2016 Spring 21 No. 公益財団法人 北海道市町村振興協会 自治体職員のための政策情報誌 201 6 Sp r i n g 動画で伝える地域の魅力 No. 21 特集 動画で伝える地域の魅力 CONTENTS PICK UP 提 言 動画とSNSを組み合わせる ― 情報の拡散が生み出す地域力 ― 映像作家 中鉢 貴啓氏 実 例 動画を活かした市町村の広報戦略 ― 実践方法を教えます ― 島田 英二氏 http://www.do-shinko.or.jp/ 北海道情報大学情報メディア学部准教授 阪口 あき子氏 株式会社シンプルウェイ代表取締役社長 能村 久美子氏 株式会社えりすいしかりネットテレビメディア局長 若林 貴彦氏 由仁町産業振興課由仁のもの事業担当主査 弘中 芳春氏 当麻町まちづくり推進課広報係長 巣材を補充するオオタカ (鷹栖町・5月) 自治体の重点政策 千歳で子育てがしたい!― 千歳市 子育て世代に選ばれるまちを目指す 住民力を高める戦略 ― 本別町 ブランド化から雇用創出へ 住民とともに歩み続けて22年 ― 群馬県東吾妻町 h t t p : //www.do-s hinko.or.jp/ 53 り 公益財団法人 北海道市町村振興協会 クマゲラの育雛 (幌加内町朱鞠 内・6月) 内海 千樫 (うつみ・ちかし) 氏 [幌加内町在住] 41 し その他 講演・コラムなどを掲載 第21回 41 も 地域の存続に挑む診療所 23 41 日 本の最 低 気 温は旭 川 市のマイナス ℃ですが、昭 和 年に幌 加 内 町 母 子 里は、 気 象 庁の公 式 記 録から外れていたもののマイナス ・2℃を 記 録しました。実 質 的に 座談会 は幌 加 内 町のマイナス ・2℃が日 本一の最 低 気 温です 。北 海 道で最 も 人口の少 な 動画に込めたまちへの愛情 ― 宮崎県小林市 い 町 「 で」あ り、人口密 度は日 本一低い町です 。 私はこの年にこの地に入 植し、平 成 年 まで養 豚 を 営む傍ら、幌 加 内 町はもちろ ん、周辺各地で生き物の写真を撮り続けてきました。 刃物のない、人生なんて ― 岐阜県関市 この付近はまだまだ自然が豊富です 。また、自宅周辺に造ったビオトープでもさま 潜在価値と魅力を活かす ― 浦河町 ざまな生 き 物の写 真を撮っています 。私は写 真を撮る時は、単 写 真で終わらず、生 態 人気CMの再現が大人気 ― 比布町 巣材を運ぶアオサギ (旭川市江丹別町・3月) や生活史を撮るように心掛けています 。 北広島市に住みたくなる!― 北広島市 〒 060 0 ‒ 004 北 海 道 札 幌 市 中 央 区 北 4 条 西 6 丁 目 北 海 道 自 治 会 館 6 階 TEL 011︵ 23 2︶0 281 特集 昭和18年旧満州生まれ。東京都立農 芸高校、帯広畜産大学酪農学科を経 て、 昭和44年から厚岸港でサケマス遠 洋漁業などに従事。 46年以降、 写真家 として学研の図鑑写真や毎日グラフ 「日本の野生」 連載などを担当。 53年に 幌加内町に入植し養豚を開始。 平成11 年以降、 旭川や名寄、 東京などで写真 展も開催。 平成27年に日本ビオトープ 協会第7回ビオトープ顕彰審査委員長 賞受賞、28年から 「モーリー」 に 「アオ サギの悲哀」 を連載中 自 治 体 職 員 の ため の 政 策 情 報 誌 2016 Spring 21 No. 美深町 当麻町 羽幌町 比布町 石狩市 奈井江町 滝川市 岩見沢市 江別市 第21号 由仁町 千歳市 鹿部町 北広島市 群馬県東吾妻町 公益財団法人 北海道市町村振興協会 浦河町 函館市 http://www.do-shinko.or.jp/ 特集 岐阜県関市 本別町 宮崎県小林市 動画で伝える地域の魅力 [提 言]動画とSNSを組み合わせる ― 情報の拡散が生み出す地域力 ― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 映像作家 中鉢 貴啓氏 ◆実例その1 北広島市に住みたくなる! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 ―地域の魅力を伝える動画づくり ― 北広島市 ◆実例その4 刃物のない、 人生なんて。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 ―動画で伝統産業をプロモーション ― 岐阜県関市 ◆実例その2 人気CMの再現が大人気 ―自治体広報の在り方を変える ― 比布町 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ◆実例その5 動画に込めたまちへの愛情 ―共感と参画を呼び起こす ― 宮崎県小林市・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 ◆実例その3 潜在価値と魅力を活かす ―選ばれるための情報発信 ― 浦河町 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 [座談会]動画を活かした市町村の広報戦略 −実践方法を教えます− 動 画 のパワー を 地 域 の 力 に ◆コーディネーター ◆パ ネラ ー 全国の自治体が制作したPR動画が注目を集めている。 ネット動画やスマートフォンの普及により、動画を活用し たプロモーションを容易に行うことが可能になった。 文章や写真だけでは伝え切れなかった、現場の空気や息 島田 阪口 能村 若林 弘中 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 英二氏 北海道情報大学情報メディア学部准教授 あき子氏 株式会社シンプルウェイ代表取締役社長 久美子氏 株式会社えりすいしかりネットテレビメディア局長 貴彦氏 由仁町産業振興課由仁のもの事業担当主査 芳春氏 当麻町まちづくり推進課広報係長 自治体の重点政策 づかいを視聴者にアピールすることができる。 Vol.1 千歳で子育てがしたい ! 子育て世代に選ばれるまちを目指す 千歳市 ・・・・・・ 24 Vol.2 住民力を高める戦略 ブランド化から雇用創出へ 本別町・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 Vol.3 住民とともに歩み続けて22年 地域の存続に挑む診療所 群馬県東吾妻町・・ 32 [コラ ム ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 自治体職員のホスピタリティ向上戦略 本当に観光客を呼んでも良いですか? オフィスAZM (アズム) 代表 濱野 正洋氏 視聴者の支持を得て、飛躍的に再生回数を伸ばした動画 未来への伝言 ̶ 次世代へ引き継ぎたい風景 ̶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 もある。多様な情報ツールとの組み合わせで、戦略的な 洞爺ガイ ドセンター プロモーションを展開すれば、高い効果を発揮する。 北の大地の 「伸びしろ」 探し 平成の蝦夷しぐさを後世に残したい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 ノンフィクション作家・エッセイスト 千石 涼太郎氏 既 存の広 報 紙やポスターよりも、再 生 回 数やインター ネット上の反響など、動画への評価はシビアに現れる。 健康コラム マラソンの生理学 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40 札幌医科大学教授 當瀬 規嗣氏 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 〈歌志内編〉 道産食材を活かす方法 故郷の味は 「なんこ」 と 「漬物」 インターネットが普及し始めた頃、いち早くホームページ 北海道フードマイスター・クッキング講師 木村 光江氏 を設けた市町村が先進的だと評価された。 しかし、今では 講演 移住・定住施策の新たな展開−市町村職員研修会− ホームページを持たない市町村は稀だ。進化を続ける高 [基調講演] 今だからできること、 しなければならないこと ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44 北海道学園大学経済学部地域経済学科教授 内田 和浩氏 度情報化社会の中で、同じようにネット動画の存在感や [パネルディスカッション]持続可能な地域社会を創るための移住・定住施策の新たな展開・・ 47 役割はこれからも大きく成長を続けていくに違いない。 道政情報 「北海道の新たなキャッチフレーズ」 について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 北海道総合政策部知事室広報広聴課 高い訴求力を持つネット動画の効果を最大限に引き出す 市町村の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52 には、他の広報ツールとの相乗効果、そして目的やター 江別市 岩見沢市 滝川市 奈井江町 鹿部町 美深町 羽幌町 ゲットを意識したPR戦術を組み立てる必要がある。その 実践・条例法務 全国で広がり始めた 「町内会加入促進条例」 について・・・・・・・・・・・・ 56 成否は市町村の広報戦略の在り方を問う試金石にもな 監修:小樽商科大学商学部企業法学科教授 石黒 匡人氏 筆者:札幌地方自治法研究会 吉田 博氏 る。動画が映し出す地域の未来像を考えてみたい|。 写真上から ・宮崎県小林市は地域の方言 「西諸弁」 を活かした動画が人気に 本誌名「プラクティス」の由来 「プラクティス」 = 「実行」 の意味。 自治体職員が業務で直接活用でき る実践的な情報誌という趣旨で名 づけました。 ・北広島市は定住促進プロモーションの一環として動画を制作 事例研究 過誤徴収の法律問題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58 ∼公営住宅使用料の場合∼ 弁護士 佐々木 泉顕氏 市町村職員自主調査研究グループ助成事業実施報告 1 文化芸術施設の集まる文化芸術ゾーンの活性化に向けた調査・検討・・・・・・・・・・ 60 たきかわ市民芸術村検討グループ代表 吉住 晴美 (滝川市教育委員会社会教育課課長補佐) 2 市民や地元企業と共同で進める 再生可能エネルギーの普及に関する調査研究・・ 62 のぼりべつ環境まちづくり研究会代表 更科 亙輝 (登別市総務部総務グループ法制担当主査) ・浦河町は食の魅力を動画に盛り込んで観光振興を進めている 3 みんなで創るマチのミライ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64 ・北海道情報大学の島田准教授は小学生に映像の魅力を伝える もんべつ×ミライ委員会代表 福田 詳 (紋別市総務部庶務課行政係長) ・町職員が動画に出演して町内の飲食店を紹介する比布町 市町村振興協会コーナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66 ※記事中の所属及び職名は、取材時におけるものです。 北の写真家 幌加内町在住 内海 千樫氏 作 掘 。 ﹂ 道内 多 市町 村 動画 思 感 活用 情報発信 。 組 短編映画 ﹁ 。 相性 目 見 札幌市在住 映像作家・中鉢貴啓 聞 方法 短編映画 地域 作品 、 取組 発信 集 地方 住 欲 。他 市 、 難 映画では絵本作家そらさんが描く様子に地元の子どもも興味津々 映像作家 映画 。 形 話題 形 中鉢 貴啓 ︱ 地域 元 気 。撮 影 後 。 、多 作品 一 過 会 。 。 大切 思 地域 人 行 、空想 映画 。 人 滝川 知 残 、滝川 紙 袋 重要 中 鉢 映画 撮影 描 広 性 伝 作品 意識 。見 人 、出演 ︱思 同 人 数 感 参加 女性 多 。何 思 × × 貢献 写真 投稿 知 、最高 地域貢献 中鉢 地域 計 、観 5 年前 苦手 最 載 有 広 初 知 、 、 、 ﹂ 予 得 ﹂ 前 時 思 写真 市内 中高生 宣伝効果 。認知度 向上 光 PR 。 、 、 実 巡 、今 浸透 。彼 。私 世 中 、 張 思 。 。滝 川 市 。 見 人 。 魅力 参加 促 、住 民 共 感 。地域課題 立 向 元気 私 良 、 。 思 描 形 可能性 課題 、絵 絵本 、 分 込 若者 調 始 。 多 願 。例 同 。 町村 何 積極的 注目 集 。 思 候補地 面白 必要 代 私 ﹁ 告編 。 広 。私 、地 域 楽 。 。 巻 口 作 300 件、3 日 再 生回 。 検索 ︱ 当 映像 。 ﹁ 制作 動画 行動 品 言 考 物語 込 、頑張 姿 、視聴者 心 人 、周 囲 人 数 1万回 超 1日 。 主人 公 行 動 始 作 。 映像 。 合 ・ 口 検索 堅 思 。最 終 的 ﹁内 容 動画 何 。発信力 強 市町村 、敏感 、世 中 意識 、市 町 村 共通 。 動画 意識 SNS ︶ 通 。 組 人 心 届 生 映像 ﹂ 方 、 ︱ 動画 注目 中 鉢 実 SNS︵ ・ 当然 発想 誰 向 見 現 積極的 協力 、滝川市 住民 方々 撮影 滝川 商 店 街以 外 面白 突出 作 思 来 、 商店街 、返 事 夢 語 ﹁北 海 道 時、食 堂 商店街 思 悩 勤 ﹂ 主 。 ﹂ 観光庁長官賞 受賞 。札幌国際短編映画祭2015 、 滝川市 商店街 舞台 × 教 動画 活用 ︱作品 概要 、寂 × 中鉢 ﹁ 人公 滝川市 洋服屋 。 ﹂ 本 作 家・ 大国 描 。 絵 考 目 相談 。私 市町村 中 力 地域 情報発信 、全国 送 出 。彼 関 大 人材 地 域 立派 資 源 道内 活動 映像作家 、 起用 切 活 ︱ 市町 村 。 中 鉢 市 町 村 広 報 活 動 、実 績 手法 採用 傾向 強 地元の子どもがシャッターアートで楽しむ様子も映画の中に 取 特集 動画で伝える地域の魅力 食 継承 。 気付 市 思 品して最優秀賞を受賞。札幌国際短編映画祭2015 では、滝川市の商店街を舞台にした「シャッター× 。映画 動 地域 魅力 思 シャッター」で観光庁長官賞を受賞した。 中鉢 貴啓 (ちゅうばち・たかひろ)氏 活動 動画とSNSを組み合わせる 、 映像作家として「小樽ショートフィルムセッション 提言 思 、 2013」に小樽市の日常風景を描いた「夕泣き」を出 展開 全 違 、動 画 P R 多 。 ﹁ 、 物語 ビデオの制作やフリーペーパー海空の発行に携わる。 │ 情報の拡散が生み出す地域力 │ ル」代表として、道内ミュージシャンのプロモーション 思 必要 通 地域 多 画 制作 起 年女性ファッション誌「FAMI EE (フェミイ)」編集長。 独立後は札幌のデザイン事務所「ルシエルクレー 。食 物 勤務を経て、平成10年マガジンボックス社入社。11 貴重 資源 ︱ 物語 入 町村 昭和48年網走市生まれ。札幌市のデザイン事務所 PRACTICE 2016.5 4 5 PRACTICE 2016.5 Profile 1 そ の 動画で伝える地域の魅力 実 例 細 、 、市内外 北広 。 市 委 開 空手 視聴者 主催 大 多 。市 新 着 動 画 公 開 毎 週 水 曜日。公 心待 内 開催 会、総 合 型 出演 動画 飲食 道都大学 学 散策 、農 産 物 直 売 所 、市 内 市民 活 動 動画 人 気 運 動 教 室、社 交 。 生 倉庫 。終 戦 直 後、市 内 駐 児童養護施設 製 動画 残 郷土資料 記録 転勤 文化 知 、地 。 市 民団 体 会員 、歴 史 、映 像 、 、市 外 ﹁動画 紹介 増 地域 歴史 高 効果 専門 映像制作会社 発 移 住・定 住 関 係 PR 動 画 、撮 編集 確保 選定 台本 市職員 運営 重 ︶ 域活動 参加 、定 住 促 進 効果 感覚 ﹂ 、 積極的 短 、 ﹁V R 動 画﹂ 導 、最 新 技 術 淡々 動画 。山本主査 ﹁美 市 施策 絞 伝 、 思 伝 合 。北 。 住宅購 年 組 情報 必要 編集 全 年度 上回 、 努力 入 市政策広報課 山本真伸主査 語 。 入 取 風景 面白 。動 画 写真 転出者 平成 高 効果 得 文字情報 広島市 転入者 ﹂ 力 込 。 魅力発信 効果 、 移 住・定 住 促 進 動画 入支援制度 、動画 考 、視 聴 場 住民 見 撮影 演技 担 当。出 演 者 WEB 募 、納 得 何度 撮 直 、 、小 型 無 人 機︵ 広 、庁 担当 内 活用 無 市内 風景 。 政策広報課 作 成 、地 域 精 通 。一 方、動画 注 、安定 影 住民 資料的価値 注目 取組 進 起 物語 米進駐軍 好評 店、石 造 留 。 266 本。 担 情報収集 動画 贈 募 、住 民 対 提 掘 。 万回 超 提案 公共 。 。 公 内容 、北広島 魅力 目的 積極的 本 1 分程度 短編動画 視聴者 訴 。動画 再生回数 3 月末 。 ﹂ 、札幌行 時 間 最 大8 本 運 行 分 到着 次 方向 合 、自 分 Kitahiroshima 北広島市 北広島市に住みたくなる! [北広島市] 受 、 活 。同 制 度 公 益 活 動 団 体 専 門 性 事 業 、市 市 民 協 働 事 業 提 案 制 度 、同 法 人 提 案 採 択 再生回数 合計 配信 動画 撮 影、編 集、公開 託 人・北広島IT 定住人口 増加 結 付 PR動画 動画 、住民 絆 深 動画 戦略的 活用 │ 地域の魅力を伝える動画づくり │ 細 年度 。市内 開 ・ ﹂ 応 協働 事業 行 、住民 対象 供 列車 ﹁待 現在 約4万7000回 上 。 狙 性 重視 、分 開。動画 WEB 魅力 NPO 法 地域情報 、専用 。 .TV 世代 性 重視 市民活動 紹介 北広島市 地域情報 発信 定住促進 。 島市 住 良 ﹁ 上 動画投稿 様子 .TV﹂ 、平 成 住民 目線 地域 魅力 発信 市民 提案 動画 配信 ﹁ 市内 視聴 配信 公開 行 動画! 講習 北広島市 移住 北 広 島 市 、1 、少子 宅 地 分 譲 工業 団 地 札幌市 隣接 980 年 代 造成 伴 人口 急増 。 年 6 万11 減少傾向 高齢化 影響 平成 74人 年 度、定 住 人口 ﹁北 広 島 市 平成 目指 ﹂ 開設 、J R 札 幌 駅 遅 通勤・通学圏 。列 車 乗 変 5 市 維 持・増 加 WEB 。 北広島 者 見 画角 26 住 情報発信 取 組 多様 数分間 使 、男性 。 [DATA] 北広島 住環境 注目 集 列車 着 彼女 座 椅子 組 立 動画 仕上 多様 発信手段 組 合 番 動画配信 実現 。 ﹂ 、 市民目線 公園 、市 政 策 広 報 課 平 澤 司 会 者 扮 、市 内 公 園 動画 絞 分 ﹁ 組 肇課長 問題 出題。人口1人当 定住人口 維持 .TV﹂ 取組 通 、 ﹁ 動画 活用 手応 感 市 、動 画 含 出演者は市職員やその家族も。 納得がいくまで撮り直しを重ねる 6 PRACTICE 2016.5 7 PRACTICE 2016.5 公 園 面 積 、道 内 市 町 村 平 均 全 授業 。 孫 相 、学 校 小 学 生。 ﹂ 救命講習 学 住環境 、市 内 、命 大 切 。 2倍 上 恵 小学校 一 環 消防署 連携 。 ﹁頼 出演 救 命 処 置 練習 祖父 熱 演 移住促進 24 面積:119.05㎢ 人口:59,140人(平成28年4月現在) 北広島市に住みたくなる動画 https://www.youtube.com/channel/ UCGAMLWXSidoCqsOXPzRwjTg 転入超過 人口 5年 市民 交流 実現 動画 通 PR 良 住 北広島 12 上 野 正三市 長 行 習 手役 務 地域 魅力 動画 再認識 16 19 20 1 26 救命処置の練習をする子どもの相手役として上野正三市長 (下) も迫真の演技で出演 2 そ の ・ ﹂ 言 活動 取 挑戦 続 ・ 組 ︵SNS︶ 在 方 一新 比布町︱。 、自治体広報 。 ﹁堅 広報 伝 作 広報効果 掛 動画 化 話 、 企 ﹂ 熱 語 。 楽 、制作 取 。動画 ﹂ 、 、文字 写真 発信 目 当 浮 。 ﹁比 布 町 自信 !﹂ ﹂ 。 ﹁ 画 ﹁ 人気 ﹂ 務 町産業振 東京系 放送 。主 役 、今年2月末 ﹁孤独 配信 担当 本物 ﹁課長﹂ 。 最 反響 ﹂ 懐 動画 。昭 和 舞台 CM 人 気 比布駅 、比 布 町 。 ︶ 故・ 年代 。正体 大西係長 上司 当 観 光 PR ﹁ 再現 出演 CM 横矢勲会長 年 ︵現・ 呼 、昭 和 放送 全国 知 CM 名前 C 瞬間、通過 、横矢会長 立 女優 樹木希林 問 掛 !﹂ 言 来 ?﹂ ﹁何 ﹁ 時期 重 。 、 。昭 和9 年 建 設 旧 比 解体 場 。 場、 観光資源 発信 食店 理 訪 歩 、 、名 物 料 ﹂ 動 画 再 生回 数 、 、独特 世界 堅 感想 〝心 声〟 。 ﹁丸 谷 異 語 口 、行 政 出 。 平野隆弘 撮影 編 音楽 作曲 使 常 。 集 行 。 見 応 。大西 。広報紙 取 ・ 人 視聴者 ﹂ 好評 。町外 住 ﹁動画 ﹂ 同 曲 使用 了解 得 ﹁孤 % 活用 情報 。 、広報紙 約36 積極的 投稿 年 。 職員勉強 情報発信 始 活用 向 拡散 ﹂ ﹁課長 期 人 農産物 ﹂ 合 語 。 多 。新 年 度 本。次 回 作 多 新 [DATA] 効果 得 新 。素 晴 動画 発信 考 、住 民 、町 全 認 知 度 向 上、交 流 人口 増 。大 西係 長 ﹁比 布 町 知 紹介 心待 ﹂ 手応 待以上 比布町 情報 届 住民 魅力 名度 加 Pippu 語 。 、動 画 活用 。管 内 魅 力 上川 管 内 市 広 全国 町 、積 極 的 情 報 発 信 思 体 比 布 町 PR 戦 略 組 活用 協働 動画 多 取 感覚 意 発信 ﹂ 意 気込 域連携 活用 動画 ﹁ 。 、動 画 昨年度配信 、町職員 情報 収 変 。情報発信 対 使 横断 開 、部 門 大 町 広報活動 後押 識 集 発信 取 組 会 00 回 数 。今 年3 月 現 在 投 稿 数 切 取組、住民活動 材 得 地域 話題、農協 商工会 情報発信 上 短文投稿 係 長 ﹁動 画 援 手紙 届 住民 連客 独 家 久住昌之氏 経営 累計 約3万回 達 。 飲食店 打診 台本制作 、大 西係長 担当。町内 映像制作会社 醸 味 興 課 丸 谷 希 和 美 主 査。町 内 飲 [比布町] 動画で伝える地域の魅力 実 例 人気CMの再現が大人気 面白 │ 自治体広報の在り方を変える │ 活用 動画 苦 職員 熱意 工夫 凝 ! 動 !﹂ 年1 月、地域密着 ・ 。動画 上 動画投稿 ・ 比 布町 平 成 型 情 報 番 組﹁ 公開 会員制 交流 配 信。旭 川 放送 。 ・ 当 麻町 一 足早 組 、注 目 。比 布 町 総 務 企 画 課 広 情報発信 取 上川 管 内 画 集 音 情報 雰 囲 気 ﹁課 長﹂ 。 ﹁課長 実直 ﹂ 人気 ﹂ 大人気 報 係 大 西 朝 美 係 長 ﹁動 紹介 番組 終盤 町内 ﹁課長 。主 役 即興 物真似 !﹂﹁忘 大 西係 長 〝 無 茶 様子 再 現 掛 合 転 。 ﹁丸谷 大西係長 演 年会 酔 !﹂ 、 姿 見所 。撮 担当 人気 ﹁課 長﹂ 本番 基本 。最近 編集 町職員 振 〟 真剣 応 影 内容 出向 囲 再現 列車 二人 遮 M 布駅舎 累計再生回数 2万回 突破 動画 活用 狩 比 化 特色 近隣町 、防災 年 当 時 ︱ 比 布町 広 報 手 段 月刊 広報紙、 平成 SNS 平成 課題 。 