2016.4.22 便利だけの買い物にさようなら。 日本のつくり手を応援するコンビニ。渋谷に期間限定オープン! ディ マート ヨンナナ d mart 47 -47都道府県のご当地ものコンビニ- 4/28(木)∼6/19(日)開催 名称 d mart 47 -47都道府県のご当地ものコンビニ会期 2016年4月28日(木)∼6月19日(日) 1 1時∼20時(最終入場19時半)※会期中無休 会場 d47 MUSEUM(ディヨンナナ ミュージアム) 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8F 電話 03-6427-2301 入場料 無料 キュレーター ナガオカケンメイ 音楽 DRAWING AND MANUAL(菱川勢一、清川進也) 主催 D&DEPARTMENT PROJECT 協力 株式会社ローソン 47都道府県をテーマにしたミュージアム「d47 MUSEUM」では、2016年4月28日(木) より6月19日(日) ま で、第15回企画展となる 「d mart 47」を開催し、日本各地の地元のロングセラーやその土地の地場産業を 代表する 「地元の愛され商品」だけで構成した、実際に買い物ができる、コンビニエンスストアを出店します。 利 便 性を追 求した均 一 化や、来 店 頻 度を上げるための頻 繁な商 品 入れ替えが定 番 戦 略となっている中で、 「地域性・普遍性・継続性」に価値を置き、日常の買い物を地域のものづくりに結びつけ、その文化の継承を促 すコンビニを、未 来のコンビニの一つの形として提 案します。物にあふれ、その消 費のあり方が疑 問 視される 今、本来あるべき消費活動を来場者に問いかけ、暮らしを見つめ直すきっかけを与える企画となります。 全国に5万店舗以上、1ヶ月の総来店客数12億人以上というコンビニ(*1)は、その品揃えだけでなく、あらゆ るサービスを兼ね備え、今や社会インフラと認識されるほど、日本文化の一つとなっています。毎週100種類前 後の新商品が導入されると言われ、その圧倒的な消費サイクルの早さは、顧客にとってはいつでも目新しいも のを手にする楽しみがありますが、一方で、プロダクトライフサイクルを短期化する原因ともなり、メーカーは、 スピード感と量産性が求められるものづくりに対応せざるを得ない状況になっています。さらに、粗利率が高く 各小売業者が力を入れるプライベートブランド(PB)の成長と需要の高まりも相まって、地域の環境や風土に 合わせたペースでものづくりを手がけてきた地元の中小企業がつくるナショナルブランド(NB)商品は、流通 経路の縮小を余儀なくされています。 このような、PBと、全国的なブランド力がある大手メーカーのNBがコンビニの商品構成の主流を担い、 どの 店舗にも同じものが流通していく現状は、地域のものづくりの衰退を助長し、日本のものづくり文化の単一化 を招く要因に成り得ると考えます。また、全国均一の品質で、いつでもどこでも購入できる手軽さは、時に、 「と りあえず必要になるから」 と、選択しない間に合わせの買い物を生んでいるとも言え、 この実用性だけを考えた 惰性的な買い方は、現代社会が見直しはじめている 「長く大切に使う」意識に逆行するものです。 この「d mart 47」は、一見、いつものコンビニのようでありながら、その商品の一つ一つは、地元で昔から愛 され続けている食品や、その土地ならではの伝統が息づく日用品ばかり。いつも無意識に手に取る商品を、各 地のものづくりに置き換えることで、商品の背景を伝えてその個性を改めて実感させ、大切にしたい気に入っ たものを選択して購入していく。自分の欲求を満たすだけでなく、つくり手を応援する意識を持つことができる 買い物を促していきます。 *1 出所: 「JFAコンビニエンスストア統計調査月報 2016年1月度」日本フランチャイズチェーン協会 本企画に関する画像は以下URLよりダウンロードできます。 URL: https://goo.gl/jQhz5w ご使用の際はD&DEPARTMENT PROJECT広報までご一報ください。 【本件に関するお問い合わせ】 D&DEPARTMENT PROJECT 広報 清水睦 tel : 03-6427-2301/fax : 03-3797-1721/e-mail : [email protected] ●都道府県別、販売品例(メーカー名) *変更になる場合があります。