日本リハビリテーション医学会北海道地方会会員の皆様平成 28 年 4 月 26 日北海道災害リハビリテーション推進協議会光増智この度の平成 28 年熊本地震で被害に遭われた多くの方々にお見舞い申し上げます。さて、この度の平成 28 年熊本地震におきまして、災害派遣にご協力頂けるリハビリテーションに精通する医師を募集しています。（応募に至る組織的背景）東日本大震災を期に災害リハビリ支援を目的とした全国組織として JRAT（大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会）が発足しています。JRAT は日本リハビリテーション医学会を含め、12 のリハ関連職団体で構成されています＃。また、各都道府県に地域 JRAT も組織化され、北海道は北海道災害リハビリテーション推進協議会（略称 DoRAT）が発足しています。平成 28 年熊本地震の被害が甚大で長期化する様相を呈するにあたり、 JRAT 所属団体の協議により、災害リハ支援活動は JRAT や地域 JRAT と同調・協働する態勢を構築することになりました。また、JRAT 活動は、JMAT(日本医師会災害医療チーム)の傘下として認められ、活動中の身分保障、旅費については、JMAT 活動と同等に日本医師会の保険が適用され、派遣に要する費用弁済が行われる予定です。（募集対象）・リハビリテーションに精通する医師（派遣期間）・現地活動 4 日間+移動日（最終日の出発は相談）で、概ね 5 日～6 日間（募集の流れ、登録まで） ① 派遣可能期間を含む情報(申込フォーム)をメールにて DoRAT 事務局へ登録頂きます。 ② 派遣隊を DoRAT でマッチング致します。（Dr+PT+OT+ST 等） ③ 派遣隊ごとに DoRAT が取りまとめ、JRAT 東京本部にエントリー致します。 ④ JRAT 東京本部から、正式に派遣要請。同時に、JMAT にもご登録頂きます。実際、派遣されるかの判断は、全国の動きを見て JRAT 東京本部の判断になります。派遣される場合、JRAT 本部から、ご本人と勤務先への依頼状をお送りします。（参考：4/25 までの他府県の応援状況）参加：鹿児島・宮崎・佐賀・沖縄・千葉・長崎・大阪参加予定（4/25 時点）：福岡・北海道 Dr なし参加：広島 Dr なし参加：岩手近隣県は、2 次隊、3 次隊を検討中とのことです。（主な業務内容）・臨機応変な対応が求められますが、避難所や地域でのリハ支援の必要がある人のスクリーニング、避難所ではリハ以外にも衛生面や医療面で気付いたことを保健師や行政に報告、現地でのリハ支援の必要性の宣伝、他の支援団体に対しては、連携と共にリハ支援の重要性をアピール、セラピストからの情報を得て適切な支援体制を築く等。リハ医であれば、対応可能な内容だそうです。（熊本地震派遣経験リハ医からの連絡）その他、ご不明の点ありましたら、遠慮なくご連絡ご相談ください。（参考：道内リハビリ関連職の動き）現在、北海道では、北海道理学療法士会、北海道作業療法士会、北海道言語聴覚士会も同様に募集を開始しています。 JRAT 構成団体：日本リハビリテーション医学会、日本理学療法士協会、日本作業療法＃士協会、日本言語聴覚士協会、日本リハビリ病院施設協会、全国回復期リハビリ病棟連絡協議会、全国デイケア協会、全国訪問リハビリ研究会、全国地域リハビリ支援事業連絡協議会、日本義肢装具学会、日本介護支援専門員協会、日本義肢装具士協会 4 月 25 日現在の支援チームの衣食住環境(今後も、変化していくと思われます) 支援活動中の支援者自身については、完全持参・自立が前提ですが、被災直後より状況が少しづつ変化して来ています。宿泊先：熊本機能病院食事コンビニを含め，100％ではありませんが営業されています ●水分，非常食は用意できています服装朝夕は，寒い（カジュアルで…）寝具ベットは使えません。春・秋用寝袋や，それに準ずる毛布（掛物）余裕があれば，キャンプ用マット（シングル）入浴混雑しているが近隣の銭湯も使用可チームにインターネット対応 PC を１台以上（問い合わせ・申込先）北海道災害リハビリテーション推進協議会（DoRAT）事務局連絡はできれば、メールでお願い致します。[email protected] 社会医療法人中村記念南病院内 011-573-8555 FAX 011-573-8385 (土休日と 4/28～5/2（第 1 次北海道隊として支援中）は対応できません)