年8 月 先行 、 行政無線 音声放送 限 町内 特産 町 力 弱 8 PRACTICE 2016.5 9 PRACTICE 2016.5 33 11 50 面積:86.90㎢ 人口:3,864人(平成28年4月現在) 比布町youtube公式サイト https://www.youtube.com/user/pipputown 実現 情報発信 効果的 広 地域 、多 ピップエレキバンのCMパロディを大西係長 (左) と 「課長」 が再現 比布町 図 行政 高 認知度 知名度 町 携 編集 撮影 町職員 情報発信 動画 弱 力 町 作 脚本 企画 親 24 限 広 報・PR予 算 56 55 23 発信 情報 23 27 「ぴっぷのグルメ」 は町職員の 「丸谷さん」 が町内を訪ね歩く 3 そ の 今春、豊 交流人口 増加 目指 活 浦河 、笑 顔 語 体 動画 年 地 入 紹介 浦河町︱。平成 受 発信 魅力 町 分 映像 、静 、浦 河 魅 力 。 活動 魅力 、浦河 食 人々 営 ﹁ 合 2 人。 ﹂﹁ ﹂ 口調 s hi﹂ 第 世界 受賞 回東京国際映画祭 回 部門 最優秀脚本賞 、第 ・ ﹂ 。 公 上 代表作 知 映画祭最優秀芸術貢献賞 受賞 ﹁利 休 。映 像 動画投稿 映像 配信 開。英 語、中 国 語、韓 国 語 字 幕 付 着地型観光 推進 課題 交 語 深 刻 、着 地 型 観 光 推 進 関係者 田中 町 農協、 人 、地 域 伝 方法 住人口 確保 取 魅力 PR映像 制作 。中川 訪 組 。町 。 。 役 担 浦河 、 仕掛 必 ﹂ 笑顔 住民 連携 通 。 ﹁動画 加藤 ﹁撮 影 水 産、農 業、食 関 深 見 必要 地域全体 知 穴場 観光素材 。長崎 人気店 魅力的 関心 寄 町 ﹁小 要 ﹂ 語 。 団体旅行離 進 、個 人 旅 行 人気 高 中、観 光 客 地 元 人 学 、 選択 浦河町 少子 高齢化 官公庁 統廃合 縮小 伴 人口減 少 安 温 感 。 映 像 浦 河 出 身 映 画 監 督・田 中 光敏 監 修。住 民 制作 務 制作 定 ﹂ 。 作 ﹁化粧師 ︱kewa i 。町 観 光 大 使 約2 年 間 流 人口 増 加 、移 住 促 進 設 中心 都市住民 対 漁 協、商工 会 議 所、飲 食 店、観 光 施 交 委 員 会︵澤 谷 英 勝 委 員 長︶ 意 見 音楽 2人 優 [浦河町] 動画で伝える地域の魅力 実 例 経験 公開。国内外 浦 河 町 PR 手 、 浦 。古 風 一眼 着 、母 親 協働 風景 勇姿、日高昆 ⋮。四 季 折 々 。住 民 活 経験 、現 動画 制作 。 協 力 隊 員 中川 貢 活躍 考 浦河 ﹁ 観察会、豊富 水 象 人材 担 ﹂ 語 。 、着地型観光 年度 ①観光 来 潜在価値と魅力を活かす 演 撮影 寫真舘﹂。町内出身 女 しゃしんかん 年 公開 町︱浦河町 、個人客 外国人観光客 獲得 目指 。 住民 │ 選ばれるための情報発信 │ 制作 映画監督 着 地型 観 光 推 進 元出 身 映像 観光 制 充実 笑顔 平成 映像﹁ 優・宮 下 町内 風景 写真館 写真館 主 優駿 駆 水揚 河 出 身 俳 優・宇 梶 剛 士 。 桜 吹 雪、牧 場 布 像 映像 作 組 推進 向 町 平成 在取 活 楽 季 獲得 〝外貨〟 得 産資源 星空 撮影 企画。 回 参加 継続的 、 料 理 教 室、町 内 情報発信③ 競走馬 組 女子旅﹂ 約3 割 観光 運 公 開。専 属 観光協会 旅﹂ 。4月 、延 131 人 組 、地 域 資 着地型観光 取 自立 浦河観光協会 委託 動画制作 ︱ 取 育 成 ②W EB 活 。観 光 協 会 。事 業 食 特化 源 参加 人 増 充実 図 。 版 旅﹂ 公 食 魅力 食 魅力 動画 紹介 ﹁ 。 昨 年4 月 発 足 ・人 職員 狙 事 業 中心 ﹁観 光・ 営 豊 。約3 分 、豊 今 年4 月 PR 動画 ﹁ 開 Urakawa 丸投 。 組 合 町 台湾 宿泊 、型 実感 映像 映 、地域 魅力 、 ︵訪日 ﹂ 力 説 。地 大 状況 。 課題 、 組 、 ﹂ 語 。 取 、大 都 市 、広 尾 、単 、日高 圏 中心 外国人 旅行 囲 様 似、 襟裳岬 広域連携 独 強 関心 寄 香港 〝未開 地〟 言 人気 高 北海道 中 中 ﹁ 外 国 人 旅 行 ︶対 策 方創生 柱 国内外 発信 勝負 映像制作 担当 町水産商工観 光 課 長 崎 哲 之 課 長 補 佐 ﹁企 業 [DATA] 着地型観光 3町 依存 地域 活 力 高 10 PRACTICE 2016.5 11 PRACTICE 2016.5 捉 個人型観光客 種類 動 札幌市 役割 協力 委 託。飲 食 地域 。 行 、撮 影 中心的 超 動画 紹介 検討。照明 地域資源 価値 認識 浦河町 始 戦略的 観光地 節 別、外国 語 字 幕 版 画 、食 撮 影 定 評 所 映像制作会社 制作 店勤務 経験 約 隊員 加藤 担 飲食店 着地型観光 担 人材 育 39 面積:694.26㎢ 人口:12,859人(平成28年4月現在) 浦河町PR映像「ウララ寫真舘」 http://www.town.urakawa.hokkaido.jp/about/ PReizou.html 浦河観光協会ホームページ http://urakawa-tabi.com/ 意識 改革 進 観光 対 観光素材 発掘 個人旅行向 発信 観光資源 映像化 14 37 基盤 弱 観光客 受 入 体 制 整備 今春には浦河の豊かな食に特化した動画を観光ポータルサイトで公開 25 17 16 27 15 時 間 100 時 間 20 地域経済 衰退 人口減少 3 25 「ウララ寫真舘」 では、 浦河町に縁がある俳優の宇梶剛士さん (左) と町内出身の宮下と もみさんが地域の魅力を紹介する 4 そ の 動画で伝える地域の魅力 実 例 盛 岐阜県関市︱。 。刃物 存在 関市 存在 取 組 架空 知 万回 。 上 、再生 介 大 呼 ! 納税 。 。 、自 治 体 超 、 上回 来 場 倍 達 、 、例 年 ﹂ 、 。公開 2週間後 開 。 相次 恒例行事﹁刃物 取材 者 賑 反響 高 契機 宮 崎 県 小 林 市 PR 効果 市 想定 申込件数 前年 折 大 動画 脚光 浴 若 者 認知 度 関市 刃 誇 、曲 歴史 ﹁関 刀 折 武将 愛 切 。明治維新後 、刀剣類 担当 。 、 民生品 話題 呼 伝 広報活動 関市 魅力 同 課 三輪 博 樹 主任 主査 上 大 、 ﹂ 多 鎌倉時代末期 始 物 産 業 700 年 超 、 。古 用 局 刃物のない、人生なんて。 [岐阜県関市] 刃物産業 若 世代 関心 薄 支 再生回数 。 連続 欠 美容師⋮5 生活 、国内外 刃物 供 反響 広 突破 包丁 。若 者 実直 情報 、若 者 利 ﹁若者 興味 持 内容 突 自治体 込 提供 関市 並 国際的 刃 。 話題性 、 。 年 現 在、刃 物 年 心掛 面白 身 近 場面 描 平成 物都市 発展 持 映像 重視 使 映 画﹁ 大 太刀 加 子﹂ 主 人 納税 返礼品 集 本 企画 展 話題 展示 市 刃物産業 化 地方 創生 柱 位 置 付 、動 画 公 開 後 公 開催 、 物 日本刀 面白 、庁内 理解 興味 続 、市 大切 取 組 ﹂ 語 。 。特 定 手 、新 、常 新 表現 手 法 注目 重要 。三輪主任主査 ﹁斬新 効果 的 ﹂ 説明 。 ﹁刃物 無 世界﹂ 動画制作 若 一環 者 意識 PR 重視。PR会社 距離 関係無 全国 。関 市 発信 、誰 内 容 〝 炎 上〟 企画 練 際 、刃物 配慮 段 問 活用 Seki 岐阜県関市 市民 評価 用 、爪 切 注目 集 、 過 浮上 中 、 関市 生産 移 、英国 人 1割程度 課題 市観光交流課 発信 。 件 番組 紹 万回 笑 関市 刃物産業 大切 刃物 刃物 無 。 分 存在 給 視聴者 強 訴 知 代 関 市 主要 産 業 刃 物 中心 約 急 増。半 年 ﹂ ︵超現実的︶ ﹂﹁思 公開直 後 ∼ 全国 。動画 回数 ﹁ 役割 果 PR動画 、約半年 、刃物産業 大切 占 秒 世界 、市 認知度向上 大 昨年9月 公開 作 ︱。架空 約5 割 年度 、知 名 度 向 上 。 展 言 潤沢 大掛 話題 本格的 。 心 全国 若 者 世 代 開 、 、全 国 区 産業施策 、若者 関市 刃 歴史 考 予算 無 。 CM 広告 打 若者 1 │ 動画で伝統産業をプロモーション │ 古 中 課題 描 大 。関市 世界 欲 超 ・ 強烈 不便 描 上回 反響 驚 世 刃物 無 世界 生 想定 ﹁ ︶ ﹂ 、昨年9 月 関市 PR ︵刃 、見 者 上 動画投稿 公開 。 切 叩 全国 約1 月 開 輸出額 。毎 年 中心 約340 億 円 達 、金 新 郎 新 婦。客 髪 主婦。素 手 割 間出荷額 額 。欧 米 00 億 円 達 社 ﹁大廉売市﹂ ﹂ 、市内約 出展 地 東 。首 都 圏 住 関 対象 関市 年 度、首 都 圏 観光振興 、大勢 観光客 賑 。 、日 本 刀 鍛 錬 実 演 ﹁刃物 刃物 行 刃物 魅力 域活性化 結 付 若者 ︱。市 平 成 海圏 住 関 実施 物 上 効果 。 刃物産業 活性化 年度、若者 事業 取 組 地域 支 2 歴史 特 面積:472.8㎢ 人口:90,502人(平成28年4月現在) 関市youtube公式サイト https://www.youtube.com/channel/ UCDxaOKyV6MSqKj2VcMLDOxg 納税 増加 市 平成 第1 弾 ﹁信 長 野 望﹂ [DATA] 観光客数 長 良川 鉄 道 ﹁ 。 若者 関 車両 走 別企画展 。戦国武将隊 描 好 。第2 弾 人 気 企画 歴史 心 集 ﹂ 扮 日本刀 制作。 市 内 刀 匠・二十 五 代 藤 原 兼 房 氏 市職員 地域PR動画 23 30 17 12 PRACTICE 2016.5 13 PRACTICE 2016.5 25 」 浸透 全国的 「刃物 連携強化 専門家 戦略 若年層 関心 引 付 40 25 10 関 刃物 国内外 発信 刃物 調査 ハサミがないので女性客の髪を噛みちぎる美容師。 刃物のありがたさを感じさせる 23 、 力 向上 刃物 40 10 30 記者発表 関市 刃物産業 認知度 低 25 24 包丁の無い架空の世界を描いた関市のPRムービー。 主婦は素手でニンジンに挑む 5 そ の 動画で伝える地域の魅力 実 例 ・ 注目 公開 大 。1 分 理解 紹介 食 言葉 小林﹂ 月後 秒 年4 。 男性 、小 林 市 星 見 待 にし もろ 語 次 話題 呼 、 。市 倍、移住関係 取材 相 閲覧数 2 倍 。首 都 圏 合 同 移 行列 伸 住相談会 達 、小 林 市 、相 談 件 数 4・5 倍 。 貢献 越 つる だ 乗 認知度向上 大 動画 、住 民 ﹃内 向 出身者 ﹄ ﹂ 、 持 東京 西諸弁﹂ ﹁ 話題 掘 起 目 留 聞 映像 加 、 ﹄ 強 地域 目的 ﹃外向 市 地 方 創 生課 鶴田健 介 主任 主 事 ﹁移 住 促 進 動画 話 経験 、私 自 身 。方 言 再発見 多 標準語 学 生生活 失 敗 大学 持 人 意識 魅力 、 。 。公 開 直 語 。動画 見 ﹁方言 誇 共感 ﹂ 募集。市民 出身者 誰 。 語 交流 描 ﹁ 。 、市 内 県 。 受 人 参加 行 絵 制作陣 指導 第2 弾 動 画 制 作 立小 林 秀 峰 高 校 生徒 小林﹂ 世 送 出 戦略 CM 進 ﹁西諸弁 。越智 制作 西諸弁 、市広報 種類 周到 。最 初 。 中 ﹁西諸弁 ・ 、西諸弁 ﹁ 。男 、日 本 語 字 。滑 ﹂ 目標 、市内外 小林市 応 驚異的 再生回数 記録。自治体P 小林市 民 ﹁養殖 身 ﹁参画人口﹂ 増加 小林市 不思議 頼 言葉 幕 話 伝 ﹂ 意味 ﹁西諸弁﹂ 終盤 衝撃 結末 性 ﹁ ﹂ 短文投稿 小林市 後 活 。 交流 浮 議論 重 ﹂ ・ 市民 写真 西諸弁 方言 標 準 語 化 計 画﹂ 始 動 手掛 。表 情 豊 会員制交流 単語 組 合 紙 公 募。半 年 間 。越 智 高校生 、 描 、 高校生 市内外 大 呼 、西 諸 弁T 写真 発表 反響 商品 化 取組 。生 徒 人材 育成 職業選択 視野 全 、地 域 貢 献 狙 広 。 現 、小 林 市 名 前 、LINE ﹂ 動画に込めたまちへの愛情 [宮崎県小林市] 日 公開 小 林﹂ 、 異例 大 再 日現在 約 再 生回 数 月 歩 市 人 男性 自然 中 、多 ﹁ 年、同 課 。 動画 立 上 。 ﹁ ﹂ ︵一 緒 ︶ 。約 │ 共感と参画を呼び起こす │ 参加 約188万7000回 上 動画投稿 宮崎県小林市 平成 年8月、移住PR動画﹁ 月 日 R動画 援 、 P R 動 画﹁ 昨 年8 月 再生数 衝撃 188万回 突 破。今 年 。公 開5 日 後 自治体PR動画 万回 訪 街並 。 約188 万7000 回 驚 異 的 小林市 、美 心 通 。話題性 星空 美 生回数 記録 続 ﹁ 市民 増 追求 市民 呼 掛 動画制作 原点 平成 根強 人気 支 人 共感 ﹂ 、西諸弁 ﹁ 小林 ﹂ 合 造語 ﹂ ﹁ 、 ﹁見 、強烈 。小林市 地域資源 発掘 目標 者 劇団員 化﹂ U・I 代 9人 〝一 本釣 動 端緒 目指 制 作。生 徒 ﹂ ﹂﹁小 林 市 帰 感動 8 作品 審査 理解 男性 前 仙人 採用 。 ﹂ 関 ⋮。動 現 、 。山 奥 ﹁ 山 奥 編﹂ 公 多数届 、 ﹁故 郷 頑 張 参加 倒 式 PR 行 、 人、応援 人 大 人、話 参画 場所 月 再 生回 数 8 万 全 西諸弁 下山 、言 葉 画 公 開3 [DATA] 目的 力 、市 全 。 含 ﹃参 画 人口﹄ 鶴 田 主 任 主 事 ﹁住 000回 超 題 増 後押 。 定 住・交 流 人口 増 加 体 取組 ﹂ 力 込 9 Kobayashi 宮崎県小林市 魅力 再発見 参画人口 増加 ∼ 、地域 魅力 PR戦略 国区 押 上 子育 環境 参画人口 増加 目指 ! 良 結 付 、全国的 知名度 、移住 定住 中 小林市 住 評価 低 。 PR動画 制作 。同 時期、市 。 小林市 認知度 全国 高 14 PRACTICE 2016.5 15 PRACTICE 2016.5 状況 決 市 昨年度、初 取 組 届 小 林 市 出 身 、海 外 映 画 企画 政 策課 1 通 発信者 大 手 広 告 代理店 越 祭 受賞実績 ﹂ 地域住民 出身者 参画 協働 10 面積:562.95㎢ 人口:45,765人(平成28年4月現在) 小林市公式youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/ UCsWLrLk4sk7xXbAmBL3ONqA 醸成 愛着 誇 発信 情報 動画 呼 共感 発見・共有 可視化 地域資源 47 28 ・越 智一 仁 。 ﹁故 郷 貢 献 認知度 発信力 不足 8 提案 、市職員 対象 ﹁ 地域 魅力 独自性 失 27 20 26 45 電通 広告 智 人口 減少 急速 進 個性 持 〟 西諸弁を全国区に押し上げる端緒となった ポスターは90種類を作成 40 90 4 27 20 10 20 小林市のさまざまな不思議を語るフランス人男性…実はすべて西諸弁 会社 動画を活かした市町村の広報戦略 ︱ 実 践方法を教えます ︱ 忘 、 目指 年 仕事 ﹂ 開局 年 市内 ﹁ 、地 域 FM 設 立 。平成 夢 。 年目 迎 制作、営業、運営 初 域 情報発信 関 手 、現在 。地 入社 。 、計画。設 、商工、労働、観 ﹂ 構想 年 若 林 由 仁 町 産 業 振 興 課 ﹁由 仁 事業担当﹂ 。元 土 関 札幌 日時:平成 28 年3月 29 日(火)京王 。 年 商工 木 技術職 、平成6年 ﹁ 計・監督 担当 観光課 異動 仕事 携 由仁 株式会社えりすいしかりネットテレビメディア局長 能村 久美子 (のうむら・くみこ) 当麻町まちづくり推進課広報係長 弘中 芳春 (ひろなか・よしはる) コーディネーター 北海道情報大学情報メディア学部准教授 (敬称略) 島田 英二 (しまだ・えいじ) イカール星人の誕生! 出会 。 、観光PR動画 制 若林 貴彦 (わかばやし・たかひこ) 動画 由仁町産業振興課由仁のもの事業担当主査 R動画﹁ 人 多 宙人 、港沿 函館市役所 姿 侵略 容赦 赤 破壊 倉庫群 星人﹂ 思 浮 。 最 驚 斬新 、函館 魅 動 画 、行 政 。 ﹁宇 宙 人 発信 地球 都市﹂ 力 PR 宇 島田 自治体動画 成功例 言 、函 館 市 平 成 年 公 開 P 作 条例﹂ 策定 阪口 あき子 (さかぐち・あきこ) 手法 株式会社シンプルウェイ代表取締役社長 動画との出会いは 。大 学 映像 ﹁小 研究 映 像 教 育、 、映 画 。 通 ﹂ ﹁札幌国際 市 主催 関 島田 北海道情報大学 島田 。 専 門 映 像 制 作 、主 短 編 映 画 作 地域 、小 短 編 映 画 祭﹂ 携 年 度、国 動画 制作 、 担当 。平 成 SNS、 弘中 当麻町 広報 。広報紙 担当 事業 町内 情報通信網 充実 毎 週 末 ﹁当 麻町 聞 。 ﹁ 。 。最 始 一 層 高 、観 光 客 増 加 要 。動画 函館 情報発信 番組 紹介 設 、動 ・ 情報発信 地域 行事 、前 任 者 、動 画 。 始 分 番組枠 活用 。 制作 ・ 星人 。成 功 要 PR動画 明確 。当 時、日 市 姿勢 。 、全 国 的 ﹁ 立 ﹂ 重 独 目的 。仕 様 書 指定 上 動画共有 活用 因 2 営 95 万 回 現 在、私 会 社 自 主 運 CM 放 送 局﹂ 再 生回 数 延 2 阪口 函 館 P R 動 画 約100 本 制 作 因 広 阪口 函 館 市 映 像 本格化 初 画 ﹂ 契 機 、旭 川 23 座談会 年前 夫 経営 、 。 時代 市 ﹁ なくない。座談会では動画の制作や活用を実践している 月 地産地消 基本理 光、消費者行政 。 年 ﹁ 15 16 動画で伝える地域の魅力 制作 。静 岡 県 出 身 一 緒 函館 移住 発信 考 、映 像 制 作 会 社 動画 来 年 市 分野 、 。営業経験 活 公式観光情報 。現 在 星人﹂ 動画 制 考 、平 成 設立 役 立 話題 委託 ﹁ 作 観光部 。 方や具体的な実践方法について議論した。 14 15 ﹂ 運 営 受託 。結 婚 後、子 育 2 年 経 験。親 転 勤 石 狩 市 住 振興をはじめ、移住・定住施策、地域ブランド化など、 PRACTICE 2016.5 17 PRACTICE 2016.5 道内の市町村でも、インターネット動画等を活用した 念 据 函館市公式観光情報サイト 「はこぶら」 もシンプルウェイが編集を 受託している 作成 イカール星人が送り込んだイカ型ロボット 「IKABO」 と函館を守る タワーロボが函館市内で闘う 数が伸びない」 「成果が得られない」という市町村も少 10 平成 8 年:アルバイトタイムス入社 (静岡市) 平成14 年:函館に移住し株式会社シンプルウェイ設立 平成20年:函館市からYouTube 用観光CM制作を受託 約100 本の動画の再生回数は延べ 295 万回超。 http://www.omoide.tv/hakotube/ 平成22年:函館市公式観光情報サイト 「はこぶら」運営を受託 年間1151万ページビューに成長 http://www.hakobura.jp/ 20 多様な目的で動画を活用することで、認知度の向上や地 18 市町村職員や専門家が、動画を活用した広報戦略の在り 19 域のイメージアップに結び付けている。反面で 「再生回 12 PROFILE 能村 大学時代 情報発信 興味 持 、NHK札幌放送局 移 、町 内 会 広 報 紙 「イカール星人」で函館をPR ! 動画活用のメディア戦略を重視 21 株式会社シンプルウェイ代表取締役社長 12 広報やプロモーション活動が活発に行われている。観光 阪 口 あき子 20 利用 始 伝 本 函館 魅力 。 活用 明確 、 方針 。 ﹁少 過 活用方法 明 良 ﹂ 。私 会 社 全 持 ﹂ 後、責任者 課長 良 。責 任 星人 大 要因 単 。 、自治体 公 発表 反響 動画 知 思 、広報全体 大事 、他 広報 人 市町村 方針 加 。映 、 取 読 島田 発 注 者 意図 制作 進 確 受 阪口 仕 様 書 激 作 受注 決 ﹁何 言 像 式 CM 、大 島田 発注者 。 ﹂ 感 。 取 。動画単体 中 位置付 。 関連動画 、動画 入口 、観 光 情 報 考 方 重要 誘導 取 。 王道 観 光 、 星人 。 、函館 。例 東京 函館 情報 重視 。 思 度量 要因 重要 何 。 ? 頃 紹介 撮影 ∼ 見 定 一 成功 視 不可 利用 具体的 時期 、 、今 動画 見 公開 地域 本 動画 。 含 小料 士 ﹂ 見 、動画 世代 。 込 絞 BGM 決 多 。 狙 良 関 。 函 客層 男性 。歴史 研 思 。 。彼 番組 撮 影、 動画 制作 企画 、 真剣 見 ? 、基 大切 。出 演 者 考 絞 制作 見 話 試行錯誤 付 音 拾 付 。 伝 取 意識 世代 視聴 中 、 店 魅力 、会 話 流 。 町内の飲食店などを紹介する 「ひるとうま」 「よるとうま」の動画に は商工会の職員が出演。撮影は当麻町の職員が行っている 出 会議﹂ 星人 。 、新 夜景 街並 館市 観光PR 、主 女性 美 島田 確 喜 人 阪口 動画 内 容 ﹁ 考 。仕事 考 多彩 顔 写 真 愛 好 家、 芝 居 〝面 白 人〟 究者 人 星人 、 感 、 。 両方 若 世代 伝 撮影 自然 。主 付 始 。 1 本目 進 行役 ﹁都会 近 田舎・由仁町﹂ 担当 込 、札 幌 編集 。私 島田 由仁町 。 若林 平成 年 町 魅力 発信 、 購入 予 算 面 。編集 工夫 世代。彼 面白 。編集 思 、 撮影 苦労 学 上 動画 。 、 取 契機 当 。私 入 連続 効果音 ﹂ ﹁ 。 ﹁ 知 店 用意 紹介 商工 。出 、 夜営 映像化 昼営業 。 放送 大好 人 。人気 組 本的 台本 。飲 食 店 料理 知 。1 回目 動画 制作 島田 台本 用意 弘中 出演者 欲 、町内 飲食店 紹 人 ﹁機 動 戦 代 男性 定 環境 普及 作 時 ターゲットを意識する 人 1年 。日 本 阪口 動 画 聴者、 欠 始 多 。 。子 組 介 。 店 紹介 分 番組 紹介 料理 。 体 制 動画 作 好評 ﹁ 会話 中 紹介 伝 店 客 店主 人柄、 店 歴史 至 ﹂ 。 良 。動 画 中 静 止 画 動画 質感 気 候 良 、町 内 特 産 品、由 仁 。動 。取 材 現 場 弘中 広報係 2人 一 人 写真 撮 私 動 画、 島田 増 雰囲気 。動画 、楽 理屋 、町 民 中 会 男性 演者 、 酒 業 当麻商工会 ﹂ 中 動画 麻町 移住 156 本 動画 発信 話題 様子 平成 4 年:当麻町採用 (民生課福祉係) 平成 9 年:当麻町教育委員会社会教育課社会教育係へ派遣 平成13 年:北海道教育委員会上川教育局生涯学習課社会教育係 平成14 年:当麻町教育委員会社会教育係社会教育主事 平成 21年:税務住民課税務係 平成25年:総務企画課まちづくり推進室広報係 平成26年:総務企画課まちづくり推進室広報係長 平成27年:まちづくり推進課広報係長 、当初 慣 表現 住 人 奇 、理解 思 。 ﹁函 館 距離 !﹂ 精神的 合 破壊 ? 。 目指 住 息 動画 感覚 持 、知 、函館 縁 無 東 、視 聴 者 面白 動画 感 縮 、 京 人 見 聞 。決 大切 島田 市内 建物 。 宣伝 時間 後 。 動画 。 年 映像制作会 、町 公 共 施 設 活用 。 編集作業 紹介 ﹂ 喜 観光施設 名所 。慣 動画 年 動画 作成 動画 阪口 担 当 課 長 手 分 、建 物 所有者 事前 挨拶 行 ﹁面 白 制作 島田 若林 平 成 紹介 社 委託 活用 。 