掲載時には必ずお問い合わせください (小原)/地元では「コカ・コーラ」を超えて愛され 滋賀 サラダパン (つるやパン)/子供から大人まで、県民のソウルフード 北海道 コアップガラナ る炭酸飲料。 ブラジル生まれ北海道育ちの道民ソウルドリンク。 青森 WANDER APPLE(カルネ)/県産りんごを無濾過で味わうり として幅広く愛される、 たくわん漬けが入ったコッペパン。 (丸久小山園)/元禄年間に創業した老舗 京都 ほうじ茶ティーバック んごジュース。 「世 岩手 いわて蔵ビール 金蔵(いわて蔵ビール)/大正7年創業、 茶店の美味しさが、手軽に楽しめるほうじ茶。 (パイン)/昭和23年創業の菓子メーカー 大阪 ちっちゃなパインアメ 嬉の一酒造」 の醸造技術でつくるクラフトビール。 宮城 牛たんラーメンカップ (だい久製麺)/昭和24年創業の製麺 がつくる、発売以来60年以上愛され続けているパインを型どった飴。 兵庫 所がつくる、 ご当地カップ麺。 (雄勝野きむらや)/干し大根が凍ら 秋田 いぶりがっこ おつまみ 特撰 黒松剣菱 180ml 瓶詰(剣菱)/酒処・灘でつくられる超 定番日本酒のミニボトル。 (堀田果実園)/六代続く奈良・吉野の果 奈良 セミドライ ふじりんご ないようにと生まれた、雪国秋田ならではの漬け物。 実園でつくられる、 ドライフルーツ。 (木村屋)/明治20年県内初のパン屋として創業。同社の 和歌山 うつぼ小明石煮(マルサ)/和歌山の郷土料理、 うつぼの小明石 山形 マロン 原点となる酒種あんぱんの和洋折衷の精神を引き継いだパイ。 福島 喜多方自家製乾燥ラーメン しょうゆ味(五十嵐製麺)/日 煮のおつまみ菓子。 鳥取 本三大ラーメンのひとつを手軽に食べられるインスタント麺。 茨城 ほしいも学校(マルヒ)/干し芋生産量日本一のひたちなかでつ 」 をつかったレトルトカレー。 島根 くられる干し芋。 栃木 益子のジャム (スターネット) /益子のものづくりを発信するショップがつ 鬼ひも川 (花山うどん)/うどんの聖地が誇る幅広麺、ひもかわ 岡山 伽羅-Kyara-(COEDO BREWERY)/地ビールの先駆者 を発信する文化誌。 老舗メーカーがつくる炭酸飲料。 山口 とらふぐ ひれ酒(下関酒造)/とらぶぐの名産地・下関でつくられ COEDO BEERの伽羅色のビール。 (千葉産直サービス)/銚子産マイワシを使 千葉 オイルサーディン る、焼きひれが入った日本酒。 徳島 用したオイルサーディン。 (ホワイトローズ)/老舗ビニール傘メーカ 東京 カテール・ピッコロ (やまくに)/伊吹島付近の上質 香川 パリパリ焙煎いりこ プレーン ないりこをつかった、 そのまま食べられる焙煎いりこ。 愛媛 、純正胡麻辣油をベースにしたラー油。 新潟 熊と森の水 ソーバスミスト (specialmix)/越後スギのおが 高岡ラムネ 宝尽くし (大野屋)/創業170年になる和菓子屋が 高知 芸品・土佐和紙をつかった一筆線。 気軽につくれる、骨付鶏肉入濃縮スープ。 佐賀 うす焼きせんべい。 福井 味醂酒(田嶋酒造)/県産のもち米を使用した、飲めるほど美味 NAVY BISCUIT(カニヤ)/1900年頃からビスケットの製造 KUMANOリップクリーム (八幡屋礒五郎)/善光寺の七味 唐辛子メーカーがつくる、 ユズの香りのリップクリーム。 岐阜 ライフねんちゃく綿棒(平和メディック)/飛騨高山で木材加 工から発展してきた衛生材料メーカーがつくる、粘着綿棒。 長崎ちゃんぽんスープ (チョーコー醤油)/本場の味をそのまま 濃縮した長崎ちゃんぽんのスープの素。 (高森興産)/昭和36年創業メーカーの電 熊本 マルメイ ナポリタン を手がける老舗店がつくるカンパン。 長野 昔ひとくち (八頭司伝吉本舗)/シュガーロードの拠点として栄え た小城名物・小城羊羹の小分けパッケージ。 長崎 しい本みりん。 山梨 土佐和紙の一筆線(土佐和紙プロダクツ)/高知県の伝統工 福岡 かしわの水炊き缶詰(内外実業)/博多名物・かしわの水炊きを 、菓子木型をもとにつくるラムネ。 (北陸製菓)/県産米「ゆめみづほ」を使用した、 石川 hokkaの名月 10 TEN ハンディゼリー 温州(10 TEN)/名産・温州みかん 果汁をふんだんにつかったハンディ容器に入ったゼリー。 