平成28年4月28日 平成28年職種別民間給与実態調査の見送りについて 熊本県人事委員会 熊本県人事委員会は、「平成28年熊本地震」に伴う本県の災害状況に鑑み、 5月1日~6月17日にかけて行う予定であった、今年の「職種別民間給与実 態調査」を見送ります。 【見送りとする理由】 1 今回の地震の特徴、災害状況等に伴う県内企業の調査協力の困難性 ◯ 14日夜(前震)及び16日未明(本震)に観測史上初めて同一場所で震度7以上を 2回観測。19日に震度5強、本日も震度4の余震を観測するなど、本震後も活発な地 震活動が続く中、地震の被害は、県央地域及び南阿蘇地域をはじめ県内の広範囲に 及び、地震による県民の生活への影響が長期化。 ◯ 県内企業も様々な被害を受けており、今後、企業活動の再開・平常化に取り組むこと が最優先となる中、上記期間に行う本調査について、県から企業に調査を依頼し、ご協 力頂くことが困難。 2 精確な公民較差算出の困難性 ◯ 今年、本委員会が調査を予定していた68事業所(他県分除く)のうち、震度6弱以上 を観測した市町村に所在する企業は7割超。上記のとおり本調査への協力が困難と思 われる企業が多数見込まれる。 また、震災の影響により、平成28年4月分の民間給与が通常の支給事務とは異なる 可能性や、本県の公民較差の算出は、熊本市人事委員会が調査する同市内の事業所 も含めて行う中、同市委員会も調査の見送りを決定していることなどから、精確な公民 較差の算出が困難。 (参考) 「職種別民間給与実態調査」とは 県職員の給与と民間従業員の給与を比較するための資料を得ることを目的として、人事 院、各都道府県及び各政令市等の人事委員会と共同して実施。 企業規模50人以上かつ事業所規模50人以上の事業所の中から調査する予定であった。 <問い合わせ先> 熊本県人事委員会事務局公務員課給与班 佐藤、市原 TEL 096-333-2735(内線6843)
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