小 思 作 町 、再 生 回 数 1 住民 協力 、由 仁 町 制作 例 ﹁HAPPY﹂動画 達 NI・T O W N﹂ 、多 進 万回近 金 活用 古民 家 動画 作 場、観 光 農 園 、町内 施設 紹 介 テクニックを身に付ける 島田 動 画 活用 市町村 増 、特 市町村 作 手 ゼロ予算で冬イベントを作るプロジェクトも動画でPR 。 。昨 年 度 地 方 創 生 先 行 型 交 付 単独 得 撮影 ﹁H A P P Y﹂ ﹁H A P P Y・YU ・ 、世 界 中 一 大 観 光PR 24 まちづくり推進課広報係長 画編集 経験 無 26 ﹁ 、 中 観光 。函館 情報 中 回遊 PR映像 組 合 動画 生 自治体動画に熱視線 聞 開催 年、住民 連 試 41 10 PROFILE 50 23 30 当麻の飲食店を楽しく紹介! 試行錯誤で技術を磨く 島田 市町 村 動画 活用 広報 取 組 事例 増 。 、住 民 開催 弘中 当麻町 平成 予算 冬 携 、自 23 弘 中 芳 春 当麻町 15 18 PRACTICE 2016.5 PRACTICE 2016.5 19 25 、使 手 、動画 関 持 若 林 外注 選択 必要 方 撮 始 動画 。 学校 、先生 子 立場 。学校 、 撮影技術 独学 状態 。市町村 教育 受 映像 作 職員 少 法 分 弘中 担当 企画力 磨 。失敗 大 方 、面白 。当 初 慣 。 遊 心 欠 必要 学 撮影 苦労 動画 考 ﹁作 作 。私 感 動画 。 視聴者 飽 ﹂﹁自 分 思 。 長 一 正解 面白 切﹂ 若林 動画 。函館市熱 。短 阪口 理 想 1 分 以 内 1 本 動画 多 要 編集 素 詰 込 動画 、 瞬間 1 必要 、 。 、編集 大 。撮 影 込 紹介 温泉 飛 帯動物園 魅力 猿 収 思 切 5日 要 分7 秒 胆 外部向 PR動画 、 若 林 貴 彦 影 良 影 思 納品 。 撮 確保 。 行事 高 確定 、急 、 苦労 夜景 良 番組 使 有効 続 。 念書 。 当日 天 気 悪 局 提供 高解像度 夜景動画 。 、必要 応 函館市 、 観光 PR 契約書 動画 発信 若 林 由仁町 住民 向 年度 作成 取 決 。 違 公開 決裁 、複製 二次利用 。書 類 描 説明 上司 確 認 。 島田 市町 村 動画 制 作 時 手続 訳 弘 中 企画 書 起 案 。絵 。 。 !﹂ 見積 ﹂ 市町村 若 林 町長 副町長 実際 動画 、了 解 得 見 始 、業者 島田 動画 ﹁自 分 ﹁ 、市 議 会 映 像 配 取 市 役 所4 階 。 。 信 担当 島田 動画 人 気 ? 能村 最 多 ﹁ 刺身 作 方﹂ 。再生回数 約1 万6000 回 。石 狩 湾 。最近 弘 中 職員 経験 無 思 伝 編集 話 良 撮影 思 追 。 、中 、1 年 行 職員 撮 影 必要 四季 変化 。 撮 、詰 実際 動画 。 練習 撮影 映像 。観 光PR 動 画 心的 。 使 、 分担 必要 。三脚 立 2 。 介 。住民 撮影 動物 。 人 活 温 、音 声 能村 私 。 使 。動画 深 、鳥 、地域 、 地 気 、 出 拾 場 開 。地域 住 登場 、地 域 域 躍 能 村 市民 映 像 地域 提供 役 提供 人 ﹂ 人 大 大切 !﹂﹁知 。市民 。 、動 画 動 画 、画 面 登 場 手伝 !﹂ ﹁私 。 多 向 出 人 。 、小 骨 相談 〟 携 獲 敬遠 。漁 師 ﹁包丁 入 方 撮影 撮影 〝 合 思 立派 動 画 制作 依 多 身 包丁 動画 。地 場 産 品 消 費 拡 大 。 島田 映 画 必 美男美女 出演 、市 民 主 役 動画 楽 、支援 輪 広 。私自 。 ﹂ 認知症 啓 市民 協力 石狩湾新港 。会 社 広 人 年 開 局 以 来 約180 発信 増 市 民 団 体、企 業 。 制作 願 。藤 女 子 大 学 生 市 担当課 紹介番組 制作 発動画 生放送 行 〝石狩 今 〟 伝 生活 役立 動画 ﹁ ﹁市 平成 年 市 委託 受 ﹂ 開設 、 民 生 活 便 利 帳︵ 動 画 版 ︶ 頼 受 石狩市 0 本 制作 画 、平 成 能 村 成 人 式 避 難 訓 練、朝 市、野 鳥 紅葉 多彩 地域 動 。 持 阪口 市町 村 業 者 映 像 制 作 発 時 、素 材 成果品 注 撮 。昨年度 観光 自前 撮 昭和55年:由仁町採用 (建設課土木係) 平成11年:農政課ハーブ事業推進室企画係長 平成14 年:産業振興課商工観光係長・農村交流施設整備係長 平成15 年:産業振興課商工観光担当主査 平成19 年:議会事務局事務担当主査 平成 21年:総務まちづくり課まちづくり室まちづくり担当主査 平成24年:産業振興課由仁のもの推進室事業推進担当主査 平成27年:産業振興課由仁のもの事業担当主査 映像制作会社 委託 PROFILE 27 昭和61年:NHK札幌放送局アナウンス室アシスタント 昭和63年:旅行代理店営業職 平成 9 年:明乳パストラルシティ町内会広報紙担当 平成10 年:子育てサークル 「ママがんばって」代表 平成12 年:石狩市審議会委員 (男女共同参画、地場企業活性 化、 市民参加制度、 環境) 平成19 年:えりすいしかりネットテレビ入社 平成22年:取締役メディア局長 札幌学院大学社会情報学部学外講師、 非常勤講師 動画でコミュニケーション 島田 、観 光 客 18 PROFILE 20 PRACTICE 2016.5 PRACTICE 2016.5 21 産業振興課由仁のもの事業担当主査 23 株式会社えりすいしかりネットテレビメディア局長 由仁町の飲食店を紹介することで交流人口拡大を狙う 石狩市の事業紹介も受託して、動画で紹介している 由仁町 能 村 久 美 子 由仁町観光PR用動画には若林主査 (右) も自ら出演 制作した動画の中で一番人気は、厚田の漁師さんが実演する 「ニシンの刺身の作り方」 動画を活かして由仁の魅力PR! 観光客が見たい動画を撮る 行政・市民の活動を動画で発信! 動画が暮らしや生活を豊かにする 影響力 深 、住民 円 負担 。 充実 活用 数 位 ?﹂ 聞 島田 。 張 大切 。 。 。大 測 難 動画 、生活 作 。 発見 情報 。市 町 村 職 員 3 ∼ 必要 面白 面白 豊 。 効果 。 効果 説明文 情報 終 大 意味 再生回 公開 、 。会社 営業 回 。 動画 活用 持 、 。 数 、 。動 画 阪口 古 動 画 常 更新 、新 説得材料 ﹁動 画 思 能村 動画 、 発信効果を高める 秘訣とは? 人 暮 能村 地域 。 吸 上 広報 5 年 異動 、 思 見 。 音 頭﹂ 活 動画 若 林 地域 人 視点 大切 広 。 目的 動 画、観 光 客 見 弘中 地域 中 裾野 大切 。 若林 市町村 、住 民 見 動画 内 容 違 島田 動画 作 、動画 貯 価値 出 、 見 発信 、 想像 必要 、市 立 伝統芸能 。 ﹁浜 益 沖 揚 撮 視 点 不可 欠 能村 動画 思 。 ﹁ 望 来 獅 子 舞﹂ 方 置 。 動画 移 変 。 予算 賛同 動画 紹介 思 結成 年 間1 万 土壌 広 意欲 思 ・ 。最 近、東 京 中 学 阪口 若 人 中 動画 作 人 結構 。自治体 切 生 独力 作 話題 覧 必要 思 a ko datecm ﹂ 。 更新情報 0 人 登録者 能 便利 。動 画 一 ﹁h 地域 魅力 導 思 。 情報 誘 。 動画 付 方 説明文 内 検索 、意識 良 、 大切 動 盛 、動 画 勢 。 動画 伝 入 込 、所 在 地 誘導 大切 具体的 情報 文字 方 分 。関連 取組 思 !﹂ 。 ﹁ 市町村 まずは撮ってみよう! 島田 映像 活用 画 始 、手法 目的 後付 現状 掲載 手近 。 機材 数 ﹁ 共感 重 ﹁空 思 。 移住相談 結構 家 若 林 由仁町 。町 地・空 建物 写真 ﹂ 開設 間取 。成 功 例 積 、動画 魅力 効果 広 活用 上 大切 見 。 発信 目 的 、誰 、 高 、 思 考 事例 無 、期 努力 必要 。 情報発信 動画 欲 返 、映 像 情報 。何 初 。動 画 活 用 盛 反響 呼 、 正解﹂ 大 地域全体 撮 、 繰 考 市町村 、 活 情報発信 向 使 多 動画 、 全国 発 信 良 向 。最 近 小学生向 。子 意識 。 。 島田 視聴者 知 仕掛 必要 、瞬 ﹂ 祝賀飛 取 。 店 雰囲気 阪口 容 重要 機 公開 、約170 。 。動 画 発信 能 村 拡散 方法 大切 短命 言 間的 爆発力 ﹁ 前日 動画 SNS 話題 大切 万回 達 持 。 時間 。動 画 制 作 時 間 費 伸 紹介 一眼 安 、高 画 質 映 像 映像 配信 単 、高齢 声 ﹂ 提案 。私 関 頓挫 ﹂ 、若 人 人 変 、 仕掛 動画 、再 性 、夕 方 大 。狙 、当 日 撮影 知 、敢 阪口 先日、北 海 道 新 幹 線 開 業 、航 空 自 衛 隊 合 行 飛行 拡散 。 。 話題性 。 一気 数 。SNS 話題 生回 数 島田 必要 阪口 観光PR動画 重要 。 延 約200 件 送 多 ﹁何 活動 世代 影響 傾向 活字 媒体 比 動画 軽視 。 。 。編集 。今 動 画 再 生回 数 地域 ﹂ 一 方 ﹁動 画 時代 撮影 遊 使 、誰 価 良 機材 掛 方 含 星人 場合、東京方面 上 10 動画 納 使 図 書 館 DV D 若林 市民向 意味 、 撮影 思 、 、私 組 人 支援者 応援団 何 能村 動画制作 、皆 以上 時間 人件費 。 皆 。 動画 取 、 、 短編映画 、動 画 制 作 裾野 広 方 意味 動画 活用 始 、自治体 公式動画 制作 携 ﹁続 。無名 。 大 、 世代 。 、結 局 、 思 上 能村 市民 協働 意味 動画発信 手掛 地域 良 。 各地 手 江別市と北海道情報大学のコラボレーションで、江別をPRする 映像「江別ものがたり」 を学生が企画・撮影 地域 。 増 組 高 団 事業 限界 。地 方 創 生 交 付 金 動 画 自治体 思 制作 補助金頼 。 取 、観光協会 。観 光 分 野 PR 動 画 交付金 、行政 体収 益 事 業 動画 質 内 容 思 発信 、将来的 飲食店 情報 広報 、地 域 全 体 底 上 。 弘中 動画 紹介 紹介 使 。 映像制作 必 要 、全 前 年 島田 高価 機材 平成12 年:南カリフォルニア大学のシネマ&TV サマー・ プロダクション・ワークショップ 2000に参加 し、 短編映画を5 本制作。 平成13 年:短編映画「hands」がアメリカン・ショートシ ョートフィルムフェスティバルでノミネート するほか韓国・ブラジルなど 5カ国の映画祭で 紹介される 平成14 年:映像制作団体 「MAX CORE ROOM」を設立 平成18 年 札幌国際短編映画祭運営委員 平成20年:北海道情報大学情報メディア学部准教授 思 使 。 PROFILE 動画 重要 島田先生が制作した短編映画「銀杏の樹の下で」 は北海道大 学の銀杏並木が美しいハートウォーミングドラマ 20 北海道情報大学情報メディア学部准教授 良 島田 土台 誰でも撮影・編集ができる時代 動画の活用法を実践で学ぼう! 22 PRACTICE 2016.5 PRACTICE 2016.5 23 島 田 英 二 コーディネーター 90 子育 尽 増加 薄化 相談 希 時代 共働 。 悩 減 、孤 独 感 中 、身 回 、地 域 、核 家 族 化 悩 バスツアーで 友達づくりを 進 人 保護者 少 多 、平 成 陸・空 自 衛 隊 工業 団 若年世代 若 ・3 歳 、住 民 平 均 年 道内市町村 最 年 国勢調査 千歳市 地 勤務 齢 約 。就学前 。一 方 転勤族 多 、年間約 子育 世帯 6000人 転出入 子 返 35 、 。 深 何度 土地 悩 居住歴 5年未満 状 。 ﹁見 知 交 振 政 申 込 。 2 所 市子 育 支 援 ﹂ ﹁ ﹁ ﹂ 訪問 市 施設 保護者 。車 千歳水族館﹂ 、2回目 人気 ﹂ 見学。市立図書館 、1回目 子 ﹁ 内 ﹁ 、市 子 育 新千歳空港 内 。 訪問 、翌日 連 一緒 。保 護 者 同 士 、多数 申 担 当。昼 食 同士 会話 弾 交換 ﹁楽 企画 盛 込 込 絡先 子育 支 援 職 。千 、子育 世代 孤立 防 成果 事業 予算、低予 創意工夫 行動力 、 市 保育士 意味 大 歳市 員一 人 実現 民間事業者 協力 、 算 ﹂ 石澤係長 胸 張 。 ﹁ 子育 ﹂ 子育てコンシェルジュ が訪問 年度 版 子育 転入親子ウエルカム交流ツアーの参加者たち (左上) 、 つどいの広場で遊ぶ子どもたち (右上) 、 ベビー・子ども用品などのフリーマーケット 「親子でフリマ」 も開催 (左下) 、 親子で参加出来る講座 「企業連携ぷちゼミ」 (右下) 自治体の 重点政策 Chitose 千歳市 [DATA] 面積:594.50㎢ 人口:95,413人(平成28年4月現在) 千歳市HP http://www.city.chitose.hokkaido.jp/ 千歳市 年度から﹁子育てするなら、千歳市﹂のキャッチフレーズを ﹂ 、2 所 市子 育 、親身 協 子 。富田 悩 ﹁泣 相 打 明 ﹄ ﹃守 。本州出身 除雪 。市 職 員 守 異 育 家庭 ﹂ 語 。 分担 関 困窮 早 期 支 援・対 応 、 発達障 中、経 済 的 大 使 方 分 察知 。 ﹂ 、市 子 育 総 つどいの広場で 深まる交流 年 開設 ﹁ 。子育 支援 園、児 童 館、学 童 訪 午前中 最 人気 。 、認 ﹁ 超 、子育 中 保 保護者 。絵本 遊具 広 場﹂ 、多 日 200 人 利用者 賑 、就学前 子 自由 遊 併 設 、年 間 延 約4 万 人 保 護 者 定 宅街 J R 千 歳 駅 北 側︵ 鉄 北 地 区 ︶ 住 平成 合支援 変 相談 受 児 放 棄、子 4人 訪問 安心 感 秘義務 人 胸 内 抱 解消 努 、保 育 士 悩 ﹂ 継 判断 育児 楽 。子 無 料。 妊娠 一緒 解 行 対 象 、利 用 料 訪問 。 英国 発 土地 、地 域 利 年6 対象 母 別々 。 ﹁実 家 出 産 、夫 帰宅 遅 母親 相談 談 栄養士 経済の安定的な発展に結び付ける戦略を描いている。 支援 関 持 非常勤 専門職員 配 置。子 育 資格 4人 版 、子育 市 担当課 引 。専 門 的 受 付 何 必要 行 。 ﹁ 悩 行 、家 事 週 1 回、2 時 間 程 度 、保護者 要望 応 住民 。市 内 在 住 子 育 中 、子 育 、 家庭訪問 働 決 中 2 月程度継続 制度 転出入 取組 、住 慣 多 市 実情 育 経験者 育児支援 行 祥 考慮 解消 。 ﹂ 。 ﹁双 子 家族 、平 成 子育 支援 年3 月 富田 恵子 狙 不安感 用 促 務 月∼平成 行 目 離 見守 来 ﹂ 話 聞 、不安感 げるとともに、人口減少社会を見据えた少子化の抑止と定住人口の増加、地域 クトのある先駆的な施策を数多く展開することで、市のイメージアップにつな 妊娠から出産、育児まで切れ目の無い子育て支援策を打ち出している。インパ 掲げ、子育て世代の負担感や不安感を軽減しようと、政策や予算の集中により、 千歳市は平成 子育て世代に選ばれるまちを目指す 千歳で子育てがしたい! 1 添 、一 緒 公 園 出 掛 回 訪問 動 回 親 付 双子 千歳 戻 孤独 感 20 % 、市内 況 何 保護者 膝 保護者 市職員 ﹂。 政策 係長 。 平成 ﹂﹁ 。 ﹁ 27 PRACTICE 2016.5 24 25 PRACTICE 2016.5 25 20 話 合 中 生 年度 実施 取組 28 市 保 健 福 祉 部子育 支 援 室 話 合 、平成 ﹂ 超 2回 保護 概 3 年以 交流 月、 人 定員 64 策課 石澤敦 形 昨年 就学前 子 。市 内 転 入 ﹁転 入 親 子 取組 内 1歳 対象 。 40 者 実施 27 10 27 41 22 護者 子 同士 出会 、夜 母 ﹁子 場 遊 他 。 結 保護 ﹂ 好評 。 ﹁ ﹂﹁子育 相談 ﹂﹁ 。子育 中 母親 夢中 眠 友達 安心 自主的 子育 出会 者 多 広場﹂ 成 6人 幼 稚 園、学 童 勤務経験 子 子 奪 触 。代 表 大 関 恵 紹介 。大関 方 分 相談 訪問 ﹂ 優 関 添 心掛 増 的 。 無 料 利用 母 市 独自制度 、市内9 所 児童館 定員 増 中高生 楽 以下 子 ・子 育 支援法 利用 改 小 学3 年 生 制度改 学童 来館 制度 。市 年度 音楽、 提供 招待 ﹂ 、 、小 学 生 中高生 認定 利 。第1 、男性 。 、 弁 、多 世 代 交 流 増 継続的 施設 広場 。奥山佳子 持 保護者 高齢者 利用 世帯 行事 交流 寄 開催 進 ﹂ 話 。 組 、世 代 間 交 流 。同 年 月 、国 子 先取 、千 歳 市﹂ 目 、幸 検討 年度 ・子育 形 ﹁子 受 支 感 子育 環 独自施策 、少 子 化 時 代 新 出 、優 捉 。 件 主要施策 切 、妊 娠・ 子育 支援 主要施策 子育 打 千 歳 市 取 組 、国 制 度 盛 込 、 発 表。今 年4 月 現 在 展開 平成 一 方、市 幼 稚園 保 育園 機 能 拠点 支援 境 数多 住民 入 新規事業 援 出産 育 支援新制度 重 体的 支援施策 在 方 取 当 持 保護者 子 日曜日 開館日 用 園、学 童 保 育 長 ﹁ 交流 生 場 1時間 ﹁中高生 化 進 。 市内 全児童館 、午 後5 時 半 正 先 駆 、平 成 6 年生 拡大 月 学童保育 対象 正 児 童 福 祉 法 施 行 伴 、昨 年4 。子 日 午 前8 時 ∼ 午 後6 時 半 日 曜、休日、年 末 年 始 除 、平 日 下 校 時∼ 午 後6 時 半、学 校 休 業 行 場合 抱 寄 年3 月 受 入 子 、平 成 ﹂ 語 。 ﹂ 利用 持 続 。 母 、関 市 ﹁ 者増加 対応 開 設。認 定 ︵ 千 歳 駅 南 側︵ 鉄 南 地 区 ︶ ﹁市 北 新子育 支 援 ︶ ﹂ 新 市 学校帰 来 来 館﹂ 全市的 。 36 ﹂ 支笏湖 。市街 国道 。千歳市 市域 広 園 機能 除 、同様 民 提供 、人口 J R 千 歳 線 集中 大 号 沿線 子育 支援 整備 含 。一 方 地地区 限 進 農 村 地区 提供 課題 ﹁ ﹁ 。 放課後の児童の 居場所づくりも 、学 童 午後 地区 賑 館 、留守家庭 子 子 ﹁子 入所基準 満 登録制度。 抱 。 市 町 村 懇 談 会﹂ 参 施行 月 ﹁子 集中 解消 事 情 昼間 保 護 者 一 時 場合 、出産、病気 家族 介 学童 直接来館 護 感 政策 平成 年 社会的孤立 国 ・子 育 関 連3 法 円 滑 千歳市 ﹂ 説明 市 予算 悩 良 、子 育 世 代 就労 教 数多 社 。 、大 三輪車 孤独感 。夫 婦 間 問 題 母 広 見守 。 、保護者 趣味 活動、 他者 過 。初 集団生活 不慣 経験 、 成長 本 経験 積 ﹁家 族 以 外 他 者 勤務 、保 育 園 市 委託 受 、市 内 子 育 支 援 団 体﹁lin k ∼ ﹂ 運 営 女性 子 勧 施設内 子 増 合 遊 隔絶 友人宅 、 出品 ﹂ 、市内 事業 、子育 中 保護者 応 ﹂ 開講 向 、国 制 度 構 築 議論 取 26 取 組 併 持 、就学前 子 施設 、 。 半数 施 教育・ 強化 園﹂ 地域 子育 支援 ﹁幼保連携型認定 。平 成 保育 積極的 進 移行 合計 年4 月 時 点 、道 内 移 行 済 設 、子育 関 & 施策 制度 、市 子 育 支 援 施 策 一 環 7 施設 千 歳市内 施設 ﹁千 歳 市 子 育 。 ㌻ 相談窓 、公園、病院、幼稚 子育 関連施設 MAP﹂ 発行 冊子 口 連絡先 ﹁子 育 子育 支援 通 大 子育 世代 千 土地勘 無 人 MAP﹂ 掲載 園、小学校、子連 歓迎 ﹁ 。戦 略 的 戦略﹂ 掲 選択 、若 者 。転 入 直 後 表示 歳市 特長 経済活性化 移住・定住 促進 、千歳市 、女 性 社 会 進 出 図 進 年 年 20 重 成果 民間 支援施 進 、多 市職員 。子 育 達成 基 準 、平 成 結 付 狙 。 原 部 長 ﹁山口幸 太 郎 市 長 平 成 00 人 人口増 連携 込 、毎 年 見 直 市民 意見 点政策 策 盛 事業者 子育 世代 皆 ﹂ 語 。 子育 生 出 上 ﹁多 楽 。子 生 増 。子 育 出 1人生 育 ﹃千 歳 市 ﹄﹃ 安 心 ﹄ 感 目指 、活 力 存在 着実 、定 住人口 増加 政策 ﹂ 、戦 実現 定 着 、内 発 的 出 生 数 替 地域 宝 掛 。 考 意欲 語 。 27 56 設 、子 育 以 外 分 野 寄 配慮 心 持 、交流 広 欲 会 、 店 子育 番地 建物 詳細 表示 ﹁親子 所 連携 企業連携﹁ 、骨 選定 、他 市 町 村 、全 国 各 地 先 進 的 ・子 育 会 子育 27 14 略 実行 向 加 32 援 。 画 深 ﹁千 歳 市 子 具 㭼 ੱญჇടߦ߁ၞ⚻ᷣߩᵴᕈൻ 11 26 㭼 ሶ⢒ߡઍߦㆬ߫ࠇࠆ߹ߜߩታ 30 11 㭼 ජᱦߩࠗࡔࠫࠕ࠶ࡊߦߟߥ߇ࠆ 27 世代 子育て世代の社会的孤立の解消に取り組んでいます― 千歳市の原文雄保 健福祉部長 16 24 ᚑޓᨐ 連携 㭼 ቯߒߚቯੱญࠍ⏕ߒ⛯ߌࠆ 組 学 。 保護者 平 成 年6 月、子 人 子育 支援 関係当事者 㭼 వ㚟⊛ߥᣉ╷ߦࠃࠅᏅൻࠍ࿑ࠆ 、医療機関 㭼 ሶ⢒ߡઍߩਇ߿ቅ┙ᗵߩ⸃ᶖ 構成 㭼 ሶ⢒ߡࡉࡦ࠺ࠖࡦࠣᚢ⇛ߩផㅴ 盤矯正 学 講座 好評 㭼㝯ജ⊛ߥሶ⢒ߡⅣႺࠍഃߔࠆ 25 議﹂ 設 置。市 内 子 育 環 境 㭼 ಾࠇ⋡ߩήሶ⢒ߡᡰេ╷ߩዷ㐿 子育てブランディング 戦略とは ᣇޓᴺ 市 原 文 雄・保 健 福 祉 部 長 ﹁千 歳市 年 間900 人 超 新 生 児 、千歳 子育 ⺖ޓ㗴 PRACTICE 2016.5 26 27 PRACTICE 2016.5 誕生 千歳市の重点政策 転入したばかりの子育て世代にも充実した子育てライフを過ごしてもら おうと作成した 「子育てガイド&おでかけMAP」 治 本格化 。当 時 畑 、 明 豆類 育 、未 開 大 地 良 豆と共に歩んだ 本別の歴史 本別町 開拓 年頃 少 主 産 品 、痩 栽培 手間 作物 暴 昭 。 晴 利別川 豊 ﹂ 呼 挑 開拓農家 窮乏 救 。十 勝 川 支 流 水 ﹁十 勝 晴 大 、戦 後 天 率 高 、昼 夜 寒 暖 差 活 被害 、小 豆 相 場 、1俵 1万円 値 付 年 大冷害 全道 深刻 本 別町 農 業 発 展 遂 盆地特有 気候 和 騰 多 小豆 ﹁赤 別町 、本 豆類 栽培面積 ﹂ 称 農業者 決 。 豆 ﹂ 。当 時 ﹁ 本 拡 大。町 内 耕 地 面 積 占 超 全国 知 、本 別 町 〝 日 本一 全国 豆相場 割合 3 割 別 豆 言 〟 減少 一 途 安定 、町 内 根付 新 暮 今 4 品目 小 麦、大 。政府管掌作物 豆 生産 、町 去 若者 増 。畑作 未来 見出 加工産 業 、価 格 、高 度 経 済 成 長 期 経 、 食生活 欧米化 進 、豆 類 消 費量 続 。 低落 無 戦略作物 導入 。 ﹁ 、 価格 成 立 豆、 感覚 夢 、 ﹂。 食品会社 。納豆、 、町 内 。 無 作 希望 、町 発展 育 。農産物 加工 作物 続 新 担 手 育 力説 製造 8 軒 豆腐 店 全国屈 指 豆産 地 本別発祥の 中生光黒大豆 髙橋正夫町長 、 Honbetsu 本別町 自治体の 重点政策 2 [DATA] ブランド化から雇用創出へ 地域の産業やまちづくりを担う人材確保を進めている。一方で町は障がい者の 起業化や新製品開発支援策により、実働世代の移住・定住を後押しすることで、 の大豆を活かした地域ブランド化や6次産業化を推進している。また、独自の 本別町は農業の活性化や商工業の振興などの課題に対応するため、町内発祥 本別町 面積:391.91㎢ 人口:7,364人(平成28年4月現在) 本別町HP https://www.town.honbetsu.hokkaido.jp/ 販 ちゅう 含 。 