粉を原料にしたリネン用のアロマミスト。 富山 有機ドリンク すっすっす (阪東食品)/上勝町の特産品、柑橘類 を育てる農園がつくる、柑橘ドリンク。 ーが手掛ける、 アウトドア用ミニビニール傘 神奈川 横浜胡麻辣油(岩井の胡麻油)/横浜の胡麻油企業がつくる 暮らしき (三宅商店)/日々の暮らしが楽しみになる、倉敷の魅力 (チチヤス)/地元で愛される、乳製品の 広島 チチヤスさわやかソーダ うどんの乾麺。 埼玉 生姜金平糖(原寿園)/出雲大社に煎茶を献納する、100年以上 続くお茶屋がつくる金平糖。 くる、 地元の果物とキビ糖で作られたジャム。 群馬 大山チキンカリー (鳥取缶詰)/大山山麓で育てられた 「大山どり 子レンジで調理ができる生タイプの即席麺。 大分 青練 柚子胡椒(湯布院乙屋)/大分県で育まれた良質な原料で つくる調味料メーカーの柚子胡椒。 (南日本酪農協同)/牛乳の新しい可能性を考えて生ま 宮崎 スコール れた、昭和47年生まれの乳性炭酸飲。 (トリイソース)/生の野菜を使い 鹿児島 本格焼酎 大金の露 ミニチュア (新平酒造)/明治29年創業の 静岡 トリイソース ウスターソース 、大正13年から続く木樽で熟成するソース。 愛知 味噌煮込みうどん (寿がきや食品)/名古屋めしの代表料理、 沖縄 ゴーヤーDRY(ヘリオス酒造)/昭和36年創業の総合酒類メー 味噌煮込みうどんの即席麺。 三重 酒蔵がつくる、大隅産のさつま芋を使用した薩摩焼酎。 Kalas(カラス編集室)/三重県の日常を地元編集者の視点で 切りとり、伝える文化誌。 カーがつくる、県産ゴーヤ果汁を使用した、発泡酒。 その他、計約1,000アイテムのご当地ものを取り揃えます。 <参考資料> ●企画経緯 '"#"""$$ 店舗数を伸ばし続けるコンビニエンスストア(*1)。 H27年 54,505店舗 近 年では、震 災 時のライフラインとしての役 割も見 %%#"""$$ 直され、 また、高齢化や世帯人員の減少などの環境 の変 化から、宅 配・移 動 販 売といった生 活 支 援 機 %"#"""$$ 能をも担うようになり、最大手のセブンイレブンは、 昨 年 1 1月にコンビニ受け取りのできるネット販 売 &%#"""$$ 「 o m n i 7 」を開 始 。その場でものを買うだけでは無 い、物流拠点としての役割強化を見込み、積極的な &"#"""$$ 出店拡大を続けています。 一方で、ローソンやファミリーマートなど、その他の !%#"""$$ コンビニ大手の中には、飽和感も出つつある国内の 総 店 舗 数 の中 、消 費 増 税を機 に売り上 げ が 伸び !"#"""$$ ()$ *"$$ **$$ *+$$ *!$$ *&$$ *%$$ *'$$ *,$$ *-$$ *)$$ +"$$ +*$$ ++$$ +!$$ +&$$ +%$$ +'$$ +,$$ ず、既存店舗への投資などを重視し、出店を抑える <コンビニエンスストアの店舗数の経緯> 動きも出てきました(* 2)。その爆発的な成長から、 *1出所:経済産業省「商業動態統計調査」2015年より作成 店舗数を伸ばすだけでは、限界が見えた業界の中 で、各社は従来の均一性を武器としない、新しいコンビニを展開するようになってきています。 例えば、 「ローソン」 と 「リボーン」が組んだ 介護(ケア)コンビニ や、同社と 「フタバ図書」 との 書店コンビニ などに見られる、異 業 種 提 携 複 合 型や、福 井 県「 大 津 屋 」の「オレボステーション」のように店内調 理 場を持 ち、地元製品を積極的に取り入れ近隣住民のニーズにとことん寄り添う地域密着型を始め、施設内の出店に 特化し、立地環境とそこに集まる人々のライフスタイルに合わせて変化するコンセプトコンビニ「ファミマ!!」が 話題となっています。さらに、日本橋「ヤマザキショップ上総屋」では、オーナーが自由に趣向を凝らし、店内に DJブースやBarを構えるなど、大手・個人の経営形態に関わらず、従来のコンビニの枠にとらわれない新しい スタイルが次々と生まれ、進化しています。 そのような時流の中で、D&DEPARTMENT PROJECTは、活動のテーマとしている 「ロングライフデザイン (長く続くいいもの)」 と 「その土地らしさ」を軸に、コンビニの在り方の一つとして「d mart 47」を発表し、来場 者と共に、その可能性を探ります。 