平成 27 年度 玉野市行政改革推進委員会 日 時:平成 27 年 3 月 26 日(木) 14:00~16:00 場 所:玉野市役所 3 階 特別会議室 出席委員: 岡本 輝代志 委員(会長) 加藤 珪一 宮原 一也 委員 東海 満則 池田 美知子 委員 久保本 慎一 東 りえ 委員 宮﨑 興一 長尾 タエ子 委員 近藤 恭平 森本 宏子 委員 議事概要 委員(副会長) 委員 委員 委員 委員 欠席委員: 岡崎 晋典 委員 藤原 克己 委員 事務局: 玉野市長 黒田 晋 玉野市副市長 西村 薫三 玉野市政策部長 斎藤 信 玉野市政策部総合政策課長 市倉 勇樹 玉野市政策部総合政策課参事 中嶋 英生 玉野市政策部総合政策課行政管理室主事 山本 優希 1 開会 2 市長挨拶 3 委員紹介 4 玉野市行財政改革の今後の方針について 委員 :市長の挨拶にあったように,現在,市町村は様々な意味でがんじがらめとなっ ており,また,自由に使える財源が少ないことから,自治体ごとの独自性を出 すのは難しいと認識している。その独自性を出す事が難しい中で,いかに独自 性を出していくかが今後の課題であると認識しており,その状況を踏まえて, 本会議では,今後の方針を定めていきたい。 事務局 :説明(資料のとおり) 委員 :平成 26 年度の試算と平成 27 年度の試算を比べると 43 億円悪化している。わず か 1 年間の違いでここまで変わるものなのか。 事務局 :今年度については,試算の方法を変えた事が大きな影響を与えており,また, 病院事業の収支の悪化,人口減少による悪影響などを加味したため,大きな変 更となった。次年度以降はここまで大きな振れ幅は生じないものと考えている。 委員 :行政改革大綱では目標を設定しているが,達成度合いが低いものと感じてい る。目標は掲げるだけでは,次に繋がらないと考える。 事務局 :目標を示したからには,達成すべきものと考えており,その為に担当各課と意 見交換し,事業の効果的な取り組み手法について考察は行っている。ただし, -1- 平成 27 年度の状況については,資料①のとおり芳しくないものとなっている。 委員 事務局 次期行政改革では,財政的な面を多々加味する必要があり,そこで導かれる目 標を達成しなければ,市の安定的な運営を行う事が難しくなるものであり,引 き続き厳しい姿勢で取り組んでいく考えである。 :就学前教育課を新設すると伺った。厳しい財政状況の中,子育て世代に力を注 いでいることは好感がもてる。 :次年度より就学前教育課を教育委員会内に新設し,保育園と幼稚園の組織体制 を一体化することとなった。この事により,教育委員会という一つの組織で就 学前から義務教育終了までを取り組むことができ,一貫した教育・子育て施策 に取り組むことが可能となると考える。 委員 :玉野市の自主財源が不安定なものと感じている。自主財源を増やすためには「ふ るさと納税」に注力すべきだと考える。備前市や総社市は専門の部署を新設や 特徴のある返礼品の設置などを行っており,参考にしていただきたい。 事務局 :平成28年3月1日から,返礼品の品目の見直しを行い,70 品目以上から選択 出来るようになった。また,平成27年12月より納税の支払い方法の見直し を行い「クレジットカード決済」を導入した。これらの取り組みにより,寄附 件数も増加しており,目標に掲げた年間 1,200 万円を上回る勢いとなっている。 返礼品の見直しは歳入確保の面,地域の魅力を対外的にPRする面,それぞれ に有効であることから,今後も引き続き実施し,より効果の高いものを組み入 れていく考えである。 委員 事務局 委員 :美作市の知人から,当市の「ふるさと納税返礼品」の充実のために,市由来の 著名人に対し返礼品の提供を依頼した話を聞いた。玉野市としても,東京や大 阪の県人会を通じて依頼してみてはどうか。 :県人会では,市長が「ふるさと納税」のPRを行っている。PRの一環として パンフレットも作成しており,今後も一般の方だけではなく県人会や市の職員 を通じて幅広く行っていく考えである。また,返礼品の中に,瀬戸内芸術祭の 無料パスポートも含まれており,観光客に対しても積極的にPRしていく。 :おさらい会のボランティアをしており,その活動を通じて,年々,子どもの 学力に不安を感じている。子育て世帯の移住・定住推進のために,本市の教育 を特色があり魅力溢れるものにして,学力を向上させていただきたい。また, その玉野の良さを多くの方に分かってもらえるようにしていただきたい。 事務局 :市の教育水準が目指すべき方向は高みを目指すのではなく,小学校なら小学校 の,中学校なら中学校の各段階で習得すべき能力を,着実に習得させていくこ とだと考えており,それが玉野市の良さだと考えている。しかしながら,対外 的にその取り組みを紹介しきれていないと感じている。移住・定住の推進のた めに。より積極的にPRし,玉野市の良さを発信していきたい。 委員 :病院事業の見直し内容とそれによる効果と, 「ふるさと納税」の担当部署につい て御教授いただきたい。 事務局 :市民病院については,徳島の医療法人 平成博愛会と4月より業務提携を始め る。法人側が培ったノウハウを市民病院に生かし,経営改善に努めていく。直 -2- ぐに赤字を解消することは困難であろうが,3年位を目途に改善していく考え である。 事務局 : 「ふるさと納税」の担当部署は秘書広報課となっている。本市はJTBが寄付金 の管理や返礼品の発送など,部分的に「ふるさと納税」業務に携わっているた め,専門の部署を設けていない。 委員 :現在,治療のために市外の病院へ出る方が多い。玉野市民病院を安心して受診 できる医療施設となるように整備していただきたい。 事務局 :地元や縁のある自治体に振興の意味を込めて寄附することが,本来の「ふるさ と納税」の趣旨だと考えており,本市の高額寄付者の中には返礼品を希望しな い方も多い。その一方,返礼品の内容によって寄付先を選ばれる方も多いと認 委員 事務局 委員 委員 委員 委員 委員 識している。玉野市はこれまで本来の趣旨に沿って, 「ふるさと納税」を進めて きたため,寄付額が伸びていなかった。しかしながら,今後は寄付額を増やし ていく考えであり,本来の趣旨から外れない範囲で返礼品を充実していきたい。 :玉野市は対外的にPRが上手くないという話をよく聞く。この状況を改善する ためにも,玉野市民一人ひとりが自分の街の良さをPRできるようになること が必要だと考える。そのためには,玉野市民に市の良さを周知しておくことが 大事だと考える。 :市の広報紙等を通じて,市のイベントを多くの方に告知してきたが,より分か り易く周知できるように改良に取り組んでいく。 :情報発信が玉野市の課題だと考える。市内の企業と連携した情報発信の取り組 みも行っていただきたい。 :市の財政が厳しいことを市民にアピールし,市民が財政健全化に意識を向ける 様に取り組んでいただきたい。本委員会を含め,市の委員会は子育て世代の委 員が少ないと感じる。増加に向けて取り組んでいただきたい。 :市民病院のイメージが悪いと感じるため,改善に向けて取り組んでいただきい。 また,高齢化によって社会保障費が増加していることは分かるが,子供達の将 来に役立つ施策に対しては,厳しい中ではあるが,より力を注いでいただきた い。 :自治体間で税金を奪い合う「ふるさと納税」に疑問を感じている。ただ,この 制度がある以上は,他の自治体に負けることのない様に取り組んでいただきた い。また,経常収支比率を改善するために,歳入を増やすことも大事だが,歳 出を抑えることも重要だと考えている。本市は地区当たりの小学校数が多いと 感じている。本市の小学校は1学年1学級の場合が多いことから,小学校区の 範囲を中学校区の規模まで広げることも検討すべきと考える。 :本日挙がった意見の中で, 「ふるさと納税」, 「情報発信」といったキーワードが 多く挙がっていた。情報発信の手段として「インフォグラフィックス」と言わ れる情報を視覚的に表現した手法など,分かり易く伝わり易い手法がある。地 域の内外への情報発信手法に効果的な手法を取り入れていただきたい。本日は 多くの意見が出たが,新しい行財政改革に即した形で取りまとめていただきた い。 -3- 5 今後のスケジュール(事務局より説明) 6 副市長挨拶 7 閉会 -4-
© Copyright 2024 ExpyDoc