栽培 小粒 反収 細々 年 ﹁ 。 比 。町 ﹁ 中 、数 戸 農 業 決 用意 商標登録 。 経 会﹂ 町 内 食 品 加工会 社 十勝本別﹁ 基調 年 統一 感・高 級 感 消 費 者 健 康、美 容 効 果 名。黒 平成 上 、 主要 立 出 経営 町内 食品加 岡田 清 販路 拡大 乗 。平 成8 年 。 会 長 土木 会 社 経 営 、商 品 開 発 信 工会社・渋 谷 醸 造 株 式 会 社 製造 決 惜 製法 引 継 岡田 、 。 、 、後 。伝 統 味 無添加 。同社 昭和8 年 創業 ﹁丸 久﹂ 屋号 掲 、麹 伝統 継者難 廃業 従業員 失 ﹂ 命 検討 進 、食 安全 町 武蔵野美術大学 宮島慎吾教 授 依頼 、 キレイマメを ブランド化 育 生 光 黒 大 豆﹂ 守 、地 域 者 、他 品 種 安 定 し た雇 用 を 確 保 す る た め、農 業、商工 業、福 祉 分 野 な ど﹁ 住 民 力 ﹂を 結 、大量消費 時代 迎 価格競争 。 3団 、豆 腐、 出 。 加工 ︱。平 成 。 、 、食 品 表皮 独自 品種改 煮 、煮豆 。美 肌 効 果 豊富 少 集してソーシャルファーム構想の実現に向けて動き始めた。 複数 、大手流通 敗 、次々 廃業 掛 。平 成 油揚 食 品 加工 農 産 加工団 体 、 活 続 、豆 腐 3 、本別町農協女性部 中心 守 手掛 難 掛 生 産、販 売 販売 乗 。開 発 加工 会﹂ 発 足。 ﹁ 本 別 発・豆 、髙 橋 町 長 呼 結集 集 限界 町 呼 出 家族経営 農業者 乗 年 ﹁地 域 女 性 農 産 加工 参加 会 議﹂ 発 足 組織 。 。町 内 ﹁中 進 6 次産 業 化 先取 美 、大 正 末 期 黒豆 注目 近 年 全国 各 地 取 組 農 協、商工 会 加工 業 者 売 取 組 注目 菓子 母 体 年 製 造・販 売 伝統 特産 黒豆 住民力を高める戦略 本別町の農業、 加工業、 行政などが一丸となって地域ブランド 「キレイマメ」 をPR (平成28年3月、 千葉幕張メッセFOODEX JAPAN2016) 「キレイマメの会」 の岡田清信会長 (左上) 、 JA本別町農産部の柳澤真佐美主査 (左下) 、 町企画振興課の門田浩史さん (右) 会議 せいひかりくろ だ い ず 生 光 黒 大 豆﹂ 。豆 農 業 者・小 林 秀 雄 昭和初期 出 目 ﹁皮切 ﹂ 生 良 生 割 見 効果 19 12 PRACTICE 2016.5 28 29 PRACTICE 2016.5 20 17 30 28 町内の観光情報センターにも本別産の豆を使った加工品が数多く並ぶ 岡田 地域 悔 変 原料 思 ﹁本 別 発 祥 大 豆 化 現状 。北 海 道 有限会社 他 醗酵食 思 ﹂ 振 返 。 現 在 会 員 渋 谷 醸 造、納 豆製 造 手掛 ﹃ 見 ﹄ 、 目 出 高 雰囲気 。系統 通 一括 評価 得 北海道産 豆 、生 産 食品業者 意欲 ﹂ 話 。 地域 、町 平 起業・製品開発を支援 ﹂ 取組 6 次産業化 後押 。 ﹁生 涯﹂ 創設 。起 業 支 援 万円 、 上 限300 万円、新製品等開発 上限 。 始 、 。起 、 件 新商 制度 商工 業 活 性 。住民 対象経費 2分 1以内 奨励金 交付 件 起業 狙 促 、農 産 品 加工 化 4 年間 。 開業 移住 小売業 使 最中︵ 新商品開発 本別町 祖母 目指 考 、障 駆 豆 持 場 鬼 豆 投 大量 受験生 付 約200人 参加者 、会 抜 ﹁豆浴 ﹂ 、 祓 。合 格 祈 願 頭上 豆 降 軌道 。 ﹁飲 食 店 経 営 注目 集 尾崎 人 思 切 考 交流 。特産 、住民 元気 多 度肝 抜 必要 乗 町内外 豆 使 町 訪 屋 営 ﹂ 語 。 元気 挑戦 必要 時代 含 狙 。 人 。障 中 消 持 期待 、 仕 程度 少 確 多 、障 就労 場 。町総合 多様 支援制度 意義 髙 橋町長 ﹁ 世界的 食料 者 、町外 働 不足 保 菊 地 康 祥 主 査 ﹁農 業 分 野 状況 、 者 雇用 場 、全国的 。豊 内容 応 障 状況 事 内容 、義務教育 終 保護者 生 、将来的 皿 本別 支 。住 民一 人 受 自分 働 安 他地域 施設 入所 。本 人 。 。 思 町 町外 ﹂ 管内 市町 環境 限界 。札 幌 圏 情報 産業 心 持 ﹃住民力﹄ 欠 互 実現 得 地域 道南 髙 橋 町 長 ﹁本 別 町 障 子 道北 育 心 収入 必要 優 。福 祉 分 野 大切 積極的 地域 合 進 、十勝 恵 、大 都 会 一 極 集 中 。 発信 達 活 力 町 地域 将 来 思 描 。 村 ﹂ 話 。 ﹁ 内 園﹂︵就労継 、障 事情 雇用 幅 広 ﹂ 年度 事業化 仕事内容 。町 人口 増 、消 防 。 決 意。奨 励 金 制 度 祖父母 願 。故郷 離 尾 家 族5 人 移 住 、京都 、飲 食 店 人気 集 、地 場 産 小 麦 ﹁元気 奨励金 活用 品開発 後押 豆 ︶ ﹂ 業支援 多 内科 定住 、 尾崎 店舗 飲食店 開業 町内 定住 加 入。商工会 携 、特 産 豆 企画 冬 栽培 ﹂ 、1人2㌔ 秋 ﹁農 福 商 加工 食 品 製 造、 終 加工用 商店街組合 秋 。 ﹁豆 春 希望 ソーシャルファーム事業の概要を町内の事業者に説明する町職員 開催 販売 行 、通年 農 作 業、収 穫 兼 使 成果発表 ﹂ 雇用 農業経験 ﹁農 商 ﹂ 、販 売 指導 ﹁ 住 民 有 志 出 資 、平 成 。 進 、平 成 年 開所 町内 目指 育成 見極 就労 支援 当 連携 PR 青年部 団 利用 本 別町 通 詰 帯広市 喫茶店 経営 崎将寛 、祖 父 母 介 護 。 札幌 司法書士 医師 30 12 出荷 観 北海 品、甘 納 豆 製 造 合 同 会 社・豆 屋 おかめどう 漬 。商品 岡女堂本家、飲食店2店 、納 豆、 、 。町 内 道 駅 。 帯広内 、帯 広 市 内 取 扱 、札幌市 ﹁ J R 帯 広駅 数 道 立農 業 大 学 校 、 種類 光情報 百貨店 物産 ﹂ 荷 ﹁ 高 化 付加価値 、独自 。大手百貨店・ 町 会員企業 、道 内 外 物 産展 商談会 積極的 参加 、販 路 拡大 挑 携 化 勢 方 模索 者 構想 得 調 目指 福祉的雇用 者 雇 用 、共 同 作 取 組 、賃 金 、社 会 的 弱 者 就 、障 年 度 起 業 家 等 支 援 奨 励 金制 度 支援 目的 障 授産施設 存在 。 新 間 位置 2 年間 雇用創出 今 年4 月 町 農業 分野 業所 労 生活困窮者 。 核 連携﹂ 在 成 農業者 ﹂ 増 育 、 始 押 若者 移住 進 引 出 伊勢丹 ﹁ 食品業者 意識改 加工 販 売。農 業 者 革 進 、小麦 牛乳 活 。 広 結 付 品 製造・販売 取 組 動 、雇用創出 豆類 。 生 残 作物 事務局 担当 町 企画 振 興 課 門田 浩 史 ﹁各 地 PR 続 。十勝管内 。 若 世代 背中 。何 、外 打 、町内 足元 物 作 、各 市 町 村 共 通 費者 喜 大切 考 固 化 進 図 必要 出 支援 、 ﹂ 力 込 支援 18 続B型事業所︶ 容 30 定住 力 。 ﹂ 対 査研究事業 取 組 。目標 個々 ﹁障 。 。 、町 展開 調 査研 究 一 環 入 22 農福商連携を目指して 本年度 受 㭼 ታઍߩቯߦࠃࠆၞജะ NPO法人 連携 者 㭼 㘩㑐ㅪ↥ᬺߩᵴᕈൻߣ㓹↪ߩഃ 2 障 㭼ㄘᬺ⠪ߩᗧ⼂ᡷ㕟ߣᗧ᰼ߩะ 、地 域 内 㭼 ↸ౝߢߩᬺ߿ᣂຠ㐿⊒ࠍᡰេ 年度 㭼 ↥ᬺᓟ⛮⠪ߩ⏕ߣၞߢߩቯ 24 人程度 10 㭼 㧠ᰴ↥ᬺൻ߳ߩᡰេߣ⽼〝ߩ㐿ᜏ 本別町 平成 㭼 ⼺㘃ߩᶖ⾌ૐㅅߣᏒ႐ଔᩰߩਅ⪭ 社会 ﹁農 福 商 㭼 ↸ౝ⊒ߩᄢ⼺ࠍࡉࡦ࠼ൻߔࠆ 化 6 次産業化 取組 付 ᣇޓᴺ 26 㭼 ടᎿߦࠃࠆㄘ↥‛ߩઃടଔ୯ะ ⺖ޓ㗴 PRACTICE 2016.5 30 31 PRACTICE 2016.5 的弱者 雇用 結 ᚑޓᨐ 18 本別町の重点政策 豆を活かしたまちおこしを語る髙橋正夫町長 豆を使って願掛けをする 「豆浴び」 のイベント 住民が助け合う 過疎のまち 平成 年2月中旬︱。群馬県北東 。降 部 1㍍超 大雪 見舞 。 3 日 後、群 馬 県 東 吾 妻 町 診療所 電話 鳴 高齢 、雪 家 !﹂ 年 吾妻町 面 積 約110 平 方 ㌔ 旧 坂 上 村 。東 吾 妻 町 平 成 % 古 大半 付 。 特徴 風景 。絵 栽培 目 家、閉 店 、 達 東 村 合 併 発足 。 今 年2 月 現 在、坂 上 地 区 人口 2845 人。高 齢 化 率 残 空 。廃校 連 旧坂上 地域 、往時 繁栄 。信州街道 宿場町 栄 旅館 廃業 中 学 校、軒 過疎集落 型 屋根 。待 合 自治体の 重点政策 群馬県東吾妻町 [DATA] 外の派 遣 医 が 交 代で診 療 を 担い、 年 間 にわ た り 地 域 医 療 を 守 り 続 けてき た 診療所がある。医療だけでなく、高齢者の介護や交通の確保、買い物支援など、 22 診察 行 J A長 野 厚 生連 佐 久 取 超 、 、診 医療 設備 年 訪 。介 年間 年 介護 、 年 職員数 介 、雇 町 中心 部 総合病院 。 、 背景 路線 停 地域医療 。 利用 住 1日 離 分 。 、 施 交通事情 送迎 実施 開所当初 高齢者 、 、診 療 所 運賃 乗 継 、丸1日 場合、車 使 7便 暮 歩 対応 無料送迎 、約7 割 利 用 者 地域医療をめぐる 激しい闘争 6台 車 地区 巡回 。毎 朝、診 療 所 設 。 闘争 歴史 、戦後 結核療養所長寿園 。昭 国 立移 管 病気 抱 、入 院 患 者 大 半 慢性的 年代 寝 大切 場 所 最期 時 過 年 厚 生省︵当 時︶ 行 政 。 昭和 、住民 高齢者 和 所 開設 人里離 山間部 位置 坂上 地区 昭 和 年、県 立 結 核 療 養 激 大 戸 診 療 所 、全 国 的 珍 住民 設立 医療法人 運営 車 往復 2000円。路線 通院 民 路線 地域が抱えるさまざまな課題の解決に奔走している、医療法人坂上健友会・大 戸診療所を訪ねた。 進 。地 域 医 療 分 野 先 進 的 前9 時 ∼ 午 後5 時 組 担当 医師 総合病院 派遣医 含 、県内3 人、 診察 長 野 県4 人、埼 玉 県1 人 日替 療科目 内科、消化器科、呼吸器科、 。 対応 、高 齢 化 整形外科、心療内科 多彩 。 午 前 中 外来 診 療、午 後 患者 宅 往診 対応 提供 医 、症 状 、超 音 波 診 断、心 対応 勤務 貢献 。 人 常勤職員 含 対応 。住 民 高 齢 化 、 年 、 平成 万人 、開 所 始 。診 療 所 。 大戸診療所 都市部 総合病院 利用 地区 住 民 約8 割 療連携 体制 整 応 電図検査 、 地区住民 Higashiagatsuma 群馬県東吾妻町 群 馬 県 東 吾 妻 町 坂 上地区には、地 域 住 民の出 資で医 療 法 人 を設 立し、県 内 さかうえ 地域の存続に挑む診療所 住民とともに 歩み続けて 年 デイサービスセンターを利用する地域の高齢者。 中央は今野義雄常務理事 (左上) 、 住民の診察に当たる4代目理事長の髙柳孝行医師 (右上) 平成25年の豪雪では、 診療所と郵便局が連携して集落に薬を届けた (左下) 、 坂上地区住民の8割が利用する大戸診療所 (右下) 面積:253.65㎢ 人口:14,727人(平成28年4月現在) 大戸診療所HP http://www.oodo.jp/ 40 始 切 。助 。診 療 所 職 員 商店 描 道 見 、診察 世間話 用意 看護師 大戸診療所 進 畑 水田 荒廃 進 。群 馬 特 産 。 !﹂。診 療 所 除 道路 的 室 一角 待 住民 延 診療人数 護保険制度 通所 開設 人 介護 問介護 伴 定員 開設 人。介護部門 護福祉士 含 人 非常勤職員 用 人口 維持 10 坂上地区 ﹁薬 出 SOS 行 郵 便局 連 絡 助 届 、地域 困 協定 。3 時 間 後、高 齢 者 。 郵 便 局 、特 別 当面 食料 開 集落 郵 便局 職員6 人 、 ﹁一 緒 、近 者 切 雪機 400 ㍍ 薬 。診 療 所 結 大戸 診 療 所 、 花 咲 地域住民 月 開設 注目 。 、組織 枠組 全国 医 療 関 係 者 超 住民 声 掛 合 、独力 集 地区の安全と 安心を担う 。 、仕事中 。坂 上 地 区 。NH 担 大戸診療所 平成6 年 。運 営 、午 14 当 ㌔ 位置 数多 。 東 吾 妻町 、県 庁 所 在 地 前 橋 市 北西 約 ﹁真田丸﹂ 舞台 常駐 年 間、平日 、医 療 法 人 坂 上 医師 。開 所 出資 設立 欠 健友会 1日 23 問題解決 K 大河 、旧民主党政権 ﹁八 場 岩櫃城跡 注目 約 、 地区 ㌔ 。町 中心部 。 年 旧吾妻村 合併 坂上地区 事業仕分 ﹂ 山間部 、昭和 30 22 12 16 PRACTICE 2016.5 32 33 PRACTICE 2016.5 3 17 25 13 30 42 11 22 59 10 46 30 18 22 25 30 、住 民 。 打 平成 直接 東 労働組合 、厚 生 省 行 進、厚 生 大 臣 方 針 反 発。署 名 活 動 。 長寿園 、国 立 療 養 所 統 推 進。第1 号 改革 一 環 廃合 出 国 立西 群 馬 病 院 統 合 京 交渉 臨 2 年3 月 末 療 養 所 廃 止 、入 院 閉鎖 。 構 機動 人 全員 西 群 馬 病 院 移 送 妥協案 廃止 提示 限定 深 、旧 打 。自分 病院 作 高 在、坂 上 健 友 会 常 務 理 事 声 日増 収 今野義雄 ﹂ 。廃 題 関 受 所設立 向 近 心 確保 野菜 。現 務 国立病 長寿園存続運動 診療 坂上地区 医療問 。住民 主体 、開 所 向 、全 国 医 療 関 係 者 必要 支 、 5000 万 人 試 算。地 域 医 療 含 住民 支援 診療所 調剤薬 。 、坂 上 地区 購買 力 、 中 。薬 処 方 U 調剤薬 。今野 。人口減少 伴 開設 食 品、調 味 料、洗 剤 開設 扱 、高 齢 者 喜 直売所 取 住民 日用品 薬局 局 相 談。地 元 出 身 薬 剤 師 、群 馬 県 安 中 市 低下 伴 商店 無 局 無 円 全国 確保 目指 万円 資 金 準備 進 。 難関 資 金 確保 。新 診 療所 開設 最 低 1 億3000 支援 、県 内 続 。 、地 、仕 事 後 院 労組役員 条件 住民 反発 、診 療日 数 姿勢 厚 生省 暫 定 的 国 立診 療 所 開 問題 泥沼 化 導 入 、施 設 通 告。群 馬 県 警 要 請 患者 隊 設 吾妻町 出 、不 利 信頼 ﹂ 支 援。 日、国 立 診 。 患者移送 延期 3月 、一 触 即 発 状 態 止期限 療所 開設 条件 事態 収拾 向 離 、坂上 、診 療日 、国 立坂 住民の出資で医療法人 1∼2日 長寿園廃止 間 上診療所 開設 1週間 思 婦 人 会、商工 会 ﹁住民 坂 上地区 地区 〝無医村〟 近 状態 祭 区 老人会 、住民 有志 総出 協力 、住 民 意味 勤務時間外 協力 大 。郵 便 局 員 上 郵便物 配達 感 安否確認 、異 変 、高 齢 者 見 守 話 。大 戸 郵 便 局 通 組 診療所 情報提供 計画 有志 ﹁ 友 会﹂ 組 織 呼 、 。 掛 、約1000 住民 1500 万円 集 参加 人 会員 融資 中古 目標額 金融機関 。他 医 療 機 関 加 確保 譲 。 機材 医療機器 受 綱 安野博 。坂 上 第2 難 関 医 師 確 保 。長 寿 園存続運動 広 医療関係者 頼 務 志 績 確保 考 有 実 多 、医 療 水 準 ﹁専 門 分 野 高 技 術 医師 過疎地域 先生 。 有名 ﹂ 胸 張 。 さまざまな 地域課題を解決 介護施設 維持 、医 。 、地 域 活 性 、経 営 地 域 衰 退 、診 療 所 招 。 積極的 取 組 介護分野 恐 利用者減少 療 、病 身 化 医 開所当時 開催 、毎 年8 月 第4 金 曜日 行 ﹁健 康 、模 講 演 会、福 祉 介 ﹂ 。花火大会 擬 店、健 康 関 医 孝行医師 4 。 。今 野 退 、埼 玉 県 所 沢 市 健 友 会 初 代理事長 医 師 、現 役 受 坂上地区 移住 透析治療 押 人。現 在 髙 行 予 年 総 人口1 万 約4 割 減 少 ・ 、2 家族 各地 集 集 楽 、大 戸 盛 。毎 年、郵 上 大 感 ﹂ 話 。 町 生 、他 地 域 人 存在 ﹁診療所 出展。輪投 。福島 進 住民 中心 心強 対応 考 考慮 状態 、東吾妻町全体 運営 集 地 域 人口 2 倍、 約6000 人 、高齢者 多 診療所 。 口減 少 向 状況 。 。平 成 年 、 懇 診療所 、 3 年間 診 地 元 有 志 ﹁地 域 談 会﹂ 組 織。地 域 過 疎 化 問 題 職員 維持 介護部門 収益 法人全体 経営 療所単体 経営 赤字 状態 程度 減少 過 疎 化 影 響 、大 戸 診 療 所 外 人 人 来 患 者 数 、最 盛 期 残 深刻 、町 高齢者支援 上 便局 。 副実行委員長 務 郵 便局 福 島 哲 也局 長 。地 域 最 大 交 流 、当日 。出 身 者 毎 年300 万 円 以 上 協 賛 金 。住 民 護用品 展示 、 、給 与 水 。若手医 、確保 、週 。結果的 医師 少 得 買い物難民対策として調剤薬局 「坂上薬局」 では日用品も販売する 。今野 大戸診療所 勤務 協力 呼 掛 、地 域 医 療 実 践 師 訪 師 志 代目 理事 長 務 ﹁地域医 療 過疎地域 患者数 準 低 抑 状況 医師 中心 状況 ﹂ 語 。 来 医師 通 苦労 車 往復 送迎 願 師 子育 環境 重視 難 第一 線 退 町外 1∼2回 勤務 。 300 ㌔ 近 距 離 。平 成 9354 人 減 少 保 障・人口問 題 研 究 所 、2040 年 測 比較 ﹁ 創生総合戦略﹂ 。今年3月 策定 5617 人 ・ 推進 、企 業 誘 致 040 年 時 点 1 万 人 人口 確 保 目標 雇 用 創 出、 医療 状況 置 施策 掲 。 町 橋 爪 克 敏・保 健 福 祉 課 長 坂 上地区出身 。 ﹁私 子 頃 、 商店 、現状 厳 。現在、坂上地区 。医 師 確 保 議 論 、高 齢 者 施 設 誘 致 。 歯止 全力 頑張 今 野 常 務 理 事 ﹁地 域 医 療 火 対策 協議 絶 、過 疎 化 正念場 直面 効 新 、医師 確 、共 通 対策 深 。住 民、医 。次 医療機関 経営改善 。全国 過疎地域 診療所 保 課題 抱 打 。 守 療 関 係 者、行 政 一 緒 議 論 、地 域 ﹂ 訴 30 41 機関 大戸診療所 60 取 場合 、 、住民 安全・安心 確保 㭼 ⸻≮ᚲ߇߹ߜߠߊࠅߩὐߦߥࠆ 24 。 過疎地域の医療を 議論すべき 、国立社会 㭼 ⸻≮ᚲࠍᩭߦߒߡၞࠍሽ⛯ߔࠆ 22 25 㭼 ක≮ߦኻߔࠆోᔃࠍ㜞ࠆ 力 注 。 買 物難民 対策 取 組 㭼 ࿖┙≮㙃ᚲᑄᱛߢක≮ᯏ㑐߇ᶖṌ 調剤 東吾妻町 人口 ᚑޓᨐ 年 少 ᣇޓᴺ 、平 成 㭼 ၞක≮ߩ፣უߢੱญᵹ߇ടㅦ 見込 㭼 ᵷ㆜කࠍ⏕ߒߡၞක≮ࠍሽ⛯ 。患 者 数 収入 㭼 ⼔ࠨࡆࠬߢ⚻༡ߩၮ⋚ࠍᒝൻ 30 㭼 ᕆỗߥㆊ⇹ൻߢࠦࡒࡘ࠾࠹ࠖᶖᄬ 27 薬 局・坂 上 薬 局 ⺖ޓ㗴 PRACTICE 2016.5 34 35 PRACTICE 2016.5 㭼 ᳃ߩ⾗ߢ᳃㑆ߩ⸻≮ᚲࠍ㐿⸳ 18 、安 定 東吾妻町の重点政策 地域医療を支える大戸診療所のスタッフ 。 思 警鐘 鳴 観光客をガッカリさせる実態 道内 有名観光地 覆面調査 機会 北海道観光振興機 。世界的 有名 構 、翌 。生憎 荒天 、屋 外 体 験 型観 光 全 休 止 、観 2 所 観光地 日 天 気予 報 回 復 傾 向 。 何 尋 ﹂ 。本当 腕 見 所 一言 終 、他 手段 勧 ﹁無 理 光 案 内 所 翌日 楽 間髪入 、 一 言。何 調 無 、 時 場所 。 全員 掛 様子 見 、 。 。観光客 皆 。 分 出 来 言 状況 機能 核 盛 、奥 帰 大 無 呼 。 。 丈 夫 ?﹂ 自 問 自 答 ﹂ 言 接遇 、観光客 、基 本 的 観 研 。 ﹁自 治 体 ﹂ 手段 先進地 視察 口 出 、課題 地域全体 、外部 人間 顧客視点 施設 店 如何 多 地元 人 愛 想 良 ﹁ ! 調査 素直 修正 民間 、 金 持 。 修、外部評価 仕組 化 。 確信 ﹁ 前 、 ? 大 丈 夫!﹂ 金 。新 、 作業 熱 。 。 、北海道観光 前途 観光案内所 、 地域観光 情報発信 、 声 中 明 顧客視点の調査と素直な修正を 動 光客 呼 客様 訪 。 、動画 作 、 、地 方 創 生 大 道内市町村 柱 観光客 増 、地域 化 観光資源 戦略 精 出 、観 光 客 時、事前 掛 拡散 全 回数 増 、 、 客様 二度 来 。 金 、 SNS 悪 評判 、地 域 濱野 正洋(はまの・まさひろ) 観 光 地 、札 幌 期待 、 ︵= 。悪天候 見舞 対応 地域 。 呼 間 。 。 、観光客 呼 本当 大 「北海道のホスピタリティ向上」をミッションに、自治体や企 業での研修・講演・コンサルタントと幅広く活動。 最近では住民協働型観光まちづくりのコーディネーターや、 観光マーケティング・ブランディングのアドバイザー・ファシ リテータとしても活躍中。 ? 車 何 時間 地 訪 、 訳 今 、 時 観光案内 直後 国 広 観光政策 客様 越 防 前 ﹁ 客様 来 万年前 巨大噴火 生 風 触 住 、 磨 、 。 Jhma認定ホスピタリティコーディ ネータ、JTCC認定観光士、北海道観光 振興機構ホスピタリティ向上検討委員、☆温泉ソムリエマス ター 観光客 皆 人 帰 ︶ 別 有名 観光地 。日 曜 午 前 、 、 、 居 洞但湖 約 湖 。気 活 繰 ﹂ 認定 年周期 噴火 共生 オフィス AZM 代表 市 訪 、 所 時間帯 見当 。 姿 、4 人 。 、湖 底 姿 見 漕 出 、鏡 。不可思議 日 湖面 毎日違 見 水面 光 輝 日 。 、 時 遊 覧 船 中 島 上陸 。生物 影響 地面 近 失 生息数 増 模様 湖水全体 広 透 植物 難 春、緑 葉 木陰 描 光景 。島 覆 多様性保全 個体数管理 問題 考 樹木 、芽吹 。 秋、白銀 雪 冬 四季折々 姿 見 代表 温 洞但湖 訪 、自 場 働 小 、道央 務 夏、紅葉 湖面 映 覆 洞但 川裕司 頃、知人 誘 地域 人 年 旧洞但村 移 年∼ 伝 仕事 始 。 年間 、自然 文化 知識 深 、 移住 。平成 然 豊 英語 技術、安全対策 救急法 。堪 能 人 洞但湖 魅力 、 減災対策 ﹂ 語 。 洞但湖 。 ﹁自 然 恩 恵 有珠山 恩恵 掛 人 伝 、 目標 Profile 36 PRACTICE 2016.5 37 PRACTICE 2016.5 カナディアンカヌーでゆったりと湖面を巡る ツアー中にエゾシカに出会うことも多い 四季折々の表情を見せる洞爺湖 11 14 14 来 事務室 洞爺ガイドセンター ? 事態 防 寒 現状 観光客 、 悪評 広 今回 道内有名観光地 余 ? 本当 観光客 呼 良 20 20 ﹁洞 但 湖 有 珠 火 山 受 返 生 呼 多 50 多 まるで水の上に立っているような写真が撮れる 「みずうみテラス」 11 向上戦略 自治体職員 第5回 生 子供 除雪 歩 道 除雪 道路 除雪 隣 家 敷 地 境目 道 。 北 ﹁蝦 夷 境目 、歩 除雪 。 、両 。玄関 、両親 家 前 思 ﹁蝦 夷 、自 慢 財産 、 気分 何度 ﹂ 、 本物 後世に残したい 雪かきと雪投げのしぐさ 。 海 道 、北 国 ﹂ 蝦夷しぐさを 、両隣 家 前 、 互 自分 五感 大地 小樽市出身 載 ﹁北 ﹁江 戸 。 感 伸 歩 ﹁傘 傘 ﹂ 、考 文化 ﹂ 歩 、 ﹂ 多 思 中 地域 魅力 千石涼太郎 長年 後世 残 北海道 明 ﹂ 連 。 