平成 28 年度 経営計画

平成 28 年度 経営計画(概要)
(1)業務環境
1)川崎市の経済動向
国内景気については、内閣府が1月20日に公表した月例経済報告によると、「このところ一部に弱さもみられるが、緩
やかな回復基調が続いている」とし、3ヶ月連続で景気の基調判断を据え置いた一方で、先行きについては、中国を始めと
する新興国等の経済減速を踏まえ、金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとしている。
また、地元金融機関が行った川崎市内中小企業の動向調査では、景況感を総合的に示す業況D.I(平成27年10月~
12月期)は前期比3.6ポイント増の△1.8と小幅な改善を示したが、次期(平成28年1月~3月期)の業況D.I
見通しについては、今期比9.3ポイント減の△11.1と後退を予想している。
2)中小企業を取り巻く環境
企業環境については、東京商工リサーチによると、平成27年の全国企業倒産件数は25年ぶりに9,000件を割り込
む等、改善が進んでいるとしているものの、地域経済を支える中小企業・小規模事業者に対しては、景気回復の恩恵が十分
に行き渡っておらず、さらには、日本銀行によるマイナス金利政策実施の影響や中小企業金融円滑化法終了後の課題等もあ
り、先行きは依然として不透明である。
川崎のイノベーションの創出を支えてきた重要な存在である市内中小企業が、これからもその活力を最大限に発揮するた
めの環境づくりのため、平成28年4月に「川崎市中小企業活性化のための成長戦略に関する条例」が施行されることとな
っており、こうした状況の下、中小企業・小規模事業者支援への更なる支援の取組みが期待されている。
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(2)業務運営方針
当協会は市内中小企業の金融円滑化を図る地域に根差した公的機関として、質の高い信用保証サービスの提供、さら
には、中小企業の育成・経営安定といった川崎市の諸施策を踏まえ、地域の関係機関等とのネットワークを活用した創
業支援・経営支援の取組み等により中小企業の経営基盤の安定・強化を図り、地域経済の発展に貢献するため、業務運
営方針を次のとおりとする。
1)信用保証を通じた積極的な経営支援
中小企業の資金繰り円滑化の役割を果たすため、経済情勢や景気動向に応じた国及び川崎市の政策保証を推進する。
また、適正な保証への取組みを強化するとともに、利便性向上への取組みを推進することにより、中小企業から「選ば
れる信用保証協会」を目指す。
2)経営改善支援の強化
依然として厳しい状況にある中小企業の経営改善を支援するため、金融機関やその他関係機関との連携を図り、中小企
業の経営状況に合わせたきめ細かな経営改善支援の取組みを強化する。
3)回収向上への取組みの強化
無担保求償権や第三者保証人のない求償権が増加していること等から回収環境は厳しい状況が続いている。信用補完制
度の維持に重要な役割を担う回収については今後も最大化に取組む必要があり、効率化を図るため保証協会サービサーを
有効に活用するとともに、法的措置を行うなど求償権の内容に応じた交渉等に取組む。
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4)持続可能な協会運営に向けた取組みの推進
信用補完制度のあり方が議論されている中、より一層信頼される組織の構築を目指して、組織力の向上及び経営基盤の
強化等に取組む。
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(3)平成28年度の業務計画数値
項
保
目
金
額
証 承 諾
56,000百万円
保証債務残高
160,274百万円
代
位 弁 済
2,850百万円
実
際 回 収
750百万円
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