平成28年3月期

証券コード:7774
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
平成28年4月27日
株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
http://www.jpte.co.jp
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目次
 事業概要
--- 2
 第18期(平成28年3月期)の業績
--- 24
 19期(平成29年3月期)の業績予想
--- 30
 主要株主・株式分布
---33
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
事業概要
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2
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
再生医療製品事業
自家培養表皮
ジェイス
自家培養軟骨
ジャック
自家培養
角膜上皮
自家培養表皮
の適応拡大
自家培養表皮
の適応拡大
再生医療等製品
再生医療等製品
再生医療等製品
再生医療等製品
再生医療等製品
開発製品
の外観
分
類
基本技術
の導入元
米ハーバード大学
Howard Green 教授
重症熱傷
適応
対象*
深達性Ⅱ度熱傷創
及びⅢ度熱傷創の
合計面積が
体表面積の30%以上
広島大学
越智 光夫 教授
膝関節における
外傷性軟骨欠損症又は
離断性骨軟骨炎
(変形性膝関節症を除く) 角膜上皮幹細胞疲弊症
で、他に治療法がなく、
かつ軟骨欠損面積が
4cm2以上の軟骨欠損部位
進捗状況 製造販売承認(H19.10)製造販売承認(H24.7)
保険収載(H21.1)
伊ベネトアイバンク、
伊モデナ大学
米ハーバード大学
Michele De Luca教授
Howard Green 教授
Graziella Pellegrini教授、
株式会社セルシード
保険収載(H25.4)
治験計画届書提出
(H26.10)
表皮水疱症
栄養障害型
治験終了届書提出
(H26.6)
米ハーバード大学
Howard Green 教授
巨大色素性母斑
一部変更承認申請
(H28.1)
*: 自家培養角膜上皮および自家培養表皮の2つの適応拡大は、当社が想定する適応対象です。
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
第1号 再生医療等製品「自家培養表皮ジェイス」
8 cm
80 cm2
10 cm
[適応対象]
重症熱傷
(深達性Ⅱ度+Ⅲ度≧30%)
《成人男性の体表面積(約1.6m2)の0.5%に相当》
[保険償還価格]
314,000円/枚
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
自家培養表皮ジェイスのビジネスモデル
 自家培養表皮ジェイスは、重症熱傷が適応対象です。患者本人の非受傷部位
の正常皮膚を採取し、約3週間培養後、出荷検査・梱包を経て医療機関に輸
送されます。
《適応対象》 重症熱傷患者
医療機関
正常皮膚組織(1cm2以上)
受入検査
培養
移植
出荷検査
既存の治療法を適用
(例)同種皮膚移植
受傷部位
当社
梱包・出荷
製品輸送(10~25℃)
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
重症熱傷の定義
 ジェイスの適応対象は、「深達性Ⅱ度及びⅢ度熱傷創の合計受傷面積が体表
面積の30%以上の患者」と定義されています。当該患者群の術後死亡率は、
50%を超えます。
100
度・
Ⅱ
3,000
2,000
80
60
約4,100人
/年
1,000
約900人/年
(死亡:500、生存:400)
40
死亡率(%)
度熱傷患者数(人/年)
Ⅲ
Ⅱ度・Ⅲ度熱傷患者数
合計約5,000人/年
死亡率
20
患者数
0
0%~ 10%~ 20%~ 30%~ 40%~ 50%~ 60%~ 70%~ 80%~ 90%~
出所) 当社
0
合計受傷面積
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
ジェイス事業展開上の条件
製造販売承認の条件
保険適用に関する留意事項
[適応対象]深達性Ⅱ度+Ⅲ度 ≧ 30%
[保険償還価格]314,000円/枚
1. 本品の適応対象を適切に治療できる医療機関において、重
症熱傷症例の治療に十分な知識・経験のある医師により、
本品の有効性及び安全性を理解した上で用いられるよう、
適切な措置を講じること。
《H21.1.1~H22.3.31》
ア 自家植皮のための恵皮面積が確保できない重篤な広範囲熱
傷で、かつ、受傷面積として深達性Ⅱ度熱傷創及びⅢ度熱
傷創の合計面積が体表面積の30%以上の熱傷の場合であっ
て、創閉鎖を目的として使用した場合に、一連につき20枚
を限度として算定する。
イ 深達性Ⅱ度熱傷創への使用は、Ⅲ度熱傷と深達性Ⅱ度熱傷
が混在し、分けて治療することが困難な場合に限る。
ウ 凍結保存皮膚を用いた皮膚移植術を行うことが可能であっ
て、広範囲熱傷特定集中治療室管理料の施設基準の届出を
行っている保険医療機関において実施すること。
エ ヒト自家移植組織を使用した患者については、診療報酬請
求に当たって、診療報酬明細書に症状詳記を添付する。