培 蓑 ﹂ 、江 戸 時 代 ﹁笠 限 みの 使 。確 、傘 人 金 。 ﹂ 呼 庶民 ﹁江戸 、江戸 〟 、 人 、番 傘 。 、 、北国 使 春 出 遺体﹂ 。 江戸 創 ﹂ 考 ﹁江 戸 、結局 。 。創 作 、 ﹁蝦 夷 。 、 ﹁犬 発掘物 、札 幌 住 、北海道 ﹁小銭、手袋、 見 、 処理 、東区 犬 清々 。 地域 歩 見 建物 前 横 顔 、雪 。 持 、犬 散歩 ﹂ ﹁食 物 包 紙﹂、 ﹁ ∼ ﹂ 唸 東京 人 袋 入 。札幌 、毎月 、雪 下 立 並 、日 落 捨 合 北 。開 拓 路地 建物 間 前 現 、 、当 日本 合 、譲 失 、社 会 毒 。助 ﹂ 。 ﹂ 、侍 〝 遊 仮 ﹁傘 、 思 考 発表 ﹁身分 高 人 時代 。 、嘘 。 、封建時代 思 良 話 、 ﹂ 踏 見 。窓 。春 日 中央区 方 埋蔵金ならよかったのに 蝦夷しぐさは本物です 世 中 作 、信用 道 譲 大店 旦那衆 おお だな 時代劇 見 人﹂ 指摘 ﹁平成 蝦夷 多 人 第3回 作 家、 、表 現 考 探 話 差 、向 。 江戸 人 ﹁創 作﹂ ﹂ 。 。江 戸 時 除雪 前 開閉 細 。 思 行為。実 。 傘 少 横 倒 、相手 傘 ﹂。傘 登 場 、一 時 期 江戸しぐさの嘘 CM 誰 狭 道 代表的 存 題 、互 ﹁傘 。 ﹁傘 江戸 。見 習 気遣 、重 、時 代 考 証 、 、子供 教 互 素晴 違 ﹁和 傘 当 人 、 、 部 関 係﹂ 時代 。 札幌 街 主 、個人宅 家 前 道路 、企 業、店 舗、賃 貸 住 宅 管 理 時代、道路 合 。 説 代 道 多 人 除雪 。地 域 残 部分 三軒 両 隣 除雪 思 無理 求 道路 、他 人 家 前 以前 。 雪 盛 ﹂ 思 気分 方向 放 。偉 違反 、自 分 家 雪 合 一 軒家 店舗 入 組 向 ﹁互 、除雪 分 時代 。 投 上 考 ﹁大変 朝 晩、 。 積 見 、 、裏切 。 慣習 。 雪 思 。 、現 欠 。 直前 合 。 、踏 固 歩 譲 。 訳 機転 、申 材 。 、 小砂利、 、札 幌 美観 止 ⋮ 下 。 集 人手 回収 春 人間 住 恐縮 。 違 、北 海 道 戻 年 以 上、道 外 暮 積 選 道 産 子 、降 違 雪 部分 、除 雪 、 。自 分 譲 、恥 歳近 当初 、 足 突 込 、道 譲 道 春 、 散 、 凍結路面 損 路面清掃車 都会 残念 行政 、市民 置 ﹂ 小樽市生まれ。大学卒業後、 東京の出版社勤務を経 て執筆活動に入る。 ﹁北海道ワインツーリズム﹂推 進協議会や北海道遺産ジンギスカン応援隊など、 地域振興に関わる数多くの活動に参画。テレビや 新聞などのコメンテーターや道内各地での講演活 動も行っている。小樽ふれあい観光大使。近著に﹁竹 鶴とリタの夢﹂ ︵双葉社︶がある。 J-TRIP Smart 北海道版編集長。 Magazine 。 。 後世 残 自慢 ﹁蝦夷 、 30 千石 涼太郎 ノンフィクション作家・エッセイスト 38 PRACTICE 2016.5 39 PRACTICE 2016.5 雪 塊 、良 見 。 道産 海道 心 、 隣 国 生活 全 般 伝統 、立 派 心 。 経 験 、共 同 体 意 識 強 願 ﹂ 継承 雪道 譲 子 、雪 ・雪 投 ﹁蝦夷 。 、 行 届 千石 涼太郎 (せんごく・りょうたろう) 70 Profile 平成の すべり止め材を掃くだけで気持ちよく歩けると思いませんか? すべり止め材を多量に持ち去る迷惑な人もいます。 、 足 走 動 立 止 、後半 補給 、 確実 体 貯 。 使 果 、苦 。 ﹂状態 不足 陥 ﹁ 濃厚糖液︵ジェル︶ 140 × 5 6 =00㌔カロリー 以降、5キロごとに1本ずつ ㌔まで 濃厚糖液︵ジェル︶ 1本 140㌔カロリー レース中 ㌔地点 ゼリー︵1袋︶ 1袋 150㌔カロリー レース 分前 ゼリー︵1袋︶ キロカロリー ﹁ 地 世 盛 上 、 長 、大 、練習 高 改善 結 熱 生 起 限 。 。 ︱。 回目 連載 話 伺 体 。 起 、体 温 盛 、 筋肉 力 出 、運動 。 発汗 体温 抑 。発 汗 程度 、体 上 、 起 脱水症 。 設 失 最中 、 必 水 調子 良 。 熱 中 症 、体 水 分 原因 走 給 水 必要 、予 防 小 給水所 、 5㌔ 多 、給 水 所 小 。走 、曇 小 、発 汗 。 。 、塩 必要 失 。 、発汗 起 必要 一 口 二口 飲 熱 溜 雨 不可欠 同時 塩分 給水 水分 、塩分 補給 利用 対策 有効 明 。 消費 消費 勧 。 人 、速 人 。 効 量 大 、 、楽 。 、市 民 留意 超 2500 ∼300 その2 エネルギー補給 0 ㌔㌍ 以 上、3 回避 、記録 、 成人男子 重労働 従事 。 1日 消費 量 走 醍醐味 3 アフターケア 静的ストレッチやお風呂で 2 必要 計画的なエネルギー補給が 1 走行中の給水は小まめに ま と め 。 量 体重 移動距離 決 遅 人 、消費 無関 係 頭 。 起 酸素 供給 低 、循 環 血 液 。 、発汗 続 不足 足 。一 方、水分 減 、体 温 。 。 、筋 肉 痛 予 防 違 血管 圧 、静 筋肉 。太 具合 、 時 。静 的 。 効果 、筋肉 果 失 故 直後 衝撃 起 修復 炎症 薬 。 、 回復 必要 、 、 終 遅 、結 果 的 、 、最 悪 場 合、意 識 回復 。走 、体 疲労 抜 障 損傷 起 反 応、 。 細 筋 肉 、走 行 中 加 軽 抑 。 。 、翌日 筋肉痛 、回復 効果的 、全身 血 際 効果的 走 行 終了 、伸 筋肉 緩 行 。 。一 、血行 良 、硬 、走行直後 筋肉 血行 確 保 修復 促進 、回復 早 遅 炎 症 必要 、筋肉 。 。 伸 緊張 取 迫 的 曲 秒保持 前、後、 行 汗 流 順番 行 、 、 風呂 浸 起 行 。 風呂 浸 間 置 二 行 改善 的 体 熱 溜 際 不可 避的 生 、走 続 上昇 体液量 水分 失 。 上昇 、 一定 体温 その1 給水 札幌医科大学 當瀬規嗣教授 医学的 解明 、暮 生理学﹂ 、 始 。北海道 各 大会 。 ・195 ㌔、 、参加者 数 増 新 身体 仕組 図1 マラソンの際のエネルギー補給の例 18 減 、熱 体 溜 、疲 気、頭 痛、腹 痛 状態 脱水症 。 量 減少 、全身 下 吐 。 発汗量 、間 、給 、 補 熱中症 楽 、 前 朝食 少 怠 時 、走 終 。 痛 状態 不足 考 生理 体調 、最 悪、 、練習 休 危険性 練習 積 重 。初心者 ・0975 ㌔ 、適 切 。 距離 走 走 。 。 注意点 。 、大会 最中 断念 、 。 、後 半 、 。 取 必要 ︵図 、 補 給 不可 欠 。 糖分 糖分 体 必要 。 一 緒 給食 取 計画 的 行 。 考 、糖分 吸収 、 、濃厚糖液、 。 。一 度 、水 、分 自覚 積極的 糖分 利用 栄養素 、 追 付 補 給 必要 ㌔ 壁﹂ 原因 一 述 問題 避 、 、途 中 棄 権 、体 。 大会出場 起 防 ﹁ 学 観点 中 42 前半 取 、 源 。 給食 1︶。補 給 有効 適当 含 携行 使 補給 張 時間 要 合 食 重要 、 腹 良 給水所 着 行 給 21 大事 30 當瀬 規嗣 札幌医科大学 教授 2,040 北海道大学医学部卒業︵医師免許取得︶ 北海道大学大学院医学研究科修了︵医学博士取得︶ 北 海 道 大 学 医 学 部 助 手、札 幌 医 科 大 学 医 学 部 助 教 授 を 経て 現 在は同 教 授 。専 門 分 野は循 環 生 理 学と循 環 薬 理 学 。主 な著 書は﹁clinical生 体 機 能 学 ︱ 生 理 学 か ら 症 状 が わ かる ︱ ﹂ ︵南山 堂︶、 ﹁いちばんやさしい生理学の本︱生きるしく み﹂ ︵秀和システム︶。 40 PRACTICE 2016.5 41 PRACTICE 2016.5 1袋 150㌔カロリー レース1時間前 35 朝食︵ごはん2杯以上︶ 1000㌔カロリー程度を目標に レース3時間前 練習 時 後 當瀬 規嗣 (とうせ・のりつぐ) 10 30 30 その3 アフターケア Profile マラソンの 生理学 合計 + 健康コラム + 者 江畑 漬物 。 日、指 定 管 理 持 2人 漬 会社 経営者 、休憩時間 家庭 ? 教 。 漬物 若 頃 漬 、道 駅 商品化 。 ﹁ 布間 食 願 !﹂ 驚 物 名人 。 主 二人 親 。今 日 。食 、 、炭鉱 ﹂ 食 受 継 ﹁道 駅 肉屋 絶品 漬物 今 。需要 取 欠乏 効 。市内 空知炭 。 守 。今回 使 違 。 湯﹂ 訪 売 。 具材 道 、墓 食 腸 、 状 同 。煮 込 何度 。 。道内各地 煮 馬 腸 大変 入 、野菜、 6 時間位 木村 作 方 教 別府 臭 取 水 、家 家中 臭 煮 詰 済 人 煮込 味 昔 馬糞 売 。 煮込 、1 時 間 最近 、馬 腸 。 態 腸 臭 江畑 。 年末年始 帰省 。 参 ﹁味楽屋﹂ 人 旭川 漬 食 道 駅 食堂 母 方 ﹁ 注文 道内産 塩、粕 !﹂ 玄米漬 作 私 来 食 別府 受 帰 江畑 市 素材 購入 、 茶 。 余 変 不安 、 。 味 味 欲 歌志内 故郷 味 頑張 漬物 ﹁何 。 、従業員 技能継承 尻 期待 人気 言 客 ! 別府 大 込 ﹂ 木村 二人 木村 漬物作 力仕事 現役。凄 。 代 別府 漬物 多 、食事 時 。 、増 毛 町 国 稀 酒 造 酒 粕 。帰 省 継 駅 売 、 替 。 坑内掘 炭鉱 、平成7年 閉山 歌志内市 煮 ﹁ 石炭鉱業 栄 、馬 腸 湯 店 一 、人気 味 郷土 味覚 残 懐 鉱 、空知管内 最後 、今 来 歌志内 ﹂ 人気 。 人 買 求 ・ 、一 番 人 気 漬 布間玲子 ﹂ 、市 内 漬 物 名人・江 ︶ 。 ﹁ ? 家庭 。歌 志 内 、 思 。 マスのはさみ漬けも肉厚で食べ応え満点です! ﹁ 多 作 話 伺 ︵ 道 駅 長・別 府 明 野 物 ︶ 畑初美 ︵ 食 人 聞 木 村 歌志内 皆 良 食 今 別府 嫌 登場 。一 昔前 日常 食卓 時代 、 。 。最近 年末 年始 、食 炭鉱 時 作 感 江畑 、 来 人 母 厚 種類 人気 、歌志内 食 。 安 馬 腸 売 。馬肉 隣町 人 。 。 良 作 漬物 使 始 漬 、 二 人気 七福神 。女性 人気 大根柚子 、着 色 料 色 漬 漬 。炭 鉱 木村 食感 、肉 厚 印象強 食 人 多 独特 風味 。 。 漬物 聞 、 柔 食 。 買 求 半分 。 。 客 思 道 駅 名物 。皆 、古 良 少 。 一 文 炭鉱 漬 物、愛 情 農産物 農家 年前 指定管 漬物 ? 味 。歌 志 内 道 駅 木村 道 駅 客 多 別府 漬物 目当 木村 ﹂ 、 地 域 、販 売 別府 理 ﹁ 忘 訪 。 北海道フードマイスター・クッキング講師 北海道の食と農をテーマにイベント司会、商品・レ シピ開 発、講 演 活 動 などに携 わる 。市 民 団 体﹁る るる♪キッチンガーデンく らぶ﹂主 宰 デコ巻き ずし北海道支部代表 http://bambic.net/ 空知 北海道 雪 融 番良 季節 迎 栄 化 体験 10 引 言 作 別府 無 良 味 漬 。 二人 別府 、食 感 見 栄 香 、 。 一 切使 漬 、通 年 販 売 玄 米 漬 。添 加 物 人 月 、 木村 極上漬 興味 布間 漬物 毎日 漬 月上旬 、極 上 漬 干 、 。玄 米 漬 、粕 。 3 種 類 3000 本、 雪中貯蔵 木村 光江 (きむら・みつえ) 木村 作 江畑 漬 布間 。 作 漬 。 一緒 漬 込 ฌ ဘ Ȧ ັ Ɉ ܘ ɬ Ƞ ĉ Profile ㇹߩߪ ޟߣޠߎࠎߥޟẃ‛ޠ 木村 厚切 満点 応 千切 「道の駅うたしないチロルの湯」 の漬物は全部で93種類。 常時30種類 以上を取りそろえています 77 42 PRACTICE 2016.5 43 PRACTICE 2016.5 70 93 76 漬物名人の江畑初美さん(左)、別府明野店長(中央)、布間玲子さん(右) 道の駅のお客さんの半数以上が漬物を買いに来るというほどの人気です 10 木村 光江 北海道フードマイスター・クッキング講師 Ʉ ɭ ȭ ɬ ७ Ȟ Ʉ ఱ ɉ Ȟ Ʉ Ȟ ĉ 11 ᔒౝ✬ 肉厚でやわらかい馬腸の食感がおいしい歌志内名物の 「なんこ」 。 、韓 国 約半年間、札 テジョン 研究 韓国・大田市 回復 進 年 上 、2 年 度 調査研究 立 北海道市町村振興協会 、平成 調査研究会﹂ 後 展望 考 広 成果 良 〟 発 将 。 調 査 団﹂ 支援 。 広 中間組 育 、定 。 年以 ﹁担 手育成﹂ 。 チムチェンナンド 、忠 清 南 道 、 、特 驚 主催 北海道市町村振興協会 日時 平成 年 月 日 ︵木︶ 28 後援 北海道、 北海道市長会、 今 感 紹介 。 受 女子 学 生 、帰 省 中 漁 母 担 ﹁ 。 28 強 、世代 超 ﹁増 田 消滅 当 可能性 安心 複数出版 考 開 関 感 。 、単 危 機 感 簡単 出 納税 。近年 、自 展 。 真剣 、消 、 一面 論調 書籍 。 指摘 ﹂﹁地方 ﹂ 思 問題〟 組 調 査 研 究 会﹂ 平 成 月 発足 取 結果 感 研 究 会 ﹁移 住﹂施 策 招 。 ﹁ 定 住﹂ 歩 込 生活 持続 増 。 26 。北 地 域 社 会﹂ 、家族 。二 代、三 代、 ﹁持 続 可 能 、私 地方 。地方 創 生 一 解 、北 海 道 地域 社 会 、本 当 持 続 課題 市町村 策定 持続可能 目指 。 、 地域社会 欲 思 問 直 島根 、 代前半 子連 夫 婦、 地域 、平成4年 ﹁定住元 年﹂ 的 活動 書 維持 学校 示 存続 ﹂ 、組織 。 相川 俊 英 ﹁奇 跡 村 地 方 ﹃人﹄ 本 、人口約4 、市街地 住宅 建 、子育 。職員削減 財源 確保 000人 長野県下條村 取 上 再生 ﹂ 具体的 、地 域 社 会 合計 人 代前半 男女、 代前半 夫婦 ﹁毎 年 全集落 調査 手掛 。県中山間地域研究 位置付 、多様 取組 進 県 調査研究 一 環 訪問 版 総 合 戦 略 、本 当 環 皆 考 住 海道 歴史 考 考 私 四代 ︱ 世 代 超 目指 、移住・定住施策 在 方 考 思 独 域間 競争 意図 強 、結果的 地 移 住 施 策 、短 期 的 治体 競 年 ﹁移住・定住施策 新 事実 〝自 滅 北海道町村会 会場 京王プラザホテル札幌 課題 展開 関 道内外 事例 報告書 、移住・定住施策 月 提言 刊行 、道内市町 月 ﹁移住・定住施策 新 。昨年 基 伝 目的 開催 来予 想 出 学生 相当 、出 身 地 考 思 。札 幌 大 学 業者 建設業 男性 選 、 、 話 一緒 感情 原因 地域 農 学校 卒 、 年程前 、学校 先 地域 定着 学 、農業後継 上 、卒 業 生 協同 組 合 。 思 ﹂ 蔓延 、都 会 人 。 ﹂ 反対 既 ﹁ 結婚相手 行 地方 、住 民 大 無 地域 話 地域 消滅 導 ホンソン 洪城郡 。中 学 校 立 若者 都会 出 行 。当初 数 年 前、私 立 農 業 技 術 学 校 開校 業 。 人 業後継者 生 農業組織 農業 暮 必要 。鎮安郡 持 感 、地 域 産 業 確立 受 皿 用意 者 育 。 一 専門的 教育機関 後継者 近隣 養成 。担 手 育 成 合 人 、契約専門職 公務員 専門 組 、民 。 広報紙 編集 観光 、新聞記者 持 人 人 持続可能 地域社会 土地 暮 私 調査研究会 掲 ﹁移 住・定住施策 新 展開﹂ 、 ﹁持続可能 ﹂ 意味 問 協会 業務 請 負 間 団体 中心 普及 。本研修会 、調査研究 作 。 中 、持 続 可 、社 会 機 能 言 葉 注目 集 ﹁限界集落﹂ ﹁買物 移住 、成果 市町村 村等 配布 定住 数年前 難民﹂ 生活 縮小 。人口 能 焦点 進 中心 協力 、地域 住 学習 討 言 来 若者 幹 事﹂ ﹂ ﹁2040年 。国立社会保障・人口 〝 増田 2年 前 ﹁2040 年 8 ﹂ 予測 96 自治体 消滅 、 表 % 問題研究所 以前 高齢化 式 ﹁ 協働 独自 。 、伝 統 文 地域活性化 方法 招 日 本 ﹁地 域 、他 地域 約300 的役割 担 呼 。 隊﹂ 。住民 自 論、共同作業 重視 民 活 都会 若者 長期開発計画 策 定 化 調 査 事 業﹁ 雇用創出 可能 探 社会的起業 性 組 ﹁ 、自治体職員 。 、 、民営 観光協会 新聞 上 農業会社 設立 、合計1億 。2011年 取 入居 ﹂ 立 。 出資 農業者 株主 社 重要 積 重 人材 少 民間 側 中 間 組 織 必要 性 理解 織 支 。 着 、 立 上 及 。 関 ﹁雇用創出﹂﹁移住・定住﹂ 点 7 | 26 市町村職員研修会 移住・定住施策の新たな展開 年3∼9月 調査研究 話 入 前 、私 平 韓国 成 幌市 姉妹都市 話 組 韓国 本格的 。近 年 共同体 、 有名 早 中心 、一 時 約2万 。 進 、人口 約2万6 、約300 万 人 農 業 主体 話 全羅 北 道 チョルラプクト 。 ︵生 氏 公約 特別市長 1995 年 地方自治制度 大田大学 客員教授 取 始 2011 年 ・ ﹁ 、基礎自治体︵区︶毎 。 小 2003 年 ﹂ 進 活 圏 域︶ 育 中 チ ナ ン 思 人口約 地域 鎮 安郡 今 人 人口 減 少 2・ 進 採用 、 取得 、鎮安郡 、日本 京都 地域 000人、合計特殊出生率 201 直 急 激 人口減 少 0年 契約職 公務員 大学 経済学 博士号 人 60 12 50 | 室蘭市生まれ。中央大学文学部で社会学を専攻。卒業後、神奈川県相模原 市で8年間、社会教育主事として勤務。その後、北海道大学大学院教育学研 究科に進み、単位取得退学。博士(教育学)。北星学園女子短期大学講師、 助教授を経て、平成12年から北海道教育大学で助教授、教授を務める。 平成20年から北海学園大学地域経済学科で「地域社会論」を担当してい る。著書には「『自治体社会教育』 の創造」 (北樹出版)などがある。 44 PRACTICE 2016.5 45 PRACTICE 2016.5 30 40 7 7 北海道学園大学経済学部地域経済学科教授 移住・定住施策の新たな展開に関する調査研究会座長 10 1 20 内田 和浩(うちだ・かずひろ)氏 41 15 今だからできること、しなければならないこと 人 中心 住 民 主 導 10 〈基調講演〉 27 、子 育 支援 人口 充実 取組 約 、下條 、 、飯田市 働 飯田市 世代 優先的 住 進 。隣 接 万人。一 定 雇用 村 子育 戦略的 。 、近隣市町村 同様 。 移 整理 ? 。 移住・定住 組 、 活 思 。熊本大学 徳野貞雄教 子 家族 。集落内 全戸 対 授︵地域社会学︶ 、長年取 組 住 手法 象 、 、町 村 外 出 行 。 。 危機 閉校 、地域 ﹂ 大切 老人 目標 決 、 方向 人口 増加 ﹁何 考 試算 前提 。人 計画 ?﹂ 感 姿勢 。 現実 受 入 、現状 。 総合計画 分析 課題 整理 進 、住民 市 、今 思 、地 域 。日 本 、 仕事 作 思 。 姿 住民 不 ﹂ 国 法律 定 仕事 生 出 ﹁社 、地域 若者 子育 低 担 手育成 意識 。 私 卒 業 生 市町 村 職 員 市 町 村・ 人 。教 子 限 連携 付 市町 村 、 、結 思 両輪 皆 視点 調 定住施策 。 、 組 。 、大学全体 養成 考 、大 学 組 地域 役立 人材 、 必要 防 、現 地域 居住 相談 人材 欲 一 所懸命 取 深 深 。 組 住民 流出 取 査研究 進 地域 。 移 住・定 住 施 策 取 、平 成 移住 前 行 年 激減 増 生 移 住・定 暮 、福 祉 。 、相 乗 。他 PR 強 。 約200 年度 無 取 組 歳以上 高齢 、商 店 集落 人口 、平成 減 。 高 齢 者 安心 入 、 試 年 退 職 後 住 、移 住 者 多 。 整備 高齢者 移住 境 移住施策 市町村 思 考 。今 後 要因 離 集落 0人 130 人 % 。 、住民 連携 、住 民 者 占 。 ㌔ 神尾 下川町 市 街地 、林業 栄 ﹁一 橋﹂ 化 課題 強化 効果 若 世代 転入 等 生活産業 雇用 増 、優 良田 園 住 宅 住施策 力 務員 髙田 伊 達 市 温 暖 気 候 、従 来 、学 校 先 生 警 察 官 公 紹介 、 私 北海学園大学 社会教育主 事課程 担当 、地域 勢 必要 、自 分 可欠 企業 国 支 、加 収益性 支 会 的 企業 暮 、今 町村職員 手 携 。 著書 興 。 、 。 、移 住・定 住 移 韓国 直 。 制度化 数 月 。 、消 滅 研 区 ﹂ 、現 状 把 握 思 携 ﹂ 口減少 。 思 連携 、北 海 道 町 村 制 度 提言 年度 特別区 探 具体的 、未 活 。 。現在 環境 、森 林 資 源 目指 、 専門職 不足 書店 飲食店、 働 第 一 次産業 後継者 。 出 、生活 必要 店 厳 支障 挙 増 取 取組 体 制、情 報 発 信 手 関 。調 査 研 究 会 組 必要 良 地方 移 住 関心 置 交流人口 増加 組 、一 定 成 果 考 住 、 移住・定住施策 。 道 市 町 村 、団 塊 。住 民 生 活 環 境 減 、日 常 生 活 深刻 舗 増 星野 世代 取 。 、仕 事 入 、道内外 自治体 事例調 住者 受 法 通 体 系 的 調 査研 究 査 防 。 人口流出 定 住 人口 増 加 行 大野 移住 。 ﹁義 務 教 福岡教育大学教授 務 ﹁﹃ 消 滅 自 治 体 ﹄ 三浦 清 一 郎 都会 子 救 ﹂ 味深 指摘 調査方法 悉皆調 把握 集落 全世帯 対象 平成 東京 。東 京 地域 社 会 展 望 始 小 中 学 生 、夏・冬 休 維 北海道 町 小中学校 取 組 実現 、地 域 ﹁無 課題解決 地域 生 残 都市 活力 衰 市町 村 総 合 計 画 中 実行 必要 向 地域 課題解決 ﹁ 踏 段 行動計画 大学 手 持・存続 図 上 非常 有効 手 村 訪 修旅行 、提携先 住 取組 半年 間、地方 学校 授業 受 都会 住 子 主張 注 目 地方分散事業 育 、夫 。息 、週 、 、 。 。高 調査 世 地 ﹂ 歳 夫 行 市 住 代 娘 息子 ㌔離 。 、例 含 査 婦 住 婦 子 時 遊 来 孫 連 細 立 意志 末 住 、 。現 住 上 地 、T 型 集 落 点 検 ︱ 、何 年 T型集落点検 存在 含 家族 齢 父母 体調 崩 集落 集落 帰 今 含 。 近距離在住者 捉 、 含 実 際 地域 社 会 成 人 行 帯 狙 域 将来 考 大 調 学校 閉校 人 人数 後 暗 見通 。 立体 的 捉 。小中学校 存続 、集 落 。 ﹁学校 無 。 、人口減 少 伴 。最 初 調 査 研 究 会 、具 体 的 何 分 域 維持 組 皆 聞 年前 佐 藤 人口約2800 人 遠別町 、 人 材 確 保 問 題 直面 。農 。 髙 田 伊 達 市 人口 社 会 増 減 均衡状態 、自 然 減 毎 超 業 % 人口 撤 。 旧 大 滝 村 、急 速 人口減 進 、1500 人 病院 、商店 年 間 400 人 減 少 失 、地域交通 医療福 所 。医 療 機 関 地域 活 力 減退 1軒 。 祉 落 込 学校 移住促進 取組 力点 、近 年 、 感 抱 。 神尾 林 業 鉱 業 栄 昭和 年 、下川町 人口 1万5000 代 拠点 、現在 人口 全盛期 5 分 鉱 山 閉 山、J R 廃 線 。 都会 若者 1 重 業 衰退 人 達 後 林 基盤 退 、歯 科 医 院 1 少 合併 率 年 約200 ∼300 人 減 、高 齢 化 課題 80 提案 最近 情報 結果、人口獲得 競 取 、 取組 進 争 激化 、高校 無 下條村 状況 若者 流出 進 、再 人口減少 陥 地域 将来 思 。皆 移住施策 競 合 、短期的 成果 得 果 欲 定住 軸 据 、 調 査 研 究 会 、地 域 特 性 施策 考 今 添付 作成 住・定住施策 手法 選択 。