平成 27 年度第 4 回審査会での質問と回答(金城ふ頭地先

資料 1
平成 27 年度第 4 回審査会での質問と回答(金城ふ頭地先公有水面埋立て)
1
事業計画について
質問、意見の概要
2
事業計画
1
審査会での事業者の回答
事業者の補足説明
岸壁構造として 2 案
岸壁構造については、予
今後、経済性や社会性等
挙げられていますが、い 測に入る前に決定する予 を含め総合的に検討し、岸
つ 1 案に決定される予 定です。
壁構造を決定していきま
定ですか。
す。検討結果については、
その経緯を含め、環境影響
評価準備書に示す予定で
す。
環境影響評価の項目並びに調査及び予測の手法について
質問、意見の概要
4
大気質・温室効果ガス等
3
大気質
2
大気質の調査では、自
動車交通量を 24 時間調
査する計画となってい
ますが、その理由を教え
てください。
審査会での事業者の回答
事業者の補足説明
大気質の予測をする際
に、24 時間のデータが必
要であることから、夜間の
走行は想定していません
が、調査は 24 時間で行い
ます。
―
大気質と温室効果ガ
方法書 98 頁の予測事項
スについて、工事中の船 に「建設機械(陸上及び海
舶による影響はみられ 上)」と記載していますが、
ないのですか。
この「海上」が工事用船舶
を指しており、工事用船舶
による影響も予測する計
画としています。
建設機械の中に、運搬
出力を伴うものを対象
用の船舶も含まれると としていますので、運搬用
いうことでしょうか。
の船舶についても含まれ
ます。
1
―
―
質問、意見の概要
騒音の調査時期につ
いて、環境騒音は平日の
み行い、道路交通騒音及
び自動車交通量は平日、
休日行う計画となって
いますが、時期が異なる
のはなぜでしょうか。
水質・底質
6
騒音
5
水質・底質の調査時期
について、浮遊物質量及
び化学的酸素要求量は、
年 4 回調査をする計画
となっています。浮遊物
質の発生量は、工種によ
ってさまざまだと思う
のですが、年 4 回の調査
で十分なのでしょうか。
その年 4 回の調査は
いつ行いますか。影響が
最大となる工期を考慮
して調査するのでしょ
うか。
審査会での事業者の回答
事業者の補足説明
環境騒音は、工事中の騒
音のバックデータに用い
るために調査するもので
す。工事は原則として平日
の昼間のみとすることか
ら、環境騒音は昼間の環境
基準に合わせて 16 時間で
調査します。
一方、道路交通騒音と自
動車交通量は、工事中だけ
でなく供用時の騒音のバ
ックデータにも用いるた
め、供用時に車両の走行が
予定される休日にも調査
を行います。また、夜間に
ついては供用時も走行し
ない予定であることから、
昼間の 16 時間で調査しま
す。
―
浮遊物質量の調査は、周
辺海域の状況を把握する
ため、春夏秋冬の年 4 回調
査する予定です。
工事の時期が決まって
いない現段階ではいつピ
ークがくるかわからない
ため、いつピークがきても
予測できるよう年間を通
して調査するということ
です。
2
工事中の浮遊物質量の
予測は、工事により発生す
る負荷量を対象とします。
評価は、工事により発生す
る負荷量に現況濃度を足
し合わせ、名古屋市の環境
目標値との比較により行
います。
水質・底質の現地調査
は、事業予定地周辺海域の
現況濃度を把握するため
に行います。調査は、「海
洋調査技術マニュアル-水
質・底質調査編-」((社)
海洋調査協会)を参考に、
各季節を代表する時期に
各 1 回(濁りが最も広域と
なる大潮時)、年 4 回とし
ています。
質問、意見の概要
水質・底質
9
全般的事項
8
水質・底質
7
審査会での事業者の回答
事業者の補足説明
浮遊物質は、すぐに沈
浮遊物質量は、工事の機
工事に伴い発生する浮
降するものもあれば、何 種ごとに原単位が設定さ 遊物質は、粒径に応じて沈
日も漂うものもあるか れているので、それを用い 降速度にはばらつきがあ
と思いますが、それも考 て予測評価します。
ります。
慮されるのでしょうか。
一般に、濁りの影響予測
では、埋立地の海底や、埋
立てに用いる土砂の性状
をあらかじめ把握し、その
性状に応じた沈降や拡散
係数を設定して計算を行
いますので、粒径による沈
降速度の差を考慮してい
ます。
本環境影響評価におい
ても、粒径を考慮して予測
を行います。
岸壁がどちらの構造
どちらの構造であって
岸壁構造については、ど
でも、調査の手法は変わ も、方法的には変わらない ちらの構造であっても、環
らないのでしょうか。
と考えています。
境影響評価を行う項目や、
調査の手法に違いはない
と考えています。
影響予測を行う段階で
は、岸壁構造は決定する計
画であり、岸壁構造を踏ま
えた予測を行っていきま
す。
9 頁では、B案の場合、
多くの浮遊物質量が発
生すると予測されてい
ますが、方法書に記載さ
れた調査範囲がB案の
場合でも適切なのか懸
念されます。
―
3
計画段階環境配慮書に
おいて、浮遊物質発生量が
多くなると考えられるB
案について、寄与濃度が
2mg/ℓ以上となる範囲は、
発生源から約 900m程度
と予測しました。
本方法書において、事業
の影響範囲として設定し
た調査対象区域は、この範
囲を含んでいます。