2. 治験症例が極めて限られていることから、本品の有効性及
び安全性を確認するための製造販売後臨床試験を実施し、
その結果を速やかに報告すること。
3. 治験症例が極めて限られていることから、原則として再審
査期間が終了するまでの間、全症例を対象とした使用成績
調査を実施し、本品の有効性及び安全性に関する情報を早
期に収集し、その結果については定期的に報告すること。
4.製造販売後臨床試験及び使用成績調査の結果等については、
迅速に公開するとともに、使用する医師、医療機関に対し
適切に情報提供し、患者に対する情報提供資料にも適切に
反映すること。
5. 本品の製造過程にフィーダー細胞として用いられるマウス
胎児由来3T3-J2細胞にかかる異種移植に伴うリスクを踏ま
え、新たな取扱いの基準が定められるまでの間、最終製品
のサンプル及び使用に関する記録を30年間保存するなど適
切な取扱いが行われるよう必要な措置を講じること。
《H22.4.1~》 (改定箇所のみ抜粋)
ウ 凍結保存皮膚を用いた皮膚移植術を行うことが可能であっ
て、救命救急入院料3、救命救急入院料4又は特定集中治
療室管理料2の施設基準の届け出を行っている保険医療機
関において実施すること。
《H24.4.1~》 (改定箇所のみ抜粋)
ア (省略)、創閉鎖を目的として使用した場合に、一連につ
き40枚を限度として算定する。
《H26.4.1~》 (改定箇所のみ抜粋)
ウ 凍結保存皮膚を用いた皮膚移植術を行うことが可能であっ
て、救命救急入院料3、救命救急入院料4、特定集中治療
室管理料2又は特定集中治療室管理料4の施設基準の届け出
を行っている保険医療機関において実施すること。
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
ジェイス売上高の推移
 平成28年3月期のジェイス売上高は、531百万円となりました。受注件数お
よび中止率の推移は、次のとおりです。
- 受注件数 (H26/3期:約160件, H27/3期:約120件, H28/3期:約125件)
- 中止率 (H26/3期:約25%, H27/3期:約40%, H28/3期:約45%)
売上高 900
(百万円)
801
800
700
600
531
531
H26.4 –
H27.3
H27.4 –
H28.3
500
383
400
316
300
219
200
110
100
0
H21.4 –
H22.3
H22.4 –
H23.3
H23.4 –
H24.3
H24.4 –
H25.3
H25.4 –
H26.3
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
台湾八仙水上楽園事故へのジェイス無償提供
平成27年夏、当社は、台湾FDAからの依頼にもとづき、日本医師会、関連3学
会、厚生労働省、PMDAからアドバイスをいただきながら日本人医師を台湾へ
派遣し、ジェイスを無償提供しました。
○ 18患者(6病院)がエントリー。7患者(5病院)から採皮
しジェイス150枚を作製、最終的に5患者(4病院)にジェ
イス100枚を移植した。
○ 5患者のジェイス生着率(平均)は、4週間後に80%以上
であった。
○ 5患者全員生存。
○ 10月12日に台湾立法院(国会)で、当社をはじめ関係者
(日本医師会、日本人医師3名、Prof. Howard Green)に
感謝状が授与された。
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
第2号 再生医療等製品「自家培養軟骨ジャック」
有効径 2.5cm
(有効面積 4.9cm2)
[適応対象]
膝関節における外傷性軟骨欠
損症又は離断性骨軟骨炎(変
形性膝関節症を除く)の臨床
症状の緩和。
ただし、他に治療法がなく、
かつ軟骨欠損面積が4cm2以
上の軟骨欠損部位に適用する
場合に限る。
[保険償還価格]
2,130,000円
(使用した個数に係わらない)
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
自家培養軟骨ジャックの開発
 正常部位の軟骨を採取し、アテロコラーゲンゲルの中で約4週間培養した後、
軟骨欠損部に移植します。
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
自家培養軟骨の適応対象と治療方法の関係
 自家培養軟骨ジャックの適応対象は、膝関節における外傷性軟骨欠損症と離断
性骨軟骨炎(除、変形性膝関節症)です。
想定される
ジャックⓇの適応範囲
治療方法の例
マイクロフラクチャー/モザイクプラスティ
推定患者数
数千人/年
人工関節置換術
患者数
8万人/年
薬物療法(ヒアルロン酸注射等)
関節鏡視下手術
骨切り術
運動療法
無治療(サプリメント等)
重篤度
軽度
中度Ⅰ
中度Ⅱ
(イメージ) (運動をすると痛い)(歩行支障有り) (安静時でも痛い)
重度
(歩行困難)
出所) 当社
注意) 上図は膝関節症の重篤度に対応した主要な治療方法の例であり、市場規模は表していません。
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
ジャック事業展開上の条件
製造販売承認の条件
保険適用に関する留意事項
[保険償還価格]2,130,000円
[適応対象]
膝関節における外傷性軟骨欠
損症又は離断性骨軟骨炎(変
形性膝関節症を除く)の臨床