調査研究報告書 、 手法 一 。 、市町村職員 皆 思 地域 実態 把握 欲 将来 考 人口 発 取組 23 23 27 50 10 33 用 人口減少問題 道 課題 少子高齢化 、私 コメンテーター 事業 調査 携 り 寒 、地 域 魅 力 見 。 調査研究 取 10 ﹁T型集落点検﹂ 紹介 深刻化 。 も し 大野 多 市町村 人口減 少 伴 集落総合対策 直面 遠別町総務課企画振興係長 一般社団法人北海道総合研究調査会調査部長 、日 本 最 寒 記 録 氷 幌加内町母子里地区 ・2 度 人 集落 点下 信 、活 路 行 佐藤 克久氏 星野 克紀氏 調 査研 究 会 、移 住 施 策 定 住 施策 同時 考 視点 立 、2 年 間 10 22 パネリスト 43 65 移住・定住施策の新たな展開に関する調査研究会副座長 46 PRACTICE 2016.5 47 PRACTICE 2016.5 20 コーディネーター 36 15 55 30 旭川大学保健福祉学部准教授 「持続可能な地域社会を創るための移住・定住施策の新たな展開」 10 北海道学園大学経済学部地域経済学科教授 内田 和浩氏 35 伊達市企画財政部企画課長 下川町環境未来都市推進課主幹 髙田 真次氏 神尾 一幸氏 旭川大学保健福祉学部准教授 大野 剛志氏 10 大野 剛志 氏 〈パネルディスカッション〉 41 住化住宅 声掛 運 営 中心 齢者 好評 整備 試験場 設 併 戸建設 店 。集 、地 域 食 。 、高 協力隊員 設 導入 、木 質 構想 活動 抽象的 大 課題 実施 高 。 、 防 、現 。 。 道外 自治体 、 思 。 地 皆 、 乳 、市 思 製品 販売 家対策 通 交流人 結婚奨励金 、 移 。生 活 路線 拡大、教育 福祉 、空 口 拡 大 雇用 確 保 目 指 。 支給、 充実 事業 含 分野 取組 基盤 整備 PR 。 増 住・定 住 対 策 移住者 学 。子 。 基本 定住 対策 風潮 基 教 材 費、修 学 旅 行 費 佐藤 福島県金山町 ﹁奥会津金山 年﹂ 学 下、給 食 費 無償化 来 重点 置 、再 戻 、 移 住 !﹂ 行 印象的 。 定住 。 島根定 。県 出 、他 地 域 先 駆 公益財団法人 果 義務付 交付 県立 中山間地域研究 役割 配置 中、 。 。人口減 少 上 、 大切 実感 、中山間地域研究 定住 段階 。 、手 応 、独自 人口予測 民 皆 取組 行 、重要 思 進 髙田 伊 達 市 長 所 磨 外部 発信 知 必要 人材 少 子 化、高 齢 化 、移 住 者 受 具体的 設定 入 目標 。 。敢 西 向 ﹂ 移住者 話 伺 、首都 圏 移住 考 人 、東日本 ﹁ 印象 残 移住 環境 北海道 移 、北 海 道 核 。 話 土台作 。 。 強固 愛着 誇 3 方向 。皆 。 。地 域 人 材 地域 大切 、地 域 力 考 、住 地域 住 人 人 、本当 覚悟 決意 越 、厳 北日本 海 住 。逆 考 希望 持 整 大野 何 必要 組 育 芽生 住民 間 環境 取 地域 印象 受 。 両輪 移住・定住施策 車 両輪 今後、 大 野 移 住・定 住 施 策 議論 地域 取組 進 ﹁日本 ?﹂ 感 必要 。 住 調査 起 移住者 話 良 。良 所 掘 何 客観的 指標 回 生活 。定 住 施 策 両輪 大 終 、移 住 施 、住民 満足度 積 。 。 前 進 。 発信 欠 不可 欠 。 地域 暮 人 満足度 高 、地域 踏 止 努力 思 上 、広 策 切 初 。雪 寒 通 、地域 。外 神尾 下川町 移 住・定 住 限 、地 域 人 材 活 用 一 体 的 考 。 所 北海道 自身 気付 。地域 外部 視線 言葉 価値 評価 私 多 魅力 獲得 、住 民 組 若 世代 、 表 裏一 体 関 係 、移 住 者 。 思 重視 。 、 聞 、市町村 施策 組 込 定住自立 。伊 達 市 、連携 難 、近 隣 市 町 単独 市町村 対策 取 。 人材育成 努 。市 町 村 広 域 連 携 、移 住 施 策 多 村 人 奪 合 場面 含 3 市3 町 、西 考 中 、少 子 高 齢 化 広 報、移 住 育 組 歴史 考 、取 。 、北 海 言 作 、PDCA 人 圏 枠組 向 、日 本 口減 少 立 版CCRC 在 方 検討 。 地域 観光 民間事業者 必要 国費 開拓 守 担 内 田 地 域 学 校 守 、地 域 役 立 事 業 作 、雇 用 生 出 。 計画 開発 県、市 町 村、財 団 三 者 移 住 者 支援員 県 全市町村 予算 大 住財団 資 髙田 島根県 対策 取 組 振 。 ﹁ 都会 出 、移 住 者 高 。 地域力 考 限界 。 必 込 浸 協働 取 組 巻 成立 。 移住者 企業 進 議 、 住 回 盤 整備 対応 住民 流出 考 町 魅力 併 大野 移住施策 地域 居住 定住施策 。 必要 進 知見 何 。 、福 祉、医 療、教 育、文 化 地域社会 維持 一 層困難 含 、林 産 物 栽 培 、住民 流出 面 。 栽培施 得 高 紹介 地域力 行政 増 、住民 住民 考 民業 実感 理想 型 産業、 透 。住民 企業 負担 進 神尾 岩手県 巻町 取組 第3 欲 対象 事例調査 行 取組 分析 選 菌床 充 域 、 組 。 目 、地域 魅力 無 人材確保 取 、 。移 住 開 考 取組、 。特 仕 事 協力隊 町役場 婚活 狙 型 実施 来 一 緒 考 、実証 要不可欠 人、町 。人口 少 気 。 。 、 PR 後回 。広 報 紙 使 重要 性 意 識 。農 漁 思 、 、町職員同士 話 必要 。 狭 張 実務者間 情報交 視野 計画 的 進 佐 藤 移 住・定 住 施 策 丁 寧 情 報 発 信 重要 全力 来 。 人 来 欲 意味 町 直 営、 。当 面 考 訳 人材確保 思 年度 。 協力隊員 。人材 外部 専門機関 地域 目的 、誰 、 訳 結果的 長続 住民 根付 下川町 憧 生活 変 行政 。 、高 協 。 設 、住 民 皆 商工会 、支 換 場 、高 必要 移 住・定 住 施 策 協 力 論 、少子 。若 世 代 、取 組 、先 駆 的 移住 地域 運営 、雇用創出 将来的 解決 催 良 、 平成 絞 市町 村 良 好 魅力 選 止 視野 入 担 手 髙田 今 後 必要 部 分 齢者 転入 。 憧 。都 会 感 商工 会 農 業、林 業、観 光 業、林 産業関係 含 、相 談 窓口 一 3 年間 事 業 展開 派遣 、遠別町 生活 促進住宅 整備 参加 札幌 大学生 。地域 佐 藤 遠 別 町 現 実 住民 困 、直面 課題 優先的 標 雪下 現在 5 人 地域 堂 買 物 。地 域 住 民 熱供給 26 状況 世 代 必要 化 減 転入 地域 。北 海 道 思 。今後 北海道 、 岐路 大 野 移 住・定 住 観 点 決 住 地域 道 48 PRACTICE 2016.5 49 PRACTICE 2016.5 18 星野 克紀 氏 神尾 一幸 氏 髙田 真次 氏 佐藤 克久 氏 一般社団法人北海道 総合研究調査会調査部長 下川町環境未来都市推進課主幹 伊達市企画財政部企画課長 遠別町総務課企画振興係長 28 公募 番組等 、Face book 多種多様 媒体 手法 存 対象 、 自治体広 記憶 印象 姿勢 意志 有 表 現 、人 々 留 。 展開 、 ﹁試 自治体 ﹂ 年度 道 150 年﹂ ﹂ 、 上 動 広 、明 新 前向 、 、 ﹁北 海 道﹂ 選定 中、北 、未 来 、世 界 、今 北 海 道 公募 。 、 、公 募 当 文 字︵ 上 、分 、北海道 、世界・未来 北海道 大 可 感 日 。 使用 来 願 、 ﹁ 募集 企業 方々 考 大 地﹂ 、 。 意 。 同 先 、市町村 皆 以上 積 複数形 ﹁北海道 ﹂ 様々 、地平 線・水 平 ﹂ 、直訳 . s n o z i r o H g n i d n a p x E 活用 ※﹁ 試 様 発 広報広 月間 年9 月 概 2 。 応募 方 々 関心 持 北海道 ﹁ 英訳版 制作 、道 内 在 住 、今回、特 世界 向 ﹂ 呼 。 。 日 募集 能性 要件 月 期間 ﹁ ﹁広 、広 極的 発信 協力 、道 民 北 海 道 魅 力 、国 内 諸 外 国 方々 、 味 可能性 無限 1 線﹂。 人 方 信 魅力 多 、今 回 公 募 本 務 聴課 担 当 、 9205件 、平 成 3点 特徴・優位点 表現 伝 字表記 可︶ 必 入 海道 魅力 飛躍 推進事業﹂ 数 。 年 ﹁北 海 一 層力強 発信 向 誰 上 ﹁試 。 決定 北海道総合政策部知事室広報広聴課 一環 、誰 挑戦 。 方々 、 ﹁自 取 、大 変 大地。北海道﹂ 言葉 受 止 浸 透 、多 使 魅 年度 認知 、特 AS 、 北海道 、 思 考 、前 向 ﹂﹁新 受 身 、様々 話題 試 問 愛着 持 道内外 広 ﹁北海道の新たなキャッチフレーズ﹂について 、 系 加 、 広報紙、広報 近 年、自 治 体 広 報 、S N S 飛躍的 進展 、従 来 活用 。 情 報 発 信 必要 幅広 年齢層 方々 細 在 活用 効 広報手段 一 観光地 、平成 年、現 在 安全・安心 食 宝庫 力 EAN 度 急速 高 超 、平 成 外 国 人 観 光 客 、年 間 約150 万 人 、平 成 、今 年3 月 北 海 道 新 幹 線 確実 開業 回 27 、道 。北海道﹂ 様々 場面 様 18 効果 決定 北海道 、平成 年 公募 ﹁試 大地。北海道﹂ 及 、 13 媒体 、 系 、複 数 媒 ﹂ 。 新たなキャッチフレーズを発表する高橋知事 報 、各 年 齢 層 適 、 相互 補完 ﹁ 。当 時 本 道 、北 海 道 拓 殖 銀 雇 店 直 ﹁北 海 道 、北 海 道 、 、非 常 厳 破 綻 、企 業 倒 産 見 。 商業施設 、 設置、路上大型 協力 9205 件 。 選考 当 選考委員会 学 生、庁 内 公 募 名 組織 11 最大限 高 系 体 組 合 。 行 経営 急 広報媒体 多様化 深刻化 可能性 打破 価値 、 PR 結 果、全 国 応募 寄 職員等 企業 方々 、道内 観光 広告 専門 、 放映 放送、大学生 一 緒 制作 掲示 協定企業 取 組 広 ﹁ 募 集 動 画﹂ 商 業 店 舗 内放送 度 状況 状況 直面 用問題 PR 。 応募 短 文章 ﹂ 、旧来型 一 方 、自治体 企業等 、現在 主流 速 広 ﹁ 、 、発信側 作品 、 。 寄 、試 行 錯 誤 、職 員 意欲的 持 進 、一 目 分 良 職員 、 、 ﹁﹃北 海 道﹄ 言葉 作 。 、 重 今 年3 月 積 30 手法 ﹂ 制作 、 、手作 他、広報紙 、 設 置 、昨 年 議論 月 ﹁包括 合 計3 回、熱 心 決定! 決定 方々 (英訳版「Hokkaido. Expanding Horizons.」) 単語 使 、 創 意工夫 募集 呼 繰 返 ・ 本 帯 添 、北海道 締結 ﹁民間協 新 。 図 ﹁ 北海道 新 先 、道 。北海道﹂ 。 課題解決 持 資 、行 政 民 間 企 力 発揮 連携協定﹂ 相手先企業 働広報﹂ 大 提供 、 互 包括連携協定 業・団体・大学等 源 年 。 訪 世 動 。 、未 来 風景 27 平成10年に決定したキャッチフレーズとロゴ 様々 可 能 性 北海道 言葉 、 、北海道 道民 方々 感 、北海道 、道外 海外 方々 対 、 26 17 「その先の、道へ。北海道」 10 50 PRACTICE 2016.5 51 PRACTICE 2016.5 12 10 界 積極的 進 広 新たなキャッチフレーズを募集する ポスター 平成 、道 18 江別市 高齢者見守りにテレビを活用 実証実験を3月からスタート 大学生の地域交流をサポート 卒業後の就職や定住促進を目指す 市町村の動 き 岩見沢市 広域連携協議会を設立 市職員が町内会役員に操作を説明 テレビに健康クイズなどが表示される 江別市には4つの大学があり、卒業生は毎年 岩見沢市は今年3月、北海道大学やテレビ局 につなげることが狙いという。テレビとインターネ 2 千人を超える。だが、市外出身の学生が多く、 と連携して、地上波デジタルテレビのデータ放送 ットの接続が必要だが、使い慣れたテレビを利 在学中も市外に居住する学生が多いため、地域 機能を活用して、在宅高齢者の日常的な安否確 用するため、デジタル機器の操作が苦手な高齢 との関わりが薄いまま卒業するケースもある。卒 認を行う実証実験をスタートした。 者の拒否感も比較的低いという。 業後に市内の企業に就職する学生は 1 ∼ 2%程 システムは北海道大学大学院保健科学研究院 度と非常に少ない。石狩管内や隣接する空知管 列の北海道テレビ(HTB)のデータ放送画面 の小笠原克彦教授の監修で、日立製作所とテレ 内へ就職も少なく、札幌市や道外へ就職する学 を選択すると毎日1回、健康クイズが出題される。 ビ朝日が開発した。市健康づくり推進課の榎本 生が大半という現状にある。 クイズの回答状況から、サポートセンターが操作 尚司主事は「現在は関心を示してくれた1つの 1人でも多くの卒業生が江別市や空知管内で 履歴を確認する。一定期間、操作が確認できな 町内会で実証実験が始まった段階です。単身高 就職し、地域を支える人材として活躍してもらお いときには、サポートセンターが電話し、応答が 齢者の安否確認対策に取り組んでいる町内会に うと昨年 12 月、江別市と空知管内の 別、赤平、 ない場合は、町内会役員などが訪問するといっ とっては、外部から異変に察知できる仕組みが 三笠の3市、南幌、由仁、長沼、栗山の4町、 たルールを事前に決めておき、早期の異常発見 あると負担軽減につながります」と話している。 酪農学園大、北翔大、札幌学院大、道情報大の 江別市では、 大学生が子どもたちが描いた雪だるまの絵をプロジェクショ ンマッピングで映し出すプロジェクトを支援した 市町村による注目の取組や地域の話題を紹介します 自宅にあるテレビの電源を入れ、テレビ朝日系 4大学、農業や福祉、商工会議所などの関係団 体が「学生地域定着推進広域連携協議会」を 設立した。同協議会は、学生と各市町の地域活 動をマッチングすることで、地域に対する関心や 愛着を高め、卒業後は各地域で働き、地域を担 栗山町では、 絵本の読み聞かせなどのボランティア活動も 滝川市 う戦力として活躍してもらうことを目標としている。 赤平市は北翔大と連携して、高齢者の健康増 5カ国語で観光情報を発信 外国人観光客向けアプリを開発 チョークアートに挑戦した。栗山町では、学生が 進や閉じこもり防止による健康寿命の延伸を図 子育て支援施設での託児補助や児童センターで り、地域で活躍してもらおうと「あかびら・地域 雪遊びの企画運営などを体験した。長沼町では まるごと元気アッププログラム」に取り組んでい 地域の農業者や企業経営者とWEBサイトを活 観光ガイドのトップページ 観光モデルコース 多言語での音声ガイドのある 美術自然史館 したほか、市内のレンガ建造物・旧ヒダ工場で 市内を訪れる外国人観光客に向けた観光情報 ティバル」のイベントを紹介するフォトギャラリー る。フィールドワークとして市内で健康指導や交 用した情報発信の在り方について意見を交わす の発信を強化するため、滝川市は英語など5カ や、現地で写真を撮影すると数種類のフォトフレ 流事業を行っており、高齢者との触れ合いをきっ 等の住民参加型ワークショップの運営を行った。 国語に対応したスマートフォン用のアプリケーシ ームが利用できる「思い出カメラ」の利用が可 かけに市内で就職した学生もいる。この取組にヒ 協議会事務局を担当する、江別市企画政策 ョン「滝川ガイド」をこの3月に公開した。 能で、季節に合わせてアプリを更新するなど、タ ントを得て、菊島好孝赤平市長と三好昇江別市 部企画課の大槻宏明主査は「事業がスタートし イムリーな情報提供を目指すという。 長の意見が一致。大学との連携を進める同協議 て4カ月程度ですが、延べ100人以上の学生 会を設立する端緒になったという。 が参加しました。ワークショップなどに参加する 市内では近年、台湾からのサイクリングツアー 客や、国内最大の栽培面積を誇る菜の花畑を訪 市国際課の運上琢諭課長補佐は「インターネ れる外国人観光客が増加。一方で観光スポット ット上にある翻訳ソフトは各所などの固有名詞を や交通機関の外国語対応は進んでいない。 間違った内容に翻訳してしまうことがあり、外国人 協議会が地域交流をマッチング 学生には、協議会が交通費等の支援を行ってお り、学生が、江別市や空知管内を第二の故郷と 観光客を悩ませることがあります。アプリが利用 昨年度は江別市と栗山町、長沼町で試行事 感じ、就職先や定住の場として選択してもらうこ 韓国語、タイ語に対応したスマートフォン用アプ できることを市のフェイスブックなどで発信すると 業を実施した。江別市では学生が子育て支援施 とができれば、地域の活力を高めることにつな 市内のガイドマップをはじめ、 リを3月末に公開。 ともに、QRコード付きのカードを観光施設に配 設を訪問。子どもたちにプロジェクションマッピ がります。協議会に参加する全市町でマッチン 市内で開かれる「たきかわ紙袋ランターンフェス 置するなど普及に努めます」と力を込める。 ングの原画となる雪だるまの絵の描き方を指導 グを進め、活動を充実させていきます」と語る。 このため、 市は英語や中国語 (簡体字・繁体字) 、 53 PRACTICE 2016.5 PRACTICE 2016.5 52 美深町 奈井江町 給付型奨学金で高校生を支援 大学生なら総額で144万円 女性職員11人がホームページを刷新 使いやすさを重視したデザインに 入学者の減少が続く道立美深高校 大学生は月3万円、 短大・専門学校生には2万円 を給付する 分かりやすいトップページデザインを追求 イラストや色合いには女性らしい配慮も 美深町は本年度、道立美深高校の入学生確 学者に月額3万円、短大や専門学校の進学者に 奈井江町では昨年 10 月、女性職員 11 人が町 民のライフイベントを重視したデザインを心掛け 保を図るため、卒業生の進学費用を補助するた は月額2万円を給付する「美深高等学校卒業生 ホームページ(HP)の総点検を行い、親しみ た。町が力を入れている子育て支援や定住支援 めの給付型奨学金制度をスタートさせた。 奨学基金条例」を昨年 12 月に制定。今年3月 やすいデザインや色使いを重視し、操作性も高 施策のボタンも目立つ位置に配置した。 末までに9人の卒業生から申請があった。 いHPへのリニューアルを実現した。 美深高校は、町内で進む過疎・高齢化の影響 他市町村のHPと比較・検討しながら、独自 とともに、地元の中卒者の半数程度が近隣市の 町教委教育グループ学校教育係の佐久間新 メンバーは 20 回の会議を重ね、利用者目線 性を意識し過ぎるよりも、誰にでも分かりやすい 高校に進学している状況から、昨年度は入学者 二係長は「これまでも教科書代の全額補助や下 で率直な意見交換を重ねた。 「右手で赤ちゃんを 標準的なデザインの重要性やサイトの全体構成 が 19 人まで減少した。今後も入学者が 20 人を 宿代、資格取得などに対する補助で入学生確保 抱き、左手にスマートフォンを持って救急病院を にも配慮した。リーダーを務めた町おもいやり課 下回り続けると、道教委による高校配置計画の に努めてきましたが、現状では高校存続が危う 探せるぐらいに使いやすくしたい」というメンバ 子育て支援係の栗山ひろみさんは「デザイン面 見直しに伴い、統廃合の対象となる可能性が高 い状況にあり、追加対策を行いました。大学生 ーの意見を基に大胆なリニューアルを進めた。 を中心に整備しましたが、もちろん掲載する内容 く、廃校に伴う地域への影響も懸念されている。 なら4年間で総額144万円という返済不要の奨 パステルカラーを基調とした色使いで、明るく も大切です。システムの導入で全職員がHPを このため町は、平成 27 年度以降の美深高校 学金が得られます。美深高校への入学を考える ソフトな印象を演出。イラスト付きの分かりやす 更新できるようになったので、今後もコンテンツ 中学生が増えてくれれば」と期待を込める。 いボタンや「子育て」 「引っ越し」といった、住 の充実を図っていきます」と話している。 卒業生を対象に、校長の推薦があれば、大学進 羽幌町 鹿部町 首都圏などで販路開拓 商品ニーズや課題を学ぶ機会に 「食」を強化した道の駅がオープン たらこめしや蒸し釜が大人気! 食・商工業活性化事業の専用サイトも公開 羽幌町は特産の甘エビや糠ニシンなどの消費 拡大に向けて、道外の百貨店や飲食店にサンプ ルを送り、販路開拓につなげる取組を始めた。 首都圏や関西圏の需要を確認する機会になった 送り、商品の印象や取引の意向を確認して、有 望な企業を訪問し、商談にこぎ着けた。 現時点で2社と取引を始めたが、関心を示す 大勢の利用客で賑わう 「鹿部・食とうまいもの館」 たらこめしや魚の煮付けなどが人気メニューに 鹿部町で3月 24 日、道の駅「しかべ間 歇泉 特産のタラコなどの水産加工品を販売している 公園」がオープンした。開業から2週間で来場 「鹿部・食とうまいもの館」や、鹿部漁協女性 者が2万人を超える賑わいをみせている。 平成 11 年にオープンした「しかべ間歇泉公園」 部が運営する「浜のかあさん食堂」 、物産館で購 町は食・商工業活性化事業として、町内の漁 企業が多い中、輸送コストや商社経由での取引 協や農協、食品会社などから対象商品を募集し を求める企業もあるなど課題もみえてきた。一方 は、12 分間隔で500㍑の温泉が 15㍍の高さま どを新設した。料理体験を行うこともできる調理 「糠ニシ た。8つの事業者から「甘エビの塩辛」 で「羽幌町の商品を一括して物産フェアに出展 で一気に噴き上がる迫力満点の間歇泉や、温泉 室を備えた体験・研修棟を活かし、教育旅行な 「金時羊羹」など ンマリネ」 「羽幌えびタコ餃子」 して欲しい」と希望する百貨店もあるという。 を利用した足湯が人気を集めていたが、この数 どの受け入れ拡大にも期待が集まっている。 入した食材を温泉熱で調理できる「蒸し佂」な 12 点の商品が集まった。商品の魅力を掲載した 町商工観光課商工労働係の髙橋司係長は「羽 パンフレットを作成し、無料サンプル送付の案内 幌町の水産物を初めて知ったという声もありまし 町は観光客数の回復と、北海道新幹線新函館 な水産物を観光客にPRするため、漁協女性部 を添え、首都圏や関西圏の百貨店や食品卸業者 た。今回は商品の評価や百貨店などのニーズを 北斗駅から約 30㌔という距離を活かして、道南 などの協力を得て道の駅の施設を充実させること など約1000社にダイレクトメールを送付。反 学ぶ良い機会になりました。今後の販売促進に を訪れる観光客に鹿部町の食の魅力をアピール ができました。今後もイベント開催など魅力ある 応があった約100社にサンプルとアンケートを つながる手応えも感じました」と話している。 する場として、新たに道の駅の整備に乗り出した。 施設運営を目指していきたい」と意欲をみせる。 55 PRACTICE 2016.5 年は利用客の減少傾向が続いていた。 町観光商工課の原田健係長は「鹿部の豊か PRACTICE 2016.5 54 増 。特 考 地縁 。 年 八潮市 参加 進 。 組織 権利能力 。活 動 、 小学 超 、 約600 世 帯、9 割 弱 回答 7 割 、町 内 会 区 域 地域 9 割以上 。全国 状況 ※ 。 課 題、今 後 見 通 加入及 条 例﹂ 、平 成 社団 当 町内会 任意団体 2 町内会とは 条例制定 意義 条例﹂ ﹁町内自治会 関 全国で広がりはじめた ﹁町内会加入促進条例﹂ について 1 広がる町内会加入促進条例 条例 2∼3 年、町内会・自治会︵以 下﹁町 内 会﹂ ︶ 加入促進 主眼 背景 東日 本 大 震 災 以 降 〝 絆 〟 重 要 性 再認識 。