平成28年度滋賀発成長産業発掘・育成事業企画・運営業務委託基本仕様書 1 委託事業の名称 平成28年度滋賀発成長産業発掘・育成事業企画・運営業務 2 事業目的 本格的な人口減少社会の到来により国内市場の縮小が予想されるとともに、グローバル化の 進展により新興国をはじめとする海外との競争が激化する中にあって、持続的で活力ある滋賀 づくりを実現するためには、新たな成長分野を切り拓き滋賀の経済成長を牽引する滋賀発成長 産業の発掘・育成を図り、本県の産業基盤を強化する必要がある。 また、本県が平成 27 年 10 月に策定した「人口減少を見据えた豊かな滋賀づくり総合戦略」 では、 社会増を生み出すための施策の一つとして 「次世代のための成長産業創出プロジェクト」 を掲げ、 “次世代の雇用に繋がるモノづくりベンチャーや第二創業の企業が数多く生み出される 仕組を創出する”としているところである。 本事業は、本県に集積する理工系大学の研究シーズやモノづくり中小企業の技術シーズ、地 域資源としての琵琶湖とその研究成果等のポテンシャルを活かした“モノづくり技術”および “水・環境技術”等の分野において、世界を舞台に活躍する研究開発型ベンチャー(以下、 「モ ノづくりベンチャー」という。 )企業の創出と本県への立地を目指すとともに、これらモノづく りベンチャー企業が自立的に生み出されるベンチャー・エコシステムを構築することを目的に 実施するものである。 3 委託期間 委託契約締結の日から平成29年2月28日までとする。 4 委託上限額 金 15,900,000円(消費税及び地方消費税を含む。 ) 5 事業の概要 前述の目的を達成するため、県内に拠点を置く理工系大学や第二創業を目指す企業等から“モ ノづくり技術”および“水・環境技術”関連したビジネスシーズを発掘し、メンタリングや専門 家による相談機会の提供を通じて事業化プランのブラッシュアップを行うとともに、県内外の大 手企業や金融機関等への訴求機会として事業化プランコンテストを開催し、優れた事業化プラン には継続的なハンズオン支援の機会を提供することにより、世界を舞台に活躍するモノづくりベ ンチャー企業の創出に向けたハンズオン支援の強化を図る。 併せて、これら一連の取組や事業化プランコンテスト出場者等の情報を県内に拠点を置く理工 系大学・大企業・金融機関等をはじめ県内外の関係者に幅広く周知することにより、関係者の気 運とやりがいの醸成を図り、モノづくりベンチャー企業が自立的に生み出されるベンチャー・エ コシステム構築に向けたきっかけとする。 1 (1)支援対象者 “モノづくり技術”および“水・環境技術”等の分野において、科学技術をベースとしたテ クノロジーを活用して社会課題の解決に資するビジネスにアプローチし、滋賀県において創業 または第二創業をしようと考えている方 (2)事業内容 ・ 事業広報と事業説明会の開催 ・ ビジネスシーズ発掘とエントリー受付 ・ メンタリングと相談機会の提供 ・ 事業化プランコンテストの開催 ・ 事業報告書の作成、提出 ・ その他、本業務の遂行に関連する業務 (3)本事業における目標値(重要業績評価指標:KPI) ・ 事業化プランコンテストへの選考件数 5件以上 6 委託業務の内容 本事業の目的・目標を達成するために、創意工夫して、以下の業務を行うこと。 また、本事業の実施にあたっては、県とともに県内の理工系大学、経済団体、金融機関、産 業支援機関等と連携しながら実施すること。 なお、本事業の名称は「平成 28 年度滋賀発成長産業発掘・育成事業」とすること。 (1)事業広報と事業説明会の開催 ・ 県内に拠点を置く理工系大学やモノづくり企業等を対象に、本事業の趣旨や支援内容等にか かる事前説明会を開催し、本事業への参加を呼びかける。 ※ 第二創業も支援の対象とするため、企業を対象とした説明会を最低1回は開催すること ・ 県内に拠点を置く理工系大学やモノづくり企業のほか県内外の大企業・金融機関・支援機関 等の関係者に、本事業における一連の取組(事業概要、支援策、エントリー募集、事業化プ ランコンテスト開催結果等)を効果的な媒体を活用して幅広く周知し、モノづくりベンチャ ー創出に向けた気運の醸成を図る。 ・ 県内外の大企業・金融機関・支援機関等の関係者に、事業化プランコンテスト出場者等の優 れたビジネスプランに関する情報を、効果的な媒体を活用して幅広くプロモーションを行い、 モノづくりベンチャー創出に向けた取組を促進する。 ・ その他事業広報と事業説明会の開催にあたり必要となる業務を実施する。 (2)ビジネスシーズ発掘とエントリー受付 ・ 県内に拠点を置く理工系大学や第二創業を目指す企業等から、“モノづくり技術”または 2 “水・環境技術”に関連する科学技術をベースとしたテクノロジーを活用した有望なビジネ スシーズを発掘する。 ・ 本事業による一連の支援を希望する者のエントリーを受け付ける。 ・ その他ビジネスシーズの発掘とエントリー受付にあたり必要となる業務を実施する。 (3)メンタリングと相談機会の提供 ・ エントリーが行われたビジネスシーズについてメンタリングを実施し、事業化プランのブラ ッシュアップを行う。 ・ 自ら対応することが困難な専門的な知見が必要となった場合には、専門家による相談機会を 提供する。 ※エントリー者の事業化プラン作成と事業化プランコンテスト出場に向けたモチベーショ ンを高めるための策を講じること。 ・ その他メンタリングと専門家による相談機会の提供にあたり必要となる業務を実施する。 (4)事業化プランコンテストの開催 ・ 事業化プランの大手企業や金融機関等への訴求機会として、事業化プランコンテストを開催 する。 ・ メンタリング(事業化プランのブラッシュアップ)を受けたエントリー者の中から、優秀な 事業化プランをコンテスト出場者として審査のうえ事前に選考する。 ※ コンテスト出場者の選考方法は、契約締結後に県と協議の上、決定する。 ・ コンテスト出場者の中から、優秀な事業化プランの数者を優秀賞(仮称)として審査(公開) のうえ選考する。 ※ 優秀賞(仮称)の選考方法、賞金等は、契約締結後に県と協議の上、決定する。 ・ 事業化プランコンテスト終了後、参加者のネットワーク構築のための交流会を実施する。 ※ 交流会で飲食を伴う場合は参加者から実費を徴収すること(金額については県と協議の 上、決定する) 。 ・ その他事業化プランコンテストの開催にあたり必要となる業務を実施する。 (5)事業報告書の作成、提出 ・ 事業完了後速やかに事業報告書を作成し、県へ提出する。 ・ 全エントリー者の中から優秀賞(仮称)の選考に至るまでのすべての選考の過程と方法を事 業報告書に掲載すること。 ・ 全エントリー者、キックオフイベント参加者、事業化プランコンテスト参加者、ファイナリ ストに関する情報を事業報告書に掲載すること。 (6)その他、本業務の遂行に関連する業務 ・ 事業期間中および事業終了後の支援策の提供などエントリー者へのフォローアップが適切 に講じられるよう、県関係各課等との情報共有のための会議を事業期間中に少なくとも3回 3 は設置すること(会議室はモノづくり振興課が用意する) 。 7 業務スケジュール(想定) 平成28年 6月 ~ 〃 6月 ~ 〃 6月 ~ 〃 6月 ~ 平成29年 2月 事業広報 平成28年 8月 事業説明会の開催 〃 11月 平成29年 1月 平成29年 2月 〃 ビジネスシーズ発掘、エントリー受付 メンタリング、相談会 事業化プランコンテストの開催 2月 事業報告書の提出 4
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