症状の緩和。
ただし、他に治療法がなく、
かつ軟骨欠損面積が4cm2以
上の軟骨欠損部位。
<承認条件>
1. 本品の有効性及び安全性を十分に理解し、膝関節
の外傷性軟骨欠損症及び離断性骨軟骨炎の治療に
関する十分な知識・経験を有する医師及び施設に
おいて、適切な症例を選択して用いられるよう必
要な措置を講じること。
2. 製造販売後の一定期間は、本品の使用症例の全例
を対象に使用成績調査を実施し、本品の有効性及
び安全性に関するデータを収集し、必要により適
切な措置を講じること。
(使用した個数に係わらない)
<留意事項>
a 膝関節における外傷性軟骨欠損症又は離断性骨軟骨炎(変形性膝関節症を除く。)
で、他に治療法がなく、かつ、軟骨欠損面積が4cm2以上の軟骨欠損部位に使用す
る場合にのみ算定できる。
b 使用した個数、大きさに係わらず、所定の価格を算定する。
c 当該材料は、以下のいずれにも該当する医師が使用した場合に限り算定する。
ⅰ 整形外科の経験を5年以上有しており関節軟骨修復術10症例以上を含む膝関節
手術を術者として100症例以上実施した経験を有する常勤の医師であること。
ⅱ 所定の研修を修了していること。なお、当該研修は、次の内容を含むものであ
ること。
① 当該材料の適応に関する事項
② 変形性膝関節症との鑑別点に関する事項
③ 軟骨採取法に関する事項
④ 周術期管理に関する事項
⑤ 合併症への対策に関する事項
⑥ リハビリテーションに関する事項
⑦ 全例調査方法に関する事項
⑧ 手術方法に関する事項(当該材料に類似した人工物を用いた手技を含む。)
d 以下のいずれにも該当する保険医療機関において実施すること。なお、届出は(中
略)様式により提出すること。
ⅰ CT撮影及びMRI撮影の施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等
に届け出ていること。
ⅱ 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)又は運動器リハビリテーション料(Ⅱ)の施設
基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出ていること。
ⅲ 関節軟骨修復術を含む骨切り術、関節鏡下靱帯再建術、半月板手術、人工膝関
節置換術等の膝関節手術を年間100症例以上実施していること若しくは大学病
院本院であること。
e ヒト自家移植組織(自家培養軟骨)を使用した患者については、診療報酬請求に当
たって、診療報酬明細書に使用する医療上の必要性及び軟骨欠損面積等を含めた症
状詳記を添付すること。
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13
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
ジャック売上高の推移
 平成28年3月期のジャック売上高は、267百万円(前期比188%)となりま
した。
売上高
(百万円)
500
400
267
300
200
100
0
142
52
H25.4 –
H26.3
H26.4 –
H27.3
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H27.4 –
H28.3
14
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
ジャック認定医師と認定施設の推移
 製造販売承認の条件であり、保険適用に関する留意事項でもある医師と医療
機関に対する研修は順調に進んでおり、全都道府県においてジャックが使用
可能です。
1,200
認定医師
1,000
1,040人
854人
800
600
400
認定施設
169施設
200
0
218施設
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
平成25年
平成26年
平成27年
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平成28年
15
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
再生医療ナビ スポーツヒザ研究班
 平成28年4月より、自家培養軟骨移植術を受けたプロサッカー選手を起用
した特設サイトを開設し、動画も配信しています。
http://saisei-navi.com/hiza/
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16
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
保険機能区分と償還価格の改定
製品名
製品外観
旧(H28.3まで)
新(H28.4以降)
自家培養表皮
①採取・培養キット
②調製・移植キット
旧(H28.3まで)
新(H28.4以降)
自家培養軟骨
①採取・培養キット
②調製・移植キット
機能区分
自家培養表皮
償還価格
①4,380,000円
2,130,000円
314,000円/枚
②151,000円/枚
(使用した個数に
(算定限度:40枚)
(算定限度:40枚)
係わらない)
自家培養軟骨
①879,000円
②1,250,000円
20枚後半の枚数販売時に売上は減少する。一方で患者死亡 現行と新しい償還価格には大差はない。