自治組織、地域活動 、自治基本条例 中 、 条例 参加 前面 掲 例 参加 規定 加入 。 狭 、町 内 会 校区 平均 加入率 、 ﹁市区町 村 ﹁行事案内、会報配布等 住民相互 連 絡﹂ 9 割 超 。 。 情報 連絡﹂ ﹁盆踊 、 祭 ﹂ 7割 超 論点 、 、自 治 会 費 等 請 求 事 係 規定 大 最高裁 ﹁県 営 住 宅 入居 者 行 、 共同 利害 規約 目的 会員 強 制 加入 設立 、会 員 相 互 福 祉・助 、 規定 設 、 退会 。 ﹂※ 一 方 的 意思 表示 加入及 配慮 表現 。 意見 監修 機能 、地域 重 、 希薄 町内会 加 。 。自 治 体 住 推進 位置付 。 条例 年︶ 、塩 捉 広 、及 集合 、町内会 、協 働 町内会加入促 促 。 主 目的 ※ 、所沢市︵平成 町 内 会 加入 促 進 条 例 前 述 以外 年︶ 、湯 河 原 町︵ 平 成 、 駒 根 市︵ 平 成 。広 義 条 例 型 年︶ 、那珂市 年︶ 、京都市︵平 年︶ 、久留米市︵同︶ 、川西市︵平 年︶ 、草津市︵同︶ 年︶ 、 、金 沢 市︵ 平 成 年︶ 、東 京 都 豊 島 区︵ 平 成 。 格好 機会 、議 論 参 加 。 、地域 特 色 議 論 、見 直 。住 民 取組 期待 求 自治体 見込 散見 、当 全 。 、徐 々 地域 喫 、町内 。一 律 発言 、各自治体 議会 、条 例 制 定 動 現 在、札 幌 市、甲 府 市、宮 崎 市、 、条 例 制 定 東京都品川区 ※ 活 方 。集 合 住 宅 型 成 成 ︵同︶ 、加須市︵平成 年︶ 、横浜市︵平成 協働 年︶ 尻 市︵ 平 成 義 町内会加入促進条例 住宅 住民 組織化 加入 規 定 進条例 加入促進 条例 重要 目的 入 小樽商科大学商学部企業法学科教授石黒 匡人 吉田 博 筆者 札幌地方自治法研究会 3 町内会の課題 地域 。 少子 高 齢 化 進 中、地 域 福 祉 防 災、子 育 支 援、環 境 対 策 、 要性 増 、地域 、集 合 住 宅 住 民 町 内 会 役 員 固 定 化、高 齢 化 入 化等 問題 指摘 続 中、町 内 会 加 入 率 4 町内会加入促進条例の状況 低下傾向 活発化 、住 民 活動 、町 内 会 加 入 促 進 民 組 織 支 援、 観点 条例化 動 。 本稿 、町 内 会 及 意義 明確 促 多 。 ﹁主 体 的﹂ 参 加 構成 、住民組 明確 活動 参加 、加入 促 活動 意義 、町内会 7 条例化の意義 、 面見送 考 。一 方 制定 動 国 広 分 発 揮 、住 民 会 加 入 率 低 下 、多 、条 例 、条 例 遵 守 緊 課題 。 、条 現実 規範力 意思 。 進 内会・自治会等の地域のつながりに関する調査︶ 平成 年度国民生活モニター調査結果︵概要︶︵町 。 地域 国 際化 参考文献 ※ ※ インターネットなどによる筆者調べ 関心 持 研究 吉田 博︵ ・ ︶ 昭和 年札幌市役所入庁。自治、地方財政、 PROFILE 捉 期待 制定 増 根拠 住民 条例 織 重要性 化 自 盾 進 行 後 内容 等 動 住民意見 。駒 根 市 、 議論 重要 例制定過程 反映 。 実 、具 条例 制定前 市民会議 4 年間 議論 、 合 、条 例 制 定 体的施策 展開 。 働 。 方策 例 協 定 締 結、加 入 案 内 、宅地建物取引業協会 効性 確 保 掛 、 8 今後について 配布 23 化 最 近 状況 。 例 、出 雲 市﹁自 治 会 等 応 援 条 、川崎市 例﹂︵平成 年3月 日施行︶ 条 例﹂︵同︶ 、平成 加入及 年4 月1日 施 行︶ 、 ﹁町内会・自治会 活動 活性化 関 条 例﹂︵平 成 促進 草 加 市﹁町 会・自 治 会 参加 始 市﹁自 治 会 等 振 興 地域社会 活性化 推進 。実際 注目 年 通 5 条例の構成 件 、権利能力 社団 構成 会 員 、当 該 自 治 会 狭 義 条 例 構 成 、一 般 的 目 的、定 義、基 本 理 念、地 域 住 民 自治会 対処 合 、快 適 役 割、町 内 会・ 自 治 会 役 割、事 業 定義 団体 判 示 、町 内 会 。 経緯 、自 主 性 ﹂ ﹁役割 果 ﹁責務﹂ ﹁役割﹂ 、 ﹁努 ﹂ 原 案 修正 ※ 平 成 年、京 都 市 地域 条 例 議 会 審 議 中 、地 域 住 民 自由 図 会員相互 親 挙 重要 市︶ 、基 環 境 維 持 管理及 者 役割、市 責務︵役割︶ 、住宅関 。 代表的 ﹁地 域 社 会 自 治 極 連 事 業 者 役 割、財 政 上 措 置 ︱ 団体﹂︵ 退 会 制限 事情 下 地域社 活 動 、地 域 住 民 当該自治会 対 行 様々 自 主性 最 大 限 担 主体 退会 価値観及 ﹁自 治 会 等 役割 担 本理念 会 多様 役割 認識 尊 重﹂︵同︶ 、地 域 住 民 役 割 ﹁地域 一 員 重要 積極的 ﹂︵所沢市︶ 、住宅関 活動 理 解 、自 治 会 等 ︵中 略︶ 、自 治 会 等 加入及 的 参加 努 市 ﹁自治会等 活動 促進 関 連事業者 役割 加入及 ﹂︵出雲市︶ 、 ﹁自治会等 26 ※ 最高裁判所第三小法廷 平成 年 月 日判決 京都市会第 回くらし環境委員会記録︵平成 年 月 日︶ 年 月 日に﹁品川区町会および自治会 の活動活性化の推進に関する条例﹂が施行 ※ 平成 ※ 4 各自治体 、町内会 交流 負担 在 町 内 会 加入 促 進 条 例 制 定 、地 域 自治、 進 方、地域 行政 役割分担 24 26 努 。 踏 参 加及 、地域住民 自発的 自治会等 主体 的 文言 、 23 17 施策 協力 6 条例化の論点 加入 並 ﹂︵ 出 雲 市 ︶ 任 意性 前 提 5 1 2 22 24 20 25 56 PRACTICE 2016.5 57 PRACTICE 2016.5 54 25 27 23 1 促進 、 28 10 4 4 26 24 27 条 例 実 効 性、行 政 関 与、町 内 会運営 、町内会 加入 18 10 28 23 20 1 2 3 4 5 3 24 事例研究 弁護士法人佐々木総合法律事務所 弁護士 佐々木 泉顕 過誤徴収の法律問題 。速 。 問題 解決 担当 思 誤 徴収 者 返還 明 消滅時効 、法律 知識 不 考 、入 居 弁護士 ? 、返還義務 法的根拠 分 A町建設課長 還付加算金 利率 過大徴収 B ︵注3︶ 。 、 ? 、原則 必要 根拠 違 七・三% ︵注5︶ 。 対策 徴収 無 、法 必 国家賠償法上 損害賠償義 、正 当 多 部分 、民 法 第 七 考 損害 、 、担 当 職 員 、入 居 者 、国 家 賠 償 法 負 、過 大 徴 収 務 構成 場合 ? 弁 護 士 返還 対象 損害 捉 生 適用 住民 、具体的 分 。 、 民 法 第四〇 、国 家 賠 償 法 第 四 条 民法 規定 。 時効 認 援用 務 、民法第一 六七条一 項 時効消滅 、町 〇年間 消滅 一 。国 家 者 進行 保 、国 家 賠 償 法 第四 眠 、権 利 上 趣旨 時効 意思 援 当事者 A町︶ 。 時効 負 生 経過 返還義務 時効 早期安定 制度趣旨 定 時期 、 、債 無関係 、返 還 除外 二 、会 計 職 場合 除外 、 場 支 作成 難 場合 。 民法 規定 場合 要綱 、 。 、本 件 存在 経過 、経 過 失 職員 。 場合 考 観念 重過 失 考 、権 利 ﹁二 〇 年﹂ 、除 斥 期 間 効果 、時 効 期 間 主張 、債 権 者︵ 本 件 入 居 者︶ 、返 還 請 求 権 。 賠償法構成 消滅時効 滅時効 護 有 認識 返還請求権 存在 、基 本 的 委 債 務 者︵ 本 件 、法 律 関 係 対 用︵主張︶ 認識 意思 、当 事 者 確定期間 認識 二〇 年 。 以外 地 方 自 治 法 第 二四 三 条 賠償責任 待 存在 、援 用 権利 行使 権者 、 員 、 、軽過失 場合 求 。 四条 職員 。 A町 誤 得 負 原因 損害 。 過大徴収時期 翌日 賠償 難 損害 故 意又 、国 家 賠 償 法 構 成 職員 、 限定 求償 合 、賠 償 請 求 必要 二〇 年 不当利得構成 期間 注8 払 消滅 、利 息 日 、国 家 賠 償 、過 誤 発生 、利 率 年五 注7 請求権 、誤 。不 当 利 得 構 成 発生時 、年五分 割合 不当利得 、誤 、返 還 対 象 札幌市中央区大通西11丁目大通藤井ビル6階 弁護士法人佐々木総合法律事務所 TEL011-261-8455 FAX011-261-9188 ・北海道町村会顧問 ・一般社団法人札幌市医師会顧問 ・北海道教育委員会顧問 使 用 料︵地 方 自 治 法 第二三一 還付 、 過大 徴収 佐々木 泉顕(ささき・もとあき) B 他 違 ? 弁護士 消滅時効 違 。不 当 利 得 構 成 、返 還 義 不当利得構成 注2 要 数 B 上、算出 、各年 特例基準割合 考慮 二 適用 地 方 税 法 第一 七 条 四・附 則 第三条 、 条 三第四項・同一 項 ﹁歳 入﹂︶ 弁護士 、還 付 加 算 金︵ 遅 延 利 息︶ 利率 違 ︵注4︶ 。 合︱ 挙 ∼公営住宅使用料の場合∼ 対応 考 。今回 公営住宅 管理業務 生 市町村 公営住宅使用料 長年 、返還義務 法的根拠 違 違 可欠 Q&A方式 、 判明 A町 建 設 課 長 B 当 課 A町 公 営 住 宅 管理業 務 担 当 、同居人 人 数 把 握 入力 住 宅 、長 年 弁護士 返還義務 考 方 ①民法上 不当利得返還義務 場 、 、住 宅 使 用 料 金額 場合 損害賠償責任 評価 過誤徴収 基礎 利得 、過 大 徴 収 原因無 律上 損 注3 、住 宅 住 宅使用 料 与 。 第一 条 第一 項 構成 使用 料 分 利率 生 不当利得 利息 同 、地 方 税 法 第 一 七 使用料 対象 、差 異 徴収 、還 付 過大 発生 初日 、民 法 日 不法行為 、過 誤 納 付 還付 四 、 注4 期 条 利息 法構成 納付 。 適用 原則 得 、民 法 第 四 〇 四 条 考 行使 割合 注6 ﹁一 〇 年 間 ﹂﹁ 三 年 間 ﹂ 、権 利 個別的 消 時 算定 分 注5 不 当 利 得 返 還 義 務 。 発生 直 公営 。 過誤徴収 不当利得返還義務 、 場合 〇三 条 難 、 、仮 担当職員 、 考 増大 本件 事案 入力 気付 、複 入力 。 受 取 。 権限 構成 場 合︵ 注 2︶② 国 家 賠 償 法 構成 対応 頭 、 使用料 返還 基礎 、担 当 者 一 人 、組 織 体 制 方 、過誤納金 返還 考 金員 利 息 付 、還付加算金 損害 認定 害 重過失 賠 償 責 任 追及 ︵注7︶ 。 望 象者、返還加算金率、期間等 解 説 多 多 過誤 徴 収 注1 最 近、固 定 資 産 税 原因 住 宅 使用 料 場合 要綱 弁護士 必要不可欠 、返 還 金 支 出 根 拠、返 還 金 対 ? B 過誤納金 返還 町 新 要綱 作成 思 、受 領 上 損害賠償義務 三 、入 居 日 一 〇年間 。 弁護士 ︵注1︶ 。 民 法 第 七 二四 条 明 住 宅使用料 過大 徴 収 、多 数 誤 痛 条及 者 過誤 徴 収 事 実 知 ︵注6︶ 。 各々 過誤徴収 時点 、過 誤 徴 収 時 点 、不当利得構成 場合 二〇年間 年間 、 得 法的構成 、時効期間 経過 町 ? 選 、国家賠償法構成 場合 時効消滅期間 経過 、 場合 B 択 一方 明確 、徴 、 ︵注8︶ 。 、併 入 。 作成 思 法的構 主 弁護士 一 般 過誤徴収 場合 返 還義務 法的根拠 、不 当 利 、 選択的 考 、 得構成 最 実態 合致 張 存 成 同時 成 立 支払 上 、還 付 加 民法第七〇 B 安 。町 居者 方 大変申 訳 、支 出 根 拠 三条 不 当 利 得 算金 、地方税法 従 二〇 年 。 ? 賠 償 責 任 追及 、町 帰責性 高 収 日 考 担当職員 認 58 PRACTICE 2016.5 59 PRACTICE 2016.5 Profile 市町村職員自主調査研究グループ助成事業実施報告 文化芸術施設の集まる文化芸術ゾーンの 活性化に向けた調査・検討 たきかわ市民芸術村検討グループ代表 吉住 晴美 (滝川市教育委員会教育部社会教育課課長補佐) はじめに 滝川市は昭和 52 年、10 年後の人口を 10 万人とすることを 目標に「長期開発基本構想」を策定し、特に公共施設の整備 に力を入れてきた。しかし、昭和 59 年の 53,000 人をピークに 人口は減少し、まちづくりのベクトルを変更せざるを得ない状況 となった。 文化芸術・社会教育施設が集積した文化芸術ゾーンは、昭 和 48 年の文化センターの設置を皮切りに、博物館や公民館な ど平成2年度まで施設整備が進められた。しかし、厳しい財政 状況により、築 30 年を超えるこれらの施設は、耐震化や老朽 化による改修・設備更新などの対応が追い付いていない。 人口減少や厳しい財政状況の中、職員等有志でグループを 立ち上げ、文化芸術ゾーンの活性化に向けた施設の魅力づくり や活力ある取組、再構築に必要な財源確保について調査研究 を行った。 1 事例調査先の選定 文化芸術ゾーンの再構築を検討するにあたり、民間投資によ る財源確保を視野に入れ、PPP(パブリック・プライベート・ パートナーシップ)の取組を進める岩手県紫波町を訪問し、手 法と導入のポイントについて聞き取りを行った。 既存施設のリノベーション及び住民との協働による魅力ある 活動については、京都府京都市、石川県金沢市、函館市の3 市を、既存施設の耐震化については室蘭市を訪ね、施設を見 学しながら聞き取りを行った。効率的な施設運営の観点から、 コンソーシアム方式による指定管理を行っている函館市を訪ね、 メリット・デメリットについて聞き取りを行った。 また、広域的な視点から文化芸術ゾーンの役割を検討するた め、砂川市及び新十津川町を訪問し、文化施策における各自 治体と滝川市との役割について情報交換を行った。 2 事例調査及び個別施策 (1)民間投資による施設整備と公共機能の維持 【調査先】岩手県紫波町:紫波町オガールプロジェクト 岩手県紫波町では、紫波中央駅前に町が購入した未利 用の土地をPPP手法により整備した。官民が連携し、行 政がしっかりガバナンスを効かせながら、民間の自由な発 想や営業力を発揮する仕組み(エージェント型PPP)を 採用。公の役割として図書館、町役場を整備し、残りの土 地は住宅分譲や店舗などに利用するなど、財政状況悪化 のため頓挫していた駅前の土地活用を実現した。 市場価格を基本に投資額を決定する「逆算方式の投資 額の決定」や、身の丈にあったサイズで、専門性(紫波町 ではバレーボール)に特化した「ピンホールマーケティン グ」など、 民間の斬新な発想を最大限に活かした仕組みは、 対象者を町民だけにとどめずに 30㌔圏内を想定して取組 を進めた。 (2)既存施設の効果的な活用 【調査先】京都市:京都芸術センター 石川県金沢市:金沢市民芸術村 函館市:金森ホール 61 PRACTICE 2016.5 ①リノベーションと市民協働による魅力ある活動 「発表の場が欲しい」 という市民からの要望に対して 「高 機能の舞台設備を持つホールでなければ活動ができな いのか」という視点でリノベーションした各施設を訪問し た。京都市では、閉校した旧明倫小学校をリノベーショ ンし、特に若手芸術家の創造・発信の場として活用され ている京都芸術センターを、金沢市では、操業停止とな った紡績倉庫群をリノベーションし、24 時間365日営 業している金沢市民芸術村を、函館市では倉庫をリノベ ーションし、コンサートやイベント、結婚式などのさまざ まな催しに対応している金森ホールを訪問した。 いずれの施設も、照明・音響機材は簡易なものであ り、舞台あるいは座席を利用者の工夫で自在に組むこと ができる「使いやすさ」が高い利用率に結び付いていた。 京都市では、寄り合いの場として学校を活用してきた 地域の思いが引き継がれていた。住民は多少の音漏れ にも寛容に対応し、運動会などの地域行事に利用者が 参加するなど密接なつながりを持っている。滝川市の文 化芸術ゾーンについても、近隣町内会との関係性を再 考する必要がある。 市町村職員自主調査研究グループ助成事業は、 地域における課題の解決方策を調査研究するため、 市町村職員が中心となって、 自主的に結成したグループの調査研究に要 する経費について、 公益財団法人北海道市町村振興協会が、 1グループ50万円を上限に助成金を交付する事業です。 ここでは、 平成27年度に助成金の交付を受けたグループ から、 調査研究の成果として提出された政策提言書の要旨を事業実施報告として掲載します。 金沢市では、ボランティアによる市民ディレクター制が 採用され、事業企画や利用者へのアドバイスなど、市民 が芸術村の活性化に深く関わっている。 「施設」 と 「利用者」 の間をつなぐ「市民」の育成が、滝川市の文化芸術ゾ ーンの成長を支える伴となる。 ②耐震化・大規模改修実施による施設の長寿命化 【調査先】室蘭市:室蘭市文化センター 滝川市文化センター(昭和 48 年建設)と同時期に 建設された室蘭市文化センター(昭和 38 年建設)は 構造が似ており、耐震診断の結果、両施設ともに管理棟 と大ホールとをつなぐ渡り廊下の耐震化が必要となって いる。地下1階・地上4階建の室蘭市文化センターの 管理棟には、エレベーターが設置され、大ホールは平 成21年に外壁や内装を改修するなどの施設整備を実 施している。大ホールとの一体利用が必要なことや、新 築での財政負担と比較して耐震補強を行い、継続使用 することが判断された。 滝川市では、管理棟は床面積が狭く、エレベーター が未設置であることに加え、1階部分のほとんどがボイ ラー室や事務室などの管理部門であることから、現状で の耐震化については、費用対効果の観点からも慎重な 判断が必要と考える。 (3)専門性を活かした効率的な施設運営 【調査先】函館市:函館アリーナ 平成 27 年8月に旧函館市民体育館が、多目的施設で ある「函館アリーナ」として生まれ変わった。以前は公益 財団法人が指定管理者となっていたが、本年度から公益 財団法人と企業とのコンソーシアムで管理運営している。 現在、 滝川市の文化芸術ゾーンの各施設は、 それぞれ直営、 あるいは異なる団体が指定管理により運営しており、今後 は各団体の専門性を活かしながらも、効率的な運営に向 けて、コンソーシアム方式による指定管理の導入について 検討すべきである。 (4)文化行政の推進における広域連携 【調査先】砂川市教育委員会 新十津川町ゆめりあ 滝川市には、1,100席の大ホールがあるが、7㌔先に 500席の砂川市「地域交流センターゆう」が、3㌔先に は350席の新十津川町「ゆめりあ」がある。市内に中ホ ール整備の要望がある中で、現存施設の整備状況を鑑み て、広域的な視点で滝川市の役割を明確にすることが、文 化芸術ゾーンの核を決める一歩となると考える。 3 政策提言 厳しい財政状況の中、魅力ある文化芸術ゾーン整備の道は 厳しく、時に苦しい判断が必要となることを実感しながらの調査 研究となった。しかし、 先進地での聞き取りや意見交換を通じて、 新しい一歩を進める貴重な情報を得ることができた。 これまでの調査検討の結果を踏まえ、文化ゾーンの活性化に 必要な視点や仕組みなどについて、平成 28 年1月 25 日に滝 川市長に対して次のとおり政策提言を行った。 (1)制度の概要について 文化芸術ゾーンには、 「資料」や「活動」など滝川市の財 産が集まっている。その財産のすべてを、現在の施設で同じ ように守っていくことを前提とするのではなく、守る場所はこれ からも文化芸術ゾーンなのか、守る施設は同様のものでなけ ればならないのか判断をしていく必要がある。 紫波町の「ピンホールマーケティング」のように、専門性に 特化した斬新な発想を最大限に活かした仕組みを取り入れ ながら、文化芸術以外にも、例えば福祉や観光、商業など、 他分野の要素を加えることも、ゾーンに新たな価値を生み、 活性化につながる可能性がある。 また、議論の輪には、市民の参加が必要である。先進地 においては、施設の誕生、その後の運営、活動に必ず市民 の関わりがあった。芸術文化の関係者に偏らず、さまざまな 分野のアイデアが積み重ねられることは、民間投資を期待す るうえでも大切な過程と考える。 (2)民間投資を前提としたゾーン形成を検討すること 文化芸術ゾーンの再構築を進める上で、PPPの導入が必 要条件と考える。先進地の紫波町が組み立てたエージェント型 PPPは、行政が民間に丸投げすることなく、ガバナンスを持 ちながら、自由な発想を活かした民間の提案に対する調査や 分析など、適正評価を行う点に特徴がある。紫波町は、実現 したい内容やまちの背景から、さまざまな仕組みを取り入れた オリジナルのPPPを組み立てており、滝川市においても、解 決すべき課題を整理し、文化芸術ゾーンに合ったオリジナル のPPPの仕組みについて研究を進め、実現を目指したい。 また、PPPを進める上では、行政の視点を一旦離れて、異 なる視点で制度を組み立てる必要がある。 「市民へのサービス が第一」という行政としては、当然の意識から、施設としての利 用頻度の向上、採算性の方を重要視するという考えが必要とな る。市民理解を得るための理論の組み立てが求められる。 (3)広域的な連携のもとの役割分担を行うこと PPPの導入については、将来的な施設運営が成り立つ マーケット設定が求められることから、広域的な視点で文化 芸術ゾーンをとらえることが重要である。 また、ホールは、文化芸術活動を支える大きな柱である。 限られた財源の中で、隣接する砂川市、新十津川町に充実し た中ホールがあること、また、双方ともにホールの座席数の 確定において、滝川市文化センターの座席を考慮して決めて いることから、広域における滝川市の役割とそれに伴う施設 整備について考え方をまとめる必要がある。 PRACTICE 2016.5 60 市民や地元企業と共同で進める 再生可能エネルギーの普及に関する調査研究 のぼりべつ環境まちづくり研究会代表 更科 亙輝 (登別市総務部総務グループ法制担当主査) 発電や高効率給湯器など)の購入目的で、祖父母などから子や 孫が110万円以上の資金贈与を受ける場合、贈与税を非課税 とする「低炭素化設備の普及のための世代間資産移転促進に関 する非課税措置」を設けたこともあり、 さらなる高まりが予想される。 しかし、再生可能エネルギーの活用には、高額な初期投資 が必要となることもあり、多くの市民に普及させることは難しい現 状にある。普及を図るには比較的少額の投資でも、再生可能エ ネルギーの活用に参加できる仕組みづくりが必要と考える。 滋賀県守山市は平成 25 年度から市民共同出資による太陽 光発電設備の設置事業を通じて、再生可能エネルギーに対す る多くの市民や市内事業者の関心を集め、その参加を得ており、 登別市における再生可能エネルギーの普及に関する課題解決 のヒントが得られるものと考え、調査研究先として選定した。 1 事例調査 滋賀県守山市 「市民共同出資による太陽光発電設備設置事業」 (1) 「もりやま市民共同発電所推進協議会」の概要 当事業の事業主体である、 「もりやま市民共同発電所推進 協議会(以下「推進協議会」という。 ) 」は、平成 24 年 11 月 に市内の環境団体、商工会議所、金融機関、学識経験者、 企業などで構成する任意団体であり、次の目的を達成するこ とを目標に事業に取り組んでいる。 ア 市民の共同出資による事業展開により、新しい地域 経済の活性化モデルを作る。 イ 公共施設へ積極的に導入することにより、市民に向 けて太陽光発電の利用促進の啓発を進める。 ウ 地域におけるエネルギー自給の拡大を推進する。 エ 原子力エネルギーへの依存の軽減を図るとともに、 二酸化炭素排出量の削減、再生可能エネルギーの 積極活用を推進する。 (2) 事業の概要 推進協議会が、平成 25 年度から市民や事業者から出資 を募った信託会社の融資を受けて、公共施設の屋根に太陽 光発電設備を設置する取組を始めた。信託会社から推進協 議会のような任意団体への融資は全国的に例が少ないが、 市が信託会社と「損失補償契約」を締結することにより融資 が実行されることとなった。 太陽光発電設備の設置後は、推進協議会が固定価格買 取制度に基づく電力会社からの売電収入を原資とし、出資し た市民等に信託会社を通じて、出資に対する2%の配当金 を支払うことにより出資金を償還する。 制度設計、信託契約の締結や経理処理などは、金融機関 のほか、弁護士や税理士などに専門的な意見を求めながら 進めた。これまで、太陽光発電設備の設置は、マンション住 まいや多額の資産を持たない市民には難しい状況だったが、 本事業では、出資単位を1口 10 万円に設定しており、比較 的参加しやすい仕組みとした。 さらに、3号機の設置からは、生前贈与に関する贈与税の 非課税枠を利用して、配当金の受け取りを出資者本人ではな く、子や孫に指定できる「緑の贈与型」プランを創設し、出 資者の増加を目指すなどの工夫を凝らしている。現在は4号 機まで設置・稼働しており、18 年間の償還期間で住宅約4 30軒分の二酸化炭素の削減が見込まれている。 また、推進協議会は、市内企業を活用した太陽光発電設 備の設置などによる経済効果の創出だけではなく、環境教育 に軸足を置き、市民共同発電所を題材にしたフォーラムの開 催や、パンフレットの配布などの啓発活動にも力を注いでい く考えである。 2 事例の検証(事業実施による効果) 守山市の市民共同出資による太陽光発電設備設置事業 は、低下する買取価格に対し、配当金を確保するためには、 事業規模を大きくせざるを得ず、それに伴い設備の故障リス クが増加する。 63 PRACTICE 2016.5 (1) 比較的少額でも資産を有していれば当事業への出資 が可能となり、再生可能エネルギーの活用を考える市 民等の裾野が広がった。 (2) 出資した市民が、再生可能エネルギーの活用を「他 人事」から「自分事」として捉えるようになり、環境に 対する意識が高まった。 はじめに 登別市では、昭和 50 ∼ 60 年代にカルルス温泉で企業によ る地熱活用の可能性に関する調査が行われたほか、平成 24 ∼ 25 年度には、市が太陽光発電設備を自宅に設置する際の 補助制度を設けるなど、再生可能エネルギーの普及に向けた 取組が行われてきた。 登別市はこれまで、好天の日が少なく、太陽光発電に不向き とされていたが、平成 25 年度に企業が市内に設置したメガソ ーラー発電所の発電量は、太陽光発電の好適地とされる近隣 市と 色ないことが分かったこと、また、平成 24 年 11 月には、 市内一円で暴風雪に伴う大規模停電が発生したこともあり、市 内では太陽光発電事業への新規参入に関心を示す企業や個人 も増加している。 この機運は、国が二酸化炭素の削減効果がある設備(太陽光 ーの普及啓発や市民の参加促進には次に掲げるような大き な効果が認められる。 (3) 設備を教育施設に設置することで、通園や通学する児 童への環境教育に日常的に役立てられている。 (4) 「緑の贈与型」プランにより子や孫への資産の継承を 可能とすることで、長期の信託契約に消極的であった 高齢者からの出資を集めることができ、多くの世代に 再生可能エネルギーの活用に関する意識の啓発がで きた。また、出資者(祖父母等)が受益者(子や孫等) を設備見学に連れて行くことにより、環境教育に役立 てている。 3 政策提言 (1) 環境施策としての再生可能エネルギーの活用 固定価格買取制度は、再生可能エネルギーの導入に関し て経済的なインセンティブを付与することにより、その普及を 図る目的で実施されてきた。 現在の買取価格は、設備設置者が自身の資産を活用して 太陽光発電を実施する際には、収益が上がりやすい価格とな っているが、 集めた出資金を原資に事業を実施していく上では、 配当金の原資を魅力ある投資商品としての水準に確保するこ とが困難な価格設定となってきている。そのため今後は、配 当金をアピールする経済的な面だけではなく、環境保護に対 し幅広く参加を募るという趣旨での事業の実施が求められる。 また、太陽光発電設備は、これまでも発電量や発電の仕 組みを解説したパネルにより環境教育に活用され、環境に対 する意識啓発に効果を挙げてきた。 守山市では、環境教育の一環として、学校などの教育施設 を発電設備の設置場所に選定しており、竣功式典への在園 児などの参加や、再生可能エネルギーの活用を身近に感じ る環境を整備することにより、出資者だけではなく、通園・通 学する児童等の教育効果を高めている。 登別市においても、設備の設置場所には、教育施設や近 隣の誰もが気軽に立ち寄ることができる場所を選定し、幼少 期から再生可能エネルギーの活用を身近に感じながら成長 する環境を整備することで、再生可能エネルギーの普及啓発 が図られるものと考える。 (2) 市と市民の共同負担による太陽光発電設備の設置 市民共同発電所設置事業は、出資口数が募集口数に届か ない場合は事業が実施できないリスクがある。売電収入が減 少する中、配当金の原資を確保するためには事業規模の拡 大が必要となるが、それに伴い募集口数を満たさない可能 性が高くなり、事業実施に対する不透明感が出資者の応募に 悪影響を与えることが懸念される。 また、確実な事業の実施と出資者への配当を継続するた めには、設備の維持経費を節減し、配当原資の負担を軽減 することによる収支の改善が必要であり、軽減した部分を事 業規模の拡大に伴う設備の故障リスクに対応する原資として 積み立てていくことが求められる。 そのために総事業費に占める出資金の割合を低下させ、 不足する部分を市が負担することにより、事業費を市と市民 が共同で負担する体制を構築し、設備の故障への対応と配 当を継続できる体制を構築することで、安定的な事業の実施 が図られるものと考える。 なお、出資者の募集にあたっては、住民参加型市場公募 地方債を活用し、募集対象を市民に限定することで、配当先 を市民に限定することとなり、投資商品としての魅力の維持と 市内経済の活性化の一助になるものと考える。 (3) 市民共同出資の他事業への応用 守山市の取組は、施策に要する費用をその施策に対して 理解のある市民等からの出資により調達し、所期の目的を達 成するものであり、住民によるまちの将来への投資といった地 域に根ざした取組となっているのが特徴である。 登別市をはじめとする地方都市においては、進めたい施策 はあるが、厳しい財政状況から実現が困難な状況となってい る。こうした中で、守山市の取組は、財政的に恵まれていな い地方自治体が、新たな施策に取り組む際の手法としても応 用できるものと考える。 登別市では、市民共同出資による事業実施の事例はない が、 クラウドファンディングや住民参加型市場公募地方債など、 施策の実施に対して理解のある市民等からの出資等に関する 仕組みの活用を研究する必要がある。 4 まとめ 気候変動パリ会議において、今世紀後半には温室効果ガス 排出の「実質ゼロ」を目指すパリ協定が採択され、今後、温 室効果ガスの削減に向けた再生可能エネルギーの活用が一層 求められることとなる。登別市においては現在、太陽光発電設 備の設置のほか、小水力発電の可能性に関する調査や温泉排 熱の有効活用に関する取組が民間ベースで進められている。こ れらの取組を支援し、環境分野における先進都市となれるよう、 今後も研究を進めていきたい。 また、修繕費用など故障対応の経費を現在は売電収入か ら捻出しているが、売電収入が減少していく中では、配当金 の水準を維持しながら、増加する修繕費用を確保することは 困難になるといった課題がある。しかし、再生可能エネルギ PRACTICE 2016.5 62 みんなで創るマチのミライ もんべつ×ミライ委員会代表 福田 詳 (紋別市総務部庶務課行政係長) はじめに 紋別市においても少子高齢化と人口流出により、地域の元 気が失われつつある。私たちは、この大きな課題を解決する 方法の1つとして「もんべつを元気にする」というテーマに焦 点を当てることとした。元気にあふれ、活気ある紋別市を創り 出すには「人と人」 「人と地域」のつながりと、そのつながりを 創り出す仕組みづくりが必要と考え、調査研究先の検討を進 めていく中で、1人の市職員の存在を知った。商店街で自ら空 き家を借り、住民と対話をしながら活動している長野県塩尻市 の職員である。 1 事例調査∼長野県塩尻市の取組と山田崇氏の活動∼ クト「nanoda(ナノダ) 」を立ち上げた。メンバーが1人当 塩尻市では複数の分野について事例調査を行ったが、特に たり月額1,000円を負担して、商店街の空き家を借り、ここを 注目したのは、 若手や中堅職員の有志が開催している勉強会「し おラボ」である。役職や年齢に関係無く、誰もが気兼ねなく発 「nanoda」と名付けた。最初の取組は「シャッターを開け てみる」 。次に「シャッターを開けたのだから、朝食でも食べて 言できる空間を目指した意見交換会であり、積極的な発言を促 みようか」という発想から、毎月 1 回、商店街の人たちと一緒に すためにワールドカフェ形式を導入している。単なる勉強会に終 わらせない工夫として「グチは言わない」 「単なる批判はしない」 朝ご飯を食べる「朝食なのだ」というイベントを始めた。 他にもワインの日に集まり、地元の特産物であるワインを楽し 「結論は出さない」という3つのルールを定めている。私たちも む会「ワインなのだ」 、商店街の空き店舗を掃除しながら、住民 調査研究の一環として「しおラボ」を体験することができた。初 から商店街の現状や課題について話を聞く「お掃除なのだ」と めての経験だったが、活発な意見交換を体感することができた。 いったユニークなイベントを開催している。職員有志が自らまち 「しおラボ」は、ある国庫補助事業を担当したプロジェクトチ の人たちと出会い、学びながら、商店街のにぎわいづくりに貢献 ームのメンバーを中心に結成された。 「50 年後の塩尻市が豊か した結果、移住者による空き店舗の活用につながった例もある。 であるために」をテーマに掲げて①職員は何をするべきか②未 これらのイベントには、市職員だけでなく、賛同する住民を巻 来の塩尻市をつくる職員像とはどのようなものか③持続可能な き込み、さらに市外からも参加者を集めている。その多くは若 自治体経営をするために何が必要か―を考えながら対話を深 者である。 「 『若者の元気』を『まちの元気』に」とは、山田氏 め、実際に行動に移すことを目的としている。 「しおラボ」の最後には「プロミスカード」を掲げて、翌日から、 の言葉だが「nanoda」には、多くの若者が集まり、彼らの 元気をまちの元気につなげていく拠点として機能している。 自ら取り組む課題を全員の前で宣言する。商店街をテーマにし 今回の事例調査で私たちのグループは「紋別直送ホタテパー た回で「実際に住んでみなきゃ、商店街の現状はわからない! ティなのだ」と銘打ち、紋別市特産のホタテを振る舞った。この 商店街に空き家を借ります!」と宣言した職員がいた。塩尻市職 日は山田氏をはじめとする塩尻市職員や商店街の皆さん、東京 員の山田崇氏である。山田氏は「地域に飛び出す公務員アワー から研修に訪れていた大学生などが集まり、シャッターが閉まっ ド2013」で大賞を受賞し、精力的に各地を飛び回り、全国 ていた空き家とは思えない大変なにぎわいをみせた。 でも注目を集めている。 山田氏と彼に賛同する職員は、商店街の賑わい創出プロジェ 2 事例調査を終えて∼研究課題の具体化と政策形成∼ 紋別市に戻った私たちのグループは、すぐに「しおラボ」形 式で委員会を開催した。研究課題に掲げた「もんべつを元気に する」を具体化するためである。紋別市は日本創成会議が発表 した「消滅可能性都市」の1つに数えられており、2060年 には人口が8,000人まで減少すると予測されている。私たちは 「もんべつを元気にする」という目標を達成するには、人口減 少問題に重点を置いた取組が必要であると考えた。 紋別市では、10 代後半∼ 20 代前半の若者の流出が著し い。そこで思い出されたのが「 『若者の元気』を『まちの元気』 に」という山田氏の言葉である。私たちは、若者を紋別に留め、 彼らの元気をまち全体の元気につなげていくため<若者定住> 65 PRACTICE 2016.5 (4) 進学 紋別を離れても、戻って来ることができる仕組みの構築 (5) しごと 生活の基盤となる仕事を支援 私たちは (1) → (5) の順に取組を進め、再び (5) → (1) に戻 る施策のサイクルを構築することが<若者定住>を促進する上 で必要であり、最終的には転出による人口減少を抑制し、出生 による自然増に結び付けることができると考える。 紋別市においても人口減少対策の分野では、既存の事業が 複数存在しているが、若者の「交流」に特化した事業はこれま で行われてこなかった。紋別市では 10 代後半∼ 20 代前半の 若者の転出が著しい状況にあり、若者世代の未婚化・晩婚化も 課題である。こうした状況を打開するには、若者世代が交流を 深めるための「出会いの場」を設け、コミュニティを形成するこ とが必要と考える。 気の合う友人や恋人を得ることができる環境を整え、若者一 人ひとりにとって、かけがえのないコミュニティを創り出すことで、 紋別市に「住み続けたい」と思うことができるようになると考え る。友人から恋人、恋人から結婚に至ることが理想であり、初 婚年齢の引き下げ、出生率の回復、そして子育て世代の増加 に結び付けることが可能になるのではないだろうか。また、地域 が若返り、元気になるためには、世代に合った交流拠点も必要 である。 紋別市には、世代間交流施設として、子どもや子育て世代 を対象とした「児童館」や「子育て支援センター」のほか、高 齢者を対象とした「高齢者ふれあいセンター」がある。しかし、 若者世代を対象にした施設や交流の場は存在しない。若者コミ ュニティの不在は、職を求める若者が、市内での就職に対する こだわりを持つことなく、他地域に流出する一因になっているの ではないか。 ならば、若者世代の新たな交流拠点を整備することで、持続 的なコミュニティを創り出すべきではないだろうか。紋別市のま ちなかに塩尻市の「nanoda」のように、若者が集まり、交 流する場を創り出すことができればと考える。 3 政策提言∼交流拠点プロジェクト∼ 私たちは若者の交流拠点を整備し、さまざまなイベントを開 催することで、若者のコミュニティ創出を後押しする「交流拠点 プロジェクト」の実現について政策提言を行った。 以下に掲げるように、多目的に利用できるフリースペースとと もに、若者が気軽に集うことができる設備が必要と考える。 また、 拠点の名称は、 北海道らしく 「dabesa(ダベサ) 」としたい。 管理人には地域おこし協力隊員を起用し、施設管理やイベント の企画運営を行うことを想定している。 交流拠点「dabesa」では、 若者の交流促進を通じて「年 間 10 組の結婚」を目標にした交流拠点プロジェクトとして、次 に掲げるように〈友活支援〉 〈恋活支援〉 〈婚活支援〉と3段階 の交流イベントを展開していく。 〈友活支援〉 (1) ハローサークル事業:サークルの登録、紹介 (2) サークル間交流事業:合同発表会など (3) 友コン!開催事業:友達作りのための趣味別集会 <コンセプト> (1) まちなかの空き店舗を利用 (2) 仕事帰りにも活用できるよう、営業時間は午後から (3) 立ち寄りやすいデザイン (4) 若者が気軽に集まれるオシャレな空間 (5) カフェのようなくつろげる空間 (6) 誰でも使用できるフレキシブルな空間 <整備内容> (1) イベントスペース (2) 会議スペース (3) 情報発信スペース (4) セルフサービスカフェ (5) 公衆無線LAN 〈恋活支援〉 (1) 若者ときめき事業:合コンの開催 (2) 恋愛能力向上事業:自分磨きの講習会開催(コミュ ニケーション講座、料理教室など) 〈婚活支援〉 (1) お見合い dabesa:お見合いの開催 (2) プレ婚 dabesa:プレ結婚式や子育てビデオの上映 など これらの内容は一例である。協力隊と連携して企画を考えな がら、積極的に回を重ね、成功事例を増やしていくことで、目標 である年間 10 組の結婚を達成できるものと考えている。 を政策の柱に据えることとした。具体的な政策を立案するため、 5つの政策分野について検討作業を進めていった。 4 おわりに (1) 交流 若者の交流によりコミュニティを形成し、さらに恋人づく り、結婚を支援すること (2) 子育て支援 子育てしやすい環境の整備、支援の充実 (3) 教育 子どもたちの地元愛を醸成し、 「大人になっても紋別に 住みたい」という心を育む 私たちは「もんべつを元気にする」ことを目標に、人口減少 問題への対策として<若者定住>を掲げ、その手段として「交 流拠点プロジェクト」 を提言した。交流拠点を設けることにより 「交 流」 「子育て支援」 「教育」 「進学」 「しごと」という政策のサイク ルを構築し、将来にわたり循環していくことが<若者定住>につ ながり、 その若者の元気が「もんべつの元気」になると確信する。 私たちが調査研究で感じたことは、単独の事業だけでは課題 解決は困難であり、さまざまな事業を関連付けて、課題解決に 向かって、取組を推進していく必要があるということである。そ のためには、部署の枠を越えて情報や意見を交換し、全庁を挙 げて取り組むことが重要だと考える。 政策提言にあたり、私たちは「しおラボ」形式で紋別市の課 題に対し、アイディアを出し合った。部署の枠を越え、紋別市に ついて真剣に考えられたことは大きな財産となった。 PRACTICE 2016.5 64 市町村振興協会コーナー 市町村・国際文化アカデミー研修受講助成金のご紹介 北海道市町村振興協会は、平成 19 年度から市 所(千葉市:市町村アカデミー)及び全国市町村国 町村職員等の専門的・実務的資質の向上と国際化 際文化研修所(滋賀県大津市:国際文化アカデ 対応能力の育成を図るため、公益財団法人全国市 ミー)が実施する研修に職員を派遣した市町村等 町村研修財団が運営している市町村職員中央研修 に対して受講に要する経費の一部を助成しています。 助成対象者 I NF O R M A T I O N 平成28年度 宝くじ発売スケジュール 平成28年度の申請スケジュール 市町村(札幌市を除く。)及び一部事務組合等の市町村で 組織する特別地方公共団体等を対象としています。 研修受講者には、市町村長、市町村議会議員、嘱託職員、 非常勤職員等の特別職を含みますが、政務活動費により研修 に参加する場合は助成対象外となります。 本年度の助成申請の詳細につきましては、平成29年1月に 各市町村等に電子メールで通知します。申請様式等は当協会 ホームページ(情報掲示板) に掲載します。申請スケジュール( 予定)は次のとおりです。 平成29年1月 助成金交付申請の通知 助成対象経費 市町村等の職員が両研修機関の実施する研修を受講する ために要する旅費の一部を助成対象としています。 助成金額は研修受講生1人当たり3万円以内(千円未満切 捨て) としています。 発売期間 6㊌∼7/29㊎ 助成額は1,032万2,000円で、 95団体(345件) に助成金を 交付しました。団体別の内訳は市28団体(160件)、町村66団 体(184件)、一部事務組合1団体(1件) でした。 また、研修機関別の内訳は、市町村アカデミー801万2,000 円 (同268件) 、国際文化アカデミー231万円 (同77件) でした。 26㊊∼10/14㊎ 7/ 抽せん日 9㊋ 8/ 9/ 抽せん日 24日 間 21㊎ 10/ 19日間 平成29年2月28日 助成金交付申請書の提出期限 平成29年3月中∼下旬 サマー 助成決定通知・助成金交付 平成27年度の助成実績 発売期間 本助成金の交付要綱等は、当協会ホームページ(助成事業) にも掲載していますのでご参照ください。 ※ 本助成金は、一般財団法人北海道町村振興財団が、町村を対象に助 成金を交付している「北海道市町村職員研修センター研修受講助成金」 とは異なりますので、申請手続き等を行う上ではご留意ください。 市町村振興宝くじ 宝くじのマスコット クーちゃん ジャンボ オータム 新市町村振興宝くじ ジャンボ サマージャンボ宝くじの発売期間には「サマージャンボミニ7000万」も発売されます! ※この宝くじの収益金は、道内の売り上げ実績等により配分され、 「市町村の明るく住みよいまちづくり」に役立てられています。 第21号 平成28年5月1日発行 編集・発行 公益財団法人 北海道市町村振興協会 〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西6丁目 北海道自治会館6階 TEL: (011)232-0281 FAX: (011)221-5866 E-mail:[email protected] 編集協力 株式会社北海道住宅新聞社 自治体職員のための政策情報誌 PRACTICE http://www.do-shinko.or.jp/ 2016年 北海道市町村長交流セミナー・交流の夕べ お知らせ ◆本年度のプラクティスは、9月発行 の第22号で「地域で働く―ローカル ワークの視点(仮)」をテーマとする特 集を予定しています。若者の流出が進 み、産業を担う人材の不足やコミュニ ティの衰退といった課題が深刻化して います。 こうした中で地域資源を活か した雇用創出、農林水産業や介護分 野等とのマッチングにより、若者の定 着を目指すローカルワークの取組を 考えます。 ◆平成29年1月発行の第23号は「在 宅高齢者の暮らしを守る (仮)」をテー マとして、認知症による 徊や独居高 齢者の孤立死の問題、買物や交通と いった生活上の困難など、 さまざまな 課題が浮上しています。高齢者を取り 巻く環境が厳しさを増す中で、安全・ 安心な在宅高齢者の生活を確保する 上で欠かせない、地域における介護 予防や住民の交流、見守り支援などの 在り方を検証します。 (札幌市中央区北4条西6丁目) 会 場 ホテルポールスター札幌2階「ポールスターホール」 対 象 道内市町村長及び北海道庁幹部職員等 市町村長交流セミナー 内 容 の言葉はさっぱり意味が分からず、最 初のうちは取り敢えず話しを合わせて 笑っとけ…という状態でした。 ◆3地域の言語を混ぜこぜにしては 酒席のネタにしていますが「それじゃ 英語は?」などと無粋なツッコミを入 れてはなりません。それは我が国の義 務教育における語学教育の在り方が 余りにも 「ケッタイ」 (関西) であり 「ども こもなんねえ」 (道南) ことが要因なの であります…などと適当に煙に巻くこ とを常としております。 (松) 内 容 13時30分∼16時30分 2人の講師をお迎えして、時代の流れに即したテーマにより、 市町村長を対象にした研修会を行います。 交流の夕べ 編集後記 ◆自治体動画で最も注目されている 宮崎県小林市は昨年、当協会が主催 する市町村職員道外先進事例研修で も訪問しました。 「方言」を誇りとする 動画とともに、戦略的なプロモーショ ンに挑戦する職員の皆さんの心意気 に感銘を受けました。 ◆方言と言えば「ごみを投げる」を標 準語と信じている札幌で育ち、学生時 代を「ごみをほかす」の関西弁エリア で過ごし、社会人になり数年後に赴任 した道南では「投げる」は一緒でも、他 日 時 平成28年7月14日(木) 17時30分∼19時00分 セミナー終了後、市町村長、講師等来賓、北海道知事及び 道幹部職員を対象に開催します。 ◀平成27年度のセミナーの様子 PRACTICE 2016.5 66
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