最新九条ニュース - 行徳九条の会

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安倍首相は4月、米国を訪問しオバマ大統領との会談、そしてア 行徳九条ニュース
2016 年 4 月 26 日(火)
発行:行徳九条の会
))
「安保法制(戦争法)廃止」は国民の権利とくらしを守るため
立憲主義、民主主義、平和主義をとりもどそう。
国民生活のルールを守ることが第一
私たちは道路を利用するときは交通ルールを守って、歩行者は右、車は左(日本の場合)と幼少の
頃から教えられて来ました。他にもいろいろな生活上のルールがあり、人々が生活しやすいようにな
っています。
でも、無法者がいて「おれにはこんなルールはくそっくらえだ!」と言って自転車が道路の真ん中
を走ったら大勢の人が迷惑をこうむりますね。
たとえが適切かどうかはありますが、一昨年閣議決定した「集団的自衛権行使」、昨年9月19日
強行成立した「安保法制(戦争法)」は端的に言って「憲法違反」そのものです。「自衛隊が憲法違
反」だとする学者、「いや実態にあわせて自衛隊を憲法上明確に位置づけた方がいい」という学者も
います。しかし今の「日本国憲法9条」では中味が変えられない限り、明確に戦争放棄をうたい、そ
して海外の戦争へ自衛隊を送って戦闘行為に関わるなどは論外、「憲法違反」以外ありません。
この憲法違反を安倍政権自ら犯したのです。これに対して普通の国のように「立憲主義をとりもど
そう」というのが憲法学者はじめ国民の多くの声ではないでしょうか。
「2000万人署名」成功は平和日本への道
昨年 安倍政権が強行採決した「安保関連法(戦争法)」に対して、国民の怒りは収まることなく、
「戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委員会」が呼びかけた「戦争法の廃止を求める統一署名」
(2000万人署名)はその後全国的にあらゆる場所でとり組まれています。その集約結果は5月3
日憲法記念日に発表される予定ですが、すでに数百万筆が集まっているようです。
集まった署名に拘束力はありませんが、戦争法を強行し「いつでも戦争できる国にしようとする」
勢力に対しては極めて強い反対のアピールになりますし、来たるべき参議院選挙への世論に大きく影
響するでしょう。
日本の政治の実態を世界が憂慮
安保法制(戦争法)は単に自衛隊員が海外で戦争に参加し、殺し殺されることが現実となる、という
だけにとどまりません。国民への影響ははかり知れなくなることが予想されます。一つはこのいわゆ
る「戦争体制」の下では、まず国民の言論を抑えること、
教育を戦争賛美へ、そして国民生活の不満を抑えるため
の強権政治がかならずセットとなることでしょう。憲法
が掲げる、「立憲主義」「民主主義」「平和主義」がこの体
制を作る上で邪魔になるからです。
最近、国連の「国連人権理事会から特別報告者」とし
て派遣されたデービッド・ケイ氏は政府職員や国会議員、
報道機関関係者やNGO関係者らの話を聞き、その報告
では「日本における表現の自由」がきわめて危うい状況
にある、「特定秘密保護法や、『中立性』『公平性』を
求める政府の圧力がメディアの自己検閲を生み出して
いる」と指摘していることです。この他、「国際NGO
「戦争法」はいらない
『国境なき記者団』(本部・パリ)が20日に発表したランキングでは、「報道の自由度」で日本は
前年よりの順位が11下がって72位。国連の専門家や海外メディアからも懸念の声が出ている。」
(⽇本は2010年には11位、14年は59位、15年は61位)との報告を出しています。
安倍政権になってからメデイアが萎縮、自粛をはじめたためか、世界からみても民主主義が、報道
の自由が、抑えられていることが顕著になっている、というのが実態です。取りも直さずこれは知る
権利が抑えられ、国民生活への圧力に他ならず、私たちが知らない間に戦争に巻き込まれて、極端に
言えば知らない間に「徴兵制」で若者が戦場へ、ということが現実となる可能性があります。
国民は黙っていません、展望ある日本・政治を私たちの手で
「平和主義」の象徴である9条を守ることが今こそ国民の重大な課題となっています。7月の参議
院選挙では安倍政権が「9条明文改憲」「緊急事態条項を憲法へ挿入」という発言が表に出てきまし
た。憲法9条、そして「自民党憲法草案」にある憲法大改悪の方向にいったらなら、国民の権利、国
民生活への影響ははかりしれないものとなることが明らかです。
国民は憲法の下で平和で生活に不安のない国を望んでいます。「立憲主義、民主主義、平和主義を
とりもどそう」はまさに今の日本の大きなスローガンではないでしょうか。
5・3憲法記念日「行徳九条の会」駅頭宣伝
(九条の会・市川との共同行動です)
日時:5月3日(水:祝) 10時〜11時
場所:東西線・行徳駅前
みなさん、のぼり・ゼッケンなど持ち寄りご一緒に宣伝しませんか。
憲法集会
① 5・3憲法記念日の集い(千葉)
5月3日 午後2時開演(1時半開場)
千葉市文化センター(千葉駅下車)
記念講演:神戸女学院大学教授 石川康宏さん
② 5・3憲法集会(東京)
5月3日 午後1時半〜
有明防災公園(ゆりかもめ有明下車)
★「行德九条の会」は「2000 万署名」に取り組み、先
日 610 筆を集め、
「総がかり実行委員会」へ届けま
した。
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パソコンなどから検索窓に「行徳九条の会」と入れてい
ただければ、最新の〝ニュース〟がご覧いただけます。
「行徳九条の会」へのお誘いと募金のお願い
憲法九条を守りたい、とお考えの方は「九条の会」に参加しません
か。定期的な会費は不要ですが、チラシ作成などのためお金が必要で
す、ぜひ募金にご協力よろしくお願いします。
募金先:郵便振替口座 口座名:九条の会・行徳
(口座番号)00210 - 5 - 134451
行徳九条の会(FAXも同じ番号)連絡先
植前:047-359−2492 大久保 : 047-396−3497
関根 : 047-356−8884
★革新懇市川5月集会
「憲法をめぐる危険な動きと展望」
5月21日(土)14時40分〜16時半
市川市文化会館大会議室(ローズルーム)
講師:元山 健さん(龍谷大学名誉教授・法学博士)
★2016 市川憲法集会(市川憲法集会実行委員会主催)
「平和主義・民主主義・立憲主義の破壊を許
せますか?」
5月28日(土)13時開場、13時半開会
市川市生涯学習センター(グリーンスタジオ)
お話:樋口陽一さん(東大、東北大名誉教授・憲法学者)
演奏:世川岬子さん(ピアニスト)
世川すみれさん(ヴィオラ奏者)
「安保法制の廃止を求める6・12市川市民集会」
6月12日(日) 午後2時 デモ 午後3時
集会場所:市川駅南公園(駅南公民館の隣)
主催:総がかり行動実行委員会
:「戦争をさせない1000人員会」「九条の会市川」「安全保
障法に反対する県議3人・市議15人」ほか3団体