等の理由により製造を中止した場合でも438万円を請求可能。
金額
(円)
金額
(円)
償還価格改定
の意味合い
2,130,000
2,129,000
②
1,250,000
新
4,380,000
0
①
現行
879,000
10
20
30
40 (枚)
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現行
新
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
自家培養角膜上皮
自家培養角膜上皮
[想定する適応対象]
角膜上皮幹細胞疲弊症
[薬事審査状況]
治験計画届書提出
(H26.10)
[特記事項]
希少疾病用再生医療等製品に
指定 (H27.3)
開発 : 当社
培養器材
(セルシードとの共同開発)
基本技術 伊ベネトアイバンク
Michele De Luca教授
Graziella Pellegrini教授
培養器材 セルシードと共同開発
販売 : ニデック
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18
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
自家培養表皮の適応拡大(1)
[想定する適応対象]
表皮水疱症
(栄養障害型)
[薬事審査状況]
治験終了届書提出
(H26.6)
[特記事項]
希少疾病用再生医療等製品に
指定(H23.3)
熱傷から表皮水疱症に適応を拡大
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19
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
自家培養表皮の適応拡大(2)
[想定する適応対象]
巨大色素性母斑
[薬事審査状況]
一部変更承認申請
(H28.1)
[特記事項]
医師主導治験を企業主導治験
として継承
希少疾病用再生医療等製品に
指定(H26.11)
熱傷から巨大色素性母斑に適応を拡大
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20
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
研究用ヒト培養組織ラボサイト
ラボサイト エピ・モデル24
[分類]
研究用試薬
(医薬品医療機器等法非適用)
[特長]
-ヒトの細胞を用いて体外で培養し、
再構築した組織モデル
-動物や単純な培養細胞の代替となる
種々の実験への適用
-エピ・モデル24を用いた試験法が
OECDガイドラインTG439に収載
(H25.7)
[製品ラインナップ]
OECDガイドライン
TG439収載モデル
-エピ・モデル12
-エピ・モデル24
-エピ・キット(ヒト表皮モデル作製キット)
-角膜モデル24
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21
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
本社棟4階の実装
 ジャック増産への対応を主目的として、本社棟4階の追加製造施設の実装工
事が完了し、平成27年9月から稼働を始めました。
本社棟 平成16年竣工
追加製造施設
平成27年度上期稼働
研究棟 平成11年竣工
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22
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
新規事業:再生医療等製品CRO事業
 当社の再生医療等製品の開発(臨床試験数10件)で培ったノウハウを活かし、
治験開始前のコンサルティングから承認申請まで一貫してサポートします。
CROサービス内容
 戦略・薬事コンサルティング
 モニタリング
J-TECの実績
(PMDA相談件数)
承認申請前相談
8件
 メディカルライティング
品質・安全性相談
 データマネジメント
12件
治験相談
25件
 統計解析
計45件
(内31件は事前面談)
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23
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
第18期(平成28年3月期)の業績
(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
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24
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
業績概況
 第18期の売上高は、ジェイス、ジャックの売上に加え、富士フイルム株式会社
からの受託開発収入等により、第17期に対し、109百万円増加の1,430百万円
となりました。
 当期純利益は、人員補強による人件費の増加及び本社棟4階生産設備増設に伴
う減価償却費の増加等はあるものの、売上増加及び助成金の獲得により、第17
期に対して9百万円改善し、△681百万円となりました。
(単位:百万円)
第17期
第18期
増減
(平成27年3月期)
(平成28年3月期)
1,321
1,430
109
527
578
51
販売費及び一般管理費
