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全国在宅療養支援診療所連絡会 第4回全国大会 プログラム別詳細
プログラム
タイトル
シンポジウム
高齢者の貧困、住まいと在宅医療・介護
日時
平成28年7月2日 15:00-17:30
会場
第2会場(小ホール2)
亀井克典(医療法人生寿会 理事長)
座長
森亮太
(杉浦医院 院長)
長純一
(石巻市立病院 開成仮診療所長)
高橋絋士(一般財団法人高齢者住宅財団 理事長)
演者
藤田孝典(NPO法人ほっとプラス 代表理事)
滝脇憲
(NPO法人自立センターふるさとの会 常務理事)
地域包括ケアは、
「住み慣れた地域で、家族や近隣の親しい人々に囲まれて最期ま
で自宅で過ごす」ことを理想としています。
しかし、地域共同体の崩壊、核家族化、格差社会の進行、貧困といった現実の
中で、理想的な在宅医療・介護を全うできるのは、もはやレアケースとなってき
ているのではないでしょうか。
社会保障財源の不足を理由に、特別養護老人ホームなどの公的セクターによる
低所得者向けの終の棲家の建設は抑制され、代わってサービス付き高齢者住宅、
有料老人ホームが次々と各地で作られていますが、特に都市部では高価で、入居
できる高齢者は限られています。
各地域で増加する経済的に困窮した要介護・要医療高齢者、特に独居、老々介
護、認認介護といった方々が安心して暮らせる安価な住まい、終の棲家が確保で
きるかどうかが、在宅医療・介護の提供体制の整備とあわせて、地域包括ケアの
企画趣旨・概要
成否を決めると言っても過言ではないと思います。
本シンポジウムでは、それぞれの立場でこの問題に真剣に向き合っておられる
皆さんに現状報告とご提言をいただくとともに、フロアーの参加者の皆さんとも
真摯に議論する機会としたいと思います。
(敬称略)