また、本企画は、現在「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中の企画展「雑 貨展」に当社が出展している、家に必要以上にあったもので構成したコンビニ展示作品「d mart used」 と連 動しています。大量生産・大量消費が見直され、消費者のニーズが多様化する今、異なる視点の「d mart」か ら、 「コンビニ」 というフィルターを通して、 これからの日本の消費活動と暮らしのあり方を考えていきます。 *2出所:2015年1月7日発行、日本経済新聞 朝刊 ローソンとリボーンの介護(ケア) コンビニ 出所:上越タウンジャーナル オレボステーション 出所:大津屋HP ヤマザキショップ上総屋 出所:同店公式facebook ●d mart used「D&DEPARTMENT PROJECTが考えるコンビニエンスストア」 21_21 DESIGN SIGHT 企画展「雑貨展」出展作品。 「いつでも、生 活 用品を手 軽に買える」。雑 貨とは、モノのことだけでな く、その「買い方」 も含めたものだと捉え、家にある 「必要以上に複数ある 使っていない生 活用品 」を集めてコンビニを再 現 。そこに潜む「 雑 貨 的 購入」を来館者とともに考えてみたい、 という思いで発表しました。 21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区赤坂9-7-6)にて、2016年6月 5日(日) まで展示されています。 ●会場レイアウトイメージと商品カテゴリー例(*値段は税込) 食品・調味料 飲料品・酒類 オニオンチップス 兵庫県 ¥259 しまんと紅茶 高知県 ¥162 金ちゃんヌードル COEDO ビール 徳島県 ¥203 埼玉県 ¥288 生活用品 雑誌・書籍 コスメ・バス用品 トリイソース 静岡県 ¥420 白雪ふきん 奈良県 ¥270 ツバメノート 東京都 ¥237 モモト 沖縄県 ¥571∼ ハッカ油スプレー 北海道 ¥ 1,080 HONEYXソープ 埼玉県 ¥648 ●d47 MUSEUM 渋谷ヒカリエ8階にある、日本初、 日本のものづくりの今 を知る、常設のデザインミュージアムです。 dは「デザイン」のd、47は「47都道府県」の数。工芸、食、ファッション、自然環境など企画ごとにテー マを変えながら日本のさまざまなデザインとクリエイションを紹介しています。地域のキーパーソンを招い てのトークイベントや工芸品の実演、講演会やワークショップなど、ミュージアムの企画と連動したイベン トを開催し、来館者に作り手の想いを伝えます。併設の「d47 design travel store」や「d47食堂」で展示 関連商品を手に取り、味わうことで、立体的に日本の個性をプレゼンテーションし、各都道府県への関心を 高め、その土地へ足を運ぶきっかけをつくります。 <これまでの企画展> 2012年 第1回 NIPPON DESIGN TRAVEL -47都道府県のデザイン旅行 第2回 ニッポン47ブルワリー -47都道府県のクラフトビール展 第3回 47 accessories -47都道府県のアクセサリー展 第4回 47 GOOD DESIGN -47都道府県のグッドデザイン賞2013年 第5回 みんなのスーパーマーケット -47都道府県のご当地スーパー展 第6回 NIPPONの47人 2013 CRAFT 第7回 47 GIFT 2013 -お中元 第8回 47 textiles today 2014年 第9回 文化誌が町の意識を変える展 第10回 デザイン物産2014 第11回 P to P STORE Problem to Product Exhibition Store -47都道府県の地域問題から生まれた製品- 2015年 第12回 NIPPONの47人 2015 GRAPHIC DESIGN 第13回 47 麺 MARKET -47都道府県のローカルな麺集めました2016年 第14回 NIPPONの47 2016 食の活動プロジェクト *企画展と交互に「d design travel」の発刊と連動した展覧会「d design travel EXHIBITION」を開催しています。
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