1,215
1,301
86
営業利益
△688
△722
△34
経常利益
△686
△677
9
当期純利益
△690
△681
9
売上高
売上総利益
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25
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
売上実績推移
その他
自家培養軟骨ジャック
自家培養表皮ジェイス
受託開発
研究用ヒト培養組織
(単位:百万円)
【自家培養表皮ジェイス】
 第18期実績は、531百万円(前期比
100%)となりました。
1,600
1,430
1,200
1,321
15
142
267
1,008
52
531
531
558
522
89
93
800
563
473
400
801
351
219
383
219
89
0
43
102
105
73
54
74
80
【自家培養軟骨ジャック】
 第18期実績は、267百万円(前期比
188%)となりました。
【受託開発】
 第18期実績は、富士フイルム、ニデッ
ク、大阪大学から開発を受託し、522
百万円となりました。
【研究用ヒト培養組織】
 第 18 期 実 績 は 、 93 百 万 円 ( 前 期 比
104%)となりました。
第17期
第18期
第13期
第14期
第15期
第16期
(H23/3期) (H24/3期) (H25/3期) (H26/3期) (H27/3期) (H28/3期)
実績
実績
実績
実績
実績
実績
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26
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
財務概況(1)
【 資産の部 】
(単位:百万円)
第17期
平成27年3月末
流動資産
現金及び預金
第18期
平成28年3月末
増減
6,672
4,501 △2,171
5,966
3,853 △2,113
706
648
△58
2,155
3,779
1,624
1,697
1,821
124
626
1,114
488
1,071
707
△364
48
48
0
409
1,909
1,500
繰延資産
24
15
△9
資産合計
8,853
8,296
△557
その他
固定資産
有形固定資産
(建物)
(土地・その他)
無形固定資産
投資その他の資産
流動資産:
 営業活動による支出(346
百万円)、定期預金の預入
れによる支出(1,500百万
円)等により、 4,501百
万円となりました。
固定資産:
 生産設備の増設、定期預金
の預入等により、3,779百
万円となりました。
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27
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
財務概況(2)
 負債合計は、未払金等の
増加、役員退職慰労引当
金 の 減 少 等 に よ り 、579
百万円となりました。
【 負債の部 】
(単位:百万円)
第17期
平成27年3月末
346
109
456
流動負債
固定負債
負債合計
第18期
490
88
578
【 純資産の部 】
 純資産合計は、当期純損
失 ( △ 681 百万 円 ) お よ
び新株予約権行使に伴う
払込み(2百万円)により、
7,718 百 万 円 と な り ま し
た。
第17期
資本剰余金
利益剰余金
純資産合計
負債及び純資産合計
144
△21
122
(単位:百万円)
平成27年3月末
資本金
増減
平成28年3月末
第18期
平成28年3月末
11,517
11,518
9,347
9,348
△12,467 △13,149
8,397
7,718
8,853
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8,296
増減
1
1
△682
△679
△557
28
第18期(平成28年3月期)
キャッシュ・フロー計算書概況
第17期 実績
(平成27年3月期)
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の増減額(△:減少額)
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の期末残高
第18期 実績
(平成28年3月期)
△756
△1,425
6,341
4,159
1,307
5,466
△346
△2,959
△5
△3,312
5,466
2,153
決算説明資料
(単位:百万円)
増減
410
△1,534
△6,346
△7,471
4,159
△3,313
 営業活動によるCF: 税引前当期純損失△677百万円、仕入債務の増加及び未払金の増加等に
より、△346百万円となりました。
 投資活動によるCF: 定期預金の預入による支出(2,700百万円)等により、 △2,959百万円
となりました。
 財務活動によるCF: 株式発行による収入(2百万)、リース債務の返済による支出(8百万)
等により、 △5百万円となりました。
 現金及び現金同等物の期末残高:
期首残高5,466百万円に対し、期末残高は2,153百万円となりました。
なお、貸借対照表中の現金及び預金(3,853百万円)との差額は、預入
