「科学設備展示自動車(サイエンスカー)の公開

5/12(木)の発表
報道発表資料の配付日時 平成28年4月27日(木)16時00分
発表項目
「科学設備展示自動車(サイエンスカー)の公開」について
(行事名)
記者レクの
発 表 者
(実施日時)
月
日(
)
お知らせ
概
要
発表場所
北海道教育委員会では、北海道立教育研究所附属理科教育センターに
おきまして、昭和46年から科学設備展示自動車(サイエンスカー)(以
下サ イエン ス カーと 言う)を活用 し、自然科学に 対す る関心をより一層
深 め、科学 的 な能力 や態 度の 育成 を図 る こ とを 目的 とし て、 主に 、へ き
地の小学校及び中学校の児童生徒を対象に、理科の観察、実験を行う「移
動理科教室」を実施してまいりました。
この度 、サイエ ンスカ ーを更新するこ ととなり、つきましては、新 し
くな りまし た サイエ ンスカーの公 開を5月12日 (木 )に北海道立教育
研究所にて、別紙のとおり行いますので、お知らせいたします。
【サイエンスカーの公開
当日の日程】
11:00
開会(北海道教育委員会教育長挨拶)
11:05
来賓挨拶、来賓紹介
11:10
テープカット
11:15
閉会
(その後、12時まで、北海道立教育研究所体育館で
江別市内の小学生が理科教室を体験します)
報道
(取材)
公開のあと、12時まで、北海道立教育研究所体育館におきまして、サイエ
に当たって ンスカーに装備されている物品を活用して、江別市内の小学生が理科教室を体
の お 願 い 験しますので、ぜひ、取材をお願いします。
担
当
教育庁学校教育局義務教育課教職員研修グループ
主幹
(内線
(連絡先)
ダイヤルイン
神守
一志
35-753)
011-204-5769
科学設備展示自動車(サイエンスカー)の概要
1
サイエンスカーによる理科教育の振興
北海道立教育研究所附属理科教育センターでは、昭和46年からサイエンスカーを運行して
「移動理科教室」を開設しています。
「移動理科教室」は、科学に対する関心を高め、科学する態度を培うことを目的に、へき地
の学校として指定されている小・中学校で、児童生徒数が60人以下の学校を主な対象として、
昭和46年から実施されています。平成28年3月までに、巡回した学校は1,780校、参加した児
童生徒は49,239人となりました。
近年は、へき地の学校だけではなく、特別支援学校や放課後子ども教室なども巡回し、活用
の機会を広げています。また、「移動理科教室」の際に、その地域の一般教員を対象とする理
科実験講座も実施し、理科教育に対する研修と指導助言を行っています。
今回新たに運行するサイエンスカーは、4代目になります。
2 サイエンスカーの愛称 (夢ラボ わくわくじっけん号)
新しいサイエンスカーの愛称を、過去3年間にサイエンスカーで訪問した学校から募集し、
50校974名に応募していただきました。
意味が容易に理解できること、発音しやすいこと、独創的で斬新かつ親しみやすいこと等
を基準に、
「夢ラボ」と「わくわくじっけん号」の2作品を組み合わせた愛称としました。
愛
称
夢ラボ
わくわくじっけん号
3
意
味
考案者(応募時)
夢をみんなに届けるラボ(実験室)
北見市立中央小学校
だから
6学年 佐々木 啓介さん
わくわくたのしくじっけんをしよう
湧別町立芭露小学校
3学年 佐々木 雪乃さん
サイエンスカーの設備
(1) 車両の概要
いすゞ自動車(株) 6気筒
9,839CC
全長 11.95m、全幅2.49m、全高3.52m
(2) 搭載実験装置
3D防災シアター、超伝導実験装置、人工オーロラ発生装置など、車外へ移動可能な14
種類の実験装置を搭載しています。いずれの装置も、児童生徒の自然科学に対する関心を
一層高め、科学的な能力、態度の育成を図るためにふさわしいものを選んでいます。
サイエンスカー搭載実験装置一覧
実験テーマ
1
2
3
4
5
自然災害を知ろう
デジタル地球儀を
見てみよう
土や石の世界を
見てみよう
ミクロの世界を
のぞこう
コリオリの力を
見てみよう
6
放射線を見てみよう
7
電気を作ってみよう
8
9
液体窒素で
冷やしてみたら
もしも空気が
なくなったら
10
静電気を体感しよう
11
音を見てみよう
12
13
14
人工オーロラを
見てみよう
星を見てみよう
ハイブリッドカーを
運転しよう
実験の概要
「地震や火山のしくみ」と「自然の恵み」について3D映像
で学習する。
球形のスクリーンに雲の動きや月の満ち欠けの様子を映して
観察する。
偏光顕微鏡で石がどんな色に見えるのかを調べる。
大きく見える装置で植物や動物の体のつくりを観察する。
地球が自転することで生じるコリオリの力を観察する。
霧箱で、宇宙から飛んでくる放射線の様子を観察する。
大型手回し発電機で発電し、エネルギーの大切さについて実
感する。
液体窒素で冷やした超伝導体が磁石に浮く様子を観察する。
空気がなくなったらどのようなことが起こるのかを調べる。
静電気を発生させ、どのようなことが起こるのかを調べる。
音が空気の振動であることを観察する。
オーロラがどのようなしくみで発生するのかを調べる。
プラネタリウムで星について学習する。
太陽電池と燃料電池で走るハイブリッドカーを運転し、次世
代のクリーンエネルギーについて体感する。