員】
消防・救急課 職員第一係
担当:芥田・島田
【消防団員】
国民保護・防災部地域防災室
担当:山下(裕)・富川
消防団係
◆ 熊本県熊本地方を震源とする地震に係る救助活動等に従事した消防職団員の惨事ストレス対
策等について(4月21日、事務連絡)
平成28年4月14日及び16日に発生した熊本県熊本地方を震源とする地震等に対し、熊本県の消防
隊等をはじめ、西日本及び東京都から参集した緊急消防援助隊など、多数の消防職団員による連
日の懸命な災害現場活動が行われているところであります。
場合によっては、今後、活動にあたった消防職団員の惨事ストレスが危惧されるところですの
で、各消防本部等におかれましては、今回の災害において現場活動に従事した消防職団員の身体
的・精神的ケアについて、十分留意していただくよう必要があります。
惨事ストレスに関する資料及び消防庁緊急時メンタルサポートチームに関する資料を添付しま
すので、参考にしていただければと存じます。
また、消防庁緊急時メンタルサポートチームに関する相談・要請等がある場合には、下記まで
御連絡ください。
以上のことについて、熊本県におかれては、熊本県内全ての消防本部及び消防団を所管する市
町村に、その他の都府県におかれては、緊急消防援助隊に派遣中又は派遣した部隊の所属する消
防本部に周知いただくようお願いします。
なお、消防庁への連絡は消防本部から、直接行っていただいても結構です。
○
全文は、消防庁ホームページ
(http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2804/pdf/280421_jimurenraku.pdf)に掲載され
ています。
【問い合わせ先】
【消防職員】
消防・救急課 職員第一係
担当:芥田・島田
【消防団員】
国民保護・防災部 地域防災室
担当:山下・富川
10
情報提供
◆
平成28年度当初予算に係る原子力災害避難指示区域消防活動費交付金の交付決定
(4月22日、消防庁)
消防庁は、本日、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭和30年法律第179
号)第6条第1項の規定に基づき、平成28年度当初予算に係る原子力災害避難指示区域消防活
動費交付金の交付決定を下記(省略)のとおり行いました。
○
全文は、消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/info/2016/20160422-4.pdf)に掲載
されています。
◆
平成27年度当初予算に係る消防防災設備災害復旧費補助金の交付決定
(4月22日、消防庁)
消防庁は、本日、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭和30年法律第179
号)第6条第1項の規定に基づき、平成27年度当初予算に係る消防防災設備災害復旧費補助金
の交付決定を下記(省略)のとおり行いました。
○
全文は、消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/info/2016/20160422-3.pdf)に掲載
されています。
◆
平成28年度当初予算に係る消防防災施設災害復旧費補助金及び消防防災設備災害復旧費補
助金の交付決定(4月22日、消防庁)
消防庁は、本日、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭和30年法律第179
号)第6条第1項の規定に基づき、平成28年度当初予算に係る消防防災施設災害復旧費補助金
及び消防防災設備災害復旧費補助金の交付決定を下記(省略)のとおり行いました。
○
全文は、消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/info/2016/20160422-2.pdf)に掲載
されています。
◆
平成28年度当初予算に係る消防防災施設整備費補助金及び緊急消防援助隊設備整備費補助
金の交付決定(4月22日、消防庁)
消防庁は、本日、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭和30年法律第179
号)第6条第1項の規定に基づき、平成28年度当初予算に係る消防防災施設整備費補助金及び
緊急消防援助隊設備整備費補助金の交付決定を下記(省略)のとおり行いました。
○
全文は、消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/info/2016/20160422-1.pdf)に掲載
されています。
※
消防庁各課室の直通電話番号は(http://www.fdma.go.jp/neuter/about/tel.html)に掲載さ
れています。
週間情報では、各本部の身近な情報を掲載していますので情報をお寄せ下さい。
週間情報への投稿は企画課へ!
TEL 03-3234-1321 FAX 03-3234-1847
E-mail : [email protected]
【お知らせ】
次回の週間情報は、平成28年5月10日(火)の発行となりますのでご了承ください。
11