期間が3ヶ月超1年以内の定期預金(1,700百万円)分に該当します。
なお、別途長期預金(1,900百万円)があります。
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29
第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
第19期(平成29年3月期)の業績予想
(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
第19期通期 業績予想
 第19期売上高は、自家培養表皮ジェイス及び自家培養軟骨ジャックの売
上拡大等により増加する見込みです。
 第19期当期純利益は、売上増加に加え、経費の圧縮により損益を改善し、
黒字転換する見込みです。
(単位:百万円)
第18期
通期 実績
対前期増減
第19期
通期 計画
増減
前期比
売上高
1,430
2,098
668
146%
営業利益
△722
11
733
-
経常利益
△677
10
687
-
当期純利益
△681
5
686
-
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第18期(平成28年3月期)
第19期の売上内訳
その他
自家培養軟骨ジャック
自家培養表皮ジェイス
受託開発
研究用ヒト培養組織
(単位:百万円)
決算説明資料
2,098
その他 57
ジャック
598
1,600
1,430
1,321
142
1,200
15
267
ジェイス
801
1,008
52
531
531
800
563
801
473
400
351
219
383
558
522
受託開発
540
89
93
ラボサイト 100
219
89
0
43
102
105
73
54
74
80
第16期
第15期
第14期
第13期
第17期
第18期
(H23/3期) (H24/3期) (H25/3期) (H26/3期) (H27/3期) (H28/3期)
実績
実績
実績
実績
実績
実績
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受託元:
-富士フイルム
-ニデック
-大阪大学
第19期
(H29/3期)
計画
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
主要株主・株式分布
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
主要株主
 平成28年3月31日時点で、14,378名の株主さまに支えていただいています。
所有株式数(株)
割合(%)
富士フイルム(株)
(株)ニデック
富山化学工業(株)
五味大輔
中部飼料(株)
前田陽子
三井住友海上火災保険(株)
小澤洋介
桑田武志
JP MORGAN CHASE BANK
18,700,000
4,227,200
1,658,400
425,000
400,000
342,400
300,000
292,000
268,000
255,000
46.07
10.41
4.08
1.04
0.98
0.84
0.73
0.71
0.66
0.62
J-TEC従業員持株会
その他
164,000
13,550,000
0.40
33.38
合計
40,582,000
100.00
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
株式分布の状況
金融商品取引業者
33名 (0.22%)
金融機関
7名 (0.04%)
その他の法人
金融機関
93名 (0.64%)
836,700株 (2.06%)
金融商品取引業者
736,439株 (1.817%)
外国法人等 85名 (0.59%)
個人・その他(VC)
12,371,536株
(30.48%)
所有者
株主数別
所有者
株式数別
その他の法人
25,566,000株
個人・その他(VC)
14,160名 (98.48%)
(62.99%)
外国法人等
平成28年3月31日現在
株主数:14,378名
1,071,325株 (2.63%)
発行済株式数:40,582,000株
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第18期(平成28年3月期)
決算説明資料
本開示資料は、投資者に対する情報提供を目的として将来の事業計画等を記載したも
のであって、投資勧誘を目的としたものではありません。当社の事業計画に対する評
価及び投資に関する決定は、投資者ご自身の判断において行われるようお願いいたし
ます。
また、当社は、事業計画に関する業績目標その他の事項の実現・達成等に関しその蓋
然性を如何なる意味においても保証するものではなく、その実現・達成等に関して一
切責任を負うものではありません。
本開示資料に記載されている将来に係わる一切の記述内容(事業計画に関する業績目
標も含みますがそれに限られません。)は、現時点で入手可能な情報から得られた当
社の判断に基づくものであり、将来の経済環境の変化等を含む事業計画の前提条件に
変動が生じた場合その他様々な要因の変化により、実際の事業の状態・業績等は影響
を受けることが予想され、本開示資料の記載内容と大きく異なる可能性があります。
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